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side グレイ
今日、早速クライブ伯爵家に行くために、父上と母上が朝食を取っている食堂に行った。
兄上が、朝の鍛錬をしている時間に話しておかないと自分も行くと言い出しかねないからだ。
「父上、母上、今日クライブ伯爵家に行ってこようと思います。
フレディの性格なら、いきなりでも予定がなければ、受け入れてくれる性格なので、今から遊びに言ってもよいか手紙を出しました。
返事がきたら、クライブ伯爵家の雰囲気をみてきます」
てっきり、頼みましたよと言われると思ったのに、流石は、兄上の両親だけある、斜めに行く返事が帰ってきた。
兄上の両親、シェルエント公爵夫妻は、正確には、僕の伯父と伯母になる。
実の両親は、僕が8歳の時に夜会の帰りの馬車の事故でなくなった。
僕の本当の父上は、伯父の弟なのだか、実の父上がよく言っていた事がある。
自分の兄ながら、不思議な人だと、信頼に値する人だが、掴みどころが難しいと。
でもとても頼りになるから、理解しようとせず、こんなもんだと頼りなさいと言われてきた。
両親がなくなった時は、とても頼りになった。
実の父上は、オーキッド侯爵だったので、僕が成人したら、侯爵家が継げるように後見人になってくれた。
だから、僕の本来の名前はグレイシス・ライル・オーキッド侯爵になる。
だが、子供の僕を守るために、一旦シェルエント公爵家の養子にして、伯父がオーキッド侯爵の領地経営もすべてしてくれ、遠い親戚や母方の親戚から爵位を守ってくれている。
昔から兄上は年上の従兄なので、兄上と呼んでいたので違和感なく弟として受け入れてくれた。
伯母も伯父と長く一緒いるので、優しいが豪胆な方で、僕を息子として受け入れてくれた。
だからこそ、兄上の幸せに貢献したいと思い、クライブ伯爵家に行くと言っているのに、父上と母上の返事ときたら
「ずるい、グレイだけ美味しいお菓子食べに行くつもりだ」
え、お菓子を食べるために行くのではなく、クライブ令嬢を弟の友人の立場で、観察してこようとしているのです。
この二人にかかれば僕が、お菓子を食べに行くと思われている。
確かに昨日食べたシュークリームは絶品なほど美味しかった。
「グレイ、返事が来て遊びに行くなら、私も一緒に行くことにします。
グレイと私が一緒にでかけていて、一緒にクライブ伯爵家に立ち寄る設定にしましょう。
やはり、母親の私の目でしっかり観察しなくてはね」
母親、目当てはお菓子ですね。無意識に手がお腹を撫ぜてますよ。
「ずるい、私だって、クライブ伯爵家のお菓子が食べたい。
よし、まずはグレイの手紙の返事が来たら、次はローズがクライブ伯爵夫人に手紙を書く。
了承の手紙が来たら、私が伯爵に息子と妻が遊びに行くなら私も行きたいと手紙を書こう。
伯爵の性格なら了承してくれる。3人でクライブ伯爵令嬢を観察してこよう。
昨日、クライブ令息を見ておもったんだか、身長が低いから令嬢のエスコートはバランス的に悪いと思う。
もし、令嬢を観察してレイモンドと仲良くなれると思ったら、我が家のパティーだから、レイモンドをエスコート役に、提案してみるのはどうだろうか?」
流石は父上、周りからは徐々に接近していき、違和感なく、兄上と令嬢が話せる場を設けて、様子をみる戦法ですか。
最初のお菓子が食べたいと、言わなければ、とても格好良かったはず。残念です。
でも、父上のいった通りに、フレディからの返事を貰い、伯爵夫人からの返事も貰い、最後に伯爵からの返事をもらう頃には、3人でいつでも出かけられるよう身支度ができていた。
兄上が、皆で何処かにお出かけですかと、聞いてきたときは、ドキッとしたが、父上ときたら買い物に行ってくると無表情で答えたのだ。
馬車に乗り込むと、父上はボソッと、レイモンドがいたら新作のお菓子の取り分が減ると呟いていた。
新作のお菓子が出るかなんて、わからないのに、食べる気でいるのですか?
あくまで、令嬢を見定めるためであって、お菓子を食べに行くんじゃないと、しっかり馬車の中でたしなめることにした。
やはり、実の父上が言っといた通り、不思議な人だ。
今日、早速クライブ伯爵家に行くために、父上と母上が朝食を取っている食堂に行った。
兄上が、朝の鍛錬をしている時間に話しておかないと自分も行くと言い出しかねないからだ。
「父上、母上、今日クライブ伯爵家に行ってこようと思います。
フレディの性格なら、いきなりでも予定がなければ、受け入れてくれる性格なので、今から遊びに言ってもよいか手紙を出しました。
返事がきたら、クライブ伯爵家の雰囲気をみてきます」
てっきり、頼みましたよと言われると思ったのに、流石は、兄上の両親だけある、斜めに行く返事が帰ってきた。
兄上の両親、シェルエント公爵夫妻は、正確には、僕の伯父と伯母になる。
実の両親は、僕が8歳の時に夜会の帰りの馬車の事故でなくなった。
僕の本当の父上は、伯父の弟なのだか、実の父上がよく言っていた事がある。
自分の兄ながら、不思議な人だと、信頼に値する人だが、掴みどころが難しいと。
でもとても頼りになるから、理解しようとせず、こんなもんだと頼りなさいと言われてきた。
両親がなくなった時は、とても頼りになった。
実の父上は、オーキッド侯爵だったので、僕が成人したら、侯爵家が継げるように後見人になってくれた。
だから、僕の本来の名前はグレイシス・ライル・オーキッド侯爵になる。
だが、子供の僕を守るために、一旦シェルエント公爵家の養子にして、伯父がオーキッド侯爵の領地経営もすべてしてくれ、遠い親戚や母方の親戚から爵位を守ってくれている。
昔から兄上は年上の従兄なので、兄上と呼んでいたので違和感なく弟として受け入れてくれた。
伯母も伯父と長く一緒いるので、優しいが豪胆な方で、僕を息子として受け入れてくれた。
だからこそ、兄上の幸せに貢献したいと思い、クライブ伯爵家に行くと言っているのに、父上と母上の返事ときたら
「ずるい、グレイだけ美味しいお菓子食べに行くつもりだ」
え、お菓子を食べるために行くのではなく、クライブ令嬢を弟の友人の立場で、観察してこようとしているのです。
この二人にかかれば僕が、お菓子を食べに行くと思われている。
確かに昨日食べたシュークリームは絶品なほど美味しかった。
「グレイ、返事が来て遊びに行くなら、私も一緒に行くことにします。
グレイと私が一緒にでかけていて、一緒にクライブ伯爵家に立ち寄る設定にしましょう。
やはり、母親の私の目でしっかり観察しなくてはね」
母親、目当てはお菓子ですね。無意識に手がお腹を撫ぜてますよ。
「ずるい、私だって、クライブ伯爵家のお菓子が食べたい。
よし、まずはグレイの手紙の返事が来たら、次はローズがクライブ伯爵夫人に手紙を書く。
了承の手紙が来たら、私が伯爵に息子と妻が遊びに行くなら私も行きたいと手紙を書こう。
伯爵の性格なら了承してくれる。3人でクライブ伯爵令嬢を観察してこよう。
昨日、クライブ令息を見ておもったんだか、身長が低いから令嬢のエスコートはバランス的に悪いと思う。
もし、令嬢を観察してレイモンドと仲良くなれると思ったら、我が家のパティーだから、レイモンドをエスコート役に、提案してみるのはどうだろうか?」
流石は父上、周りからは徐々に接近していき、違和感なく、兄上と令嬢が話せる場を設けて、様子をみる戦法ですか。
最初のお菓子が食べたいと、言わなければ、とても格好良かったはず。残念です。
でも、父上のいった通りに、フレディからの返事を貰い、伯爵夫人からの返事も貰い、最後に伯爵からの返事をもらう頃には、3人でいつでも出かけられるよう身支度ができていた。
兄上が、皆で何処かにお出かけですかと、聞いてきたときは、ドキッとしたが、父上ときたら買い物に行ってくると無表情で答えたのだ。
馬車に乗り込むと、父上はボソッと、レイモンドがいたら新作のお菓子の取り分が減ると呟いていた。
新作のお菓子が出るかなんて、わからないのに、食べる気でいるのですか?
あくまで、令嬢を見定めるためであって、お菓子を食べに行くんじゃないと、しっかり馬車の中でたしなめることにした。
やはり、実の父上が言っといた通り、不思議な人だ。
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