33 / 48
第五章 牙を剥く世界
第三十三話 灰燼の静寂
しおりを挟む
階段を登っていく足音が響く。
アルヴィナの炎によって浄化された今、地下迷宮の脅威はすべて取り除かれている筈だった。聞こえるのは地下を流れる排水の音だけだ。
十数名の生存者たちはみな疲れ切った足取りで出口に向かっていた。口を開くものは誰もいない。あまりにも多くを失った夜だった。
アルヴィナは列の最後尾を歩いている。毛先が紅くなった髪を隠すように頭を下げて。
三人の友達だけが、彼女のそばにいてくれた。
「光だ」
先頭を歩く生徒が呟いた。出口から差し込む朝日が、階段を金色に染めている。
一歩一歩、地上に近づくたびに、アルヴィナの胸には現実が重くのしかかった。失った仲間たち。変わり果てた自分。そして、これから待ち受ける現実。
「アル、大丈夫?」
レティシアがアルヴィナの肩を支えた。
「歩けるか?」
アルヴィナは小さく頷く。しかし、踏み出す足は重い。心の重さが、そのまま体に現れているかのようだった。
地上に出ると、そこには教師たちが待機していた。先頭のパトロナが、帰還した生徒たちに駆け寄った。
「皆、無事で……」
しかし、生存者の数を見て言葉を失う。参加者四十名のうち、帰ってきたのは十五名。半数以上の魂が天に昇ってしまった。
「他の者は?」
パトロナが震え声で尋ねる。生存者の一人が答える。
「みな《狂狼》のように、魔物に変異して……帰ってこられたのは我々だけです」
「なんと……」
教師たちが息を呑む。これほどの犠牲が出る事態は想定していなかった。いや、まったくしていなかったというと嘘になる。
彼らも現実を受け止められないのだった。
設営されていた救護テントで、生存者たちが治療を受けている。みな軽傷で済んでおり、問題なく話もできるので、教師たちは何が起こったのかを一人ひとりに訪ねた。そしてその事実に驚愕した。
人の形を模倣した《蠢くもの》の存在は、彼らも把握していた。しかし、それらが連携したり、学習して武装までするという事例は過去に一度も報告されていない。
武器を所持した相手との戦闘術など履修していない子供たちが、いったいどんな過酷な目にあっただろうか。最後まで聞き取ったパトロナは、ついに膝から崩れ落ちた。
その知らせだけでも衝撃だが、《蠢くもの》すべては一人の少女の手によって討伐されたのだという。
ある生徒はアルヴィナに声をかける。
「本当に、ありがとう。こうして生きていられるのも君のおかげだ。しかし...」
言い淀んだ言葉を、別の生徒が繋げる。
「あの炎は、一体何だったんだ?とても魔法とは思えない」
「君が以前から言うドラゴンと関係が?」
アルヴィナは何も答えられない。ただ一つ確かなことは、もう元の暮らしには戻れないということだった。
救護テントの端で、一人の少女が膝を抱えて座っていた。
シルビア。ルシアの親友だった少女。アルヴィナが近づくと、シルビアが、キッと顔を上げた。その瞳には、深い憎しみが宿っていた。
「あなたのせいよ」
冷え冷えした声でシルビアが言う。
「ルシアは……ルシアは死んだのよ」
「シルビア……」
「確かに、アルは魔物からは救ってくれたかもしれない」
シルビアの声が震える。
「でも、ルシアも一緒に燃やしたじゃない。救うって言うのなら、なぜルシアも助けてくれなかったの?」
アルヴィナは答えられない。
一時的にでも汚染を受けた自分ならわかる。あれは治療してどうにかなるものではない。濃縮された人間の〈悪意〉そのもの、憎しみの地獄から開放されるには、悪意を生み出す人間という種をこの世界から消すか、死で開放されるしかない。
《RSS》。理不尽を体現するものたちを指す言葉が頭によぎる。しかし、それを伝えたところで、シルビアの悲しみが癒えることはないだろう。
啜り泣く彼女に、アルヴィナはかける言葉が見つからなかった。
アルヴィナは一人でテントの外に出た。朝の冷たい空気が頬を撫でる。
「アル」
レティシアが後から追ってくる。
「一人になっちゃダメ」
「でも……私のせいで」
「それは違う」
ユスティナも現れる。
「アルはあの状況でできる事をしたんだ。だから私達は生き残れている」
「あんたは全力を尽くしただけなの。良いとか悪いとかじゃない」
レティシアが言い切る。
『アルがいなかったら、あたしらみーんな助からなかったよ』
三人の友情が、アルヴィナの心をほんの少し軽くした。しかし、目を逸らしようのない現実があった。
「わたし、変わっちゃった」
アルヴィナが自分の髪を見つめる。毛先は今でも元の色に戻らず、赤く染まったままだった。
「もう、普通の生活には戻れないんだ」
その後、学園に帰還した一行を待ち受けるものがいた。上空に浮かぶ黒い飛行船――その機体の側面には〈蛇に突き刺した剣〉のエンブレムが描かれている。
「なんだあれは……」
ユスティナが困惑の声をあげる。
〈オルド・アルカヌム・ガード〉
秘密機関の実働部隊。彼らが来たということは、今回の事件が単なる事故ではないということだった。
飛行船から降りてきた黒服の男たちが、生存者たちの身元確認を始める。その中の一人が、アルヴィナを探し出して何かをメモしている。
「あいつら、アルのことをずっと観察してる」
レティシアが不安そうな表情をアルヴィナに向けた。その当の本人は、黒服たちの目的に気がづいていた。
自分はもう、普通の学生として扱われることはない。今回使った力。そして、その結果。すべてが記録される。
『これから、どうなるの?』
エリスが心配そうに問う。誰も答えを知らなかった。
夕方、学園に戻った生存者たちは、他の生徒たちの視線を浴びた。噂はすでに広まっていた。
「地下で何があったの?」
「半分以上が死んだって本当?」
「アルヴィナが全部燃やしたって?」
好奇心と恐怖が入り混じった視線。アルヴィナは自分の部屋に逃げ込む。
鏡を見ると、そこには白と赤の交じる髪の少女がいた。もう、以前の自分ではない。
窓の外で、《黒猫》がひとつ鳴き声を上げた。まるで「始まったね」と言っているかのように。
翌日から、アルヴィナの新しい現実が始まろうとしている。英雄と呼ばれるか、怪物と呼ばれるか。それは、まだ誰にも分からなかった。
アルヴィナの炎によって浄化された今、地下迷宮の脅威はすべて取り除かれている筈だった。聞こえるのは地下を流れる排水の音だけだ。
十数名の生存者たちはみな疲れ切った足取りで出口に向かっていた。口を開くものは誰もいない。あまりにも多くを失った夜だった。
アルヴィナは列の最後尾を歩いている。毛先が紅くなった髪を隠すように頭を下げて。
三人の友達だけが、彼女のそばにいてくれた。
「光だ」
先頭を歩く生徒が呟いた。出口から差し込む朝日が、階段を金色に染めている。
一歩一歩、地上に近づくたびに、アルヴィナの胸には現実が重くのしかかった。失った仲間たち。変わり果てた自分。そして、これから待ち受ける現実。
「アル、大丈夫?」
レティシアがアルヴィナの肩を支えた。
「歩けるか?」
アルヴィナは小さく頷く。しかし、踏み出す足は重い。心の重さが、そのまま体に現れているかのようだった。
地上に出ると、そこには教師たちが待機していた。先頭のパトロナが、帰還した生徒たちに駆け寄った。
「皆、無事で……」
しかし、生存者の数を見て言葉を失う。参加者四十名のうち、帰ってきたのは十五名。半数以上の魂が天に昇ってしまった。
「他の者は?」
パトロナが震え声で尋ねる。生存者の一人が答える。
「みな《狂狼》のように、魔物に変異して……帰ってこられたのは我々だけです」
「なんと……」
教師たちが息を呑む。これほどの犠牲が出る事態は想定していなかった。いや、まったくしていなかったというと嘘になる。
彼らも現実を受け止められないのだった。
設営されていた救護テントで、生存者たちが治療を受けている。みな軽傷で済んでおり、問題なく話もできるので、教師たちは何が起こったのかを一人ひとりに訪ねた。そしてその事実に驚愕した。
人の形を模倣した《蠢くもの》の存在は、彼らも把握していた。しかし、それらが連携したり、学習して武装までするという事例は過去に一度も報告されていない。
武器を所持した相手との戦闘術など履修していない子供たちが、いったいどんな過酷な目にあっただろうか。最後まで聞き取ったパトロナは、ついに膝から崩れ落ちた。
その知らせだけでも衝撃だが、《蠢くもの》すべては一人の少女の手によって討伐されたのだという。
ある生徒はアルヴィナに声をかける。
「本当に、ありがとう。こうして生きていられるのも君のおかげだ。しかし...」
言い淀んだ言葉を、別の生徒が繋げる。
「あの炎は、一体何だったんだ?とても魔法とは思えない」
「君が以前から言うドラゴンと関係が?」
アルヴィナは何も答えられない。ただ一つ確かなことは、もう元の暮らしには戻れないということだった。
救護テントの端で、一人の少女が膝を抱えて座っていた。
シルビア。ルシアの親友だった少女。アルヴィナが近づくと、シルビアが、キッと顔を上げた。その瞳には、深い憎しみが宿っていた。
「あなたのせいよ」
冷え冷えした声でシルビアが言う。
「ルシアは……ルシアは死んだのよ」
「シルビア……」
「確かに、アルは魔物からは救ってくれたかもしれない」
シルビアの声が震える。
「でも、ルシアも一緒に燃やしたじゃない。救うって言うのなら、なぜルシアも助けてくれなかったの?」
アルヴィナは答えられない。
一時的にでも汚染を受けた自分ならわかる。あれは治療してどうにかなるものではない。濃縮された人間の〈悪意〉そのもの、憎しみの地獄から開放されるには、悪意を生み出す人間という種をこの世界から消すか、死で開放されるしかない。
《RSS》。理不尽を体現するものたちを指す言葉が頭によぎる。しかし、それを伝えたところで、シルビアの悲しみが癒えることはないだろう。
啜り泣く彼女に、アルヴィナはかける言葉が見つからなかった。
アルヴィナは一人でテントの外に出た。朝の冷たい空気が頬を撫でる。
「アル」
レティシアが後から追ってくる。
「一人になっちゃダメ」
「でも……私のせいで」
「それは違う」
ユスティナも現れる。
「アルはあの状況でできる事をしたんだ。だから私達は生き残れている」
「あんたは全力を尽くしただけなの。良いとか悪いとかじゃない」
レティシアが言い切る。
『アルがいなかったら、あたしらみーんな助からなかったよ』
三人の友情が、アルヴィナの心をほんの少し軽くした。しかし、目を逸らしようのない現実があった。
「わたし、変わっちゃった」
アルヴィナが自分の髪を見つめる。毛先は今でも元の色に戻らず、赤く染まったままだった。
「もう、普通の生活には戻れないんだ」
その後、学園に帰還した一行を待ち受けるものがいた。上空に浮かぶ黒い飛行船――その機体の側面には〈蛇に突き刺した剣〉のエンブレムが描かれている。
「なんだあれは……」
ユスティナが困惑の声をあげる。
〈オルド・アルカヌム・ガード〉
秘密機関の実働部隊。彼らが来たということは、今回の事件が単なる事故ではないということだった。
飛行船から降りてきた黒服の男たちが、生存者たちの身元確認を始める。その中の一人が、アルヴィナを探し出して何かをメモしている。
「あいつら、アルのことをずっと観察してる」
レティシアが不安そうな表情をアルヴィナに向けた。その当の本人は、黒服たちの目的に気がづいていた。
自分はもう、普通の学生として扱われることはない。今回使った力。そして、その結果。すべてが記録される。
『これから、どうなるの?』
エリスが心配そうに問う。誰も答えを知らなかった。
夕方、学園に戻った生存者たちは、他の生徒たちの視線を浴びた。噂はすでに広まっていた。
「地下で何があったの?」
「半分以上が死んだって本当?」
「アルヴィナが全部燃やしたって?」
好奇心と恐怖が入り混じった視線。アルヴィナは自分の部屋に逃げ込む。
鏡を見ると、そこには白と赤の交じる髪の少女がいた。もう、以前の自分ではない。
窓の外で、《黒猫》がひとつ鳴き声を上げた。まるで「始まったね」と言っているかのように。
翌日から、アルヴィナの新しい現実が始まろうとしている。英雄と呼ばれるか、怪物と呼ばれるか。それは、まだ誰にも分からなかった。
0
あなたにおすすめの小説
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
推しがラスボスなので救いたい〜ゲーマーニートは勇者になる
ケイちゃん
ファンタジー
ゲームに熱中していた彼は、シナリオで現れたラスボスを好きになってしまう。
彼はその好意にラスボスを倒さず何度もリトライを重ねて会いに行くという狂気の推し活をしていた。
だがある日、ストーリーのエンディングが気になりラスボスを倒してしまう。
結果、ラスボスのいない平和な世界というエンドで幕を閉じ、推しのいない世界の悲しみから倒れて死んでしまう。
そんな彼が次に目を開けるとゲームの中の主人公に転生していた!
主人公となれば必ず最後にはラスボスに辿り着く、ラスボスを倒すという未来を変えて救いだす事を目的に彼は冒険者達と旅に出る。
ラスボスを倒し世界を救うという定められたストーリーをねじ曲げ、彼はラスボスを救う事が出来るのか…?
魔王城すこや課、本日も無事社畜です!
ハルタカ
ファンタジー
過労で倒れた社畜女子シオンの転生先は、まさかの魔王城。
無邪気に暴虐無人な上司(魔王)のもとで便利屋事務員としてドタバタな日々を過ごすうちに、寡黙な悪魔レヴィアスの思わぬ優しさに惹かれはじめていた。
ある日、突然変異したモンスターの暴走によって魔王城での生活は一変。
ーーそれは変異か、陰謀か。
事態を解明するために、シオンたちは世界各地で奔走する。
直面したことのない危険や恐怖に立ち向かうシオンは、それを支えるレヴィアスの無自覚で一途な愛情に翻弄されて……?
働くことでしか自分を認められないシオンが、魔王城で働く魔物たちの心をほぐしながら自分の価値を見つけていくファンタジーお仕事じれ恋ストーリー。
追放令嬢のスローライフなカフェ運営 ~なぜか魔王様にプロポーズされて困ってるんですが?~
月城 友麻
ファンタジー
国を追放された悪役令嬢シャーロットの夢は、平穏なスローライフを送ること。彼女は、王都の公衆衛生を陰から支え、毒とされる青カビから秘密裏に特効薬を作っていた過去を捨て、辺境の町で念願のカフェを開店する。
前世の知識を活かした温かい料理は、すぐに町で評判となった。特に、毎日通ってくる無口な常連客は、彼女の作るオムライスを心から愛しているようだった。
しかし、シャーロットを追放した王都では、彼女がいなくなったことで疫病が大流行し、国は滅亡の危機に瀕していた。元婚約者の王子が助けを求めに現れるが、時を同じくして、あの常連客が正体を現す。彼の名は魔王ゼノヴィアス。
「お前の料理は俺の心を癒した。俺の妃になれ」
これは、ただ静かに暮らしたいだけなのに、料理で胃袋を掴んでしまった魔王に求婚され、その重すぎる愛からスローライフを死守しようと奮闘する、元悪役令嬢の物語。
エレンディア王国記
火燈スズ
ファンタジー
不慮の事故で命を落とした小学校教師・大河は、
「選ばれた魂」として、奇妙な小部屋で目を覚ます。
導かれるように辿り着いたのは、
魔法と貴族が支配する、どこか現実とは異なる世界。
王家の十八男として生まれ、誰からも期待されず辺境送り――
だが、彼は諦めない。かつての教え子たちに向けて語った言葉を胸に。
「なんとかなるさ。生きてればな」
手にしたのは、心を視る目と、なかなか花開かぬ“器”。
教師として、王子として、そして何者かとして。
これは、“教える者”が世界を変えていく物語。
その狂犬戦士はお義兄様ですが、何か?
行枝ローザ
ファンタジー
美しき侯爵令嬢の側には、強面・高背・剛腕と揃った『狂犬戦士』と恐れられる偉丈夫がいる。
貧乏男爵家の五人兄弟末子が養子に入った魔力を誇る伯爵家で彼を待ち受けていたのは、五歳下の義妹と二歳上の義兄、そして王都随一の魔術後方支援警護兵たち。
元・家族の誰からも愛されなかった少年は、新しい家族から愛されることと癒されることを知って強くなる。
これは不遇な微魔力持ち魔剣士が凄惨な乳幼児期から幸福な少年期を経て、成長していく物語。
※見切り発車で書いていきます(通常運転。笑)
※エブリスタでも同時連載。2021/6/5よりカクヨムでも後追い連載しています。
※2021/9/15けっこう前に追いついて、カクヨムでも現在は同時掲載です。
十九歳に戻った村の書商は、契約した魔女と共に世界を書き換え、人類の頂点を目指す
kairo_arche
ファンタジー
滅ぼされた村の書商は、死の直前に「赤い花」を受け取り、十九歳の自分へと戻った。
剣も魔法も持たない彼の武器は、「書の刻印」。
それは戦う力ではなく、世界を“記録し、更新する”ための異質な能力だった。
黒猫の姿をした魔女リナと契約し、彼は再び滅びへ向かう未来を避けるため、
ダンジョン、都市、文明そのものへと干渉していく。
だが、世界は黙って書き換えられることを許さない。
最適化された都市、感情を削られた人々、
そして「文明を監視する存在」――。
勝利ではなく、生存を。
支配ではなく、選択を。
書商トラヤウルスは、
“完成された世界”に抗いながら、
人類が人類であり続けるための物語を記し始める。
これは、剣で頂点に立つ物語ではない。
記録と更新によって、運命そのものを折り返す、静かで緊迫した再生の物語。
転生『悪役』公爵令嬢はやり直し人生で楽隠居を目指す
RINFAM
ファンタジー
なんの罰ゲームだ、これ!!!!
あああああ!!!
本当ならあと数年で年金ライフが送れたはずなのに!!
そのために国民年金の他に利率のいい個人年金も掛け、さらに少ない給料の中からちまちまと老後の生活費を貯めてきたと言うのに!!!!
一銭も貰えないまま人生終わるだなんて、あんまりです神様仏様あああ!!
かくなる上はこのやり直し転生人生で、前世以上に楽して暮らせる隠居生活を手に入れなければ。
年金受給前に死んでしまった『心は常に18歳』な享年62歳の初老女『成瀬裕子』はある日突然死しファンタジー世界で公爵令嬢に転生!!しかし、数年後に待っていた年金生活を夢見ていた彼女は、やり直し人生で再び若いままでの楽隠居生活を目指すことに。
4コマ漫画版もあります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる