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第六章 消えた焔と黙示の頁
第三十六話 プラエトリス・レポート
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図書塔の最深部。錆びた鎖の錠を解錠すると、扉の内から出た冷気が絡みついた。ユスティナは震える指で〈ライト〉を点す。
禁書庫。外界からの光、月光すらも届かない学園奥深くにある書庫。地中にある割には、湿気もカビの匂いもない。まるで何百年も時間が停止したようだ。
「思ったより……広いな」
「怖がってる場合じゃない。時間がないわ」
中に入ると、石造りの暗い通路にずらっと書棚が並べられていた。それが見えない先まで、迷宮の闇が底なしに広がっていた。
しかし目的のものはすぐに見つかった。壁面に彫られた浮き彫り、例の〈杖に蛇が絡まる〉《OA》のシンボルと同じものが描かれた、羊皮紙の束がそこにはあった。ここに訪れる者がまず最初に閲覧するのだろう。他の書物と異なり、何度も触れられて年季が入っていた。
《プラエトリス・レポート》。一番上に乗っている紙には確かにそう書かれていた。
「学園長が言っていたものはこれだな」
「プラエトリス、初代学園長の名前だわ」
束を開いた。墨色のインクは褪せながらも、読む者の理性を試すように艶めく。
「全部で十二枚。欠落はなさそうね」
「重要そうな情報は私が複写する」
禁書など知ったことではない。一枚目の扉絵に添えられた警句をレティシアは読み上げた。
〝汝等この先を読むもの、人としての望みを一切棄てよ。
我々の世界は、四つの超越的存在による力の均衡によって支配されている〟
四黯の災禍
▽ 第一《黒猫》…魔法力源/欺瞞者
▽ 第二《狂い火》…破壊の化身/自滅因子
▽ 第三《悪意の均衡》…争いの抑制者
▽ 第四《身喰らう蛇》…精神侵蝕連鎖/世界の終焉
魔法体系
▽ 魔法とは《黒猫》が持つ運命を操る能力の一部を〝貸与〟された力である。
▽ 魔法の行使者は、《黒猫》の奇跡の権能を世界にもたらす仲介をしている
だけに過ぎない。すなわち魔法の使い手は「魔法使い」ではない。
「魔法〝遣い〟」である。
《OA》創設理由
▽ 目的:四黯の災禍の封印。および超越者の支配からの人類の開放。
レティシアは、文字を追うほど心臓が締め付けられる思いだった。紙を強く握り過ぎた指が、白くなるのを感じた。
「魔法は……元から私たちのものじゃなかった……?」
声が震えた。瞳が揺れ、誇り高い肩がわずかに落ちる。これまでアンティクア家の名に恥じぬよう鍛錬してきた日々は、全て偽りだったというのだろうか?
「アルの炎も借り物の力? それにしてはあまりにも私達とは異質だ」
《黒猫》の頁の隅、走り書きされた赤インクが目に刺さる。
――《黒猫》は選ばせる。いずれかの超越者の足元に屈するか、戦うか。
彼らの力の均衡が崩れた時、世界は大きく変えられるだろう。
レティシアの脳裏に、緋色に燃えるアルヴィナの髪が揺れた。ドラゴンに執着する彼女が操る炎とは、つまり《狂い火》だ。それも《黒猫》の誘導によって選ばされた。
「あたし達は与えられた偽物の力で、別の化け物との力比べのために戦わさせられてる。こんなの井の中の蛙――」
否、それよりもひどい。涙に歪むレティシアの視界に、一枚のレポートの文字が目に留まる。
〝私の生涯を賭けても、奴らから人類の開放…直接的脅威である《身喰らう蛇》の討伐にすらも至れなかった。これを読む未来の同志たちよ、どうかこの意志を継いで欲しい。狭い箱庭の中で、超越者の意のままになるしかない人類を開放してくれ〟
無念の末だったらしい、プラエトリス・アズライトの深く抉られた文字が綴られている。そしてその下に、このレポートと意志を伝えてきたのであろう、数々の魔法遣いたちの名前が書き加えられていた。
レティシアの胸を掻きむしるようなこの気持ちを、先人達も同じように抱いて、そして去っていったのだ。
「アルを《OA》が恐れる理由は《狂い火》だ。破壊衝動が押さえられている今、アルの力に利用する価値があると示せれば道はある」
ユスティナが冷静に結論を導く。
「あんたそれ……結局アルに自由なんかないじゃない」
「後で何とでも考える。とにかく筋は通った。他にいい案があったら是非聞かせてくれ」
「……ないわ。アルが生き残ることをまずは優先するのね」
ユスティナは頷き、拳をレティシアの方にそっと向けた。
「なにそれ?」
「気持ちを合わせる時、仲間はこうするんだろ?」」
いつもなら自分が主導するような所作に、レティシアは目を瞬かせ──すぐに笑う。
「うん!やってやるわよ」
二つの拳が触れ、ぱちりと赤い火花が弾けた。温かい痛みが掌に残り、二人の覚悟が同じ熱量で並んだ。
執行猶予の残り十六時間。焦げ付いた想いを払い、二人は地上へと戻る。
◆用語説明
四黯の災禍
この星に直接的脅威をもたらす超越種の四体をプラエトリス・アズライトが名付けた名称。後に、超越的存在は他にもいることが判明し、彼らの名称をまとめて《RSS》と呼ぶようになった。
《黒猫》
魔法遣いになる人間を選別し、その力を貸与する《RSS》。「魔法」と称されている運命への介入とは本来は彼の能力であり、魔法遣いは間接的にその権能を間借りしているに過ぎません。このことから、《黒猫》は神羅万象の運命を支配している、運命の神といっても過言ではないでしょう。黒い猫の姿で現れる実体が、彼の本体なのか、人と接触するための仲立ちなのかは判明していません。人類が観測可能なのが黒猫のみであるため、本来の神格も含めて「《黒猫》」とここでは呼びます。
《黒猫》が魔法遣いを作り出しているのは誰の目にも明らかですが、その理由や意図――そもそも彼に意図があるのか――は何一つわかっていません。しかしながら、人類が生存競争を勝ち残り生存圏を広げてこられた背景には「魔法」無しには成しえなかった以上、現状を受け入れるしか選択肢はありません。願わくば、《黒猫》が世界に害意を抱いていないことを祈るばかりです。
《狂い火》
魔法遣いが憤怒と破壊衝動によって制御を失った状態を指します。その身も含めすべてを焼き尽くさんとし、もとの人格や理性は完全に失われています。《狂い火》となった魔法遣いを治療できた事例は存在しません。制御不能となった魔法がもたらす被害は大災害級になると予想され、発覚次第直ちに《OAG》によって殺処分する必要があります。
《OA》から発見されず「学園」に収容できなかった魔法遣いが《狂い火》となる確率は7割を超えると統計が出ており、早急な発見こそが《狂い火》による被害抑止に有効といえます。
《悪意の均衡(アクイリブリウム・ネファス)》
人類の歴史研究者の共通見解として、まだ原始的な生活をしていた人間の祖先においては人間同士の殺し合いやコミュニティ同士での戦闘が絶えなかったといわれています。その証拠として、遺跡から発掘された人骨の中には明らかに武器で殺傷された傷跡のある個体が確認されています。当時は人間同士で憎しみあうのが自然な行為だったと考えられます。
変化があったのは「魔物」が歴史に登場してからで、《狩人》と思わしき怪物が描かれた壁画が登場する時代以降、人類同士の戦争が起こった痕跡は確認されていません。
このことから《OA》は、人類をはじめとする知的生命体から悪意(恨み、妬み)を吸収し、魔物へと変換する《RSS》の存在が関与しているという説を、最も有力な仮説としています。皮肉なことにも人類は魔物の脅威に怯えながらも、その魔物によって均衡が守られているのかもしれません。
禁書庫。外界からの光、月光すらも届かない学園奥深くにある書庫。地中にある割には、湿気もカビの匂いもない。まるで何百年も時間が停止したようだ。
「思ったより……広いな」
「怖がってる場合じゃない。時間がないわ」
中に入ると、石造りの暗い通路にずらっと書棚が並べられていた。それが見えない先まで、迷宮の闇が底なしに広がっていた。
しかし目的のものはすぐに見つかった。壁面に彫られた浮き彫り、例の〈杖に蛇が絡まる〉《OA》のシンボルと同じものが描かれた、羊皮紙の束がそこにはあった。ここに訪れる者がまず最初に閲覧するのだろう。他の書物と異なり、何度も触れられて年季が入っていた。
《プラエトリス・レポート》。一番上に乗っている紙には確かにそう書かれていた。
「学園長が言っていたものはこれだな」
「プラエトリス、初代学園長の名前だわ」
束を開いた。墨色のインクは褪せながらも、読む者の理性を試すように艶めく。
「全部で十二枚。欠落はなさそうね」
「重要そうな情報は私が複写する」
禁書など知ったことではない。一枚目の扉絵に添えられた警句をレティシアは読み上げた。
〝汝等この先を読むもの、人としての望みを一切棄てよ。
我々の世界は、四つの超越的存在による力の均衡によって支配されている〟
四黯の災禍
▽ 第一《黒猫》…魔法力源/欺瞞者
▽ 第二《狂い火》…破壊の化身/自滅因子
▽ 第三《悪意の均衡》…争いの抑制者
▽ 第四《身喰らう蛇》…精神侵蝕連鎖/世界の終焉
魔法体系
▽ 魔法とは《黒猫》が持つ運命を操る能力の一部を〝貸与〟された力である。
▽ 魔法の行使者は、《黒猫》の奇跡の権能を世界にもたらす仲介をしている
だけに過ぎない。すなわち魔法の使い手は「魔法使い」ではない。
「魔法〝遣い〟」である。
《OA》創設理由
▽ 目的:四黯の災禍の封印。および超越者の支配からの人類の開放。
レティシアは、文字を追うほど心臓が締め付けられる思いだった。紙を強く握り過ぎた指が、白くなるのを感じた。
「魔法は……元から私たちのものじゃなかった……?」
声が震えた。瞳が揺れ、誇り高い肩がわずかに落ちる。これまでアンティクア家の名に恥じぬよう鍛錬してきた日々は、全て偽りだったというのだろうか?
「アルの炎も借り物の力? それにしてはあまりにも私達とは異質だ」
《黒猫》の頁の隅、走り書きされた赤インクが目に刺さる。
――《黒猫》は選ばせる。いずれかの超越者の足元に屈するか、戦うか。
彼らの力の均衡が崩れた時、世界は大きく変えられるだろう。
レティシアの脳裏に、緋色に燃えるアルヴィナの髪が揺れた。ドラゴンに執着する彼女が操る炎とは、つまり《狂い火》だ。それも《黒猫》の誘導によって選ばされた。
「あたし達は与えられた偽物の力で、別の化け物との力比べのために戦わさせられてる。こんなの井の中の蛙――」
否、それよりもひどい。涙に歪むレティシアの視界に、一枚のレポートの文字が目に留まる。
〝私の生涯を賭けても、奴らから人類の開放…直接的脅威である《身喰らう蛇》の討伐にすらも至れなかった。これを読む未来の同志たちよ、どうかこの意志を継いで欲しい。狭い箱庭の中で、超越者の意のままになるしかない人類を開放してくれ〟
無念の末だったらしい、プラエトリス・アズライトの深く抉られた文字が綴られている。そしてその下に、このレポートと意志を伝えてきたのであろう、数々の魔法遣いたちの名前が書き加えられていた。
レティシアの胸を掻きむしるようなこの気持ちを、先人達も同じように抱いて、そして去っていったのだ。
「アルを《OA》が恐れる理由は《狂い火》だ。破壊衝動が押さえられている今、アルの力に利用する価値があると示せれば道はある」
ユスティナが冷静に結論を導く。
「あんたそれ……結局アルに自由なんかないじゃない」
「後で何とでも考える。とにかく筋は通った。他にいい案があったら是非聞かせてくれ」
「……ないわ。アルが生き残ることをまずは優先するのね」
ユスティナは頷き、拳をレティシアの方にそっと向けた。
「なにそれ?」
「気持ちを合わせる時、仲間はこうするんだろ?」」
いつもなら自分が主導するような所作に、レティシアは目を瞬かせ──すぐに笑う。
「うん!やってやるわよ」
二つの拳が触れ、ぱちりと赤い火花が弾けた。温かい痛みが掌に残り、二人の覚悟が同じ熱量で並んだ。
執行猶予の残り十六時間。焦げ付いた想いを払い、二人は地上へと戻る。
◆用語説明
四黯の災禍
この星に直接的脅威をもたらす超越種の四体をプラエトリス・アズライトが名付けた名称。後に、超越的存在は他にもいることが判明し、彼らの名称をまとめて《RSS》と呼ぶようになった。
《黒猫》
魔法遣いになる人間を選別し、その力を貸与する《RSS》。「魔法」と称されている運命への介入とは本来は彼の能力であり、魔法遣いは間接的にその権能を間借りしているに過ぎません。このことから、《黒猫》は神羅万象の運命を支配している、運命の神といっても過言ではないでしょう。黒い猫の姿で現れる実体が、彼の本体なのか、人と接触するための仲立ちなのかは判明していません。人類が観測可能なのが黒猫のみであるため、本来の神格も含めて「《黒猫》」とここでは呼びます。
《黒猫》が魔法遣いを作り出しているのは誰の目にも明らかですが、その理由や意図――そもそも彼に意図があるのか――は何一つわかっていません。しかしながら、人類が生存競争を勝ち残り生存圏を広げてこられた背景には「魔法」無しには成しえなかった以上、現状を受け入れるしか選択肢はありません。願わくば、《黒猫》が世界に害意を抱いていないことを祈るばかりです。
《狂い火》
魔法遣いが憤怒と破壊衝動によって制御を失った状態を指します。その身も含めすべてを焼き尽くさんとし、もとの人格や理性は完全に失われています。《狂い火》となった魔法遣いを治療できた事例は存在しません。制御不能となった魔法がもたらす被害は大災害級になると予想され、発覚次第直ちに《OAG》によって殺処分する必要があります。
《OA》から発見されず「学園」に収容できなかった魔法遣いが《狂い火》となる確率は7割を超えると統計が出ており、早急な発見こそが《狂い火》による被害抑止に有効といえます。
《悪意の均衡(アクイリブリウム・ネファス)》
人類の歴史研究者の共通見解として、まだ原始的な生活をしていた人間の祖先においては人間同士の殺し合いやコミュニティ同士での戦闘が絶えなかったといわれています。その証拠として、遺跡から発掘された人骨の中には明らかに武器で殺傷された傷跡のある個体が確認されています。当時は人間同士で憎しみあうのが自然な行為だったと考えられます。
変化があったのは「魔物」が歴史に登場してからで、《狩人》と思わしき怪物が描かれた壁画が登場する時代以降、人類同士の戦争が起こった痕跡は確認されていません。
このことから《OA》は、人類をはじめとする知的生命体から悪意(恨み、妬み)を吸収し、魔物へと変換する《RSS》の存在が関与しているという説を、最も有力な仮説としています。皮肉なことにも人類は魔物の脅威に怯えながらも、その魔物によって均衡が守られているのかもしれません。
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