落ちこぼれの貴族、現地の人達を味方に付けて頑張ります!

ユーリ

文字の大きさ
278 / 326
五章

今さらだけど

しおりを挟む
「目が覚めたのか?」

部屋に差し込む朝の日差しで僕が目を覚ますと、兄様はもう起きていて、既に身支度も全部終わらせているようだった。僕よりも遅く寝たはずなのに、それさえも感じさせないの兄様の姿を少しクセ毛が付いたままの頭でぼうっと見ていたら、机の上に置かれていた桶を手に取ると、僕へと一声掛けてから部屋を後にしようとする。

「宿の者に頼んで、新しいお湯を頼んで来よう」

「えっ!い、良いよう!」

「だが、だいぶ冷めてしまった」

「夏場だから、それくらいで大丈夫だよ!!」

兄様に下働きのような真似をさせている事に僕の眠気も一気に覚めて、ベットから飛び起きて傍へと駆け寄ると、中身が溢れないように桶に手を伸ばす。僕へと渡して良いものかと、兄様は少し躊躇うような様子を見せたけれど、僕が手を伸ばしたまま待っていると、僕にそっと手渡してくれた。桶を受けっ取った僕は、元あった机の上にその桶を戻す。少し冷たくなった水で顔を洗っていると、兄様はそんな僕に窺うようような視線を向けてくる。

「痛い所はないか?」

「えっ?何で?」

「いや、慣れない物を使って不調をきたしていないかと思ってな」

「特にないよ」

「そうか。それならば良い」

兄様は僕の身体を心配してくれているようだったけど、僕としては長く慣れ親しんたような感覚すらあって、屋敷でいるのと同じくらいに快適だった。だけど、その感覚をどう説明すれば良いのか分からなかったから、あえてそれを伏せて兄様へと話していると、僕達の部屋をノックの音が聞こえてきた。その音に兄様が扉を開けると、昨日とは違って少し大きめの荷物を持った男が立っていて、兄様に招き入れられるように中へと入って来た。すると、その荷物を置くために僕の側までやって来ながら、ほっと息を付くように言った。

「この部屋だけは、外と違って快適ですね」

「外は暑いの?」

「夏ですからね。それに、こういった安宿では通気性が悪くて、部屋の中が蒸し暑くなるものなんですよ。まぁ、この方達が近くにいるなら、季節関係なく快適に過ごせそうですけどね」

「お前、私がいる前で私を便利な道具扱いするとはなかなか度胸があるな」

「い、いえ!そういったわけでは!!」

何の悪意もなく、ただ事実だけを語ったつもりだった男は、少しだけ低くなった兄様の声に酷く恐縮しきった態度を見せていた。だけど、兄様はそこまで怒っているというわけでもなくて、怒っている振りをしているだけのように見える。でも、それが分かっていない男は、見ているのが可哀想なくらいに縮こまっていたから、少しだけ助け舟を出すことにした。

「兄様が何かしてくれてたの?」

「あぁ、その方が少しでも寝やすい方が良いかと思ってな…」

寝る前にしてくれた事の効果が、朝まで続くのは凄いなと思って兄様に僕が問いかければ、男の存在など忘れたかのように、何故か少し歯切れ悪いながらも肯定の返事が返ってきた。その様子に、どうしたんだろうと僕が首を傾げていると、兄様はそれを何処か誤魔かそうとしながらも、納得いっていないといった様子で、皮肉めいた言葉をベッドの住人へと向けた。

「それにしも、一番どうでもいい者が未だに惰眠をむさぼっているのはどういうわけなんだ…?」

僕よりも先に寝ていたはずのティは、僕達が話している間も起きる様子がなくて、未だに呑気な顔をして夢の世界にいるようだった。その後も、僕達が宿を出るギリギリまで寝ていた事で、兄様の機嫌が少しだけ下がってしまい、アドさんが気まずそうにしていた。

「ねぇ!あっちに行ってみましょう!?」

周りの空気なんて考えないティは、隠れる気があるのか分からない様子で、興味ある物を見つけては頭の上で騒いでいた。そのせいで、その度に被っているフードがずれそうになってしまう。一応、あの男が用意してくれた魔法薬で、今は透き通るような水色の髪に染めているけれど、ティが見えてしまうから脱げてしまうわけにはいかない。

「あっちも目的地じゃないから行かないよ」

「少しくらい良いじゃない!」

「兄様から離れたらまた怒られるよ」

「うっ…、し、仕方ないから、今回はアンタに従って上げるわ!」

兄様に叱られるのは嫌なのか、僕がそう言うと少しだけ静かになった。兄様の方は、そんなティの声など聞こえないとでもいうように、全く相手にしていない様子で歩いていた。そんな様子を前に、ティは少しつまらなそうに僕に聞いてきた。

「ねぇ、あの男と別行動とってるけど、アイツ何処向かってんの?」

「アドさんが例の店を調べている間に、何件か他の店を確認しに行くんだって」

寝ていて朝の話しを聞いていなかったティへと説明するけれど、さほど興味はなさそうだった。

「ふーん、でも、これだけ暇なら、宿で待ってても変わりなかったわね」

僕とティだけを宿に残していけば、何をするか分からないとでも思っているように、兄様達に特にお願いしなくても一緒に連れて行ってくれる事になったけど、僕まで信用されなかった原因は他人事のようだった。その事に、僕が少し不満に思っていると、目の前を歩いていた兄様がその歩みを止めた。

「まずは此処に入るぞ」

「何でここ?」

兄様がやって来たお店は、ネアの所の商会の系列店だった。そのため、僕はまだネアの情報を疑っているのかと、頭にいるティが落ちないよう見上げながら問い掛ければ、兄様はそんな僕にチラリと視線を向けながら言った。

「此処が一番近かっただけで他に他意はない。だから、信じていないというわけではないのだ」

最後は言い訳みたいな事を言いながら、僕の視線から逃げるように店の方に歩き出した兄様は、出て来た店の人へと声を掛けた。

「この店に従魔はいるか?」

「いえ、以前は取り扱ってはいたのですが、諸事情があって今は取り扱っていないんですよ」

「その食餌もないのか?」

「はい。それだけを持っていても仕方がないので、在庫は全て他店に引き取って貰ったのです。ですが、お時間を頂けるのでしたら、今すぐ掛け合ってご希望の量をお持ちいたしますが?」

「いや、良い。だが、少し店の中を見て回っても良いだろうか?」

「はい。何か気になる物がございましたら、お気軽にお声をお掛け下さい」

余計な干渉を嫌っているのを察したのか、兄様に軽く一礼すると、そっと控えるように壁際へと移動する。その様子は、王都の店でも見かけるような、しっかり教育が行き届いた接客といった感じで、言葉に出していなくても、兄様も感心しているようだった。その後、兄様がぐるりと店の中を見回ると、次に裏手へと続く方へと歩いて行ったので、僕もその背を追い掛けるように店の外まで移動する。だけど、そこにはあるのは従魔がいただろう厩舎はあるだけで従魔の姿はなく、ただ殺風景な光景が広がっていた。

「ふむっ…」

兄様は注意深くあたりを観察しながら唸ると、結局は何も買わずにその店を後にしていた。そして、他の店に足を運んでは同じような質問を繰り返していた。だけど、従魔やその食餌があると店主が答えても、それで何か買うという事もなく、まるでお店を冷やかして歩いているようだった。そうやって町にある大体の店を巡り終わった頃に昼頃になっており、すっかり店巡りに飽きてしまったティは僕の頭の上でふて寝をしていた。僕も少しお腹が空いて来たなと思い初めていれば、兄様はようやく宿へ帰るようだった。

「今から宿へと戻るが、疲れているなら此処から抱えて変えるがどうする?」

「まだ大丈夫」

歩けない程ではなかったから、兄様の提案を断って何とか宿へと戻って来ると、朝にやって来ていた男は既に戻って来ていた。それに、僕達が戻って来るの待つ間に食事も終わらせていたようで、男の前には空の皿だけが置かれていた。僕がそれに羨ましげな目を向けていれば、男は少し焦ったような様子で言った。

「お二人方の食事は、宿の方に頼んで別に準備して貰ってありますので、運んで貰うように頼んで来ます」

別料金を払って、宿の人に僕達の分の食事は部屋に運んで貰い、そこで食事を食べながら男の報告を聞くことになった。

「それで、そちらの方はどうだった」

「はい。目当ての荷がある場所とそこまでの見取り図は問題なく。それと、上客の客、もとい、支援者の娘の使いとあってか口が滑ったようで、従魔はいないと言うのにその食餌だけはあるというんです」

「やはり、その店は怪しいな…」

「それの何か怪しいの?」

難しい顔をしながら男の報告を聞いている兄様達に、僕がティと一緒に食べていた食事の手を止めて何気なく尋ねれば、兄様への報告を途中で止めてまで男が僕が説明してくれた。

「従魔というのは意外と食費が掛かるので、それが複数ともなればなおさらです。なので、獣魔を扱い場合は顧客に売る分も含めて安く大量に仕入れることで経費を削減し、古くなった物から順に従魔へと与えた方が店の損失が少ないので、双方は一緒に取り扱われているのが普通なんです。ですので、損失を嫌う商人が片側だけ扱うなんて事はありません。もし、食餌はだけあるというのなら、従魔の方は見せられない違法な品だと言う事です」

僕は王都にあるオスカーさんのお店には行った事はあるけれど、今までその違いを特に気にした事なんてなかった。だけど、深刻そうな顔で言う男を前に、その違いなどを自然と考えさせられた。

「兄様?召喚獣と従魔って、基本的に何が違うの?」

「基本的な部分は同じだが、一つ違うとするならば相手の同意を得ているかどうかだな。召喚獣は双方の同意と信頼の元に結ばれるため対等の関係だが、従魔は強制的に支配する隷属関係にあたる。だから、自身は選ばれた者だという選民意識が強い者がいるが、私としてはアレ等に選ばれたのだと言われても迷惑だとしか思わないのがな」

真剣味を帯びながらも、どこか冷めた様子で言う兄様は本当に迷惑だと思っているようで、信頼関係で成り立っているというわりに、兄様達の関係は残念ながら一方通行のようだった。

「我が国で運用する従魔は基本的に人慣れしやすい魔物や、人の元で産まれた魔物が殆どだが、中には魔物は力ある者に従う習性を利用して、自身の力を示す事で従魔にしている者もいる。だが、召喚獣を持つ者達の姿を見慣れている分、誰しも良好な関係を築く努力をする。だが、そういった事が一般的ではない。だからこそ、精霊信仰を掲げて私達が使用する召喚獣は野蛮で自然の摂理に反していると糾弾しながら、自分達は従魔を積極的に運用して手荒い扱いをしているあの国は、我々等よりも余程野蛮だ」

吐き捨てるように言う兄様の声には軽蔑したような響きがあって、どこか怒っているようでもあった。そんな兄様の様子に、何かを察したかのように男が労りの声を掛ける。

「此処はルーカスから近い分、あちらの人間が営む店やその従魔を見かける頻度が高いですからね。私もあまり見て気持ちのいいものではありません」

「町で見かける分にはあまり目立たないが、知識として知ってはいても裏の状況はあまり見られた物ではなかったな」

従魔がいると言われて案内される際に、過保護な兄様が僕だけを店の中に置いて行くから、何でかなと不思議には思っていたけれど、やっぱり理由があったようだった。僕はのびのびと暮らしている光景しか知らないけど、兄様の苦々しいような声を聞く限り、此処はそれとは全く違うようだ。

「取引が多いハンデルの国では、我が国に配慮して冷遇するような事をする者も少ないがな…」

「そうですね。知性のない獣という認識のうえ、金儲けの道具としか見ていませんからね。だからこそ、そんな国に我が国の召喚獣が連れて行かれるのだけは阻止しなければ成りません」

「そうだな。私にも許せないものがある」

男が強い決意を滲ませながら言えば、自身にも召喚獣がいるだけに、兄様も不当な扱いをされている事が許せないようで、静かに憤っているような声を上げていた。だけど、その怒りを押し込め、気持ちを切り替えるように僕へと声を掛けて来た。

「さて、気分が悪くなるような話しは此処までにしよう。リュカ。この男とは暫く行動する共にすると思う。だから、何か困ったことがこの男に言うと良い」

そう言って兄様は男の方へと視線を向けながら軽く紹介してくれるけれど、一緒に同行するうえで気になることがある。

「その人の事なんて呼べばいいの?」

「「……」」

男の名前を教えてもらってないから聞いただけなのに、そんなの気にしてもいなかったようで、お互い無言のまま顔を見合わせていた。

「……アドです」

深刻な話しの後、何とも言えない沈黙が下りた部屋の中でポツリと呟いた声は、ティが立てる食器の音よりも小さかった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~

Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」 病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。 気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた! これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。 だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。 皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。 その結果、 うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。 慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。 「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。 僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに! 行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。 そんな僕が、ついに魔法学園へ入学! 当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート! しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。 魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。 この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――! 勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる! 腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!

レベル1のフリはやめた。貸した力を全回収

ソラ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ち、ソラ。 彼はレベル1の無能として蔑まれ、魔王討伐を目前に「お前のようなゴミはいらない」と追放を言い渡される。 だが、傲慢な勇者たちは知らなかった。 自分たちが人間最高峰の力を維持できていたのは、すべてソラの規格外のステータスを『借りていた』からだということを。 「……わかった。貸していた力、すべて返してもらうよ」 契約解除。返還されたレベルは9999。 一瞬にして力を失い、ただの凡人へと転落しパニックに陥る勇者たち。 対するソラは、星を砕くほどの万能感を取り戻しながらも、淡々と宿を去る。 静かな隠居を望むソラだったが、路地裏で「才能なし」と虐げられていた少女ミィナを助けたことで、運命が変わり始める。 「借金の利息として、君を最強にしてあげよう」 これは、世界そのものにステータスを貸し付けていた最強の『貸与者』が、不条理な世界を再定義していく物語。 (本作品はAIを活用して構成・執筆しています)

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編

ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。

タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。 しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。 ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。 激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

処理中です...