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09. 削られて行く私のHP
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そう言えば、今朝方別れて以来今日はエアデールと顔を合わせていないなーなんて考えていたら。
「ユカ様、読書中の所申し訳ありません。エアデール様がいらっしゃる執務室へお越しください。」
コンコン、とノックの音がした後、エアデールの執事であるイージスが私の部屋に訪れた。私はと言えば、召喚された魔国についての書物を読ませてもらっていた。
「分かりました。直ちに向かいます」
「ユカ様、ユカ様はエアデール様の花嫁様でいらっしゃいます。私共召使いには敬語は不要です。おっと、申し訳ありません。話が逸れました···」
「は、···わかったわ。それで、私はエアデール様の何をお手伝いすればいいのかしら」
来て欲しい、と言う事は何かを手伝って貰いたいのだろうと、楽天的な考えをしていたのだけれど、イージスから差し出された薄紫色のスケスケのベビードールが乗せられたトレーを見て固まった。
「···こ、これは···?」
「つまり、エアデール様の電池が切れてしまったので、充電して欲しいのです」
「え、じゅ···えぇ!?」
「詳しい話は後ほど致します。メイドに準備をさせますので、お支度が整い次第コ・レ・にお召かえください」
何やら凄く急いでいる様子だけれど···。
つまり、充電って、そう言う事···よね?
え、でも何で急に?何だかよく分からないけれど、急に心臓がドキドキして来てる。
「ユカ様。さぁ、こちらへ」
「は、はひ···」
あれよあれよと湯殿に案内され、体の隅々まで洗い流して貰い、薄いベビードールを着せてもらたった。鏡に映る私を見れば、とてつもなく破廉恥極まりない格好をさせられていた。
ブラを付けていない胸の乳首はベビードールから透け、同じく薄い生地の紐パンは下着の役目を全く果たしていない。
「ユカ様、どうぞこれを」
「え、えぇ」
厚手のガウンを着せられた時、頃合を見計らったように部屋の扉をノックされた。返事をすれば、イージスが部屋の中へと入って来た。
「準備は整ったようですね。ユカ様、こちらへいらしてください」
イージスの言われるがままに背について行けば、扉が開かれた先にはエアデールがソファの背もたれに体重を預けて座っていた。私の部屋とエアデールの執務室が隣の部屋だった事に驚いたけれど、それよりも体調が悪そうなエアデールの様子が気になった。
綺麗な顔の額には眉を寄せて、何かに耐えている様だった。とても辛そうだ。
「エアデール···?大丈夫?」
私はエアデールの頬に触れた。
ピクりと反応を示したが、それ切りで冷や汗を額から流していた。え、ちょっとこれ大丈夫?ヤバいんじゃない···?と言うか医者を呼んだ方が良いのでは。
「それでは。私はこちらで失礼致します」
「えっ、ちょっと待って!エアデールの様子が」
「えぇ。ですから、後は花嫁様にお任せ致します。頑張ってくださいね。では、失礼致します」
ニッコリと良い笑顔を浮かべた執事のイージスは、意味深な発言の後、薄情にも執務室から出て行ってしまった。どうすれば良いのか分からずあたふたしていると急に手首を引っ張られて、ソファに押し倒された。
「はぁ、はぁ···この匂い、ユカなのか?」
息の荒いエアデール。
熱のこもった目で射抜かれて、本能的に危機感を覚える。
「あっ、!ちょっと待って···み、見ないでぇ···」
ガウンを剥ぎ取られ、恥ずかしいベビードール姿をまじまじと見詰められる。うわぁ···めちゃくちゃ恥ずかしい!!
もう、泣きそう···。
「ユカ様、読書中の所申し訳ありません。エアデール様がいらっしゃる執務室へお越しください。」
コンコン、とノックの音がした後、エアデールの執事であるイージスが私の部屋に訪れた。私はと言えば、召喚された魔国についての書物を読ませてもらっていた。
「分かりました。直ちに向かいます」
「ユカ様、ユカ様はエアデール様の花嫁様でいらっしゃいます。私共召使いには敬語は不要です。おっと、申し訳ありません。話が逸れました···」
「は、···わかったわ。それで、私はエアデール様の何をお手伝いすればいいのかしら」
来て欲しい、と言う事は何かを手伝って貰いたいのだろうと、楽天的な考えをしていたのだけれど、イージスから差し出された薄紫色のスケスケのベビードールが乗せられたトレーを見て固まった。
「···こ、これは···?」
「つまり、エアデール様の電池が切れてしまったので、充電して欲しいのです」
「え、じゅ···えぇ!?」
「詳しい話は後ほど致します。メイドに準備をさせますので、お支度が整い次第コ・レ・にお召かえください」
何やら凄く急いでいる様子だけれど···。
つまり、充電って、そう言う事···よね?
え、でも何で急に?何だかよく分からないけれど、急に心臓がドキドキして来てる。
「ユカ様。さぁ、こちらへ」
「は、はひ···」
あれよあれよと湯殿に案内され、体の隅々まで洗い流して貰い、薄いベビードールを着せてもらたった。鏡に映る私を見れば、とてつもなく破廉恥極まりない格好をさせられていた。
ブラを付けていない胸の乳首はベビードールから透け、同じく薄い生地の紐パンは下着の役目を全く果たしていない。
「ユカ様、どうぞこれを」
「え、えぇ」
厚手のガウンを着せられた時、頃合を見計らったように部屋の扉をノックされた。返事をすれば、イージスが部屋の中へと入って来た。
「準備は整ったようですね。ユカ様、こちらへいらしてください」
イージスの言われるがままに背について行けば、扉が開かれた先にはエアデールがソファの背もたれに体重を預けて座っていた。私の部屋とエアデールの執務室が隣の部屋だった事に驚いたけれど、それよりも体調が悪そうなエアデールの様子が気になった。
綺麗な顔の額には眉を寄せて、何かに耐えている様だった。とても辛そうだ。
「エアデール···?大丈夫?」
私はエアデールの頬に触れた。
ピクりと反応を示したが、それ切りで冷や汗を額から流していた。え、ちょっとこれ大丈夫?ヤバいんじゃない···?と言うか医者を呼んだ方が良いのでは。
「それでは。私はこちらで失礼致します」
「えっ、ちょっと待って!エアデールの様子が」
「えぇ。ですから、後は花嫁様にお任せ致します。頑張ってくださいね。では、失礼致します」
ニッコリと良い笑顔を浮かべた執事のイージスは、意味深な発言の後、薄情にも執務室から出て行ってしまった。どうすれば良いのか分からずあたふたしていると急に手首を引っ張られて、ソファに押し倒された。
「はぁ、はぁ···この匂い、ユカなのか?」
息の荒いエアデール。
熱のこもった目で射抜かれて、本能的に危機感を覚える。
「あっ、!ちょっと待って···み、見ないでぇ···」
ガウンを剥ぎ取られ、恥ずかしいベビードール姿をまじまじと見詰められる。うわぁ···めちゃくちゃ恥ずかしい!!
もう、泣きそう···。
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