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人界編
惨劇
しおりを挟む空が、紅い。そんな時が存在するとしたら、それは一体いつだろうか。そうだ、あり得るはずのないことが起こっている。否、正確には、ありえない現実が見せられているのか。空が紅いわけがなかった。そう見せているのは他でもない、死にゆく者たちの血の飛沫が、空を染めているからだ。私は勘違いをしていたようだ。その現実から、目を背けて逃げるために。その現実が、あまりに虚しすぎるが故に。
史上最悪の惨劇の序章は、王位の継承により始まった。暴威の王、傲慢たる人間の王であった彼は、人間以外の存在としてこの世界の均衡を保ってきた者たち、人外を許さず、虐殺していった。ある時は吸血鬼の一族を皆殺しにし、ある時は巨人を見世物にして惨殺した。そして愚かな民ども、いや、暴威により狂わされた人間たちもまたその行為を助長した。そして人間の傲慢は加速し、いつしか世界の頂点に座そうとした。
その傲慢が、自らの首を絞めているとも知らずに。
長き人間の傲慢は、叛逆によって打ち砕かれた。人間たちの打倒のために、人外である吸血鬼たちが立ち上がった。彼らに続くように人狼、巨人たちも続いた。彼らと人間たちの始めの戦争、長き惨劇の序章が始まった。
始め、人外たちは優勢であった。その力は人間の遙先を行き、圧倒的な兵力で次々と要塞を落としていった。兵士たちは殴られ、刺され、投げ飛ばされていった。あくまで1つの兵の力ならば、彼らは負けるはずがなった。人間たちはおそらく、初めて人外たちの復讐心の強さ、そしてその恐怖を思い知らされただろう。だが、絶対なる暴政は、このようなところで怯みはしなかった。王は、雨降る日に、人外たちの恐れる聖水を降らせた。それの混ざった雨は瞬く間に人外たちを死へと追いやった。遥か昔、神々が人間への鉄槌に下した雨ートラロックーを今度は人間が下したのだ。人外たちはこの雨で敗走し、叛逆は失敗。王の支配は加速し、さらなる犠牲を生んだ。
2度目の叛逆は、闇の領域を統べる魔族により始まった。彼らは王の聖水、トラロックをもってしても怯むことなく行軍した。そしてとうとう、人間たちの土地に侵攻し、多くの虐殺を行った。まるで、彼らがしてきたことを体現するかのように。その復讐心の強さは尋常ではなかった。女だろうが子供だろうが見つければ全て殺す。彼らは初めて人間たちに報復し、復讐の狼煙を上げた。しかし、人間たちも黙ってはいなかった。彼らとて聖水以外の策を持っている。そしてそれはさらに恐ろしい、復讐の権化と呼べるものであった。人間たちはとうとう、12の神器の1つを使用した。遥か昔、英雄ヘラクレスが天に昇華される前に人間たちに遺したとされる、彼の伝説の偉業を武器として再誕させた最強の兵器である。彼が繰り出したもの、多くの人をその毒牙で苦しめた邪悪なる大蛇ヒュドラである。
それを解放しただけで、天が割れた。大男2人分の長さを持つその槍は一振りで山をも裂き、天を穿った。そしてその断面には毒が回る。つまり触れれば死であり生きる術などなかったのだ。人間たちは瞬く間に反撃を開始した。ヒュドラの槍は多くの魔族を穿ち、殺した。あるものは裂かれあるものは毒に侵された。またあるものはヒュドラの幻影を見て死んだようだ。魔族たちも敗走し、暴威の王はまたしても勝利を収めた。完全なる人間の勝利に、これ以上の叛逆などないと思われた。
しかしそれもまた、人間たちの愚かな傲慢であった。人外たちの怒りはとうとう臨界点を超え、人間が唯一恐れ中立したものの怒りも買ってしまった。それを相手取るには人間の力ではまだ早かった故、人間が唯一手を出さなかった種族によって叛逆が始まった。かつて神々と世界の覇権を争い惜しくも敗北したが、故に神に最も近く、強大な力を持ち長く最強の玉座の前に立ったドラゴン達である。彼らは巨体と爪を持ち、あるものは全てを焼き払い焦土と化す炎を、あるものは全てを薙ぎ払い天を呼び起こす風を、あるものは全てを飲み込む大海を支配する。最も神に近い天啓を下すことのできるものたちであった。そんな彼らも、人間たちの愚かな傲慢に耐えかねたのだ。
かくして、最悪の惨劇のクライマックスが始まった。史上最悪の戦争、大陸戦争が幕を開けた。
戦争は過酷を極めた。あるものは龍の炎の前に灰と化し、あるものは人外たちを殺した。その惨劇の戦場を駆ける、若き青年ユリアスはこの戦争のなんたるかを問うていた。なぜ自分たちはこんなに愚かな戦争をしているのか。人間の傲慢のなんたるかを。次々に死んでいく同胞たち。彼らの御霊は何処へ行くのだろうか。これほど報われない戦いなど金輪際存在しない、と彼は怒り心頭になりながらも眼前の敵を倒していた。人類上位の英兵も戦場の中ではただの兵士1人。俺も死ねば捨てられるのだろうと、愚かな戦を憐れみながら。
王は言った。
「人間こそ、世界の発展に尽くしていた種族であり、誉れあるべきものだ。それを傲慢たる人外どもが妨害し、覇権を取らんとしている。このような悪徳があってなるものか!さあ立ち上がれ!誉れ高き英雄たちよ!今こそ思い上がった狂人どもに鉄槌を下さん!」
兵たちはこれによって奮い立ち、この月で2年目を迎える大陸戦争の戦場に未だに立ち続けている。正直にいってこれこそ傲慢な人間の狂気と言えるだろう。大陸の均衡を保つためには多種族との共存が必要であるというのに、行きすぎた人間の横行が、この戦争を引き起こしたというのに…自身がこの傲慢たる人間の1人と思うと、我ながら自己卑下の感情に苛まれるものだ。
眼前に現れる敵を倒し、俺は前に進む。このような戦場に光などない。遠くの戦線では、ドラゴンと人間が戦っている。勝ち目はおそらくない。こちらには人外と魔族の連合軍があり俺はその掃討をしている。正直、殺したくもないのだが。俺は剣と弓、そしてルーン魔術を使い戦線に立ち続けてきた。魔族たちにはルーン魔術が効果的で、回復、戦線維持にも役立つ。剣術と弓術は幼い頃からの鍛錬の積み重ねだ。遠くの敵は大体弓で倒せる。近接戦闘になろうとも、俺の剣術があれば問題はなかった。このような戦闘力の高さから俺は戦争中に数多くの武勲をたて、階級も少佐から少将に上がっていた。まあ、それはどうでもいい。生きて帰ってこない限り、その地位も幻となる。地位欲しさというわけではないが、俺は生き残らなくてはならない。そして、王の過ちを正さなくてはならないのである。そのためなら、敵を殺すのもいとわなかった。
北方200メートル先の砦で、俺は待機する。近くには負傷兵や俺と同じく休憩を挟む兵士たち、見張りの兵士たちがいた。この中では俺が最高位なのか、俺を見るや否や彼らは色々な配慮をしていた。ありがたいのだが、戦場に出れば上下など関係がない。強いて言えば、生き残ったものが上とでも言おうか。
「少将!敵が前方に現れました!装備や体格からして、あれは吸血鬼や巨人ではない別の種族と思われます!」
見張りの兵士の1人が報告にやってくる。どうやらここは簡易的な駐屯基地になったようだ。そしてそれを仕切るのは何故か俺ということになっている。まあ仕方がない。他の者達が冷静な判断を下さないというならば、自分にその権利が回るのも自然なことか。
「なるほど…奴らの装備はどんなだったかわかるか?」
「見るに、他の種族よりもしっかりとした装備であったかと。まるで人間たちのようで、軍を組織してやって来ております。知性があると思われます。」
「そうか…おそらくドラゴニュートがこちらに来ている可能性が高い。動ける兵士たちを集めよう。応戦する。」
動ける兵士たちの中でも佐官クラスの兵士らを集め俺は小隊を組織した。ドラゴニュート、奴らはドラゴンたちと共に生きるべく、かつて人間たちと袂を分かったものたちだ。その力は人間の遙か上を行く。ドラゴンとのハーフも増え、ますます強くなりつつある勢力だ。彼らがいるということは、ドラゴンたちもここへくる可能性もある。
「総員、1人でも多くを倒せ。砦に奴らを進ませるな。そしてドラゴンが現れたら撤退だ。その間は俺がどうにかする。」
威勢良くいったものだが、この兵たちでも何分持つだろうか…俺はドラゴンとの戦闘経験があるし、単独討伐も果たしているためまだしも、他の兵はそれがない。生きて帰ってくることのできる兵士がいるといいのだが。
そうこうしているうちに奴らの軍隊が来た。俺たちはそれを迎え撃つ。奴らはダガーや長剣、槍を持っており、飛び道具は見られない。だが、彼らの剣術は圧倒的力で屠るためにある。そのしなやかな動きと強靭な肉体の前には人間など塵のほどの力しかない。
「くっ…セァっ!」
襲いくる彼らを一人一人倒していく。隣では兵が1人倒された。その仇を取るようにすぐにそのドラゴニュートを倒す。またすぐ後ろのやつらを、次は体術で圧倒し、剣でとどめを刺す。そして遠くの敵は弓で殺す。この一連の流れでの攻撃で、すでに軍を半分以上壊滅させた。これは十分な痛手だろう。ただし、こちらは俺を含めてあと10もいないが。
近くでは死んだ兵隊の遺体もある。無残に首を切られたもの、虚空を見つめるもの、どれも残酷な死に方をしている。やはり王の傲慢は間違っている。彼は、ただ死地へと罪のない命を送るだけだ。人間は傲慢を認め、多種族と共存しなくてはならない…何か1つの支配など、あってはならないのだ…
「ぐっ…はぁっ!」
また1人敵を倒す。どうやらこちらにドラゴンは来ないらしい。運が良かった。そして軍もだいぶ数を減らし、彼らも撤退し始める。追うだけの兵力はすでに切らしているため、生き残った僅かの兵たちに、砦に戻るよう伝えた。
そして、自分も砦に戻ろうとした時、
「待て。歴戦の勇士よ」
低く、鋭い声に呼び止められる。振り返るとそこには、帽子をかぶった背の高いドラゴニュートがいた。その装備はドラゴニュートとしては軽装であるが、彼はヒュドラにも匹敵するようなレベルの槍を持っている。
「戦闘か…受けて立とうとも思うが…あいにく兵力を切らしている。」
彼は兵士とも思われたが、勝てるかで不安であった。この男から感じる闘気が異常だからだ。
「戦闘をするつもりはない、まだ貴様は殺すに早い。貴様はすでにこの戦争の不毛さを理解しているからだ。そして、この戦争をやめ人間の王の過ちを正すつもりなのだろう?」
まさしくその通りだ。何故知っているのかと疑問になった。この男の異常な闘気から、それを聞くのは不可能であったが。
「お前にはまだ、希望が持てる。この世界を変える希望が。」
「その希望に見合うことができる自信は今の俺にはないがな。」
「ふっ…何を弱気になる。」
男は微笑を浮かべる。そしてこう告げた。
「貴様の王は、もともと暴王ではないように思う。何か大きな力がこの世界の均衡を崩しているように思う。貴様も十分に気をつけろ。俺はここを去る。貴様は貴様の道を行け。」
そう言って、ドラゴニュートは消えた。漆黒の巨龍が空を悠然と舞っていた。
あのドラゴニュートの言わんとしたこと、この世界の均衡を崩す大きな何か。この惨劇はもしかしたら、作られたものなのかもしれない。しかし、まだ何もわからない。今あるのは、狂ったものたちの醜い争いだけである。ユリアスは砦に戻る道を歩いていた。
すると、目の前に兵士たちを解放する少女がいた。この戦場に1人子供とは、ユリアスは声をかける。
「お前、この場にいては危ないぞ。」
そして、固まった。その小さな体から感じる大きな闘気。この子は、ドラゴニュートの娘か。そしてその目はどこか儚げだった。
「何が危ないのですか。」
なるほど、そのような闘気のある者には何者も近づかないというわけか。その可憐な容姿とは裏腹な内に秘める圧倒的な力の前に誰もが屈するのだろう。
「貴方にはここで傷つく兵士たちが見えている?そして、この戦いに何を見出すの?この惨劇に。」
この子もあのドラゴニュートと同じか…この戦いに意味を見出せずにいる。ただ死んでいくだけの兵士たちが哀れなのだろう。
「俺にもわからない。ただ、その死を無駄にするわけにはいかないんだよ。俺は故国に帰って王の傲慢を正す必要がある。だから、その死んで行く兵たちの分まで生きなくちゃいけない。」
「あなたは、前に進めるのね。」
少女は儚く微笑んだ。その時、魔族たちが進軍してくるのが見えた。遠くからすでに、矢を放ってくる者もいる。俺は彼女を伏せさせる。そして矢をつがえ、放つ。ここも割れてしまったか…
「逃げよう。今は生きるんだ。」
そう言って彼女の手を握りしめ、ユリアスは戦場をかけた。
「人間は恨まれて然るべきことをしてきたさ、いつの時代も、そんなことがあったから今こうして報いを受けている。」
ユリアスはドラゴニュートの少女を連れて洞窟の中に入った。ここなら安全だ。そして彼は独白した。人間たちは今、終わらぬ報いを受けていると。そしてそれは受けて然るべきものであると。
「そうね、人間は確かに、この世界の均衡を壊している。そしてそれが戻るために今人間は報いを受けている。それは間違ってないわ。ただあなたのように優しく、徳のある人間もいる。それもわかってる。」
少女は優しく呟く。その目は聡明で全てを見ているようだった。
「君は何故、この戦場に?」
ユリアスは問うた。このような可憐な少女が何故この戦場にいるのか、まだ彼には不思議なことだった。
「私は、どうしても会いたかった人がいるんです。伝説のドラゴニュートで、私の父である人物に。ただ、私を1人で育ててくれた人なんです。彼はよく戦争に行った、でもできる限り私に愛情を注いでくれた。そう思うと、とても会いたくなってしまって…もしかしたら、ここいるんじゃないかと思って…ルーン魔術と体術くらいならできるから、なんとかここへ来ることはできたんですけど…父には会えませんでした。」
「つまり、君はお父さんを探していると?」
「はい。」
そうか。ユリアスは悟った。このような戦争で、家族と別れ失ったものがいると。これもまた、人間の作った負の遺産であると。そしてその脳裏にはかすかにあの男が浮かび上がっていた。
そして彼は決意した。
「君の父親探しを手伝おう。私とともに来るか?」
「えっ…良いんですか?」
彼女は不意をつかれたように驚く。
「私にできることといえばそれくらいだ…人間の犯した罪に比べれば小さいものだが…君を無事父の元へと連れて行くよ。」
俺にできることはこれくらいかもしれない。ただ何かを変えなくてはならない。ユリアスはすでに決意を固めている。
「…ありがとうございます。私もあなたのために、この力を使います。」
彼女は力強く答えた。
こうして、人類上位の英雄は、ドラゴニュートの娘の父を探すために、ともに旅を始めた。人間の犯してしまった惨劇の罪滅ぼしのため、そして、あのドラゴニュートの言ったことの真実を確かめるために。
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