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ゲーム世界に転生?
第3話 ゲームとの違い?
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記憶を思い出す前の俺と雛菊が、拠点候補と定めたのは、東関の東側では最大の湾の奥と言うことらしい。
まあ、『夢幻千年京』の拠点があった場所であり、地球での東京に当たる土地である。
「まず、海産物が取れて、将来的には水運での物資移動も出来る土地。
しかも内湾だから比較的海も穏やかなはずと、言うことなしの土地よ」
「確かに。
それで、今はどんな妖怪の支配下になっているんだ?」
地球では東京のあった場所だ。
発展するのは、保証されているようなもの。
問題は、そこを支配する妖怪にどう勝つか。
ゲームだと大河童とその配下が相手で、土属性の紗智だけでもギリギリ勝てたはずだけど、それは紗智が万能型のキャラだったのが大きい。
ましてや、雛菊は水に不利な金属性の妖怪。
だけど、勝算があって選んだはずだし……。
「あの辺は、龍脈こそ沢山走っているけど、何処の龍穴とも距離があるから、妖怪達は棲んでいないはずよ?
それも含めて、土地を選んだじゃない!」
「そうだった。
ごめん……。
けど、龍穴並みのエネルギーが得られる土地なのに、他の妖怪が棲み着いていないのも不思議だな……」
記憶にないことだが、下手に勘繰られても困るから、謝るしかないのは辛いところ。
「……あのね。
ハルは変な勘違いをしていない?
私達は妖怪って言う生き物なのよ?
確かに人間よりは丈夫だし、産まれながらに様々な術を使うことが出来るけど、分裂して増えるような化け物じゃないんだから、本拠地の龍穴からわざわざ離れる必要もないでしょ?」
「確かに……」
ゲームの場合は雑魚敵としても妖怪を出す必要があったけど、現実的ではないし、個体数が少ないってのはあり得るのか。
それなら、龍穴のエネルギーが足りなくなって、争いになることも減るわな。
「……まあ、霊力を持つ男がやって来たのは、問題になるかもしれないけどね」
「どういうことだ?」
「鈍いわね?
私達は女しか産まれてこないから、子供が欲しいなら、霊力を持つ人間の男と交わる必要があるのよ?
けど、人間の男自体が結界に守られた都にしかいない。
……本来ならね?」
つまり、鴨葱状態と言うことか?
……いや、大変な状況なのは間違いないけど、男子高校生として嬉しいような。
「ニヤニヤしているところに悪いけど、結界の外で霊力を全部奪われたら、昇天。
運良く多少残っても、妖怪化は避けられないわよ?
誘惑には気を付けなさい」
「マジか……」
TSももちろん嫌だが、前世のような年中倦怠感のある人生の可能性がある以上、死ぬのはマジで勘弁して欲しい。
「何を当たり前のことを言ってるのよ?
私の両親が、母親しかいないんだから、実例で知っているでしょ?
……本当に大丈夫?」
「え?」
「明《あきら》母さんは、元々ハルのお父さんの弟だったのよ?
私達が従姉弟って、時点で気付きなさいよ!」
……今回の転生先のヤツ、飛んでもない設定背負っているな。
まさか、雛菊と従姉弟関係にある男とは……。
ゲーム主人公以上に、妖怪と縁が深い。
新都計画が立ったら、そりゃ真っ先に向かわされるわ。
「……まあ、普段は都住みだったハルと東関を出て直ぐの山に棲んでいた私達家族じゃ、それほど頻繁な交流もなかったけど。
さて、着いたわ」
自分を納得させるように呟いた後、切り替えたように宣言をする。
特に代わり映えしたようにも感じないが、ここが目的地だったのだろうか?
「ここがハルが寝惚けている間に、私が先行して見付けた場所よ。
直線で東に走ってきた龍脈と、海岸線沿いに走ってきた龍脈がぶつかり合い、四方へ分散している地点。
殆ど龍穴と変わらないくらいのエネルギーがあるわ」
見た目には先ほど目覚めた草原と大差ないのだけど、雛菊が自信満々に言うのなら正しいのだろう。
「さあ、龍穴もどきを造るわよ。
はい!」
「……なにこれ?」
術で錬成したと思われる金物を渡されるが、それは、
「何って、ツルハシよ?
龍脈のある深さまで穴を開ける必要があるでしょ?
頑張りなさい!」
「……はい」
どうやら、肉体労働は俺の担当らしい。
どう考えても、それくらいしか役に立たないのも事実だけど。
「私は今日の夜食べる木の実とか探してくるから、ひたすら掘ってなさいよ?
簡易結界は張っておくから襲撃の心配もないわ」
まあ、2人で分業しないと死にかねない状況だし、しょうがないか。
ゲームだと拠点となる場所をタップして完了だったんだけどな……。
まあ、『夢幻千年京』の拠点があった場所であり、地球での東京に当たる土地である。
「まず、海産物が取れて、将来的には水運での物資移動も出来る土地。
しかも内湾だから比較的海も穏やかなはずと、言うことなしの土地よ」
「確かに。
それで、今はどんな妖怪の支配下になっているんだ?」
地球では東京のあった場所だ。
発展するのは、保証されているようなもの。
問題は、そこを支配する妖怪にどう勝つか。
ゲームだと大河童とその配下が相手で、土属性の紗智だけでもギリギリ勝てたはずだけど、それは紗智が万能型のキャラだったのが大きい。
ましてや、雛菊は水に不利な金属性の妖怪。
だけど、勝算があって選んだはずだし……。
「あの辺は、龍脈こそ沢山走っているけど、何処の龍穴とも距離があるから、妖怪達は棲んでいないはずよ?
それも含めて、土地を選んだじゃない!」
「そうだった。
ごめん……。
けど、龍穴並みのエネルギーが得られる土地なのに、他の妖怪が棲み着いていないのも不思議だな……」
記憶にないことだが、下手に勘繰られても困るから、謝るしかないのは辛いところ。
「……あのね。
ハルは変な勘違いをしていない?
私達は妖怪って言う生き物なのよ?
確かに人間よりは丈夫だし、産まれながらに様々な術を使うことが出来るけど、分裂して増えるような化け物じゃないんだから、本拠地の龍穴からわざわざ離れる必要もないでしょ?」
「確かに……」
ゲームの場合は雑魚敵としても妖怪を出す必要があったけど、現実的ではないし、個体数が少ないってのはあり得るのか。
それなら、龍穴のエネルギーが足りなくなって、争いになることも減るわな。
「……まあ、霊力を持つ男がやって来たのは、問題になるかもしれないけどね」
「どういうことだ?」
「鈍いわね?
私達は女しか産まれてこないから、子供が欲しいなら、霊力を持つ人間の男と交わる必要があるのよ?
けど、人間の男自体が結界に守られた都にしかいない。
……本来ならね?」
つまり、鴨葱状態と言うことか?
……いや、大変な状況なのは間違いないけど、男子高校生として嬉しいような。
「ニヤニヤしているところに悪いけど、結界の外で霊力を全部奪われたら、昇天。
運良く多少残っても、妖怪化は避けられないわよ?
誘惑には気を付けなさい」
「マジか……」
TSももちろん嫌だが、前世のような年中倦怠感のある人生の可能性がある以上、死ぬのはマジで勘弁して欲しい。
「何を当たり前のことを言ってるのよ?
私の両親が、母親しかいないんだから、実例で知っているでしょ?
……本当に大丈夫?」
「え?」
「明《あきら》母さんは、元々ハルのお父さんの弟だったのよ?
私達が従姉弟って、時点で気付きなさいよ!」
……今回の転生先のヤツ、飛んでもない設定背負っているな。
まさか、雛菊と従姉弟関係にある男とは……。
ゲーム主人公以上に、妖怪と縁が深い。
新都計画が立ったら、そりゃ真っ先に向かわされるわ。
「……まあ、普段は都住みだったハルと東関を出て直ぐの山に棲んでいた私達家族じゃ、それほど頻繁な交流もなかったけど。
さて、着いたわ」
自分を納得させるように呟いた後、切り替えたように宣言をする。
特に代わり映えしたようにも感じないが、ここが目的地だったのだろうか?
「ここがハルが寝惚けている間に、私が先行して見付けた場所よ。
直線で東に走ってきた龍脈と、海岸線沿いに走ってきた龍脈がぶつかり合い、四方へ分散している地点。
殆ど龍穴と変わらないくらいのエネルギーがあるわ」
見た目には先ほど目覚めた草原と大差ないのだけど、雛菊が自信満々に言うのなら正しいのだろう。
「さあ、龍穴もどきを造るわよ。
はい!」
「……なにこれ?」
術で錬成したと思われる金物を渡されるが、それは、
「何って、ツルハシよ?
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頑張りなさい!」
「……はい」
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