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ゲーム世界に転生?
第5話 拠点開設
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「……まあ、無駄に独り言を呟きつつも仕事はきっちりやっていたようで安心したわ」
俺を不幸のどん底に叩き落としてきた従姉は、崩れ落ちる俺には見向きもせずに、掘られた穴を確認していた。
スコップとかに比べれば効率が悪く、大した大きさの穴ではないのだが、
「必要なのは、龍脈に干渉出来る程度の深さだもの」
と言って、右手をかざす。
途端、手の先が輝き、銀色の棒のような物が突き刺さる。
刺さった棒の先端からは、虹色の光が溢れ、周囲の空気に溶けるように消えて行く。
加えて、
「疲れが取れてく?」
温泉に浸かったかのように、移動と穴掘りの疲労が抜けて行くのを感じた。
「龍脈のエネルギーを霊力に変換して、その霊力で自身の身体に回復の術を施しているんでしょうね。
……さて、ここに建物を建てて、町造りの拠点にするわ。
少し離れて」
ここだけゲーム並みの回復機能!
と驚きつつ、棒から少し離れるとその周囲に台座のような物が顕れて、棒を覆う。
棒が埋まると淡く光る水が溢れだし、周囲を濡らすが、
「まず、貯蔵地を設置するべきね?」
雛菊の呟きと共に、台座周りが1段低くなり、そこから溝が延び、少し離れた所にきれいな円形の池が出来上がる。
「……そのままだと、空気中に逃げるエネルギーを水に溶かして貯蔵できるようにしたわ。
後は、建物や設備にこの貯蔵地から、側溝を敷けば、自由に利用出来るわ。
建物や設備は私が設置をするから、場所と大きさを指定しなさい」
微妙にゲームとは違うらしい。
ゲームだと、そもそも龍脈をどうやって利用しているかは説明されていなかったから、これが本来の使用方法なのかもしれないけど……。
「貯蔵地には時間と共に龍脈エネルギーが貯まっていくから、大きい建物や高性能な設備を設置したいなら、我慢が必要になる感じ。
今は、最低限の寝起きが出来る小さな小屋を設置するのが精々ね」
……そこは同じだ。
最初は小さな小屋で、龍脈エネルギーが貯まるにつれて、徐々に大きい設備を設置出来る。
となれば、
「やっぱり、他の龍穴を征服していくと、龍脈エネルギーが貯まる速度も早くなるのかな?」
町を発展させるために、他の龍穴を征服して行く。
そのために強い妖怪を集めたり、住人を強化する設備を設置したりする。
要は戦争パートと内政パートを繰り返しながら、町造りをしていくゲームだったのだが、
「え?
無いわよ?
そもそも、ここの龍脈だって他の龍穴と繋がってるのよ?
征服してどうするのよ?」
雛菊に呆れられる。
……確かに、ゲームだと拠点に他の龍穴を接続してエネルギーの供給量を上げると言う設定だったけど、改めて指摘されると理屈がおかしい。
だが、
「……いえ、考え方次第ね?
他の龍穴で細々とした日常品を作成すれば、ここは大型設備に専念出来るのかしら?
まあ、そのためには強力且つ忠実な配下を手に入れる必要があるし……」
と、言わば分業制度で見かけ上のエネルギー供給量を上げる方策を考える雛菊。
「それよりも供給棒を強化して、さっさと供給量を上げた方が手っ取り早いわね。
ハル、良い暮らしを手に入れたかったら、良い素材を手に入れられるように頑張りなさい」
「……まあ、良いけど」
結局、あれこれと考えた末に、地道な内政オンリーを提案してきた雛菊。
まあ、用意に戦力を増やせず、荒事は雛菊にしか頼れない状況では、ある意味当然な結論だったようだ。
「じゃあ、小屋を建てて、夕食をすませましょ?
早めに寝て、明日からに備えないと……」
「そうなの?」
「もうすぐ暗くなるでしょ?
灯りは、灯している間ずっと龍脈エネルギーを消費するのよ?
ここでの生活は日の出共に起きて、日の入りと共に寝るくらいだと思っておきなさいな」
ガチのスローライフだった。
江戸時代とかの生活を求められるなんて……。
俺を不幸のどん底に叩き落としてきた従姉は、崩れ落ちる俺には見向きもせずに、掘られた穴を確認していた。
スコップとかに比べれば効率が悪く、大した大きさの穴ではないのだが、
「必要なのは、龍脈に干渉出来る程度の深さだもの」
と言って、右手をかざす。
途端、手の先が輝き、銀色の棒のような物が突き刺さる。
刺さった棒の先端からは、虹色の光が溢れ、周囲の空気に溶けるように消えて行く。
加えて、
「疲れが取れてく?」
温泉に浸かったかのように、移動と穴掘りの疲労が抜けて行くのを感じた。
「龍脈のエネルギーを霊力に変換して、その霊力で自身の身体に回復の術を施しているんでしょうね。
……さて、ここに建物を建てて、町造りの拠点にするわ。
少し離れて」
ここだけゲーム並みの回復機能!
と驚きつつ、棒から少し離れるとその周囲に台座のような物が顕れて、棒を覆う。
棒が埋まると淡く光る水が溢れだし、周囲を濡らすが、
「まず、貯蔵地を設置するべきね?」
雛菊の呟きと共に、台座周りが1段低くなり、そこから溝が延び、少し離れた所にきれいな円形の池が出来上がる。
「……そのままだと、空気中に逃げるエネルギーを水に溶かして貯蔵できるようにしたわ。
後は、建物や設備にこの貯蔵地から、側溝を敷けば、自由に利用出来るわ。
建物や設備は私が設置をするから、場所と大きさを指定しなさい」
微妙にゲームとは違うらしい。
ゲームだと、そもそも龍脈をどうやって利用しているかは説明されていなかったから、これが本来の使用方法なのかもしれないけど……。
「貯蔵地には時間と共に龍脈エネルギーが貯まっていくから、大きい建物や高性能な設備を設置したいなら、我慢が必要になる感じ。
今は、最低限の寝起きが出来る小さな小屋を設置するのが精々ね」
……そこは同じだ。
最初は小さな小屋で、龍脈エネルギーが貯まるにつれて、徐々に大きい設備を設置出来る。
となれば、
「やっぱり、他の龍穴を征服していくと、龍脈エネルギーが貯まる速度も早くなるのかな?」
町を発展させるために、他の龍穴を征服して行く。
そのために強い妖怪を集めたり、住人を強化する設備を設置したりする。
要は戦争パートと内政パートを繰り返しながら、町造りをしていくゲームだったのだが、
「え?
無いわよ?
そもそも、ここの龍脈だって他の龍穴と繋がってるのよ?
征服してどうするのよ?」
雛菊に呆れられる。
……確かに、ゲームだと拠点に他の龍穴を接続してエネルギーの供給量を上げると言う設定だったけど、改めて指摘されると理屈がおかしい。
だが、
「……いえ、考え方次第ね?
他の龍穴で細々とした日常品を作成すれば、ここは大型設備に専念出来るのかしら?
まあ、そのためには強力且つ忠実な配下を手に入れる必要があるし……」
と、言わば分業制度で見かけ上のエネルギー供給量を上げる方策を考える雛菊。
「それよりも供給棒を強化して、さっさと供給量を上げた方が手っ取り早いわね。
ハル、良い暮らしを手に入れたかったら、良い素材を手に入れられるように頑張りなさい」
「……まあ、良いけど」
結局、あれこれと考えた末に、地道な内政オンリーを提案してきた雛菊。
まあ、用意に戦力を増やせず、荒事は雛菊にしか頼れない状況では、ある意味当然な結論だったようだ。
「じゃあ、小屋を建てて、夕食をすませましょ?
早めに寝て、明日からに備えないと……」
「そうなの?」
「もうすぐ暗くなるでしょ?
灯りは、灯している間ずっと龍脈エネルギーを消費するのよ?
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