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地上での生活
第91話 大江百花
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……ミコトなんかに相談するんじゃなかった。
「私より街に詳しいのを呼ぶわ」
と言うミコトによって、現在俺達は不良っぽい女性達に囲まれていた。
「第32代酒呑童子の大江です!
今日は姐さんのお連れさんが、京都観光を楽しめるように精一杯務めさせていただくんで、よろしくお願いいたします」
「シャイ子ちゃん、大江百鬼の幹部総動員は、すこし大袈裟じゃない?」
先頭で深く頭を下げるのは、ギャルのような容姿に、体育会系の不良みたいな態度。
先端は金髪だが、根本にいく程、黒い髪と濃いキャラな少女であった。
「姐さんのお連れが、男ってことで念のためです!
今の京都は天外魔境!
これくらいの準備は必要です!
……後、シャイ子はやめて下さい。
酒呑童子でお願いします!」
「……晴彦、この子達は、代々私に使えている家の子達。
特にこのプリン頭は、まとめ役の家柄で当主は酒呑童子って名乗ってるわ。
本名は大江シャイン。
先々代に当たる父親が、太陽のように優しい娘になって欲しいと付けたらしいけどね……。
シャイ子で十分よ」
気合い十分の少女だが、ミコトはあっさりとスルー。
「ちょっと姐さん!」
「大江百鬼ってのは、酒呑童子を隊長にした私の兵隊だけど、今はシャイ子のせいで、夜遊びギャルの軍団になっちゃったわ。
ムー子、出てきなさい!」
「……はい」
抗議を受けとる気はないらしい。
雛菊とかも、結構そういうところがあるし、彼女らの中ではスタンダードなのだろうか?
「……大杉ムーンっす、副長の茨木童子を襲名してます。
ちな、今は大江百鬼じゃなくて、大江百花名乗ってんでよろです」
こちらは着崩した制服のような服装のテンション低めギャル。
「本当にこの娘達は……。
代々義侠集団で鳴らした大江百鬼が、こんな集団になっちゃって……」
「ですけどね、姐さん?
大災害で、親父が逝っちまって、兄貴もあんな調子っす。
お陰で継ぐ予定のなかった私らは、何をしたら良いか分からなかったんです。
そんな私らに好きにやれって言ったのは、姐さんですよ?」
嘆いているミコトに、シャイ子さんが文句を言うと、周囲も続いてやいのやいのと抗議する。
「ああ、うるさいわよ!
さっさと案内しなさい!」
そして、キレるミコト。
日頃の雛菊と他のメンツのやり取りを見ている気分だ。
「うっす!
じゃあ、目の前の伏見稲荷から順番に……」
「却下。
何でそんな辛気臭いとこへいくのよ?」
そして、自分の行きたいところ優先の文句。
ここは、
「ミコト。
俺もせっかく京都に来たから、観光地を巡りたい気もするんだけど……」
「兄さん!
ありがとうございやす!」
シャイ子さんに助け船を出す。
下手に喧嘩をされるのは、勘弁願いたいので、大江百花へ手を貸した感じだ。
「お馬鹿ね。
良い? 神社仏閣ってのは、大抵古い人外が縄張りにしてるの。
分かったら、街中の若者向け施設へ案内しなさい」
「うっす!」
確かに、先程まで一緒にいた璞蔵主も、此処が妖狐の隠れ家みたいに言っていた。
最初からそういえば良いのに……。
「あ、ムー子は京都駅前の高級ホテル抑えて来て、支払いは……」
「こっちで持つよ。
タダ働きは申し訳ないからね」
続けてムーンさんへホテルの指示を出すミコト。
支払いを莧が提案してくれたのはありがたい。
「じゃあ、早速行くっす!
まずは稲荷駅から京都駅まで移動っす!
んで、モールかカラオケで良いっすか?」
「俺は十分だけど……」
こっちを見てくるシャイ子さんの提案に、了承すると、
「じゃあそうしましょうか」
にっこり笑うミコト。
正直、京都らしい観光がしてみたかったんだけど……。
「そういえば、莧は車だけど?
どうするの?」
「ああ、僕は車を数日単位で、停めれる場所を探すよ。
優歌と眞緒が一緒なら大丈夫だろうし……」
確かに、しかも雛菊の友人ミコトに加え、子孫とはいえ、あの有名な酒呑童子の鬼軍団が一緒だし、安全なのは間違いないだろうと思う。
「私より街に詳しいのを呼ぶわ」
と言うミコトによって、現在俺達は不良っぽい女性達に囲まれていた。
「第32代酒呑童子の大江です!
今日は姐さんのお連れさんが、京都観光を楽しめるように精一杯務めさせていただくんで、よろしくお願いいたします」
「シャイ子ちゃん、大江百鬼の幹部総動員は、すこし大袈裟じゃない?」
先頭で深く頭を下げるのは、ギャルのような容姿に、体育会系の不良みたいな態度。
先端は金髪だが、根本にいく程、黒い髪と濃いキャラな少女であった。
「姐さんのお連れが、男ってことで念のためです!
今の京都は天外魔境!
これくらいの準備は必要です!
……後、シャイ子はやめて下さい。
酒呑童子でお願いします!」
「……晴彦、この子達は、代々私に使えている家の子達。
特にこのプリン頭は、まとめ役の家柄で当主は酒呑童子って名乗ってるわ。
本名は大江シャイン。
先々代に当たる父親が、太陽のように優しい娘になって欲しいと付けたらしいけどね……。
シャイ子で十分よ」
気合い十分の少女だが、ミコトはあっさりとスルー。
「ちょっと姐さん!」
「大江百鬼ってのは、酒呑童子を隊長にした私の兵隊だけど、今はシャイ子のせいで、夜遊びギャルの軍団になっちゃったわ。
ムー子、出てきなさい!」
「……はい」
抗議を受けとる気はないらしい。
雛菊とかも、結構そういうところがあるし、彼女らの中ではスタンダードなのだろうか?
「……大杉ムーンっす、副長の茨木童子を襲名してます。
ちな、今は大江百鬼じゃなくて、大江百花名乗ってんでよろです」
こちらは着崩した制服のような服装のテンション低めギャル。
「本当にこの娘達は……。
代々義侠集団で鳴らした大江百鬼が、こんな集団になっちゃって……」
「ですけどね、姐さん?
大災害で、親父が逝っちまって、兄貴もあんな調子っす。
お陰で継ぐ予定のなかった私らは、何をしたら良いか分からなかったんです。
そんな私らに好きにやれって言ったのは、姐さんですよ?」
嘆いているミコトに、シャイ子さんが文句を言うと、周囲も続いてやいのやいのと抗議する。
「ああ、うるさいわよ!
さっさと案内しなさい!」
そして、キレるミコト。
日頃の雛菊と他のメンツのやり取りを見ている気分だ。
「うっす!
じゃあ、目の前の伏見稲荷から順番に……」
「却下。
何でそんな辛気臭いとこへいくのよ?」
そして、自分の行きたいところ優先の文句。
ここは、
「ミコト。
俺もせっかく京都に来たから、観光地を巡りたい気もするんだけど……」
「兄さん!
ありがとうございやす!」
シャイ子さんに助け船を出す。
下手に喧嘩をされるのは、勘弁願いたいので、大江百花へ手を貸した感じだ。
「お馬鹿ね。
良い? 神社仏閣ってのは、大抵古い人外が縄張りにしてるの。
分かったら、街中の若者向け施設へ案内しなさい」
「うっす!」
確かに、先程まで一緒にいた璞蔵主も、此処が妖狐の隠れ家みたいに言っていた。
最初からそういえば良いのに……。
「あ、ムー子は京都駅前の高級ホテル抑えて来て、支払いは……」
「こっちで持つよ。
タダ働きは申し訳ないからね」
続けてムーンさんへホテルの指示を出すミコト。
支払いを莧が提案してくれたのはありがたい。
「じゃあ、早速行くっす!
まずは稲荷駅から京都駅まで移動っす!
んで、モールかカラオケで良いっすか?」
「俺は十分だけど……」
こっちを見てくるシャイ子さんの提案に、了承すると、
「じゃあそうしましょうか」
にっこり笑うミコト。
正直、京都らしい観光がしてみたかったんだけど……。
「そういえば、莧は車だけど?
どうするの?」
「ああ、僕は車を数日単位で、停めれる場所を探すよ。
優歌と眞緒が一緒なら大丈夫だろうし……」
確かに、しかも雛菊の友人ミコトに加え、子孫とはいえ、あの有名な酒呑童子の鬼軍団が一緒だし、安全なのは間違いないだろうと思う。
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