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地上での生活
第134話 いつもの
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「モニター越しとは言え、ハルの困惑顔は本当に可愛いわね」
電話の振りをして別室へ移り、隠しカメラから送られてくるハル達の様子をみる。
見た感じ積極的に攻めている娘が1人。
周囲の4人は、様子見。
更にその外側の3人ほどは、5人のアシスト要員と言った感じね?
「本当に宜しかったんですか?
私達としては助かったのも事実ですけど……」
隣で同じようにモニターを覗く鈴木の質問。
結構、申し訳なさそうな顔をしているわね。
こちらも、政財界にパイプがほしいと言う思惑があるけど、ついでに恩を売っておきましょう。
「私達も今の政権には頑張ってもらいたいから、気にしないで良いわ」
「ありがとうございます」
それにしても……。
大災害の影響は深刻ね。
ハルの情報は、表向きは、ダンジョンから生還しただけの、一般男性に過ぎないはずなのに、それなりの家柄の跡取りらしき娘が、5人も集まったなんて。
それとも、私達の情報を握っているのかしら?
「念のため、確認したいのだけど、私達の正体はどれくらい広まってるのかしら?」
「私達から周囲へ漏らすようなことは誓ってしていませんが、今回の懇親会に参加された方達は自衛隊と繋がりのある家柄の方が多いですね」
なるほど、自衛隊経由で私達の情報を得ているくらいは、考えておいた方が良さそうね。
「家柄ね?
そこそこの名家出身な感じかしら?」
「政財界では中堅層と言った具合でしょうね。
一応、上位層のおうちにも声は掛けてみたのですが……」
まあ、中間クラスで、自衛隊とコネもあると言うのは良いわね。
2~3人、身内にほしいところではあるわ。
特に、今積極的に動いている娘は、幼い顔立ちに豊満な胸。
敦美対策にちょうど良い感じじゃないかしら?
……表情の節々にハルを見下している感じが、出ているのが残念だけど、年相応と言った感じでもあるし。
けれど、
「財界上位層は参加しなかったのね?
私の感覚だと、家を護るために頭を下げるくらいは出来そうなイメージだけど、ずいぶん様変わりしたと言うことかしら?」
金持ち喧嘩せずではないけれど、下手な態度はイメージダウンになると、熟知している印象が強い。
だから、やって来るならそういう家のお嬢様達だと思っていたのだけど、逆に中堅クラスの家柄の娘達が来たのが意外……。
半端な金持ちの方が、無駄にプライドを優先する感じだったけど?
「さすがに、それは私達では分かりませんけれど……」
まあ、彼女は政界の人間だものね。
まして、議員秘書と言う立ち位置で、財界の動きは詳しくないか……。
「私達は、これでもそれなりに影響力が大きいから、下手な軋轢にならないよう、既得権益層の中でも強い勢力と、繋がりたかったんだけどね……」
魔素を利用した技術では、私達の方が優位だろうし、純粋な魔法能力などでも勝っている自信がある。
けれど、勝てるから戦うのは、バカのすることでしょ?
争って弱った状態で取り込むよりも、そのまま取り込んだ方が利益が大きいのだから。
「それで晴彦さんがこちらに来ることを、水面下で喧伝したのですよね?
私達も協力させていただいたわけですし……」
「そうね。
ダンジョンから無事に生還した男性。
それなりに由緒正しい家柄なら、取り込もうとする価値も分かりそうなものだけど……」
魔素と呪力が同じものと、言うことくらいは、予想付いているでしょうし、魔素適性の高い人間の価値も分かっていると、思ったのだけどね。
無い物ねだりをしてもしょうがないし、今回釣れた娘達でも、良いかしら?
あら?
……少し流れが変わってきたわ。
拠点の話になりそうな雰囲気。
そろそろ戻らないと、いけないわね。
ハルが変な情報を出す前に、戻らないとハルの常識が世間の非常識なところがあるから。
ハルなりに、魔物に関する情報は絞っているみたいだけど、拠点の価値をどれくらい認識しているか不安なのよ……。
「そろそろ戻ろうと思うわ。
色々ありがとうね」
「いえ、こちらこそありがとうございます」
隠しカメラの設置等々の危ない橋を渡らせた鈴木に、礼を言う。
まあ、向こうもハルとの繋がりを表明出来たから、お互い様ではあるのだけど……。
電話の振りをして別室へ移り、隠しカメラから送られてくるハル達の様子をみる。
見た感じ積極的に攻めている娘が1人。
周囲の4人は、様子見。
更にその外側の3人ほどは、5人のアシスト要員と言った感じね?
「本当に宜しかったんですか?
私達としては助かったのも事実ですけど……」
隣で同じようにモニターを覗く鈴木の質問。
結構、申し訳なさそうな顔をしているわね。
こちらも、政財界にパイプがほしいと言う思惑があるけど、ついでに恩を売っておきましょう。
「私達も今の政権には頑張ってもらいたいから、気にしないで良いわ」
「ありがとうございます」
それにしても……。
大災害の影響は深刻ね。
ハルの情報は、表向きは、ダンジョンから生還しただけの、一般男性に過ぎないはずなのに、それなりの家柄の跡取りらしき娘が、5人も集まったなんて。
それとも、私達の情報を握っているのかしら?
「念のため、確認したいのだけど、私達の正体はどれくらい広まってるのかしら?」
「私達から周囲へ漏らすようなことは誓ってしていませんが、今回の懇親会に参加された方達は自衛隊と繋がりのある家柄の方が多いですね」
なるほど、自衛隊経由で私達の情報を得ているくらいは、考えておいた方が良さそうね。
「家柄ね?
そこそこの名家出身な感じかしら?」
「政財界では中堅層と言った具合でしょうね。
一応、上位層のおうちにも声は掛けてみたのですが……」
まあ、中間クラスで、自衛隊とコネもあると言うのは良いわね。
2~3人、身内にほしいところではあるわ。
特に、今積極的に動いている娘は、幼い顔立ちに豊満な胸。
敦美対策にちょうど良い感じじゃないかしら?
……表情の節々にハルを見下している感じが、出ているのが残念だけど、年相応と言った感じでもあるし。
けれど、
「財界上位層は参加しなかったのね?
私の感覚だと、家を護るために頭を下げるくらいは出来そうなイメージだけど、ずいぶん様変わりしたと言うことかしら?」
金持ち喧嘩せずではないけれど、下手な態度はイメージダウンになると、熟知している印象が強い。
だから、やって来るならそういう家のお嬢様達だと思っていたのだけど、逆に中堅クラスの家柄の娘達が来たのが意外……。
半端な金持ちの方が、無駄にプライドを優先する感じだったけど?
「さすがに、それは私達では分かりませんけれど……」
まあ、彼女は政界の人間だものね。
まして、議員秘書と言う立ち位置で、財界の動きは詳しくないか……。
「私達は、これでもそれなりに影響力が大きいから、下手な軋轢にならないよう、既得権益層の中でも強い勢力と、繋がりたかったんだけどね……」
魔素を利用した技術では、私達の方が優位だろうし、純粋な魔法能力などでも勝っている自信がある。
けれど、勝てるから戦うのは、バカのすることでしょ?
争って弱った状態で取り込むよりも、そのまま取り込んだ方が利益が大きいのだから。
「それで晴彦さんがこちらに来ることを、水面下で喧伝したのですよね?
私達も協力させていただいたわけですし……」
「そうね。
ダンジョンから無事に生還した男性。
それなりに由緒正しい家柄なら、取り込もうとする価値も分かりそうなものだけど……」
魔素と呪力が同じものと、言うことくらいは、予想付いているでしょうし、魔素適性の高い人間の価値も分かっていると、思ったのだけどね。
無い物ねだりをしてもしょうがないし、今回釣れた娘達でも、良いかしら?
あら?
……少し流れが変わってきたわ。
拠点の話になりそうな雰囲気。
そろそろ戻らないと、いけないわね。
ハルが変な情報を出す前に、戻らないとハルの常識が世間の非常識なところがあるから。
ハルなりに、魔物に関する情報は絞っているみたいだけど、拠点の価値をどれくらい認識しているか不安なのよ……。
「そろそろ戻ろうと思うわ。
色々ありがとうね」
「いえ、こちらこそありがとうございます」
隠しカメラの設置等々の危ない橋を渡らせた鈴木に、礼を言う。
まあ、向こうもハルとの繋がりを表明出来たから、お互い様ではあるのだけど……。
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