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第03話:バシリア・ド・ミース
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大広間には焼いた子羊の香りが漂い、
ワインとスパイスの混ざった温かいソースが銀皿に注がれた。
パンの皿の上には、湖で獲れたマスの香草煮が置かれ、
温い野菜のスープが先に配られる。
15世紀の高貴な者の食する物だが。21世紀の食べ物に比べれば何段も落ちる…
俺はアリスの言う”忌まわしいあの世界”で似たような食事を3年摂っていた。戦場では硬いライ麦パン、干し肉、干し魚だ…暖かいだけで感謝するようになっていた。
俺の世話は、アリスがつけてくれたメイド。バシリアがしてくれている。
バシリア・ド・ミースと言うらしい。俺としてはドとかフォンとかつくと貴族を連想するが、この時代、この地方では”ド・ミース”は、現代の姓やミドルネームではなく、彼女の出身地を示す添え名で、ミース村のバシリアと言う意味だと教えて貰った。レオナルド・ダ・ヴィンチはヴィンチ村のレオナルドとのことだ。
***
用意してもらった客室で俺は思案する。
”忌まわしいあの世界”のことだ。俺が罪とか罰とかでここに飛ばされてしまい、残った楓華、一揮、瑠璃がどうなったのか…
状況からして希望を持てないことは理解はしている。だが受け入れることは出来ない。俺は戻って確認しなければいけない。たとえ死ぬことになっても…為さねばならない。
そのためにもアリスの知識が必要だ…
それと、今日はさほど不都合は感じなかったが、今後問題になるだろう…と
視線を落とし自分を見る。
(はぁ…)と、嘆息する。
身長は140センチくらいだろうか、華奢で色白…勇者の能力が使えるため、体格、性別で発揮できない力はないが…視点やリーチによる影響はありそうだ。
最大の問題は容姿が良すぎること。ビジュアルもそうだが、なだらかながら出るところは出、引っ込むところは引っ込んだ体型は不味い。今後人目を引くのはマイナスにしかならないと思う…
頭を振り懸念を振り払うと、視線を扉に向ける。客室の外に気配を感じていたからだ。
すると扉の向こうで、金属が控えめに触れ合う音がした。
小さな真鍮のノッカーが、メイドの指先で二度だけ叩かれたのだ。
返事を確かめると、メイドは静かに扉を開けた。
入って来たのはバシリアだ、
柔らかなリネンのシフトを手に持っている。
「アニェス様、夜のお召し替えをいたします」
「あ、いや不要だ」
バシリアは小首を傾げ、大丈夫ですかという風情で俺を見る。
「……」
「……」
見つめあうことしばし、俺はお願いすることにした…
湖で俺に着せたのはバシリアだし…何より考えてみると、着ている衣装は1431年に似つかわしくない。
シフトやコルセットはこの時代の物のようだが、上着は俺が高校まで過ごした日本のゴスロリ服だ。この時代にこんなものあるわけないと思うのだが…流石はアリスということなのかもしれない。
紐だらけ、フリルだらけ、リボンだらけの服など俺は着かたも脱ぎ方も知らない。
バシリアは、滑るように背後にまわると、手慣れた脱がせ方で俺を待たせることなくシフト姿にしてしまった。
テキパキとコルセットの汗をふき取ると専用箱にしまい、シフトと上着は片手に掛けて俺を伺う。「何かご入用なものとかございますか?」と。
俺が首を振ると、バシリアは「ゆっくりお休みくださいと」お辞儀すると部屋を後にした。
…付け加えていうと、彼女達のメイド服も日本のゴスロリメイド服だった。
***
バシリアが扉の前に立つ気配を感じ、薄く目を開けた。
朝の気配はするが、客室はまだ夜の続きのように仄暗い。
窓は白い布を押し当てたように曇り、霧に砕けた光は部屋に届く前に弱まっている。
寒さ除けの四柱ベッドのカーテンを引くと、冷たい空気が頬を撫でた。石壁はほのかに湿り、暖炉の残り火が赤い息を落としている。
昨夜と同じ強さで扉のノッカーが奏でられた。
「バシリア。起きてるよ」
静かに扉が開かれバシリアが、今日の衣装を持って入って来た。
「アニェス様、お召し替えをいたします」
俺は、頷くと言葉を発することなく、バシリアに着替えをお願いした。
***
バシリアが、二頭の馬を俺とアリスの前に引いてきた。
見事な黒毛の馬と、栗毛に金髪のように明るいたてがみを持つ栗白馬だ。二頭とも体高は今の俺とほぼ同じで、頭は見上げる位置にある。馬身はおよそ二メートルといったところだ。
「オンブルとブロンダンです」バシリアが名前を教えてくれる。
俺は迷わず栗白の馬を選び、「よろしく頼む。ブロンダン」と首を撫でて挨拶した。
ヴォージュからルーアンまで──全行程29日、およそ700km。馬を休ませながら進むとなれば、1日に6時間、せいぜい24kmが限界だ。
ローマ時代の舗装路はすでに失われ、整備されていない荒れ道をひたすら進まねばならない。計算どおりに進むなどまず不可能で、遅れれば取り返しがつかない。……間に合わない、など絶対にあってはならない。
「行程はバシリアに伝えてあります。はぐれないようにしなさい」
それと…といって、木箱に武器を並べていたサラ-バシリアと瓜二つなメイド-に視線を移す。
「アニェス様どうぞお選びください」
片手剣、長剣、手斧、槍、弓──さまざまな武器が並べられていた。
俺は短く扱いやすい片手剣と10本のスローナイフを選んだ。スローナイフは太腿に編み込んだ革製のホルダーに片足5本づつ装備する。スカートにナイフとか憧れたシチュエーションの実現だ。
片手剣は腰に吊るす…
「プッ…」アリスが堪えきれず吹き出した。
…アニェスの身長では、片手剣ですら鞘の先が地面に触れてしまう長さなのだ。
俺は無言で腰から吊るすのをやめると、代わりに革紐付きの鞘に収まったタガーを手に取り、胸元へ縦に固定した。
俺より十センチほど背の高いバシリアは、片手剣を背中に回して装備したようだ。
「彼女の戦闘力は?」アリスに尋ねる。
「…小隊規模の兵士なら任せても大丈夫。貴方の足手まといにはならないわ」アリスはそうね、といった感じでバシリアを見る。俺の目から見ても彼女の立ち居振る舞いはそう感じられた。
アリスは最後に「ああ、そうそう。アニェス。貴方は”あの世界”に直ぐにでも戻りたいのでしょうけど。慌てる必要は全くないわよ」と言い残すと。屋敷ごと森に滲むように姿を消した。
「…」
「アニェス様」
バシリアに名前を呼ばれ頷く。
「待たせた。行こう時間がない」
ブロンダンの横に立った瞬間、俺は思わず息をのんだ。
……あれ?高い。
体高も背の幅も…サラブレッドより小さな中型馬のはずなのに。
あの世界でも移動は生き物を利用していた。ラプターのような生き物や、巨大なドラゴンなど。だが、向こうでは伏せさせて騎乗する。
バシリアが手綱を持ちながら言う。
「アニェス様、最初は脚をここに――」
助言しようとしてくるその声を、俺は手で制した。
「大丈夫。向こうで、ラプターやドラゴンにも乗っていたことがある」
胸を張って言い切る。
バシリアの眉がわずかにピクリと動いた。
(ドラゴン……?)と言いたげ。
でも彼女は、何も言わずに一歩下がった。
俺は高校生の知識で鐙に足をかけようとした。
……見えない。
ゴスロリスカートが翻ってしまい…隠れて鐙が見えない。
取り敢えず、左足を鐙に掛けるまでスカートを押さえることにする。
バシリアの視線を感じる…
……届かない。
腰より少し下にあるはずの鐙が、実際に目の前にあると妙に高く見える。
この身体が小さすぎるのだ。うーん、と背伸びしてみる。
革靴のつま先が鐙にかすった。
「……もう少し……あっ……ちょ、ちょっとだけ、あと一センチ……!」
自分で言っていて悲しくなる。
後ろで、微妙な空気が動いた。
バシリアが、唇を噛んでいる。
笑いをこらえているのが丸わかりだった。
「アニェス様……その……本当に、大丈夫ですか……?」
声が震えている。ほぼ笑っている。
「だ、大丈夫だ……!」
私はもはやプライドだけで鉄の馬具に食らいついていた。
ようやくつま先が鐙をとらえた瞬間、体を引き上げようとして――
予想以上に馬が大きいため、横腹にべちゃっとしがみつく形になってしまった。
「…………」
「…………」
すぐ横で、バシリアの肩が震えた。
「……アニェス様……っ、も、申し訳……っ、失礼……っ」
目元を押さえて、完全に笑っている。
俺は半泣きになりながらも、這いずるようにしてようやく鞍に跨った。
「の、乗れた……だろ……?」
「は、はい……っ、とても……立派で……ございました……ふふっ……!」
ああ、次は絶対伏せさせる。
どんな動物でも、だ。
ワインとスパイスの混ざった温かいソースが銀皿に注がれた。
パンの皿の上には、湖で獲れたマスの香草煮が置かれ、
温い野菜のスープが先に配られる。
15世紀の高貴な者の食する物だが。21世紀の食べ物に比べれば何段も落ちる…
俺はアリスの言う”忌まわしいあの世界”で似たような食事を3年摂っていた。戦場では硬いライ麦パン、干し肉、干し魚だ…暖かいだけで感謝するようになっていた。
俺の世話は、アリスがつけてくれたメイド。バシリアがしてくれている。
バシリア・ド・ミースと言うらしい。俺としてはドとかフォンとかつくと貴族を連想するが、この時代、この地方では”ド・ミース”は、現代の姓やミドルネームではなく、彼女の出身地を示す添え名で、ミース村のバシリアと言う意味だと教えて貰った。レオナルド・ダ・ヴィンチはヴィンチ村のレオナルドとのことだ。
***
用意してもらった客室で俺は思案する。
”忌まわしいあの世界”のことだ。俺が罪とか罰とかでここに飛ばされてしまい、残った楓華、一揮、瑠璃がどうなったのか…
状況からして希望を持てないことは理解はしている。だが受け入れることは出来ない。俺は戻って確認しなければいけない。たとえ死ぬことになっても…為さねばならない。
そのためにもアリスの知識が必要だ…
それと、今日はさほど不都合は感じなかったが、今後問題になるだろう…と
視線を落とし自分を見る。
(はぁ…)と、嘆息する。
身長は140センチくらいだろうか、華奢で色白…勇者の能力が使えるため、体格、性別で発揮できない力はないが…視点やリーチによる影響はありそうだ。
最大の問題は容姿が良すぎること。ビジュアルもそうだが、なだらかながら出るところは出、引っ込むところは引っ込んだ体型は不味い。今後人目を引くのはマイナスにしかならないと思う…
頭を振り懸念を振り払うと、視線を扉に向ける。客室の外に気配を感じていたからだ。
すると扉の向こうで、金属が控えめに触れ合う音がした。
小さな真鍮のノッカーが、メイドの指先で二度だけ叩かれたのだ。
返事を確かめると、メイドは静かに扉を開けた。
入って来たのはバシリアだ、
柔らかなリネンのシフトを手に持っている。
「アニェス様、夜のお召し替えをいたします」
「あ、いや不要だ」
バシリアは小首を傾げ、大丈夫ですかという風情で俺を見る。
「……」
「……」
見つめあうことしばし、俺はお願いすることにした…
湖で俺に着せたのはバシリアだし…何より考えてみると、着ている衣装は1431年に似つかわしくない。
シフトやコルセットはこの時代の物のようだが、上着は俺が高校まで過ごした日本のゴスロリ服だ。この時代にこんなものあるわけないと思うのだが…流石はアリスということなのかもしれない。
紐だらけ、フリルだらけ、リボンだらけの服など俺は着かたも脱ぎ方も知らない。
バシリアは、滑るように背後にまわると、手慣れた脱がせ方で俺を待たせることなくシフト姿にしてしまった。
テキパキとコルセットの汗をふき取ると専用箱にしまい、シフトと上着は片手に掛けて俺を伺う。「何かご入用なものとかございますか?」と。
俺が首を振ると、バシリアは「ゆっくりお休みくださいと」お辞儀すると部屋を後にした。
…付け加えていうと、彼女達のメイド服も日本のゴスロリメイド服だった。
***
バシリアが扉の前に立つ気配を感じ、薄く目を開けた。
朝の気配はするが、客室はまだ夜の続きのように仄暗い。
窓は白い布を押し当てたように曇り、霧に砕けた光は部屋に届く前に弱まっている。
寒さ除けの四柱ベッドのカーテンを引くと、冷たい空気が頬を撫でた。石壁はほのかに湿り、暖炉の残り火が赤い息を落としている。
昨夜と同じ強さで扉のノッカーが奏でられた。
「バシリア。起きてるよ」
静かに扉が開かれバシリアが、今日の衣装を持って入って来た。
「アニェス様、お召し替えをいたします」
俺は、頷くと言葉を発することなく、バシリアに着替えをお願いした。
***
バシリアが、二頭の馬を俺とアリスの前に引いてきた。
見事な黒毛の馬と、栗毛に金髪のように明るいたてがみを持つ栗白馬だ。二頭とも体高は今の俺とほぼ同じで、頭は見上げる位置にある。馬身はおよそ二メートルといったところだ。
「オンブルとブロンダンです」バシリアが名前を教えてくれる。
俺は迷わず栗白の馬を選び、「よろしく頼む。ブロンダン」と首を撫でて挨拶した。
ヴォージュからルーアンまで──全行程29日、およそ700km。馬を休ませながら進むとなれば、1日に6時間、せいぜい24kmが限界だ。
ローマ時代の舗装路はすでに失われ、整備されていない荒れ道をひたすら進まねばならない。計算どおりに進むなどまず不可能で、遅れれば取り返しがつかない。……間に合わない、など絶対にあってはならない。
「行程はバシリアに伝えてあります。はぐれないようにしなさい」
それと…といって、木箱に武器を並べていたサラ-バシリアと瓜二つなメイド-に視線を移す。
「アニェス様どうぞお選びください」
片手剣、長剣、手斧、槍、弓──さまざまな武器が並べられていた。
俺は短く扱いやすい片手剣と10本のスローナイフを選んだ。スローナイフは太腿に編み込んだ革製のホルダーに片足5本づつ装備する。スカートにナイフとか憧れたシチュエーションの実現だ。
片手剣は腰に吊るす…
「プッ…」アリスが堪えきれず吹き出した。
…アニェスの身長では、片手剣ですら鞘の先が地面に触れてしまう長さなのだ。
俺は無言で腰から吊るすのをやめると、代わりに革紐付きの鞘に収まったタガーを手に取り、胸元へ縦に固定した。
俺より十センチほど背の高いバシリアは、片手剣を背中に回して装備したようだ。
「彼女の戦闘力は?」アリスに尋ねる。
「…小隊規模の兵士なら任せても大丈夫。貴方の足手まといにはならないわ」アリスはそうね、といった感じでバシリアを見る。俺の目から見ても彼女の立ち居振る舞いはそう感じられた。
アリスは最後に「ああ、そうそう。アニェス。貴方は”あの世界”に直ぐにでも戻りたいのでしょうけど。慌てる必要は全くないわよ」と言い残すと。屋敷ごと森に滲むように姿を消した。
「…」
「アニェス様」
バシリアに名前を呼ばれ頷く。
「待たせた。行こう時間がない」
ブロンダンの横に立った瞬間、俺は思わず息をのんだ。
……あれ?高い。
体高も背の幅も…サラブレッドより小さな中型馬のはずなのに。
あの世界でも移動は生き物を利用していた。ラプターのような生き物や、巨大なドラゴンなど。だが、向こうでは伏せさせて騎乗する。
バシリアが手綱を持ちながら言う。
「アニェス様、最初は脚をここに――」
助言しようとしてくるその声を、俺は手で制した。
「大丈夫。向こうで、ラプターやドラゴンにも乗っていたことがある」
胸を張って言い切る。
バシリアの眉がわずかにピクリと動いた。
(ドラゴン……?)と言いたげ。
でも彼女は、何も言わずに一歩下がった。
俺は高校生の知識で鐙に足をかけようとした。
……見えない。
ゴスロリスカートが翻ってしまい…隠れて鐙が見えない。
取り敢えず、左足を鐙に掛けるまでスカートを押さえることにする。
バシリアの視線を感じる…
……届かない。
腰より少し下にあるはずの鐙が、実際に目の前にあると妙に高く見える。
この身体が小さすぎるのだ。うーん、と背伸びしてみる。
革靴のつま先が鐙にかすった。
「……もう少し……あっ……ちょ、ちょっとだけ、あと一センチ……!」
自分で言っていて悲しくなる。
後ろで、微妙な空気が動いた。
バシリアが、唇を噛んでいる。
笑いをこらえているのが丸わかりだった。
「アニェス様……その……本当に、大丈夫ですか……?」
声が震えている。ほぼ笑っている。
「だ、大丈夫だ……!」
私はもはやプライドだけで鉄の馬具に食らいついていた。
ようやくつま先が鐙をとらえた瞬間、体を引き上げようとして――
予想以上に馬が大きいため、横腹にべちゃっとしがみつく形になってしまった。
「…………」
「…………」
すぐ横で、バシリアの肩が震えた。
「……アニェス様……っ、も、申し訳……っ、失礼……っ」
目元を押さえて、完全に笑っている。
俺は半泣きになりながらも、這いずるようにしてようやく鞍に跨った。
「の、乗れた……だろ……?」
「は、はい……っ、とても……立派で……ございました……ふふっ……!」
ああ、次は絶対伏せさせる。
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