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特別編6
第7話『誕生日パーティー』
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結衣は手作りチョコレートタルトの箱をテーブルに置く。蓋を開けると、チョコレートの匂いがほのかに香ってくる。それもあって一気にお腹が空いてきた。
福王寺先生はもちろんのこと、胡桃達も「美味しそう」と言っている。本当に美味しそうなチョコレートタルトだ。
「杏樹先生。誕生日ですし、ろうそくの火を消しませんか? ケーキとかに刺すカラフルなろうそくとマッチを持ってきたんです」
「そうなの。懐かしい……何年ぶりかな。お願いするわ」
「分かりました!」
結衣はタルトにカラフルなろうそくを等間隔で刺していく。長いろうそくが2本、短いろうそくが6本ある。長いのが10歳、短いのが1歳を意味しているのだろうか。そうだとしたら、26歳で計算が合うし。
ろうそくを刺したから、一気に誕生日パーティー感が出てくる。俺はろうそくを刺したチョコレートタルトをスマホで撮り、LIMEのグループトークに送信。遥さんとも連絡先を交換し、LIMEで写真を送った。
「こんな感じでいいかな」
「いいと思うのです。では、ろうそくに火を点けるのです。……でも、その前に一度でも『ハッピーバースデートゥーユー』の練習をした方がいいのですかね? 遥さんもいるのですから」
「あら、歌まで歌ってくれるの?」
「そうです。5月に、1ヶ月遅れでゆう君の誕生日をお祝いしたときにも歌ったんです」
「悠真のギターでの伴奏付きで。それが今後、あたし達が誕生日を迎えたときの恒例になりそうだよね。悠真、伴奏は録音してきた?」
「してきました。スマホにデータ入ってます」
福王寺先生の誕生日パーティーをすると決めてすぐに、俺が『ハッピーバースデートゥーユー』の伴奏を録音することになったのだ。試験勉強の気分転換を兼ねて録音した。
そういえば、さっき遥さんに自己紹介したとき、ギターを弾けるって言わなかったな。
「実は父の影響でギターを弾くのが趣味でして」
「そうなんですか。素敵なご趣味ですね。私は音楽を演奏することはできませんが、よく聴きますよ。ギターのインストですと、YuTubuにアップされている低変人さんの曲を聴きますね。私も姉さんも大ファンなんですっ!」
興奮気味でそう言う遥さん。
以前、福王寺先生にアルバムを見せてもらったとき、遥さんと弟の雄大さんは低変人のファンだって言っていたな。それでも、本人が大ファンだと言ってくれるのは嬉しい気持ちになる。
俺が低変人だと知っているからか、結衣達は優しい笑顔で俺と遥さんのことを見ている。
「そうですか。俺も低変人さんの曲も聴いていますし、先生が大ファンなのも知っています」
「そうでしたか。低変人さん、いい曲をたくさん公開していますよね!」
「……ええ、俺もそう思います」
俺自身がいい曲だと思い、リスナーが聴いていい曲だと思ってもらえる作品を公開しているから。
「話を戻しましょうか。私も姉さんを祝うために一緒に歌わせてください」
「じゃあ、6人で歌いましょう。打ち合わせと練習のために、部屋を出ましょうか。杏樹先生はここで待っていてくださいね」
「分かったよ、結衣ちゃん」
福王寺先生以外の6人は部屋を出る。
歌詞の途中、誕生日を迎える人の名前を歌う部分があるけど、そこは『杏樹』に決定。その上で『ハッピーバースデートゥーユー』の練習をする。また、俺の隣で遥さんが歌っており、遥さんは結構美しい歌声の持ち主だと分かった。
練習が終わり、6人は部屋に戻り、遥さん以外はそれまでと同じ場所に腰を下ろす。遥さんはその間に部屋のシャッターを閉めた。
結衣は持参したマッチで、チョコレートタルトに刺したろうそくに火を点した。それを確認した遥さんが電気を消す。そのことで、部屋の中にある灯りはろうそくに点された火と俺のスマホのライトだけになる。
「こういう感じ、懐かしいわね。私達が小さい頃のことを思い出すわ」
福王寺先生は穏やかな笑顔になり、優しい口調でそう言う。
芹花姉さんや俺が小さい頃、誕生日やクリスマスでは、ケーキのろうそくを消すときにこうして暗くしたっけ。懐かしい。
「悠真さん、お願いします」
「はい」
俺はスマホに録音した『ハッピーバースデートゥーユー』のギター伴奏を流し始める。その伴奏に乗せ、俺達は練習通りに歌う。その間、福王寺先生は優しい笑みを浮かべながら俺達のことを見ていた。
『誕生日おめでとう!』
「みんなありがとう! じゃあ、ろうそくの火を消すね。久しぶりだけど、26歳の大人なんだし一気に消すよ!」
そう宣言すると、福王寺先生はやる気に満ちた表情で息を大きく吸い込む。
子どもだったらなかなか消えないこともあったろうそくの火。ただ、26歳の大人が勢いよく吹きかけたからか、8本全てのろうそくの火が次々と消えていった。
――パチパチ!
全てのろうそくの火が消えた瞬間、俺達は福王寺先生に溢れんばかりの拍手を送った。
自分も高校生になり、祝われる人は26歳だけど、誰かの誕生日をこうしてお祝いすると嬉しい気持ちになるな。これからも家族や友人、そして恋人の誕生日はちゃんと祝っていきたい。
遥さんが再び電気を点けると、俺の正面には満面の笑みを浮かべている福王寺先生の姿があった。今の先生は少女のようで、小さい頃に家族で誕生日をお祝いしてもらったときは、こういう感じだったのかなと思った。
「あぁ、もう死んでもいいくらいに幸せ」
「誕生日なのにそんなこと言わないでください、姉さん」
遥さんのツッコミに俺達は笑い合う。
表現は過激だけど、福王寺先生がとても幸せな気分になれたことは伝わってくる。あと、結衣なら同じようなことを言いそうだ。
その後、結衣が包丁でチョコレートタルトを8つに切り分け、お皿に移していく。
ここにいるのは7人なので、タルトが一切れ余る。ただ、それは福王寺先生が今夜か明日に食べるという。
「全員にタルトが行き渡りましたね」
「ええ。とっても美味しそうにできているわね、結衣ちゃん」
「ありがとうございます。前に作ったことがありますので、味も大丈夫だと思います。美味しいと思ってもらえたら嬉しいです。これが私からの誕生日プレゼントです」
「いい匂いもするし、きっと美味しいと思うわ。じゃあ、いただきましょう!」
『いただきます!』
俺達は結衣の作ったチョコレートタルトを食べ始める。
フォークで一口切り分けたタルトを口の中に入れる。チョコレートはカカオが結構強めで苦みがしっかりとしているんだな。ただ、タルト生地に甘味があるので、個人的にはこの苦みがちょうどいい。
「とても美味しいわ、結衣ちゃん! ありがとう」
本日の主役である福王寺先生は幸せそうにそんな感想を言う。そのことに結衣は胸を撫で下ろし、柔らかな笑顔を見せる。
「杏樹先生にそう言ってもらえて良かったです」
「さすがはスイーツ部の子だわ。今年度になってからタルトはやったことないけど」
「ふふっ、そうですね。部活でもいつかタルト作りしたいです。……悠真君はこのチョコレートタルト、どうかな?」
俺を見つめながら感想を求める結衣。少しだけ首を傾げるところが何とも可愛らしい。
「とても美味しいよ。チョコの苦みが強めだけど、生地に甘味があるからバランスがいいなって思う。頑張って作ったね、結衣」
結衣の頭を優しく撫でる。
すると、結衣は「えへへっ」と嬉しそうに笑って、一瞬だけど俺にキスしてきた。そのことで、口の中にある甘味が何倍にも膨らんだような気がした。
「とても嬉しかったので、つい」
「……より美味しく思えるよ」
「もう、悠真君ったら」
結衣は俺の右肩に頭をスリスリしてくる。
「ふふっ、悠真さんと結衣さんは本当に仲がいいのですね。口と口でキスする光景は全然見たことがないので、ドキドキしています」
さっき、結衣が頬にキスしたとき以上に顔を赤くさせ、遥さんは俺達を見てくる。俺も結衣と日常的にキスするけど、誰かがキスしている光景は全然見たことがないなぁ。
「2人が付き合い始めてからは、あたし達にとって、これがいつもの光景という感じがするのです」
「そうだね、姫奈ちゃん。それにしても、結衣ちゃんのチョコレートタルト美味しいなぁ」
「美味しいよね、華頂ちゃん。バイトがあったから元気出てくるわ」
「あたしもです。実は結衣ちゃんのタルトが食べられるので、今日のバイトは普段以上に頑張ったんですけどね」
「あたしもあたしも」
「俺も同じですよ」
「あたしはバイトしていませんが、結衣のタルトをずっと楽しみにしていたのです」
「かなり期待してくれていたんだね。みんなが美味しく食べてくれて良かったよぉ」
そう言う結衣はとても安心している様子。福王寺先生への誕生日プレゼントだし、俺達にも食べてもらうんだ。作った経験があるとはいえ、プレッシャーがあったのだろう。労いを込めて、再び結衣の頭を撫でた。
福王寺先生はもちろんのこと、胡桃達も「美味しそう」と言っている。本当に美味しそうなチョコレートタルトだ。
「杏樹先生。誕生日ですし、ろうそくの火を消しませんか? ケーキとかに刺すカラフルなろうそくとマッチを持ってきたんです」
「そうなの。懐かしい……何年ぶりかな。お願いするわ」
「分かりました!」
結衣はタルトにカラフルなろうそくを等間隔で刺していく。長いろうそくが2本、短いろうそくが6本ある。長いのが10歳、短いのが1歳を意味しているのだろうか。そうだとしたら、26歳で計算が合うし。
ろうそくを刺したから、一気に誕生日パーティー感が出てくる。俺はろうそくを刺したチョコレートタルトをスマホで撮り、LIMEのグループトークに送信。遥さんとも連絡先を交換し、LIMEで写真を送った。
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「あら、歌まで歌ってくれるの?」
「そうです。5月に、1ヶ月遅れでゆう君の誕生日をお祝いしたときにも歌ったんです」
「悠真のギターでの伴奏付きで。それが今後、あたし達が誕生日を迎えたときの恒例になりそうだよね。悠真、伴奏は録音してきた?」
「してきました。スマホにデータ入ってます」
福王寺先生の誕生日パーティーをすると決めてすぐに、俺が『ハッピーバースデートゥーユー』の伴奏を録音することになったのだ。試験勉強の気分転換を兼ねて録音した。
そういえば、さっき遥さんに自己紹介したとき、ギターを弾けるって言わなかったな。
「実は父の影響でギターを弾くのが趣味でして」
「そうなんですか。素敵なご趣味ですね。私は音楽を演奏することはできませんが、よく聴きますよ。ギターのインストですと、YuTubuにアップされている低変人さんの曲を聴きますね。私も姉さんも大ファンなんですっ!」
興奮気味でそう言う遥さん。
以前、福王寺先生にアルバムを見せてもらったとき、遥さんと弟の雄大さんは低変人のファンだって言っていたな。それでも、本人が大ファンだと言ってくれるのは嬉しい気持ちになる。
俺が低変人だと知っているからか、結衣達は優しい笑顔で俺と遥さんのことを見ている。
「そうですか。俺も低変人さんの曲も聴いていますし、先生が大ファンなのも知っています」
「そうでしたか。低変人さん、いい曲をたくさん公開していますよね!」
「……ええ、俺もそう思います」
俺自身がいい曲だと思い、リスナーが聴いていい曲だと思ってもらえる作品を公開しているから。
「話を戻しましょうか。私も姉さんを祝うために一緒に歌わせてください」
「じゃあ、6人で歌いましょう。打ち合わせと練習のために、部屋を出ましょうか。杏樹先生はここで待っていてくださいね」
「分かったよ、結衣ちゃん」
福王寺先生以外の6人は部屋を出る。
歌詞の途中、誕生日を迎える人の名前を歌う部分があるけど、そこは『杏樹』に決定。その上で『ハッピーバースデートゥーユー』の練習をする。また、俺の隣で遥さんが歌っており、遥さんは結構美しい歌声の持ち主だと分かった。
練習が終わり、6人は部屋に戻り、遥さん以外はそれまでと同じ場所に腰を下ろす。遥さんはその間に部屋のシャッターを閉めた。
結衣は持参したマッチで、チョコレートタルトに刺したろうそくに火を点した。それを確認した遥さんが電気を消す。そのことで、部屋の中にある灯りはろうそくに点された火と俺のスマホのライトだけになる。
「こういう感じ、懐かしいわね。私達が小さい頃のことを思い出すわ」
福王寺先生は穏やかな笑顔になり、優しい口調でそう言う。
芹花姉さんや俺が小さい頃、誕生日やクリスマスでは、ケーキのろうそくを消すときにこうして暗くしたっけ。懐かしい。
「悠真さん、お願いします」
「はい」
俺はスマホに録音した『ハッピーバースデートゥーユー』のギター伴奏を流し始める。その伴奏に乗せ、俺達は練習通りに歌う。その間、福王寺先生は優しい笑みを浮かべながら俺達のことを見ていた。
『誕生日おめでとう!』
「みんなありがとう! じゃあ、ろうそくの火を消すね。久しぶりだけど、26歳の大人なんだし一気に消すよ!」
そう宣言すると、福王寺先生はやる気に満ちた表情で息を大きく吸い込む。
子どもだったらなかなか消えないこともあったろうそくの火。ただ、26歳の大人が勢いよく吹きかけたからか、8本全てのろうそくの火が次々と消えていった。
――パチパチ!
全てのろうそくの火が消えた瞬間、俺達は福王寺先生に溢れんばかりの拍手を送った。
自分も高校生になり、祝われる人は26歳だけど、誰かの誕生日をこうしてお祝いすると嬉しい気持ちになるな。これからも家族や友人、そして恋人の誕生日はちゃんと祝っていきたい。
遥さんが再び電気を点けると、俺の正面には満面の笑みを浮かべている福王寺先生の姿があった。今の先生は少女のようで、小さい頃に家族で誕生日をお祝いしてもらったときは、こういう感じだったのかなと思った。
「あぁ、もう死んでもいいくらいに幸せ」
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遥さんのツッコミに俺達は笑い合う。
表現は過激だけど、福王寺先生がとても幸せな気分になれたことは伝わってくる。あと、結衣なら同じようなことを言いそうだ。
その後、結衣が包丁でチョコレートタルトを8つに切り分け、お皿に移していく。
ここにいるのは7人なので、タルトが一切れ余る。ただ、それは福王寺先生が今夜か明日に食べるという。
「全員にタルトが行き渡りましたね」
「ええ。とっても美味しそうにできているわね、結衣ちゃん」
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すると、結衣は「えへへっ」と嬉しそうに笑って、一瞬だけど俺にキスしてきた。そのことで、口の中にある甘味が何倍にも膨らんだような気がした。
「とても嬉しかったので、つい」
「……より美味しく思えるよ」
「もう、悠真君ったら」
結衣は俺の右肩に頭をスリスリしてくる。
「ふふっ、悠真さんと結衣さんは本当に仲がいいのですね。口と口でキスする光景は全然見たことがないので、ドキドキしています」
さっき、結衣が頬にキスしたとき以上に顔を赤くさせ、遥さんは俺達を見てくる。俺も結衣と日常的にキスするけど、誰かがキスしている光景は全然見たことがないなぁ。
「2人が付き合い始めてからは、あたし達にとって、これがいつもの光景という感じがするのです」
「そうだね、姫奈ちゃん。それにしても、結衣ちゃんのチョコレートタルト美味しいなぁ」
「美味しいよね、華頂ちゃん。バイトがあったから元気出てくるわ」
「あたしもです。実は結衣ちゃんのタルトが食べられるので、今日のバイトは普段以上に頑張ったんですけどね」
「あたしもあたしも」
「俺も同じですよ」
「あたしはバイトしていませんが、結衣のタルトをずっと楽しみにしていたのです」
「かなり期待してくれていたんだね。みんなが美味しく食べてくれて良かったよぉ」
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