121 / 279
特別編6
第15話『七夕祭り-後編-』
しおりを挟む
それからすぐにチョコバナナを食べ終え、俺達は再び縁日へ戻る。
まだ飲み物系は買っていなかったのでラムネを飲んだり、甘いものが続いたのでお口直しに焼き鳥を食べたり。お祭りらしいグルメを結衣と一緒に楽しむ。そんな中、
「……あっ」
そう声を漏らして、結衣は立ち止まる。
結衣の視線の先にある屋台は……射的か。台には景品がたくさん並んでいる。スナック菓子やトランプなどのおもちゃの定番から、何年か前に放送されていたロボットアニメのフィギュアまである。
「射的だな。あの中に何か欲しい景品があるのか?」
「うん。あそこにあるニャン太郎先生のぬいぐるみ」
結衣の指先にあるのは、あやかし系の少女漫画に登場する「ニャン太郎先生」という灰色と白のハチ割れ猫のぬいぐるみ。パッと見た感じ、サイズは両手に乗るくらいだろうか。
ぬいぐるみの箱には何カ所かへこみがある。これまでにも挑戦した人がいたけど諦めさせてきたことが窺える。
「よし。じゃあ……俺がニャン太郎先生のぬいぐるみを取るよ」
「いいの?」
普段よりも高い声色でそう言うと、結衣は目を輝かせて俺を見てくる。
「もちろん。今まで何度も芹花姉さんに射的の景品が欲しいって頼まれてゲットことがあるからさ」
「そうなんだ。凄いね! 私、射的は苦手で。一度、スナック菓子をゲットしたことくらいで」
「そうなのか。……2、3年ぶりだけど頑張ってみるよ」
「うん! 応援するね!」
ふんす、と鼻を鳴らす結衣。そんな姿は昔、俺に景品を取って欲しいと頼んできた芹花姉さんと重なる。この応援があればきっと取れるだろう。……彼氏として頑張らなければ。
これが相場なのかは分からないけど、コルク3発で100円。お店のおじさんが「後ろに倒れたらOKだよ」と言ってくれた。できれば、この3発で決めたいところ。
コルクをライフルの銃口にセットし、ニャン太郎先生のぬいぐるみの箱に狙いを定める。記憶通りなら、上側に当てると箱が倒れやすいはず。
――パンッ!
1発目。狙いが思ったよりも上だったようで、コルクは箱に掠りもせずに奥の壁に当たった。
「外したか」
「でも、箱のすぐ上をコルクが飛んでったよ!」
「思ったよりも近いところを飛んでいったんだな」
「そうだね! あと、銃を構える悠真君、凄くかっこいいよ! スマホで写真撮っちゃった」
「そうだったのか。集中していて全然気づかなかった」
「……今の言葉でよりかっこよく見えるよ」
うっとりとした表情で見つめてくる結衣。……絶対にぬいぐるみを取ってやる。そう思いながら、銃口に2発目のコルクをセットする。
さっきは箱の上をコルクが飛んでいった。結衣曰く、箱のすぐ上を。ということは、さっきよりも少し高さを落として――。
――パンッ!
2発目。軌道修正をしたことが功を奏し、コルクはぬいぐるみの箱の中央上の部分に命中する。しかし、箱が少し後ろに傾くだけで、倒れることはなかった。
「くそっ、惜しい!」
「でも、ちゃんと当てられて凄いよ!」
結衣は興奮した様子でそう言うと、小さく拍手をしてくれる。ゲットできたわけでもないのにそんな反応をしてくれるとは。とても優しい恋人である。
「いけそうな気がするよ、結衣」
「惜しいね、彼氏さん。当てた場所が惜しかった。これがヒントだ」
「当てた場所が惜しかった……」
そういえば、小さい頃……芹花姉さんが欲しがった魔法少女の人形をゲットしたとき、当時の店番のおじさんがヒントをくれたな。……いけそうだ。
銃口に最後のコルクをセット。高さはさっきと同じだが、さっきよりも右の方に狙いを定める。
この3発目で絶対に倒すために集中しよう。そのために深呼吸する。
――パンッ!
3発目。撃ったコルクはぬいぐるみの箱の右上部分に命中。ニャン太郎先生のぬいぐるみの箱はゆっくりと後ろへと倒れていった。
「よしっ!」
「やったね! 凄いよ、悠真君!」
結衣はとても嬉しそうな様子で、横から俺のことをぎゅっと抱きしめてくる。ぬいぐるみを取ったお礼なのか、俺の頬に何度もキスしてきて。周りに人がたくさんいるけど、今は不思議と恥ずかしさはなかった。
「お見事! よく落とせたな。彼氏さん、かっけぇなぁ」
おじさんはニヤリと笑い、大きく拍手してくる。
「ありがとうございます。当てた場所が惜しかったという言葉で……別の方だったんですけど、小さい頃にお店の方が教えてもらったコツを思い出せました」
箱の景品の場合、右上か左上にコルクを当てると倒れやすいことを。
射的のおじさんから、レジ袋に入れた状態でニャン太郎先生のぬいぐるみを受け取る。
ゲットできた記念に、ぬいぐるみの箱を抱きしめた結衣をスマホで撮る。写真に写る結衣は本当に嬉しそうで。
これまで俺は手ぶらだったので、ぬいぐるみは帰りに結衣と別れるまで俺が持つことにした。
「悠真君、本当にありがとう! ぬいぐるみ、大切にするね」
「そうしてくれると嬉しいよ」
たまにでもいいので、ニャン太郎先生のぬいぐるみを見て、結衣が今日のお祭りのことを思い出してくれたら嬉しい。
俺も結衣の家に行ってこのぬいぐるみを見たら、今日のことを思い出すのだろう。大人になって、このぬいぐるみをきっかけに、結衣と楽しく思い出話ができたらいいな。
それからも、胡桃達と合流するまでの間、結衣と2人きりのお祭りの時間を楽しむのであった。
胡桃達と別れてから1時間ほど経ち、待ち合わせの場所である短冊コーナーの近くへ向かう。すると、既にそこには胡桃達5人の姿があった。
「おーい、みんなー」
と、結衣が声をかけて手を振ると、5人はこちらに向かって手を振ってくれた。俺達に気づいてくれたと分かり安心する。
「結衣、低田君、お祭りデートは楽しめましたか?」
「うん!」
「満喫できたよ、伊集院さん。……ありがとう」
俺がお礼を言うと、伊集院さんと胡桃は嬉しそうな笑顔を見せる。
「それは良かった。……ゆう君、何か買ったの?」
「射的でニャン太郎先生のぬいぐるみを取ったんだよ。結衣が欲しがっていたからさ」
「そのキャラクターが出てくる漫画、結衣は中学時代からずっと好きですからね」
「そうなんだ。結衣ちゃん、良かったね」
「うんっ!」
射的でぬいぐるみを取ったときのように、結衣は嬉しそうに俺をぎゅっと抱きしめてきた。ニャン太郎先生のぬいぐるみを取れて本当に良かったよ。
「さすがはユウちゃん! 小さい頃から、私の欲しいものをいっぱい取ってくれたよね」
「悠真は射的が得意なんですね。クレーンゲームも得意だそうですから、それも納得です」
「ぬいぐるみを取ったときのてい……低田君を見てみたかったわ。ライフルで狙いを定めるときの姿がかっこよくなる人は多いし」
「杏樹先生の言う通り、狙いを定めているときの悠真君はとてもかっこよかったです! 普段からかっこいいですけどね!」
「結衣ちゃんの言う通りだね!」
そう言って、芹花姉さんは結衣と何度も頷き合っている。
こんなにもみんなから褒め言葉を言われると、嬉しさよりも照れくさい気持ちの方が強い。低田悠真として、家族や親戚以外から、今のように一度にたくさん褒められた経験が全然ないからだろうか。それでも、褒めてくれる人が結衣達だから、ぬいぐるみをゲットできたことを誇らしく思えた。
まだ飲み物系は買っていなかったのでラムネを飲んだり、甘いものが続いたのでお口直しに焼き鳥を食べたり。お祭りらしいグルメを結衣と一緒に楽しむ。そんな中、
「……あっ」
そう声を漏らして、結衣は立ち止まる。
結衣の視線の先にある屋台は……射的か。台には景品がたくさん並んでいる。スナック菓子やトランプなどのおもちゃの定番から、何年か前に放送されていたロボットアニメのフィギュアまである。
「射的だな。あの中に何か欲しい景品があるのか?」
「うん。あそこにあるニャン太郎先生のぬいぐるみ」
結衣の指先にあるのは、あやかし系の少女漫画に登場する「ニャン太郎先生」という灰色と白のハチ割れ猫のぬいぐるみ。パッと見た感じ、サイズは両手に乗るくらいだろうか。
ぬいぐるみの箱には何カ所かへこみがある。これまでにも挑戦した人がいたけど諦めさせてきたことが窺える。
「よし。じゃあ……俺がニャン太郎先生のぬいぐるみを取るよ」
「いいの?」
普段よりも高い声色でそう言うと、結衣は目を輝かせて俺を見てくる。
「もちろん。今まで何度も芹花姉さんに射的の景品が欲しいって頼まれてゲットことがあるからさ」
「そうなんだ。凄いね! 私、射的は苦手で。一度、スナック菓子をゲットしたことくらいで」
「そうなのか。……2、3年ぶりだけど頑張ってみるよ」
「うん! 応援するね!」
ふんす、と鼻を鳴らす結衣。そんな姿は昔、俺に景品を取って欲しいと頼んできた芹花姉さんと重なる。この応援があればきっと取れるだろう。……彼氏として頑張らなければ。
これが相場なのかは分からないけど、コルク3発で100円。お店のおじさんが「後ろに倒れたらOKだよ」と言ってくれた。できれば、この3発で決めたいところ。
コルクをライフルの銃口にセットし、ニャン太郎先生のぬいぐるみの箱に狙いを定める。記憶通りなら、上側に当てると箱が倒れやすいはず。
――パンッ!
1発目。狙いが思ったよりも上だったようで、コルクは箱に掠りもせずに奥の壁に当たった。
「外したか」
「でも、箱のすぐ上をコルクが飛んでったよ!」
「思ったよりも近いところを飛んでいったんだな」
「そうだね! あと、銃を構える悠真君、凄くかっこいいよ! スマホで写真撮っちゃった」
「そうだったのか。集中していて全然気づかなかった」
「……今の言葉でよりかっこよく見えるよ」
うっとりとした表情で見つめてくる結衣。……絶対にぬいぐるみを取ってやる。そう思いながら、銃口に2発目のコルクをセットする。
さっきは箱の上をコルクが飛んでいった。結衣曰く、箱のすぐ上を。ということは、さっきよりも少し高さを落として――。
――パンッ!
2発目。軌道修正をしたことが功を奏し、コルクはぬいぐるみの箱の中央上の部分に命中する。しかし、箱が少し後ろに傾くだけで、倒れることはなかった。
「くそっ、惜しい!」
「でも、ちゃんと当てられて凄いよ!」
結衣は興奮した様子でそう言うと、小さく拍手をしてくれる。ゲットできたわけでもないのにそんな反応をしてくれるとは。とても優しい恋人である。
「いけそうな気がするよ、結衣」
「惜しいね、彼氏さん。当てた場所が惜しかった。これがヒントだ」
「当てた場所が惜しかった……」
そういえば、小さい頃……芹花姉さんが欲しがった魔法少女の人形をゲットしたとき、当時の店番のおじさんがヒントをくれたな。……いけそうだ。
銃口に最後のコルクをセット。高さはさっきと同じだが、さっきよりも右の方に狙いを定める。
この3発目で絶対に倒すために集中しよう。そのために深呼吸する。
――パンッ!
3発目。撃ったコルクはぬいぐるみの箱の右上部分に命中。ニャン太郎先生のぬいぐるみの箱はゆっくりと後ろへと倒れていった。
「よしっ!」
「やったね! 凄いよ、悠真君!」
結衣はとても嬉しそうな様子で、横から俺のことをぎゅっと抱きしめてくる。ぬいぐるみを取ったお礼なのか、俺の頬に何度もキスしてきて。周りに人がたくさんいるけど、今は不思議と恥ずかしさはなかった。
「お見事! よく落とせたな。彼氏さん、かっけぇなぁ」
おじさんはニヤリと笑い、大きく拍手してくる。
「ありがとうございます。当てた場所が惜しかったという言葉で……別の方だったんですけど、小さい頃にお店の方が教えてもらったコツを思い出せました」
箱の景品の場合、右上か左上にコルクを当てると倒れやすいことを。
射的のおじさんから、レジ袋に入れた状態でニャン太郎先生のぬいぐるみを受け取る。
ゲットできた記念に、ぬいぐるみの箱を抱きしめた結衣をスマホで撮る。写真に写る結衣は本当に嬉しそうで。
これまで俺は手ぶらだったので、ぬいぐるみは帰りに結衣と別れるまで俺が持つことにした。
「悠真君、本当にありがとう! ぬいぐるみ、大切にするね」
「そうしてくれると嬉しいよ」
たまにでもいいので、ニャン太郎先生のぬいぐるみを見て、結衣が今日のお祭りのことを思い出してくれたら嬉しい。
俺も結衣の家に行ってこのぬいぐるみを見たら、今日のことを思い出すのだろう。大人になって、このぬいぐるみをきっかけに、結衣と楽しく思い出話ができたらいいな。
それからも、胡桃達と合流するまでの間、結衣と2人きりのお祭りの時間を楽しむのであった。
胡桃達と別れてから1時間ほど経ち、待ち合わせの場所である短冊コーナーの近くへ向かう。すると、既にそこには胡桃達5人の姿があった。
「おーい、みんなー」
と、結衣が声をかけて手を振ると、5人はこちらに向かって手を振ってくれた。俺達に気づいてくれたと分かり安心する。
「結衣、低田君、お祭りデートは楽しめましたか?」
「うん!」
「満喫できたよ、伊集院さん。……ありがとう」
俺がお礼を言うと、伊集院さんと胡桃は嬉しそうな笑顔を見せる。
「それは良かった。……ゆう君、何か買ったの?」
「射的でニャン太郎先生のぬいぐるみを取ったんだよ。結衣が欲しがっていたからさ」
「そのキャラクターが出てくる漫画、結衣は中学時代からずっと好きですからね」
「そうなんだ。結衣ちゃん、良かったね」
「うんっ!」
射的でぬいぐるみを取ったときのように、結衣は嬉しそうに俺をぎゅっと抱きしめてきた。ニャン太郎先生のぬいぐるみを取れて本当に良かったよ。
「さすがはユウちゃん! 小さい頃から、私の欲しいものをいっぱい取ってくれたよね」
「悠真は射的が得意なんですね。クレーンゲームも得意だそうですから、それも納得です」
「ぬいぐるみを取ったときのてい……低田君を見てみたかったわ。ライフルで狙いを定めるときの姿がかっこよくなる人は多いし」
「杏樹先生の言う通り、狙いを定めているときの悠真君はとてもかっこよかったです! 普段からかっこいいですけどね!」
「結衣ちゃんの言う通りだね!」
そう言って、芹花姉さんは結衣と何度も頷き合っている。
こんなにもみんなから褒め言葉を言われると、嬉しさよりも照れくさい気持ちの方が強い。低田悠真として、家族や親戚以外から、今のように一度にたくさん褒められた経験が全然ないからだろうか。それでも、褒めてくれる人が結衣達だから、ぬいぐるみをゲットできたことを誇らしく思えた。
0
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。
桜庭かなめ
恋愛
高校2年生の白石洋平のクラスには、藤原千弦という女子生徒がいる。千弦は美人でスタイルが良く、凛々しく落ち着いた雰囲気もあるため「王子様」と言われて人気が高い。千弦とは教室で挨拶したり、バイト先で接客したりする程度の関わりだった。
とある日の放課後。バイトから帰る洋平は、駅前で男2人にナンパされている千弦を見つける。普段は落ち着いている千弦が脚を震わせていることに気付き、洋平は千弦をナンパから助けた。そのときに洋平に見せた笑顔は普段みんなに見せる美しいものではなく、とても可愛らしいものだった。
ナンパから助けたことをきっかけに、洋平は千弦との関わりが増えていく。
お礼にと放課後にアイスを食べたり、昼休みに一緒にお昼ご飯を食べたり、お互いの家に遊びに行ったり。クラスメイトの王子様系女子との温かくて甘い青春ラブコメディ!
※特別編3が完結しました!(2025.12.18)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、いいね、感想などお待ちしております。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
まずはお嫁さんからお願いします。
桜庭かなめ
恋愛
高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。
4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。
総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。
いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。
デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!
※特別編6が完結しました!(2025.11.25)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想をお待ちしております。
【完結】育てた後輩を送り出したらハイスペになって戻ってきました
藤浪保
恋愛
大手IT会社に勤める早苗は会社の歓迎会でかつての後輩の桜木と再会した。酔っ払った桜木を家に送った早苗は押し倒され、キスに翻弄されてそのまま関係を持ってしまう。
次の朝目覚めた早苗は前夜の記憶をなくし、関係を持った事しか覚えていなかった。
ルピナス
桜庭かなめ
恋愛
高校2年生の藍沢直人は後輩の宮原彩花と一緒に、学校の寮の2人部屋で暮らしている。彩花にとって直人は不良達から救ってくれた大好きな先輩。しかし、直人にとって彩花は不良達から救ったことを機に一緒に住んでいる後輩の女の子。直人が一定の距離を保とうとすることに耐えられなくなった彩花は、ある日の夜、手錠を使って直人を束縛しようとする。
そして、直人のクラスメイトである吉岡渚からの告白をきっかけに直人、彩花、渚の恋物語が激しく動き始める。
物語の鍵は、人の心とルピナスの花。たくさんの人達の気持ちが温かく、甘く、そして切なく交錯する青春ラブストーリーシリーズ。
※特別編-入れ替わりの夏-は『ハナノカオリ』のキャラクターが登場しています。
※1日3話ずつ更新する予定です。
恋人、はじめました。
桜庭かなめ
恋愛
紙透明斗のクラスには、青山氷織という女子生徒がいる。才色兼備な氷織は男子中心にたくさん告白されているが、全て断っている。クールで笑顔を全然見せないことや銀髪であること。「氷織」という名前から『絶対零嬢』と呼ぶ人も。
明斗は半年ほど前に一目惚れしてから、氷織に恋心を抱き続けている。しかし、フラれるかもしれないと恐れ、告白できずにいた。
ある春の日の放課後。ゴミを散らしてしまう氷織を見つけ、明斗は彼女のことを助ける。その際、明斗は勇気を出して氷織に告白する。
「これまでの告白とは違い、胸がほんのり温かくなりました。好意からかは分かりませんが。断る気にはなれません」
「……それなら、俺とお試しで付き合ってみるのはどうだろう?」
明斗からのそんな提案を氷織が受け入れ、2人のお試しの恋人関係が始まった。
一緒にお昼ご飯を食べたり、放課後デートしたり、氷織が明斗のバイト先に来たり、お互いの家に行ったり。そんな日々を重ねるうちに、距離が縮み、氷織の表情も少しずつ豊かになっていく。告白、そして、お試しの恋人関係から始まる甘くて爽やかな学園青春ラブコメディ!
※夏休み小話編2が完結しました!(2025.10.16)
※小説家になろう(N6867GW)、カクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想などお待ちしています。
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる