高嶺の花の高嶺さんに好かれまして。

桜庭かなめ

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夏休み編4

エピローグ『たくさんのプレゼント』

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「みんな。そろそろ胡桃に誕生日プレゼントを渡すのはどうかな?」

 ケーキなどを食べ始めてから30分ほど。杏さんがそんな提案をしてきた。
 誕生日パーティーといえば、プレゼントを渡すのはメインの一つだよな。リビングの中はいい雰囲気に包まれているし、プレゼントを渡すのにいいんじゃないだろうか。いいですね、と俺は最初に手を挙げる。
 結衣や伊集院さんなども次々と手を挙げていき、最終的には全員が手を挙げた。その結果を受け、杏さんの口角が上がる。

「全員賛成ってことでプレゼントタイム決定ね。私、部屋からプレゼントを持ってくるわ」
「お母さんもお父さんとのプレゼントを寝室から持ってくるね」

 杏さんと夏芽さんはリビングを後にする。
 また、2人の間に座っている蓮さんは右手で頬杖をついてウトウトしている。お酒を呑むと眠くなるタイプなのかな。

「みんながどんなものをプレゼントしてくれるのか楽しみだな」

 ワクワクとした様子でそう言う胡桃。
 これまで、胡桃はパーティー中にたくさん笑顔を見せてくれた。俺達のプレゼントで、胡桃がもっと笑顔になって、嬉しい気持ちになってくれると嬉しいな。
 2、3分ほどして、杏さんと夏芽さんがリビングに戻ってきた。杏さんは白くて小さな紙の手提げ。夏芽さんは桃色の封筒を持っている。

「じゃあ、これからプレゼントタイムに入ります。まずは提案した私から渡すね。胡桃、16歳のお誕生日おめでとう!」
「ありがとう、お姉ちゃん!」

 杏さんは胡桃に白い紙袋を渡す。
 胡桃は紙袋から淡い桃色の包装紙に包まれた小さな箱状のものを取り出す。その包装紙を取り外し、赤い箱の蓋を開けると――。

「うわあっ、ハートのネックレスだ!」
「胡桃も16歳の高校生になったから。可愛らしいのはもちろんのこと、大人っぽさも感じられるものをプレゼントしようと思って。それに、ネックレスなら休日に付けやすいだろうから」
「そうなんだね、ありがとう。さっそく付けてみていい?」
「もちろん!」

 胡桃は杏さんからプレゼントされた、シルバーのハートのネックレスを付ける。付けているその姿は、今までの中で一番といっていいほどに大人っぽくて。
 ハートのネックレスを付けると、みんなから『おおっ』という声が。

「どうかな? お姉ちゃん」
「うん! よく似合ってる!」
「よく似合っているよ、胡桃」
「そうだね、悠真君。可愛らしさと大人っぽさが増したよ」
「魅力が増したのです」
「可愛いよ、華頂ちゃん」
「……胡桃もこういうのが似合うまでに成長したんだなぁ」
「そうね、あなた。小さかった胡桃もここまで大人になったのね」

 みんなそれぞれネックレスを付けた胡桃の感想を言う。約1名、娘の成長に感動して泣きそうになっている人がいるけど。

「みんなありがとう! お姉ちゃん、大切にするね」

 嬉しそうに胡桃が言うと、杏さんは「うんっ」と返事をして胡桃の頭を優しく撫でる。そんな杏さんの笑顔は胡桃に似て可愛らしい。さすがは姉妹だなぁと思う。

「じゃあ、次はお父さんとお母さんからのプレゼントね。胡桃、お誕生日おめでとう」
「ありがとう!」

 夏芽さんは胡桃の側まで行き、桃色の封筒を手渡す。
 胡桃が封筒を開けると……中からは現金が。見たところ1万円札かな。

「胡桃はバイトをしているけど、現金が一番いいかと思って。お父さんと相談して決めたの」
「好きなものを買ったり、お友達と遊ぶときに使ったりしなさい」
「分かった。大切に使うね。ありがとう!」

 御両親からのプレゼントは現金か。
 俺も今年の誕生日は両親から現金をもらったっけ。趣味でも、低変人の活動資金でもいいから大切に使いなさいと言われたなぁ。そのお金は、凄く好きな漫画やラノベや、ギターの弦の張り替えに使わせてもらった。

「私、お母さんとお父さんっていう順番で来たから……今座っている席で反時計回りの順番で胡桃にプレゼントを渡していこうか」

 杏さんはそんな提案をしてくる。まだ4人いるし、前もって順番を決めてくれた方がプレゼントタイムもスムーズに進行していくだろう。
 まだ渡していない人全員が賛同したため、今座っている席で反時計回りの順番で渡すことに決定。ちなみに順番は中野先輩、俺、結衣、伊集院さんである。

「次はあたしだね」

 そう言うと、中野先輩はクッションから立ち上がって、胡桃のすぐ近くまで行く。

「華頂ちゃん、お誕生日おめでとう!」
「ありがとうございます!」

 中野先輩は赤いリボンが結ばれた小さな箱を胡桃に手渡した。いったい、先輩はどんなものをプレゼントするんだろう?

「これは……リップクリームですか。このブランド知ってます」

 おぉ、リップクリームか。女性らしいプレゼントって感じがする。

「あたし、乾燥する時期になると唇がかさつきやすくなって。リップクリーム塗るんだ。そのリップはピーチの匂いがほんのり香るから、華頂ちゃんのプレゼントにいいかなって」
「そうなんですね! あたしも唇がかさつくことがあるので、リップクリーム嬉しいです! ピーチの匂いも好きですし。ありがとうございます!」
「良かった」

 ニッコリ笑ってそう言うと、中野先輩は自分のクッションに戻っていった。
 よし、次は俺の番か。ここまでいい流れなので、ちょっと緊張するな。
 俺は自分のトートバッグから紺色の紙の手提げを取り出す。それを持って胡桃のすぐ近くまで行く。

「次はゆう君だね」
「ああ。お誕生日おめでとう。芹花姉さんからのプレゼントも一緒に渡すよ」
「うん、ありがとう!」

 自分と芹花姉さんのプレゼントが入った紺色の手提げを胡桃に手渡す。胡桃が喜んでくれたら嬉しいな。
 胡桃は手提げから、『ひまわりと綾瀬さん。』のヒロイン・綾瀬さんのフィギュアが入った箱を取り出す。

「あっ、綾瀬さぁん」

 うっとりした様子になり、とっても甘い声でそう言う胡桃。綾瀬さんのことが大好きなのがよく伝わってくる反応だ。

「結衣と3人で映画を観に行ったとき、胡桃は綾瀬さんが好きだって言っていたからさ。エオンのゲームコーナーのクレーンゲームにあったから取ってきたんだ。クレーンゲーム限定のデザインらしい」
「そうなんだね! 凄く嬉しいよ! 部屋に戻ったらさっそく飾るね!」
「是非そうしてくれ」

 良かった、胡桃がとても喜んでくれて。好きなキャラクター関連のグッズにしたのは正解だったようだ。
 胡桃は俺にゆっくりと顔を近づけて、

「……リアルでは初めてプレゼントをくれたね。本当に嬉しい。ありがとう」

 と囁いてくれた。
 一昨年と去年はメッセンジャーでお祝いのメッセージを送って、ネットを通じて音楽配信サイトのギフトコードをプレゼントしたからな。初めて対面でプレゼントしたことでお礼を言われると……胸にくるものがある。至近距離で胡桃の目を見つめながら、俺は小さく頷いた。
 胡桃は次に、胡桃がバイトをしているよつば書店の袋を取り出す。あの中に芹花姉さんからのプレゼントが入っている。昨日の夜、姉さんから託された。

「あっ、バイトしているお店の袋だ」
「それは芹花姉さんからのプレゼント。姉さん曰く、本屋やCDショップとかで買ったものの特典らしい。旅行で胡桃と好きなキャラの話をしたから、そのキャラのイラストが使われた特典を集めたそうだ」
「そうなんだ。旅館の部屋で芹花さん達とアニメや漫画とかの話をしたからね。……イラストカードとかクリアファイル、缶バッチとかも入ってる。好きなキャラでいっぱいだ。今じゃ手に入らないものばかりだから嬉しいよ!」

 目をキラキラさせてそう言う胡桃。発売日から日が経っている物の特典は、中古ショップに行くかオークションサイトやアプリを通じて買わないと手に入らないからなぁ。

「良かった。芹花姉さんに伝えておくよ」
「うん! あとであたしからもメッセージ送っておくね」
「ああ」

 今のことを話したら、きっと芹花姉さんも喜ぶだろう。
 俺と芹花姉さんのプレゼントは渡し終えたので、俺は自分の座っているクッションに戻る。

「次は私だね。柚月のプレゼントもあるよ」

 結衣はそう言うと、自分のトートバッグから赤い手提げを取り出し、クッションから立ち上がる。
 先週の映画デートの後に一緒に選んだマグカップと胡桃入りのクッキー……どっちも喜んでくれるといいなぁ。あと、柚月ちゃんがどんなプレゼントを用意したのかも気になる。

「胡桃ちゃん、お誕生日おめでとう!」
「ありがとう! 結衣ちゃん!」

 胡桃は嬉しそうな様子で結衣から手提げを受け取る。その中からまず取り出したのは……俺の見覚えのある桃色の巾着バッグだ。赤いリボンで結ばれている。
 胡桃はリボンを解いて、中から猫柄のマグカップを取り出す。その様子を結衣はちょっと緊張した様子で見つめる。

「うわあっ、可愛い! 猫柄のマグカップ!」

 胡桃はニッコリ笑みを浮かべながら、結衣のプレゼントした猫柄のマグカップを見ている。

「胡桃ちゃんは猫が大好きだし、猫カフェでとても楽しんでいたから。だから、猫柄の日用品にしようって思ったの。先週、悠真君とのデートのときに買いました。レンジ対応だから、季節を問わず使えるよ」
「嬉しい! 寒い時期になるとレンジで温めて飲むこともあるからね」
「そうなんだ、良かった」

 結衣は柔和な笑みを浮かべながらそう言う。あと、さっき緊張した様子を見せていただけあって、どこかほっとしているようにも見える。

「あと、この茶色い包装紙で包まれた箱は、胡桃入りのクッキーだよ。胡桃ちゃんは甘い物好きだし……胡桃の名前が入っているからいいかなって」
「ふふっ。あたし、胡桃好きだし、胡桃入りのスイーツをたまに食べるの。だから嬉しいよ。じゃあ、今晩にでもさっそく、このマグカップでコーヒーを飲んで、胡桃入りのクッキーを食べようかな」
「うん!」

 とっても嬉しそうに結衣は頷いた。結衣はこちらをチラッと見て、俺と目が合うとニッコリ笑う。喜んでくれて良かったな、結衣。
 続いて、胡桃は白い小さな袋を取り出す。その袋には……桃色のハンドタオルが入っていた。

「それは柚月のプレゼント。季節問わずに使えるからって」
「そうだね。可愛いタオルだなぁ。学校やバイトのときに使わせてもらうね」
「うん。柚月に伝えておく」

 柚月ちゃんのプレゼントも渡し終えたので、結衣は自分の場所に戻ってくる。
 胡桃に喜んでもらえたのが嬉しかったのか、結衣は座った瞬間に俺の腕に顔をスリスリしてきて。そんな結衣がとても可愛くて、俺は結衣の頭を優しく撫でた。

「最後はあたしなのです」

 伊集院さんは自分のショルダーバッグから、透明な巾着バッグを取り出す。桃色のリボンでラッピングされている。いったいどんなプレゼントだろう?

「お誕生日おめでとうなのです、胡桃!」
「ありがとう!」

 胡桃は伊集院さんからプレゼントを受け取ると……じっと見つめている。

「『Milky Bath』ってことは……入浴剤かな?」
「そうなのです。以前、胡桃はたまに入浴剤を使うと言っていたので」
「あぁ、言ったね」
「ですよね。あたしも気に入っている入浴剤をプレゼントするのです」

 伊集院さんは入浴剤か。
 そういえば、メッセンジャーで話していたとき、『今日のお風呂は入浴剤を入れたから凄く気持ち良かった』みたいなことを言っていたときがあったっけ。

「ミルク系の入浴剤でお肌の保湿効果もあるのです。ハーブの香りもほんのりと香るのでリラックスできるかと」
「そうなんだ! じゃあ、さっそく今夜使ってみようかな」
「ええ。胡桃はもちろんですが、家族みんなで楽しんでもらえたら嬉しいのです」
「うちの家族はみんな入浴剤が好きだからね。これは私も嬉しいなぁ。今夜はお姉ちゃんと一緒に入ろうか、胡桃」
「うんっ」

 杏さんの提案に胡桃は快く受け入れる。そのことに杏さんは結構嬉しそうで。
 伊集院さんからのプレゼントも渡し終わったので、これでここにいる全員はプレゼントを渡し終えたか。

「いっぱいプレゼントをもらえて良かったね、胡桃」
「うんっ! あたしのことを考えて、みんながプレゼントを選んでくれたのがとても嬉しいです。どれも大切にします。みんなのおかげで、今までで一番楽しくて嬉しい誕生日になりました。16歳の1年間はとてもいい1年になりそうです。本当にありがとう!」

 持ち前の優しい笑顔を見せながら、胡桃は俺達にそんなお礼の言葉を言ってくれた。それがとても嬉しい。
 気付けば、俺は胡桃に向かって拍手を贈っていた。それは結衣達も同じだった。
 それからもスイーツを食べたり、胡桃のホームビデオを見たりしながら、胡桃の誕生日パーティーを楽しむのであった。



 夜になって、旅行メンバーのグループトークに胡桃から、杏さんと一緒に伊集院さんがプレゼントした入浴剤を使ったお風呂に入ったというメッセージ。杏さんとの寝間着姿のツーショット写真。結衣がプレゼントしたコーヒーの入ったマグカップに、胡桃入りクッキーの写真が送られた。そして、

『今年の誕生日は最高の誕生日になりました! 今日のことは忘れません。この思い出も誕生日プレゼントだと思っています。みんな、ありがとうございました!』

 というお礼のメッセージを送ってくれた。そのメッセージを見ると、俺が誕生日プレゼントをもらった気分になるよ。誕生日パーティーがとても楽しかったし、リアルで初めて胡桃の誕生日を祝えたから。俺も今日のことは忘れないだろう。
 胡桃。16歳の誕生日おめでとう。



夏休み編4 おわり


次の話から夏休み編5です。
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