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第1章 呪いの烙印
3.侵入と邂逅
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ケヴィンは城下を駆けていた。
物陰に目を凝らし、耳を澄ませながらもその脚は止まることはい。
「シルフィ・・・。」
城外から“連れ去られた”という可能性はきわめて低い。話によれば人の出入りは無く、午後の茶菓子を運んだ執事が部屋に立ち入った際に、姫の不在が発覚したのだという。万全な体制で警備にあたっていたとすれば、つまり考えられる可能性としては、姫がその意志を持って脱走したことに絞られるだろう。 しかしどうやって。
いや、その方法は後だ。
今はまだ14の幼い国の姫が脱走した緊急事態だ。まして- “外から入った何者か”が侵入しているさなかに姫のその身の安全が確保出来ない等もってのほかだ。
すでに捜索隊が組まれ、出動していた侵入者への対応にあたっていた隊と連携して城下に放たれている。市民へは箝口令が敷かれているが、城に残ってた総力をもってしての動員だ。さすがに何か起きているということには気づくだろう。
「シルフィ、何やってるんだアイツは・・・!」
どうして、と思う。ケヴィンにはまるで理解出来なかった。
・・・いや、そもそも彼女のことを理解出来たことは今まであっただろうか。「脱走」なんて、彼女のイメージとはかけ離れすぎているように思い、未だに現実が飲み込めない。彼女は子供のくせにつまらなそうに世の中を見ている節はあった。口が達者で、しかしどちらかと言えばその物言いのどこかには諦念、無気力が滲んでいるような印象を受ける。それも・・・その身に課せられた試練が長年彼女を苦しめてきた結果の一つだろう。
たしかに、その魔力が無ければ。
魔法の支配する世の中でなければ彼女は苦しみはしなかっただろう。
だからか?
我慢の限界で、それで逃げた?
-いや。それは違うだろう。
なぜなら彼女は “逃げたって何も変わらない”と知っている。
誰よりも- 知っているのだから。
「バカな。ホントにそいつは農奴なのか?」
「だから農奴にそんな芸当が出来るわけないだろう?」
「・・・-他国のスパイということか。」
「まぁ、だったら事態はより深刻だって話だ。」
近くで小声で話す兵士たちの声が耳に入ってくる。 - “侵入者”の話。
---
「その何者かは城門を車の荷台でやり過ごしたと考えられる。恐らく運転手を何らかの手で脅迫したのだろう。門をくぐり抜けたあとは運転手は“用済み”にされ、車といっしょに打ち捨てられていた。目撃者によると農奴の服装をしていたらしいが信用は出来ん。」
その報告に辺りがざわめく。
鉄壁の要塞たるメサイア。その要となる城壁をこうも簡単に突破されてしまうとは。
「刃物で首をひと裂きだ。」
「魔力による察知を防ぐためか。そいつも馬鹿ではないようだな。」
「手際が良すぎる。いくら村から帰ってくる車でその格好が農奴のものと言ってもな。」
「しかし、たった一人を送り込んでも何になる?メサイアの内に入れば逃げ場も失う。」
「・・・ならば考えられることは。」
「今の所、各国が軍を出したという気配はありませぬ。無論、門の警備は厳重に当たらせておる。」
侵入した一人が大軍を城内へ手びく。それが最悪のシナリオであることは間違いない。司令部の空気が張り詰める。
「侵入を許した以上、ソイツを始末することが最優先だ。殺しちまえばそれで終わりだよ。」
卓上に行儀悪く脚を乗せる青年が発言する。
「アルカード、お前は馬鹿か。」
「あぁ!? んだてめぇレイザ!!」
「得体の知れない相手だからこそ、尋問が必要なんだよ。殺してしまってどうする、この馬鹿が。」
「・・・ぐっ、 」
正論を突きつけられ、青年は押し黙る。
「・・・おれはもう行く。情報は受け取った。」
「ケーネス、待て。城下を見落としなく捜査するためには陣形を-」
「要らぬ。こんな所でこれ以上時間を浪費していられるか。この手柄を譲る気は無い。」
そう言って席をたつ兄の横顔に浮かぶ笑みは、この状況を心底楽しんでいるように見えた。
---
「他の隊から何か報告は入っているか?」
「カベルネ隊から一件。担当範囲の捜索・索敵が完了、異常無しとの事。」
「了解した。」
「相変わらず仕事が早いな。」
「こちらも今のところ順調だと伝えてくれ。」
「ケヴィン、大丈夫か。」
「・・・あぁ勿論。」
正直に言えば、そろそろ辛くなってくる頃合であった。大人の脚に合わせてこれ程長い時間追従したのは初めてだ。体力には自信が無いわけではない。しかし-
「強がるなよ、ケヴィン。大分消耗してんだろう。少し休みな。」
「い、いやだ!シルフィを探さなきゃいけないじゃないか!!その為に・・・こんな俺でも鍛えてきてんだ!」
気配を悟られては索敵の意味がない。この移動は気配を消す基礎魔法を発動させながらのものであり、魔力量で劣るケヴィンにはけして楽なものではなかった。
「はぁ、その忠誠心が少しでもケーネス様にもあってくれればなぁ。」
「がはは!全くだ! 坊主、いい根性だ。どれ、手を貸せ。」
「?」
彼は自分の手にそのごつい手を重ねた。
ケヴィンは自分の身体に魔力が入っていく感覚を覚えた。
「魔力を少し分けてやった。これで少しは楽になるだろう。」
「あ、ありがとう。」
ガレノス家の家臣達は気のいい連中が多い。ケヴィンはそんな彼らに囲まれて育った。そして、幼馴染としてシルフィと多くの時間を共にしてきたのだ。
「・・・!!」
「おい・・・ あれは?」
その時、遠方から黒い煙が空へ立ち昇っているのに気づく。 ここから距離が離れているから音は聞こえない。あの方向には何があるのだろうか。
「・・・おい、あっちはたしか。」
「・・・・・・。」
大人達の表情が険しくなる。
「何か報告は!」
「まだありません。 とにかく我々も現場に。」
「・・・いや、持ち場を離れるわけにはいかん。隊を二つに分ける。」
「俺が行く!行かせてくれ!」
---
たどりついた“現場”は、焼け焦げた寮のような建物が何棟かある来たことのない地区だった。建物の窓は締め切られていて、今まで感じたことのない独特な重い空気が漂っている。
すでに異常を見て駆けつけたのであろう、精鋭魔法使い達の後ろ姿が見える。
遅れをとった。報告がないまま建物は燃えていた。くそ、どこの誰の担当だ。 問いただしてやる。
「レイザ・シャド・シンシア、只今到着した! 誰か状況を。」
飛行魔法を解き、地面に降り立ちながら問う。
しかし、誰も答えようとしない。
「・・・おい、何があった!」
苛立ちを憶えながら、彼女は人の輪を掻き分けるようにして中心へ向かう。
「-ッ!!?」
そこには膝を折り、魂を抜かれたように呆然としている少年の姿があった。
そして彼の目線の先には-
姫の片方の手袋と。
血だまりの中に仰向けに倒れ絶命している男。
男の首筋・・・ その魔烙印には深々と刃渡りの長いナイフが突き刺さっている。
血だまりの中で事切れている男は、
ケーネス・ガレノスだった。
物陰に目を凝らし、耳を澄ませながらもその脚は止まることはい。
「シルフィ・・・。」
城外から“連れ去られた”という可能性はきわめて低い。話によれば人の出入りは無く、午後の茶菓子を運んだ執事が部屋に立ち入った際に、姫の不在が発覚したのだという。万全な体制で警備にあたっていたとすれば、つまり考えられる可能性としては、姫がその意志を持って脱走したことに絞られるだろう。 しかしどうやって。
いや、その方法は後だ。
今はまだ14の幼い国の姫が脱走した緊急事態だ。まして- “外から入った何者か”が侵入しているさなかに姫のその身の安全が確保出来ない等もってのほかだ。
すでに捜索隊が組まれ、出動していた侵入者への対応にあたっていた隊と連携して城下に放たれている。市民へは箝口令が敷かれているが、城に残ってた総力をもってしての動員だ。さすがに何か起きているということには気づくだろう。
「シルフィ、何やってるんだアイツは・・・!」
どうして、と思う。ケヴィンにはまるで理解出来なかった。
・・・いや、そもそも彼女のことを理解出来たことは今まであっただろうか。「脱走」なんて、彼女のイメージとはかけ離れすぎているように思い、未だに現実が飲み込めない。彼女は子供のくせにつまらなそうに世の中を見ている節はあった。口が達者で、しかしどちらかと言えばその物言いのどこかには諦念、無気力が滲んでいるような印象を受ける。それも・・・その身に課せられた試練が長年彼女を苦しめてきた結果の一つだろう。
たしかに、その魔力が無ければ。
魔法の支配する世の中でなければ彼女は苦しみはしなかっただろう。
だからか?
我慢の限界で、それで逃げた?
-いや。それは違うだろう。
なぜなら彼女は “逃げたって何も変わらない”と知っている。
誰よりも- 知っているのだから。
「バカな。ホントにそいつは農奴なのか?」
「だから農奴にそんな芸当が出来るわけないだろう?」
「・・・-他国のスパイということか。」
「まぁ、だったら事態はより深刻だって話だ。」
近くで小声で話す兵士たちの声が耳に入ってくる。 - “侵入者”の話。
---
「その何者かは城門を車の荷台でやり過ごしたと考えられる。恐らく運転手を何らかの手で脅迫したのだろう。門をくぐり抜けたあとは運転手は“用済み”にされ、車といっしょに打ち捨てられていた。目撃者によると農奴の服装をしていたらしいが信用は出来ん。」
その報告に辺りがざわめく。
鉄壁の要塞たるメサイア。その要となる城壁をこうも簡単に突破されてしまうとは。
「刃物で首をひと裂きだ。」
「魔力による察知を防ぐためか。そいつも馬鹿ではないようだな。」
「手際が良すぎる。いくら村から帰ってくる車でその格好が農奴のものと言ってもな。」
「しかし、たった一人を送り込んでも何になる?メサイアの内に入れば逃げ場も失う。」
「・・・ならば考えられることは。」
「今の所、各国が軍を出したという気配はありませぬ。無論、門の警備は厳重に当たらせておる。」
侵入した一人が大軍を城内へ手びく。それが最悪のシナリオであることは間違いない。司令部の空気が張り詰める。
「侵入を許した以上、ソイツを始末することが最優先だ。殺しちまえばそれで終わりだよ。」
卓上に行儀悪く脚を乗せる青年が発言する。
「アルカード、お前は馬鹿か。」
「あぁ!? んだてめぇレイザ!!」
「得体の知れない相手だからこそ、尋問が必要なんだよ。殺してしまってどうする、この馬鹿が。」
「・・・ぐっ、 」
正論を突きつけられ、青年は押し黙る。
「・・・おれはもう行く。情報は受け取った。」
「ケーネス、待て。城下を見落としなく捜査するためには陣形を-」
「要らぬ。こんな所でこれ以上時間を浪費していられるか。この手柄を譲る気は無い。」
そう言って席をたつ兄の横顔に浮かぶ笑みは、この状況を心底楽しんでいるように見えた。
---
「他の隊から何か報告は入っているか?」
「カベルネ隊から一件。担当範囲の捜索・索敵が完了、異常無しとの事。」
「了解した。」
「相変わらず仕事が早いな。」
「こちらも今のところ順調だと伝えてくれ。」
「ケヴィン、大丈夫か。」
「・・・あぁ勿論。」
正直に言えば、そろそろ辛くなってくる頃合であった。大人の脚に合わせてこれ程長い時間追従したのは初めてだ。体力には自信が無いわけではない。しかし-
「強がるなよ、ケヴィン。大分消耗してんだろう。少し休みな。」
「い、いやだ!シルフィを探さなきゃいけないじゃないか!!その為に・・・こんな俺でも鍛えてきてんだ!」
気配を悟られては索敵の意味がない。この移動は気配を消す基礎魔法を発動させながらのものであり、魔力量で劣るケヴィンにはけして楽なものではなかった。
「はぁ、その忠誠心が少しでもケーネス様にもあってくれればなぁ。」
「がはは!全くだ! 坊主、いい根性だ。どれ、手を貸せ。」
「?」
彼は自分の手にそのごつい手を重ねた。
ケヴィンは自分の身体に魔力が入っていく感覚を覚えた。
「魔力を少し分けてやった。これで少しは楽になるだろう。」
「あ、ありがとう。」
ガレノス家の家臣達は気のいい連中が多い。ケヴィンはそんな彼らに囲まれて育った。そして、幼馴染としてシルフィと多くの時間を共にしてきたのだ。
「・・・!!」
「おい・・・ あれは?」
その時、遠方から黒い煙が空へ立ち昇っているのに気づく。 ここから距離が離れているから音は聞こえない。あの方向には何があるのだろうか。
「・・・おい、あっちはたしか。」
「・・・・・・。」
大人達の表情が険しくなる。
「何か報告は!」
「まだありません。 とにかく我々も現場に。」
「・・・いや、持ち場を離れるわけにはいかん。隊を二つに分ける。」
「俺が行く!行かせてくれ!」
---
たどりついた“現場”は、焼け焦げた寮のような建物が何棟かある来たことのない地区だった。建物の窓は締め切られていて、今まで感じたことのない独特な重い空気が漂っている。
すでに異常を見て駆けつけたのであろう、精鋭魔法使い達の後ろ姿が見える。
遅れをとった。報告がないまま建物は燃えていた。くそ、どこの誰の担当だ。 問いただしてやる。
「レイザ・シャド・シンシア、只今到着した! 誰か状況を。」
飛行魔法を解き、地面に降り立ちながら問う。
しかし、誰も答えようとしない。
「・・・おい、何があった!」
苛立ちを憶えながら、彼女は人の輪を掻き分けるようにして中心へ向かう。
「-ッ!!?」
そこには膝を折り、魂を抜かれたように呆然としている少年の姿があった。
そして彼の目線の先には-
姫の片方の手袋と。
血だまりの中に仰向けに倒れ絶命している男。
男の首筋・・・ その魔烙印には深々と刃渡りの長いナイフが突き刺さっている。
血だまりの中で事切れている男は、
ケーネス・ガレノスだった。
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