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イマジン
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しおりを挟む「ママ! ねえ見て! これね、作ったんだよ僕が! 」
ハリスが作ったものを手に持って私の所まで走ってきた。
「何を作ったの? 」
「恐竜だよ! 恐竜はつよいからママを守ってくれるんだ! そしたらね赤ちゃん
もうまれてもだいじょうぶでしょ? 」
今、私のお腹の中には二人目が居り、もうすぐ生まれる予定である。
その為に私は病院に居てハリスと一緒に居られる時間はあまり長くはないから
ハリスもいっぱい話をしてくれるのだ。今日何があったとか、何をしたとか、
言いたい事が多すぎて結局何を言っているのかは何となくしか分からないけど
それでも私に頑張って伝えようとしてくれるハリスは最高に可愛いし愛おしい。
「ねえ、ママはいつ帰って来る? 明日? 」
「明日は無理かな」
「そっか……早くうまれるといいね」
何だか自分がとても悪い事をしている気分になってしまう。
きっと私はこの子にいっぱい我慢をさしているのだろう。
「おいでハリス。触ってみて」
私はハリスに大きく膨らんだお腹に触らせた。
「ここにハリスの弟が居るんだよ? 」
「おとうと? 」
「そう。だからハリスはお兄ちゃんになるんだよ。ハリスはどんなお兄ちゃんに
なりたい? 」
「う~んとね、恐竜みたいに強いお兄ちゃんになる」
キラキラの笑顔でそんな事を言うハリスはきっと良いお兄ちゃんになってくれる
事だろう。ただ恐竜みたいに暴れるのは止めて欲しいところではあるけれど、
それでも少しは元気になってくれたならそれでいい。
「お兄ちゃんですよ~フリスタ」
私のお腹に触りながらハリスが命名したフリスタが生まれて来たのはそれから
一週間後の事だった。
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