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エクストラステージ
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しおりを挟むもうすぐ私は死ぬのだという事はなんとなく分かる。
夢の中を行ったり来たりしながら私は昔の事を思い出していた。
お婆様が亡くなった日。
私は心の底からお婆様を応援したのだ。
「頑張れ! 」って言ったら「もう休ませてあげなさい」とお母様に言われた時
私は不思議で仕方がなかった。
『どうして休まないといけないのだろうか? 』と
みんなが泣いている中で私だけが笑顔でお婆様を見送ったあの日、お婆様は
どんな気持ちだったのだろうか、今の私と同じ気持ちなのだったのだろうか?
お婆様が亡くなってから
世界は3回滅亡しかけ
12回の婚約破棄を経て
私は2回離婚をしたのは結婚相手が碌でもない男だったから。
それでも私は挫けずに3回目の結婚をしたけど相手がすぐに亡くなってしまって
結局私は未亡人として死ぬ事になるようだった。
当然のように騒がしい人生。
王族らしい人生だっと私は思っている、お婆様が一番嫌っていたそのものだ。
お婆様は王族の中では変わった存在であった事は確かで、それはお婆様が平民
だったからだといろんな人が私に耳打ちしてきたけれど、私はそれが間違いだと
いう事をしっている。だってお婆様が私に教えてくれたから。
「いいかい? よく聞きなさい。誰もが何か勘違いをしているがこの世界にさして
意味はないんだよ。この世界でどれだけ頑張ろうとも、必死になった所でそれは
寧ろマイナスでしかないんだよ」
「どうして? 」
お婆様の話は子供の私には少し難しかった。
「誰もが死んだら終わりだと思っているけど、そんな訳はない。死んでからが本番
なんだよ。エクストラが始まる」
「えくすとら? 」
「嗚呼、そうだ。だから私はその為に力を蓄えておきたかったんだ。その為の努力
はしたがそう上手くは行かなかった。まったく嫌になるよこんなはずじゃあ
なかったのに。頑張るべきはこれからだというのにね」
結局その時理解出来たのはお婆様はこれから頑張らないといけないのだという事
だった。だから私は応援したのだ。あれからお婆様はまだ頑張っているのだろう
か? それももうすぐ分かりそうである。
私のエクストラがそろそろ開幕しそうだった。
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