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キャッツ
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しおりを挟むあれから三日が経った。
月日が経つのは早いものである。
それは私にも当てはまる。
私にも新しい恋が芽生えていたのだ。
相手は年上の男性。
彼は何でも知っていて、何だって出来るスーパーマン。
そんな彼に私は恋をしていた。
嗚呼、これはきっと運命だと思う。
「ああ、そうだろうとも。確かに運命って奴だと俺も思うよ。あれから三日しか
経っていないのに恋に落ちる程の相手だ。そのぐらいじゃないと説明がつかない
と思うね」
嗚呼、胸が苦しい……
こんな状態では食べ物も碌に喉を通らない。
このまま私はきっと餓死してしまう事だろう。
「その割には美味しそうにパンケーキを頬張っているのを今朝見た気がするけど、
あれは幻だったのだろうか? 俺も歳を取ったという事かな? 」
ええ、そうね。
だってアンタは化け猫だもの。相当に歳を取っているに違いはないはずだけど、
そう言えばアンタの歳って私知らないのよね。私の記憶がある頃からアンタは
ずっと居たわよね?
「ああ、そうだね。おしめを取り替えてあげた事さえ君はもう忘れてしまって
いるのかな? 俺は何だって君の事を知っているって君は知らなかったのかな?
よかったね、また一つ賢くなったんじゃないか? 」
何よそれ! 嘘よね? ねえ、嘘って言いなさいよ。
そんな気持ち悪い話は知らないわ。どうやってアンタが私のおしめを変えるって
いうのよ、ねえ! そんなのホラーよホラー! 喋れるだけにしときなさいよ!
全部嘘だって言いなさいよ! 法螺だって言いなさいよ!
「それはそうと、君は相変わらずの面食い見たいだけどさすがに今回のは顔だけ
のパターンだから止めておいた方がいいよ? あの男、相当遊んでるから」
何よそれ、何処情報よ!
そう言う法螺は要らないから。
もっと有益な情報をよこしなさいよ!
私のテンションが爆上がりするぐらいの奴はないの?
「何処情報って、そんなのはあの家の猫に聞いた決まっているだろ?
お高くとまっているからどんな奴かと思ったら、意外といい女だったよ。
俺の言う事をよく聞く女は良い女だろ? 」
そんな話で私のテンションが上がる訳がない。
そもそも何だ、その名言ぽい感じで最低な事を言うのは?
もう喋るな! 何も言うな! これは私の恋なんだから、エロ猫には関係ない!
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