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お姉ちゃん
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しおりを挟む私は毎日泣いて過ごしていました。
泣いて、泣いて、泣き疲れるまで泣いたら眠る。
学校にも行かず、家に閉じこもっていました。
そして、そんな私の家に訪問者がやって来ました。
「やあ」
ドアを開けてみるとそこには知らない男性が立っていました。
そしてお腹がぐう~と鳴ると、私はそのまま気を失ってしまいました。
こんな時でもお腹は空くのだと思いながら……
*****
私は気が付くと知らない部屋にいました。
なので、死んだのか? とも思ったのですがそうではありませんでした。
「やあネリゼ、大丈夫かい? 」
知らない男性が私に声をかけて来ました。
「あの、ここは? 」
「ああ、そうか。すまないね、勝手に連れてきてしまったよ私の屋敷に」
どうやらここの主のようです。
「あなたはいったい? 」
「忘れてしまったのかい? それは残念だ。でも仕方がない事なのかもしれないね。
いろいろあったんだから。僕はスリフィア。君とパーティーでダンスを踊った
のだけど覚えていないかな? 」
そう言われて漸く私は思い出しました。
あのパーティーで私に声をかけてくれた男性。一緒に踊ったダンス。
とても楽しかった思い出、でもそのせいでお姉ちゃんは……
私は思い出してしまってまた涙が止まらなくなってしまいます。
「ごめんよネリゼ。辛い事を思い出させてしまったね。でももう大丈夫だから。
君の父上の疑いもすぐに晴れるさ」
どうしてここで父親の話が出るのか?
「父が何かしたのですか? 」
「君の父上が伯爵を襲ったんだ、でも返り討ちにあってしまってね。
残念ながら亡くなってしまったけど、大丈夫さ。
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私は驚きました。あの父親がそんな事をするなんて思ってもみなかったから。
伯爵に手を出すなんて事をして只で済む訳がない事は誰だって知っている事、
なのに、そんな事をあの人が……
私の頭の中はもうぐちゃぐちゃで、何が何だか分からなくなってしまいました。
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