バトンタッチした話

加速・D・歩

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・本編

125 あんま季節感無い世界だけど

1∶ロゴコ
2∶ヒッカト
3∶キッタ
4∶エホゥ
5∶ゴセー
6∶クトォ゙ミ
7∶ムゥータ
8∶ヨカッチ
9∶ワトット
10∶トィーシ

 数字コッチでレネが月の言い方。
 はい、今は4月あたりなんで、エホゥ・レネって事になります。
 ざっくりというか過去に来た稀人達が1年を12ヶ月で区切って、季節も春夏秋冬と分けて、日本人が多かったせいなのか? その季節のイベントも若干残ってる。
 この【世界】でもまあ、【学校】とかではだいたいそれっぽいイベントはある。長期休暇とかもね。
 気温は年中そんなに差は無いんだけど、【大陸】? や、【地域】? によっては北は寒く、南は暑いから感じたりその周辺では祭りとかもやってたりする。
 俺も【アッチ】から来たから12ヶ月で~ってのは馴染みがあって良かった。
 
 で、4月の【学校】の行事といえば、【体力テスト】と【オリエンテーション】
 ちな、入学式はあった、けどほぼそのままのメンツが上がってきた感じなので俺らみたいな外から入ってきたのはマジ数人程度。  
 だから、一応……「頑張ってね」的なコメントだけ挨拶されて、あとは普段の先生の挨拶と、生徒会っていう学生のリーダー達が集まる組織的な、人達の挨拶……いや、コレが凄かったんよ。
 
 思い出しただけでも──……

【講堂】って場所で、全校生徒が集まって、目の前には広い【ステージ】があって、先生の挨拶からの~『生徒会の皆様の挨拶です』ってアナウンスの後、上がってきた生徒達にワーワーキャーキャー声で歓声を上げる生徒達。
 めっちゃ盛り上がるじゃんって俺は周りをキョロキョロしながら戸惑う。別のクラスになっちゃったマルも遠くから発見したけど俺と同じく戸惑ってた。
 
 最初に上がってきた生徒──が生徒会長、狼獣人っても人ベースのワイルド系男子って感じの、名前は確か──ラギペッラ・ダナェゲル。3年生ね。
 副会長はマ・ド・トマッバっていう魔族の2年生で、書記がトィン・ヌルィニ・トーチヴォン、ワーチャンのお兄ちゃんね。エルフで2年生。会計がサラッナ・ワッドレっていう人魚で1年生。
 まぁ、相変わらず顔偏差値がエグいしだから人気なのかね。
 ちな、関わりそうにないから容姿はすっ飛ばすけど、とりあえず美形。
 むしろ、周りを見渡しても……モブすら美形だと……
 平凡見っけたらめっちゃ友達になりたい……!

 
 で、クラス。マルはワーチャンと一緒で「めっちゃ良かったじゃん!」って言ったら涙目で抱きつかれた。
 他の生徒達が周りにいるなか、俺もマルを抱きしめる。ざわつくねぇ。ワーチャンもむむって顔してるけど俺がウィンクしたらまあしょうがないかって感じでマルが落ち着くのを待った。

「良くないよ、ケースも一緒に居ないと楽しくない……今から先生に、」
「んー、俺もさマルと離れてめっっちゃ寂しいよ、てか【部屋】が一緒じゃなくてその時点で寂しい。けど、この先も一緒に行動って出来ないと思う。俺はマルの近くにワーチャンが居て安心したよ。」
「うん、でも……」
「大丈夫、大丈夫。俺も【そっち】に遊びに行くし!」
「僕も行くから!」
「「うんっ!」」

 ひしっ! って感じで再度抱き合ってから別れる。マルは終始俺の方に知り合いが居ないから心配って感じだった。
 ちな、「マルの事よろしくな!」ってワーチャンに言ったら「当たり前だろ」ってマルをベリッと剥がされ手を繋ぎながら行ってしまった。あらあらまあまあ。


「ケース! お前も同じクラスだったんだな!」
「お、メイチャンも?!」

 同じ【同室】のメイチャンが同じクラスだった。
 ふう、コレで一安心。
【教室】に向かったあと彼が友達に紹介してくれたおかげでボッチ回避!
 
 俺のクラスで仲が良くなったのは、メイチャン以外だとヨヲ・ワ・ゲェイデ。ヌヌくんと同じ豚獣人であだ名はイデチャン。
 でもヌヌくんはTHE子豚感あるけど、イデチャンはなんか違うような? 頭に小さい角? みたいなの生えてるし……そういう種類なのかな?
 あとはラリレ・レベィモチャ。妖精族であだ名はモチくん。他のクラスに弟が居るらしい。やっぱ兄弟は別にされるのか。
 サッラ・カカッハ。鼠獣人であだ名はカッチャン。

 他にも挨拶ちょっと話すクラスメイトは居るけど全員紹介すると大変そうだからな。

「にしてもあの銀髪と兄弟ねぇ。似てねぇな」
「だよね、ボクも聞いた時はビックリ」
「分かる~俺も俺も」
「いや、本人が言ってどうするんだよ」
「だが、半身なんだろ」
「そうそう。俺の大事な人、ね?」

【講堂前】での抱き合いを色んな人に見られてたらしくて彼らも次々に口にする。俺も、まぁ実際には兄弟じゃないからそうなんだけどさ。でも、半身の様に育ってきて大事な人。
 いつもこの【世界】の事に慣れない俺に、見捨てないでずっと支えてくれた。ワーチャンに言われて、確かにそうだよな、って俺に付き合わせたばっかりにマルは本来やりたい事とか、やらなきゃいけない事があったら出来なかったんじゃないかな、って。
 だから、こうやって【同じ場所】に居るけど、少し離れた方が良いんかな、って。
 寂しいさ、そりゃ。離れたくなかった。けど、これも親離れ……じゃないマル離れ……ってやつ?

「ケースが女々しい……」
「いーじゃん! 俺らが居るし」
「んだな! 仲良くしようぜ」
「「おおー!」」

 良い友達が出来て良かった!
 その後はニハーマ・ソッコ。ニハせんせっていう担任が来てから軽く自己紹介して【席】に着く。
 優しそうな先生で良かった。
 その日は昼間に終わって、すぐにマル達と【食堂】で落ち合う。 
 ちな、友達と一緒にな!


「ワィーレ・マルゥメです。ケースの事を宜しくお願いします」
「俺たちこそ……」
「マルっ、母ちゃんみたいな挨拶になってるぞ!」

 深々とお辞儀をするマルに戸惑う俺ら。
「同じ歳なんだからさ、気軽に紹介しようぜ!」って言ったら少し恥ずかしそうに微笑む。まーそれが可愛すぎて俺ら側の友達は目をパチパチさせてた。分かる分かる。

 大人数の【席】に座って、ワーチャンとマル、俺の順他は適当に座って食事をする。
 マルの方もワーチャン以外の友達を紹介してくれた。


 グリィ・タンリィ。犬獣人であだ名はリィちゃん。
 フリアャラト・キラキラ。妖精族であだ名はキラっち。
 ドーンガ・デァダダ。ドワーフ族であだ名はダダくん。
 ソラ・ラッサッレ。鳥獣人であだ名はソラクン。

 妖精族って皆小さいんだな、俺達の腰ぐらいの身長しかないっぽい。妖精の羽も綺麗だし、一人一人違うんだって、モチくんの弟は双子だから羽は一緒だってさ。
 なんか目の色が違うらしい。モチくんの目は赤と緑の目で色が違うから、弟は緑と赤なのかな?
 ソラクンは小鳥種族の獣人だから、体格はヌヌくんより小さい。なんかプクプクしてる。可愛い。
 犬獣人のリィちゃんもフワフワした、柴っぽい見た目だけど毛並みが柔らかくて触り心地が良い。
 ダダくんは1人老け顔だ。ドワーフ族はみんなそうらしい。【領地】にドワーフ族が居なかったから不思議、先生だって言われても気付かなそう。


 食事をし終えて、マルと可愛い子は駄目らしいけど【大浴場】に来た。
 なんか、可愛い子はお部屋のお風呂なんだって。そうなんだ? マルと入れないのは残念だなー。
 
「ヌヌくんは良いの?」
「え?」
「ヌヌくんやリィちゃん可愛いから【大浴場】駄目じゃないの?」
「え、僕らは……えーっと、そのぉ」
「ケース、分かってないのか。まあ、外から来たんだもんな」

 え? 何? って反応したら皆から謎の納得? をされた。ええ、一応説明されたけど、物理的に可愛いは良いらしい。動物的な? うん?
 とりあえず、マルやマルの同室タイプの人達はダメらしい。
 うーん、「分かった!」って言っとこう。

「ありゃ、分かってないな」
「むしろああいう反応は珍しいよね」

 全員すっぽんぽんになって【浴槽】の方に行くとすげーーーー広い。色んな風呂場があって、ボコボコ泡が出るのもあるし、砂に埋もれるやつもある!
 とりあえず、持ってきたゴシゴシで体を洗ってると──

「ひゃっ、って、な、何?!」
「ケースって擽り弱い?」
「あはは、やめろよ! わっ、ちょ!」

 隣で体を洗ってたメイチャンからコチョコチョされる。アヒャヒャって変な声でる、腹痛ぇ!
「脇腹が弱いんだって!」って言ったら余計に擽られるし、ヒィヒィ声を上げてたら、メイチャンの後頭部に軽く叩かれる音。

「ケースが死にそうになってるからやめたれ」
「ひひ、ひぃー、あっ、ひ、」
「だって、めっちゃ、良い反応するからさぁ」
「マジで死にそうだよ?」
「分かった。分かったよ、ケース大丈夫かあ?」
「ん゙っ、だいじょうぶれす、」
「大丈夫じゃなさそうだぞ」

 はあはあ、若干痙攣してたら皆から心配された。
 メイチャンは謝ってますしたから許したけど、「メイチャンの鬼畜!」って言ったらニヤリ笑いされて隙を見せたらまたヤられる! って思った俺はすぐに体を洗って、【風呂】に入った。

「ん、っふ、んんっ、んぐ、」
泡ボコジャグジー【風呂】に入ったのか」
「ざっぎ、くずぐられだぁ」

 さっき擽られた所が、って言おうとして声にならない。入ってみたかったから入ったけど、さっきの擽りがまた似たような刺激に溺れそうになって引っ張り上げられた。

「はあはあ、し、死ぬかと……」
「マジこれはゴメン。もう擽らないからさ」
「う、うん、危ない」
「だな」

 メイチャンも俺の様子を見て、変なイタズラはしないって約束してくれた。
 その後は【部屋】に帰ってきて……【風呂場】で疲れ切った俺はすぐにすやぁ──……




──カチカチカチ、

「圭介起きろ。飯の時間だ。」
「んっ、んあ……」
「口開けてろよ。……たっぷり飲んだな。《時間停止》中に沢山可愛がってやるからな」
「っ、はあ……んっ、」
「何も知らないままお前は、」

 身体全身をマッサージされてるみたいに揉まれる夢を見る。
“誰か”の声が聴こえて、分かんないけど落ち着く。彼に全てを身を委ねるように……

 男の胸なんか触ったって意味ないのに、でも気持ちいい──……
 おちんちん、触られる、んっ、しこしこされて、おし精子っこがびゅーって出て気持ちいい──……
 うつ伏せにされたあと、マッサージあとに、お尻の肉を揉まれて、お尻の穴をみられる。恥ずかしいのに、彼に見てほしくて──……
 指でほじほじされて、擽ったさとは別のムズムズ? した感じで、変な声でちゃ、俺、男なのにお尻に指挿れられて、ああっ、中に入れられた。
 汚い、指汚れちゃうよ、中に入った指を出そうとするのに、ドンドン入っていく、うんち、触られちゃう、どうしようって慌てる俺の頭に『大丈夫だ。ナカは綺麗にしてある。思いっきり喘げ』って、あえげってなに、ねえ、わかんないよっ! 
 
 おちんちんの裏側を押されると頭が真っ白になった。
 と同時にドコから出してんだって声が出る。恥ずかしくて止めたいのに、ソコをトントンコショコショされて俺は悶絶するしかなかった。




「毎日可愛がってやる。また明日も来るからな。」
「ちゃんと《記憶改変》《初期体》もろもろ付けておくから大丈夫だ。しっかり休めよ。」




──……

 んーっ! 目が醒めると窓の外からは小鳥の囀りと太陽の光がさしてきてた。
【学校】に来てからマルと一緒に寝てないし不安だったけど凄い良い目覚めで我ながらビックリ。なんか夢は見てた気がするけど、全く内容は覚えてなくて不思議。
 んーっとのび~をすると体がパキパキな鳴る、ちょっと癖になるんだよな、これ。
 皆が起きてくるまで時間があるから、本棚から適当に本を持ってきて読む。
 こっちは雑誌みたいな本が多いな。

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