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第1章 幼児期
第1話 悪役令嬢…?の誕生
しおりを挟むうっ!ちょ、何!?くっくる、し、 息、出来な、い!
「おぎゃあ! おぎゃあ!」
やっ、やっと息が出来た……
「おめでとうございます!元気な女の子ですよ!」
「あぁ、無事に生まれてきてくれて良かった!それで、エレは?」
「はい。奥様はご無事ですよ」
「私なら大丈夫よ」
「そうか…」
(なるほど、赤ちゃんって言ってたけどまさかここからだとは…。まあとりあえず、声だけ聞いても父と母は優しそうね。良かった…。ゲームん中じゃかなり冷え切ってたけど、多分それはゲームでの私のせいなのかな?)
母の名前はエレーミア・エルヴァルト。白金の綺麗な髪にタンザナイトのような青紫色の瞳で凄く整った顔をしている。
父の名前はセインハルト・エルヴァルト。白銀の髪にカイヤナイトのような青い瞳をしているこれまた整った顔したイケメンだ。
(両親2人とも、怒ると絶対顔が怖いよね。あの、なんて言うか、顔が整ってる人ほど怒ると顔が…あの、その……あれでしょ?だから家族仲が冷えきっててなくてよかった……もし冷えきってたら地獄だったわ。)
「はい奥様。お嬢様を抱いてあげてください」
「ええ。」
そう言ってエレーミアは我が子を優しく抱き上げた
(あ……やっぱ母親だからなのかな…安心する……)
「ぁぅ」
「かわいい…」
「ふふ、レオもそう思うのね。ほんとに…凄く可愛いわ。」
レオというのは兄のレオルード・エルヴァルトの事だ。レオルードは白金の髪に父に似たカイヤナイトのような青い瞳をしている。
ゲームでは兄とは全く会話などがなかった。理由は、わがままで自分勝手で、領民のことなど全く気にしないでお金を好き勝手に使う妹の事が嫌いだからだ。
(…まだ私は産まれたばかり。だから仲良くなれるはず……。)
「それでセイこの子の名前はどうするの?」
「ああ、この子にはルナティアナと名付けよう」
「ルナティアナ…いいですね。じゃあ愛称はルナですね!」
「あぁ」
ルナティアナはセインハルトが指を出してきたのでそれを握る
「っ……可愛い…」
「天使のように愛らしいわ…!」
「おとーさま!僕も僕も!」
そう言ってレオルードも手を出してきたのでその指を握る
「わ…!おとーさま!おかーさま!握った!」
「あぁ。そうだね。」
「レオ、これからあなたはこの子のお兄ちゃんになるのよ。」
「お兄ちゃん…!」
「なあエレ…ルナティアナは私とエレ、どっちに似るんだろうね。」
「それはまだ分からないわ。でもセイに似たら強くなりそうね」
「エレに似ても強くなるね」
「そうかしら?」
「あぁ。そうさ」
私はその話を最後に眠りに落ちた
*************************
「んにゅ…」
次の日。ルナティアナは朝の光で目が覚めた
「ルナちゃんおはよう」
「くぁ…ぅ」
(朝か…無理、眠い。まだ寝たい…)
「あらあら、欠伸しちゃって。まだ眠いのなら寝てても良いのよ」
「んぅ…」
(では、お言葉に甘えて…おやすみなさい………)
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