4 / 20
第1章 幼児期
第2話 兄との戯れ
しおりを挟む
次に目覚めたのはお昼で私は母の腕の中に居た
「あ、おかーさま!ルナ起きた!」
「あ、ほんとね。」
「あう!」
「元気いっぱいね。アリナこの子お腹空いているだろうから乳母を呼んでちょうだい」
「かしこまりました」
(アリナって言う人はお母さんの専属侍女かなんかかな?栗色の髪にペリドットの目をしてて美人…)
コンコン
「奥様。ミレナを連れてまいりました」
「入ってどうぞ」
「失礼します」
(やっぱ母乳だよね……前世の年齢のせいでちょっと抵抗あるけど、今は0歳だから仕方ないよね……というか乳母も美人さん。この屋敷って顔面偏差値高いの?)
そんな事を考えていると授乳する準備が整ったらしい。乳母が胸を向けてきた。
「はい。ルナティアナ様ご飯ですよ」
(ここは腹をわろう!それ!)
「あむ…んく…んく…」
(あれ、意外と平気…?もしかしてこういう所とかって今の年齢に引っ張られるのかな?)
「んく…んく…ぷぁ」
「お粗末さまでした」
そう言って乳母はルナティアナにげっぷをさせようと背中をトントンと軽く叩く
「げぷっ」
げっぷを済ませたらルナティアナはエレーミアの腕の中に渡された
「ルナちゃん偉い偉い」
「んあぅ」
「はわっ…ルナティアナ様が可愛い!」
「ほんとよね…この家に仕えてて良かったわ…」
「もうこの子はエルヴァルト家の天使ねぇ。レオもそうは思わない?」
「思います…!あの、おかーさま。ルナを膝に乗せてみてもいいですか?」
「ええ、いいわよ。でも首がまだ座ってはいないから首はちゃんと支えていてね」
「はい!」
「あーう」
「えっと、首を支えて…こうかな…」
「そうそう、レオ、上手よ」
「ほんと!」
「えぇ」
そう言われたレオルードは物凄く嬉しそうな顔をした
(お兄ちゃん可愛いな…抱きついてみよ)
「んあぅ」
「わっわっ!お、おかーさま!ルナが抱きついて来てくれた!」
「あらあら」
「可愛いっ」
(いやいや、お兄ちゃんの方が可愛いですよー)
「うー」
「あ、そうだ!レオ、ルナと遊んでみたら?」
「え!いいの?」
「ええ。」
「やった!じゃあルナにご本読んであげるの!」
「それはいい考えね。沢山読んであげなさい」
「うん!」
そう言ってレオルードはエレーミアにルナティアナを渡して本を取りに行った。
*********************
「んしょ、んしょ、…よっと。ふぅー」
(…ほんとに沢山持ってきた……本でマンション出来てるよ…。ジャンルも見た感じ結構あるよねこれ。どんな内容の本持ってきたんだろ。)
「レオ、どんな本を持ってきたの?」
(お母さんナイスタイミングでの質問!グッチョブ)
「んとねー、冒険のお話とか、お姫様のお話とか、あと勇者が魔王倒すのとか!」
「面白そうな本を沢山持ってきてくれたのね」
「早速ルナにご本読むの!」
そう言ってレオルードはルナティアナに読み聞かせをした
ルナティアナは心地いい兄の声で睡魔に襲われ、いつの間にか眠りに落ちていた。
(…眠さに勝てん…赤ちゃん恐るべし。)
*******************
「ん、んぅー…」
あれ、ここは…
「あ、ルナ。起きた?」
(うっ……寝起きの美形顔面ドアップやめて欲しい…心臓に悪いから。というかここお兄ちゃんの腕の中か。……なるほど、あのまま寝たのか。まぁそれは置いといて、今はとりあえず…)
「たーう。あーう。」
ルナティアナは言葉にならない声を出してレオルードの胸をぺちぺち叩いて攻撃する
「ん?どうしたのルナ?」
「あぅー」
「おかーさまならいまはいないよー?」
(いや、今はお母さんに用はないよ。あなたに用があるんだよ!寝起き顔面ドアップやめい!心臓死ぬわ!仕返しにウザイくらいに叩いたるわ!)
ぎゅっ
「ルナかわいい…」
「んあう?」
「可愛い…」
(………兄よ、語彙力大丈夫か…)
「あ、おかーさま!ルナ起きた!」
「あ、ほんとね。」
「あう!」
「元気いっぱいね。アリナこの子お腹空いているだろうから乳母を呼んでちょうだい」
「かしこまりました」
(アリナって言う人はお母さんの専属侍女かなんかかな?栗色の髪にペリドットの目をしてて美人…)
コンコン
「奥様。ミレナを連れてまいりました」
「入ってどうぞ」
「失礼します」
(やっぱ母乳だよね……前世の年齢のせいでちょっと抵抗あるけど、今は0歳だから仕方ないよね……というか乳母も美人さん。この屋敷って顔面偏差値高いの?)
そんな事を考えていると授乳する準備が整ったらしい。乳母が胸を向けてきた。
「はい。ルナティアナ様ご飯ですよ」
(ここは腹をわろう!それ!)
「あむ…んく…んく…」
(あれ、意外と平気…?もしかしてこういう所とかって今の年齢に引っ張られるのかな?)
「んく…んく…ぷぁ」
「お粗末さまでした」
そう言って乳母はルナティアナにげっぷをさせようと背中をトントンと軽く叩く
「げぷっ」
げっぷを済ませたらルナティアナはエレーミアの腕の中に渡された
「ルナちゃん偉い偉い」
「んあぅ」
「はわっ…ルナティアナ様が可愛い!」
「ほんとよね…この家に仕えてて良かったわ…」
「もうこの子はエルヴァルト家の天使ねぇ。レオもそうは思わない?」
「思います…!あの、おかーさま。ルナを膝に乗せてみてもいいですか?」
「ええ、いいわよ。でも首がまだ座ってはいないから首はちゃんと支えていてね」
「はい!」
「あーう」
「えっと、首を支えて…こうかな…」
「そうそう、レオ、上手よ」
「ほんと!」
「えぇ」
そう言われたレオルードは物凄く嬉しそうな顔をした
(お兄ちゃん可愛いな…抱きついてみよ)
「んあぅ」
「わっわっ!お、おかーさま!ルナが抱きついて来てくれた!」
「あらあら」
「可愛いっ」
(いやいや、お兄ちゃんの方が可愛いですよー)
「うー」
「あ、そうだ!レオ、ルナと遊んでみたら?」
「え!いいの?」
「ええ。」
「やった!じゃあルナにご本読んであげるの!」
「それはいい考えね。沢山読んであげなさい」
「うん!」
そう言ってレオルードはエレーミアにルナティアナを渡して本を取りに行った。
*********************
「んしょ、んしょ、…よっと。ふぅー」
(…ほんとに沢山持ってきた……本でマンション出来てるよ…。ジャンルも見た感じ結構あるよねこれ。どんな内容の本持ってきたんだろ。)
「レオ、どんな本を持ってきたの?」
(お母さんナイスタイミングでの質問!グッチョブ)
「んとねー、冒険のお話とか、お姫様のお話とか、あと勇者が魔王倒すのとか!」
「面白そうな本を沢山持ってきてくれたのね」
「早速ルナにご本読むの!」
そう言ってレオルードはルナティアナに読み聞かせをした
ルナティアナは心地いい兄の声で睡魔に襲われ、いつの間にか眠りに落ちていた。
(…眠さに勝てん…赤ちゃん恐るべし。)
*******************
「ん、んぅー…」
あれ、ここは…
「あ、ルナ。起きた?」
(うっ……寝起きの美形顔面ドアップやめて欲しい…心臓に悪いから。というかここお兄ちゃんの腕の中か。……なるほど、あのまま寝たのか。まぁそれは置いといて、今はとりあえず…)
「たーう。あーう。」
ルナティアナは言葉にならない声を出してレオルードの胸をぺちぺち叩いて攻撃する
「ん?どうしたのルナ?」
「あぅー」
「おかーさまならいまはいないよー?」
(いや、今はお母さんに用はないよ。あなたに用があるんだよ!寝起き顔面ドアップやめい!心臓死ぬわ!仕返しにウザイくらいに叩いたるわ!)
ぎゅっ
「ルナかわいい…」
「んあう?」
「可愛い…」
(………兄よ、語彙力大丈夫か…)
1
あなたにおすすめの小説
異世界転生した私は甘味のものがないことを知り前世の記憶をフル活用したら、甘味長者になっていた~悪役令嬢なんて知りません(嘘)~
詩河とんぼ
恋愛
とあるゲームの病弱悪役令嬢に異世界転生した甘味大好きな私。しかし、転生した世界には甘味のものないことを知る―――ないなら、作ろう!と考え、この世界の人に食べてもらうと大好評で――気づけば甘味長者になっていた!?
小説家になろう様でも投稿させていただいております
8月29日 HOT女性向けランキングで10位、恋愛で49位、全体で74位
8月30日 HOT女性向けランキングで6位、恋愛で24位、全体で26位
8月31日 HOT女性向けランキングで4位、恋愛で20位、全体で23位
に……凄すぎてびっくりしてます!ありがとうございますm(_ _)m
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
【完結】ヒロインに転生しましたが、モブのイケオジが好きなので、悪役令嬢の婚約破棄を回避させたつもりが、やっぱり婚約破棄されている。
樹結理(きゆり)
恋愛
「アイリーン、貴女との婚約は破棄させてもらう」
大勢が集まるパーティの場で、この国の第一王子セルディ殿下がそう宣言した。
はぁぁあ!? なんでどうしてそうなった!!
私の必死の努力を返してー!!
乙女ゲーム『ラベルシアの乙女』の世界に転生してしまった日本人のアラサー女子。
気付けば物語が始まる学園への入学式の日。
私ってヒロインなの!?攻略対象のイケメンたちに囲まれる日々。でも!私が好きなのは攻略対象たちじゃないのよー!!
私が好きなのは攻略対象でもなんでもない、物語にたった二回しか出てこないイケオジ!
所謂モブと言っても過言ではないほど、関わることが少ないイケオジ。
でもでも!せっかくこの世界に転生出来たのなら何度も見たイケメンたちよりも、レアなイケオジを!!
攻略対象たちや悪役令嬢と友好的な関係を築きつつ、悪役令嬢の婚約破棄を回避しつつ、イケオジを狙う十六歳、侯爵令嬢!
必死に悪役令嬢の婚約破棄イベントを回避してきたつもりが、なんでどうしてそうなった!!
やっぱり婚約破棄されてるじゃないのー!!
必死に努力したのは無駄足だったのか!?ヒロインは一体誰と結ばれるのか……。
※この物語は作者の世界観から成り立っております。正式な貴族社会をお望みの方はご遠慮ください。
※この作品は小説家になろう、カクヨムで完結済み。
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
逃げたい悪役令嬢と、逃がさない王子
ねむたん
恋愛
セレスティーナ・エヴァンジェリンは今日も王宮の廊下を静かに歩きながら、ちらりと視線を横に流した。白いドレスを揺らし、愛らしく微笑むアリシア・ローゼンベルクの姿を目にするたび、彼女の胸はわずかに弾む。
(その調子よ、アリシア。もっと頑張って! あなたがしっかり王子を誘惑してくれれば、私は自由になれるのだから!)
期待に満ちた瞳で、影からこっそり彼女の奮闘を見守る。今日こそレオナルトがアリシアの魅力に落ちるかもしれない——いや、落ちてほしい。
ヒロインしか愛さないはずの公爵様が、なぜか悪女の私を手放さない
魚谷
恋愛
伯爵令嬢イザベラは多くの男性と浮名を流す悪女。
そんな彼女に公爵家当主のジークベルトとの縁談が持ち上がった。
ジークベルトと対面した瞬間、前世の記憶がよみがえり、この世界が乙女ゲームであることを自覚する。
イザベラは、主要攻略キャラのジークベルトの裏の顔を知ってしまったがために、冒頭で殺されてしまうモブキャラ。
ゲーム知識を頼りに、どうにか冒頭死を回避したイザベラは最弱魔法と言われる付与魔法と前世の知識を頼りに便利グッズを発明し、離婚にそなえて資金を確保する。
いよいよジークベルトが、乙女ゲームのヒロインと出会う。
離婚を切り出されることを待っていたイザベラだったが、ジークベルトは平然としていて。
「どうして俺がお前以外の女を愛さなければならないんだ?」
予想外の溺愛が始まってしまう!
(世界の平和のためにも)ヒロインに惚れてください、公爵様!!
嫁ぎ先は悪役令嬢推しの転生者一家でした〜攻略対象者のはずの夫がヒロインそっちのけで溺愛してくるのですが、私が悪役令嬢って本当ですか?〜
As-me.com
恋愛
事業の失敗により借金で没落寸前のルーゼルク侯爵家。その侯爵家の一人娘であるエトランゼは侯爵家を救うお金の為に格下のセノーデン伯爵家に嫁入りすることになってしまった。
金で買われた花嫁。政略結婚は貴族の常とはいえ、侯爵令嬢が伯爵家に買われた事実はすぐに社交界にも知れ渡ってしまう。
「きっと、辛い生活が待っているわ」
これまでルーゼルク侯爵家は周りの下位貴族にかなりの尊大な態度をとってきた。もちろん、自分たちより下であるセノーデン伯爵にもだ。そんな伯爵家がわざわざ借金の肩代わりを申し出てまでエトランゼの嫁入りを望むなんて、裏があるに決まっている。エトランゼは、覚悟を決めて伯爵家にやってきたのだが────。
義母「まぁぁあ!やっぱり本物は違うわぁ!」
義妹「素敵、素敵、素敵!!最推しが生きて動いてるなんてぇっ!美しすぎて眼福ものですわぁ!」
義父「アクスタを集めるためにコンビニをはしごしたのが昨日のことのようだ……!(感涙)」
なぜか私を大歓喜で迎え入れてくれる伯爵家の面々。混乱する私に優しく微笑んだのは夫となる人物だった。
「うちの家族は、みんな君の大ファンなんです。悪役令嬢エトランゼのね────」
実はこの世界が乙女ゲームの世界で、私が悪役令嬢ですって?!
────えーと、まず、悪役令嬢ってなんなんですか……?
モブなのに、転生した乙女ゲームの攻略対象に追いかけられてしまったので全力で拒否します
みゅー
恋愛
乙女ゲームに、転生してしまった瑛子は自分の前世を思い出し、前世で培った処世術をフル活用しながら過ごしているうちに何故か、全く興味のない攻略対象に好かれてしまい、全力で逃げようとするが……
余談ですが、小説家になろうの方で題名が既に国語力無さすぎて読むきにもなれない、教師相手だと淫行と言う意見あり。
皆さんも、作者の国語力のなさや教師と生徒カップル無理な人はプラウザバック宜しくです。
作者に国語力ないのは周知の事実ですので、指摘なくても大丈夫です✨
あと『追われてしまった』と言う言葉がおかしいとの指摘も既にいただいております。
やらかしちゃったと言うニュアンスで使用していますので、ご了承下さいませ。
この説明書いていて、海外の商品は訴えられるから、説明書が長くなるって話を思いだしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる