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都市伝説
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TVを見るようになって
この現代の知識が増えてきた
ナレルです
豊かになり
争いも小規模となり
力を使った戦いは
言葉のみのとなっているようですね
なんとも平和な世の中です
TVのリポーター「今回は廃旅館の検証です!
はたして怨霊はいるのでしょうか?!」
まったく、死んだ者が今だにいるとか
ありえませんね
※この人も幽霊のような物です
TVのリポーター「物音が!
ポルターガイストですよ!聞こえました?」
人間共の恐怖の対象は
目に見えない者ですか……
やれやれ、こんな低級な事の何が面白いのか
すると窓の外から
人間の子供の声が聞こえてきた
子供A「うわぁ!ほんとにあるじゃん!」
子供B「こえー!」
子供C「もう帰ろうよ、怖いよ…」
7~8歳ぐらいか?
子供が興味本位でここまで来てしまったようで
屋敷の外で騒いでいる
ナレル「まぁ、子供の力で
どうにかなる物でもないでしょうに」
ドアも窓も、人間では壊す事もできない
結界が張ってある(予定)なので
黙ってれば、勝手に飽きて帰るでしょう……
???「こっからなら入れないかー?」
はて?聞き覚えのある麗しい声が……
セレス「ほら、窓が開いてるぞ」
お、おおおお、お嬢様?!
一体何をしていらっしゃるのですか?!
ナレルは通常の人間には姿すら見えない
二階の窓から
セレスの元まで飛び降りる
ナレル「お、お嬢様?!何を?!」
セレス「んー?面白そうじゃん」
ナレル「は!そう言う訳ですね!」
そう、お嬢様は
人間の子供をこのまま、幽閉し
恐怖を植え付ける……
泣き喚く子供は抵抗虚しく
そのまま最期の時を迎え
再び人間共に吸血鬼の恐ろしさを……
セレス「無いから!」
そう言う間に
子供たちは空いた窓から
屋敷に潜入して行く
子供A「お姉ちゃーん!はやくー!」
セレス「はいはーい」
するとセレスまでもが
窓から屋敷の中に入る
~屋敷1階、応接室~
赤いカーペットに
大きな低いテーブル
大きなソファーが2つ
テーブルを挟み向かい合う形で
置かれている
子供C「お城みたーい」
子供B「テレビでしか見たことないな!」
ナレル「あの……この子達は何しに……」
セレス「ん?ここが、近所の子供達に
お化け屋敷って言われてるらしい」
町外れの森の奥深くには
昔、流行病で亡くなった貴族の屋敷がある
その屋敷には夜な夜な…
女の子の啜り泣く声や
苦しみ悶える男の姿があると言う……
そして、この屋敷に入った者は呪われ
永遠に不幸に合い続けると言う……
セレス「だ、そうだ♪」
ナレル「いや!お嬢様住んでますよね?!
我々はここで暮らしてますよね?!
それに、今はお昼ですよ?!」
泣き声聞こえるの夜ですよね?!
セレス「子供の間での話だから知らん」
子供A「お姉ちゃん?誰と話してるの?」
子供C「え?え?怖い……」
セレス「あー、独り言、独り言~」
子供A「お、脅かさないでくれよ!」
セレス「あはは~ごめんごめん」
子供達は恐る恐る部屋の中を
探索している
ナレル「お嬢様はお優しいですが
わざわざ付き合う必要は無いかと思いますよ」
呆れ顔(してると思われる)でこちらを
見つめてるナレルを尻目に
セレスは
はーい!と手を叩いて
子供達の視線を集める
なになに?とセレスに注目する子供達に
セレスは普段見せない、にっこり顔をすると
セレス「あ!アレはなんだ!?」
と壁の端に置かれた
姿見を指差す
そこには
セレスと子供達、そして
黒い人影がゆらゆらと蠢いている
子供達「ギャアアアア!!」
子供達は慌てて窓を飛び抜けると
一目散に逃げ帰った
セレス「あははは♪」
お腹を抱え笑うセレス
ナレル「な、なな、なんですか?!」
意味が分からず狼狽えるナレル
セレス「あー、こんなんで怯えるの見るの
面白いわ♪」
と満足気に部屋を後にする
ナレル「え?お、お嬢様?!」
チラッと姿見を見る
そこにはもちろん、ナレルの姿しか無い
※鏡を通す事で幽霊が見えたりする事が
あるそうです
ナレル「え?!何なんですか?!
何が見えたんですか?!」
※日常的に鏡は普通にあるので
自分が、映るのは普通だと
思っている
まさか鏡に映った自分に子供達が驚いたとは
思っていない
その夜……
ナレル「お嬢様……」
セレス「んー?」(かめは○波ー!※ゲーム音)
ナレル「怨霊って本当にいるのでしょうか?」
セレス「……いるかもね」
(コイツも怨霊だろ……(呆れ顔)
その夜の間、ナレルは何故か半泣きで
自分の部屋には戻らず
ずっとセレスの部屋に居座った
セレス「うぜぇ……」
この現代の知識が増えてきた
ナレルです
豊かになり
争いも小規模となり
力を使った戦いは
言葉のみのとなっているようですね
なんとも平和な世の中です
TVのリポーター「今回は廃旅館の検証です!
はたして怨霊はいるのでしょうか?!」
まったく、死んだ者が今だにいるとか
ありえませんね
※この人も幽霊のような物です
TVのリポーター「物音が!
ポルターガイストですよ!聞こえました?」
人間共の恐怖の対象は
目に見えない者ですか……
やれやれ、こんな低級な事の何が面白いのか
すると窓の外から
人間の子供の声が聞こえてきた
子供A「うわぁ!ほんとにあるじゃん!」
子供B「こえー!」
子供C「もう帰ろうよ、怖いよ…」
7~8歳ぐらいか?
子供が興味本位でここまで来てしまったようで
屋敷の外で騒いでいる
ナレル「まぁ、子供の力で
どうにかなる物でもないでしょうに」
ドアも窓も、人間では壊す事もできない
結界が張ってある(予定)なので
黙ってれば、勝手に飽きて帰るでしょう……
???「こっからなら入れないかー?」
はて?聞き覚えのある麗しい声が……
セレス「ほら、窓が開いてるぞ」
お、おおおお、お嬢様?!
一体何をしていらっしゃるのですか?!
ナレルは通常の人間には姿すら見えない
二階の窓から
セレスの元まで飛び降りる
ナレル「お、お嬢様?!何を?!」
セレス「んー?面白そうじゃん」
ナレル「は!そう言う訳ですね!」
そう、お嬢様は
人間の子供をこのまま、幽閉し
恐怖を植え付ける……
泣き喚く子供は抵抗虚しく
そのまま最期の時を迎え
再び人間共に吸血鬼の恐ろしさを……
セレス「無いから!」
そう言う間に
子供たちは空いた窓から
屋敷に潜入して行く
子供A「お姉ちゃーん!はやくー!」
セレス「はいはーい」
するとセレスまでもが
窓から屋敷の中に入る
~屋敷1階、応接室~
赤いカーペットに
大きな低いテーブル
大きなソファーが2つ
テーブルを挟み向かい合う形で
置かれている
子供C「お城みたーい」
子供B「テレビでしか見たことないな!」
ナレル「あの……この子達は何しに……」
セレス「ん?ここが、近所の子供達に
お化け屋敷って言われてるらしい」
町外れの森の奥深くには
昔、流行病で亡くなった貴族の屋敷がある
その屋敷には夜な夜な…
女の子の啜り泣く声や
苦しみ悶える男の姿があると言う……
そして、この屋敷に入った者は呪われ
永遠に不幸に合い続けると言う……
セレス「だ、そうだ♪」
ナレル「いや!お嬢様住んでますよね?!
我々はここで暮らしてますよね?!
それに、今はお昼ですよ?!」
泣き声聞こえるの夜ですよね?!
セレス「子供の間での話だから知らん」
子供A「お姉ちゃん?誰と話してるの?」
子供C「え?え?怖い……」
セレス「あー、独り言、独り言~」
子供A「お、脅かさないでくれよ!」
セレス「あはは~ごめんごめん」
子供達は恐る恐る部屋の中を
探索している
ナレル「お嬢様はお優しいですが
わざわざ付き合う必要は無いかと思いますよ」
呆れ顔(してると思われる)でこちらを
見つめてるナレルを尻目に
セレスは
はーい!と手を叩いて
子供達の視線を集める
なになに?とセレスに注目する子供達に
セレスは普段見せない、にっこり顔をすると
セレス「あ!アレはなんだ!?」
と壁の端に置かれた
姿見を指差す
そこには
セレスと子供達、そして
黒い人影がゆらゆらと蠢いている
子供達「ギャアアアア!!」
子供達は慌てて窓を飛び抜けると
一目散に逃げ帰った
セレス「あははは♪」
お腹を抱え笑うセレス
ナレル「な、なな、なんですか?!」
意味が分からず狼狽えるナレル
セレス「あー、こんなんで怯えるの見るの
面白いわ♪」
と満足気に部屋を後にする
ナレル「え?お、お嬢様?!」
チラッと姿見を見る
そこにはもちろん、ナレルの姿しか無い
※鏡を通す事で幽霊が見えたりする事が
あるそうです
ナレル「え?!何なんですか?!
何が見えたんですか?!」
※日常的に鏡は普通にあるので
自分が、映るのは普通だと
思っている
まさか鏡に映った自分に子供達が驚いたとは
思っていない
その夜……
ナレル「お嬢様……」
セレス「んー?」(かめは○波ー!※ゲーム音)
ナレル「怨霊って本当にいるのでしょうか?」
セレス「……いるかもね」
(コイツも怨霊だろ……(呆れ顔)
その夜の間、ナレルは何故か半泣きで
自分の部屋には戻らず
ずっとセレスの部屋に居座った
セレス「うぜぇ……」
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