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新人従者
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人間は人間と異なる”もの”を警戒し
恐れるものである
しかし時には
その力を利用しようと
自ら近づく愚か者も存在する
そう、除外できないなら利用する
人間らしい愚かな考えだ
うまく取り入る事が出来た人間は
その力を自分の物かのように振る舞う
虎の威を借る狐とは
そのような人間のことを言う………
エンゼル
「つまりナレルさんはクズなんですよね?」
ぷぷぷと笑みを浮かべるエンゼルに
怒りを露にしながら答える
ナレル
「何を言う!私はそんなつもりはございません!」
エンゼル
「もともと人間のナレルさんはそう言う生物なんですよね?」
ナレル
「ふざけるな!私はお嬢様に仕え続け
そして認められて!今もこうして、お傍に置いてもらっているのです!」
セレス
「嫌なら別に好きな所に行ってもらってもいいぞ~?」
自室から顔をひょこっと出して
セレスがにっこりと言う
ナレル
「お嬢様!!こやつに言ってやってください!」
めんどくいと明らかに嫌そうな顔をして
自室に戻ろうとする
ナレル
「お嬢様?!」
くすくすとエンゼルが笑いながら
エンゼル
「やっぱりナレルさんが勝手にくっついてるだけじゃないですか?」
そんな事はないと
部屋に隠れている(?)セレスに助けを求める
エンゼル
「ご主人様は私に任せて、引退なされてください!
私は強いんです!」(どやぁ)
と胸を張るエンゼル
ナレル
「私は愚かな人間の手からお嬢様を一人で守った
言わば、お嬢様の騎士ですぞ!」
と胸を張り返すナレル
お菓子は欲しいけど
今、部屋を出ると巻き込まれるし
早くどっか行ってくれないかな?と
聞き耳を立てるセレス
エンゼル
「ふっふっふっ、牙も爪もない、体もないナレルさんでは
もうご主人様は守れませんよね?」
ナレル
「バカめ!肉体を持たないからこそ!
私には触れる事もできない!しかし!
私は自由に触れる事は出来るのだぞ!
この意味が…分かるよな?」
にやりと笑うナレルの右手に
噛みつくエンゼル
ガブゥ!
ナレル
「ちくしょうぉ!!」
嚙まれた右手を振りながら
部屋で声だけは聞いてると思われる
セレスに
ナレル
「お嬢様!この駄犬は噛み癖があります!
いずれ、お嬢様に牙を向けるかもしれませんよ?!」
エンゼル
「噛んで良い相手ぐらい分かります!!」
あまりにもうるさいので
しぶしぶ部屋から出てくるセレス
セレス
「はいはい、喧嘩するなら、よそでやってくださいね~」
とそのまま二人の前を通り過ぎて行こうとするセレスを
二人が両手を掴んで止める
ナレル
「おじょうさまぁ~」(涙)
エンゼル
「ごしゅじんしゃま~」(涙)
めんどくせぇ………が
話が進みそうもないので
話”だけ”聞いてあげる事にした
セレス
「それで、何を揉めてるんだ?」
簡単に言うと
人間だったナレルは力欲しさに
セレスに取り入り
そして力を貰って調子に乗ってる
弱い獣人の子犬が
強いセレスに愛嬌を振りまき
強い主人に飼ってもらえて調子に乗っている
虎の威を借る狐で
そんな奴より自分の方が優れて
セレスの役に立つと言う
そんな喧嘩である
セレス
「ふむふむ!なるほど!なるほどぉ~!」
エンゼル
「こんな人間は追い出して
私ならしっかりお守り出来ます!!
あいつ変態なので、ご主人様が危険です!」
ナレル
「いいや!この駄犬は所詮は野良犬!
いざ、危険な場面になれば、しっぽ巻いて逃げ出しますよ!
すぐ噛むし!」
セレス
「なるほど!なるほど!ふむふむ!」
そしてセレスは両手を組みながら
目を閉じて
セレス
「お互いの言い分はよぉ~くわかった!」
そして
少しの沈黙の後
セレス
「じゃ、夕飯のお買い物してくるから
仲直りしてるように!」※現在22:00
ナレル
「ちょっ…ちょっと!」と腕を掴むナレル
セレス
「さぁーて夕飯は何がいいかなぁ~?」
と吸血鬼のパワーでズイズイ歩くセレス
その状況に慌ててセレスの足にしがみつく
エンゼル
エンゼル
「もうそんな時間じゃないです!
コンビニしか開いてません!開いてません!」
ナレル
「お嬢様!普段は私が行っておりますゆえ!
買い出しは必要ありませんから!ありませんからぁ~!」
2人が本気で止めようとしても
まったく止められないセレス
少し二人を引きずった後
振り返り
セレスがふっと笑みを浮かべ
セレス
「誰が誰を守るんだ?私より
圧倒的に弱いお二人さん」
とにっこり笑う
その言葉にしょんぼりとする二人に
セレスは続けて言う
セレス
「お前らは私が認めてるんだ
ナレルはずっと私の面倒を見てきて
好物も、好きな物も知ってるだろ?」
ナレル
「はい…」
セレス
「それに、いざって時は
特技の憑依があるじゃないか
基本、目に見えなくて触れられないお前の憑依を
かわすのは難しい」
セレス
「時にはその力を全面に使い
私の役に立って欲しい!」
(限定アイテムを持ってる奴に憑依して
無理やり自分に売らせる
※タダではなく買うのはセレスの小さな優しさ)
ナレル
「はい!ありがとうございます!お嬢様!」
セレス
「そしてエンゼル………」
エンゼル
「はいっ…!」
セレス
「お前とはまだ日は浅い」
エンゼル
「…はい」
セレス
「しかし、お前は誇り高き獣人族!
その鋭い爪と牙に身体能力は先々
私の役に立つことは分かっている!」
エンゼル
「はいっ!!」
セレス
「そしてその忠実な姿勢!」
エンゼル
「はいっ!!!」(きりっ)
セレス
「しならかな尻尾!!」
エンゼル
「はいっっ!!」(ふりふり)
セレス
「可愛いなちくしょー!」
エンゼル
「はいっ!!…はいっ?」
セレス
「ごほん………お前も
ナレル同様に私には大切な戦士だ!
二人が争っていては意味がない!
共に私に尽くしてくれ…」
ナレル・エンゼル
「セレス様ぁーー!!!」(涙)
セレス
「うんうん!じゃあ私は仕事(ゲーム)がある
二人とも仲良く忠義を尽くしてくれ」
ナレル・エンゼル
「御意!マイ・ロード!!」
そう言い残すと
セレスお嬢様は歩いて行きました
やはりお嬢様は私を信頼し
頼ってくれていたのだ!!
それなのに、こんな
些細な事で
エンゼルと言い争いなど………
なんて恥ずかしい真似をしてしまったのだ!
ナレル
「エンゼル……」
エンゼル
「!!はいっ!」
ナレル
「先ほどは私が悪かった、許してくれ…」
エンゼル
「い、いえ…その…噛みついてごめんなさい…」
ナレル
「ふっ…これからは共にお嬢様を
お守りしよう…」
ナレルはそっと
エンゼルの頭を撫でる…
そして
撫でられたので
おもいっきりナレルの手を噛むエンゼル
ガブゥ!
ナレル
「なぜだぁ?!」
さらに噛みついたまま
顔を大きく左右に振るエンゼル
ナレル
「いたいっ!いたっ!と、取れる!!取れるって!!」
エンゼル
「ふぁんでは、らぁめって、おもふってふのに!ほめんなはい!」
(※噛んでは、ダメって、思ってるのに!ごめんなさい!)
ナレル
「わかったぁ!わかりましたから!!くち!!口を開けなさい!!
ぺっ!!ぺっ!して!!」
ピタッと、顔を止め
あが~っと口を大きく開ける
ナレル
「はぁっはぁっ…は、放してくれて
あ、ありがとう…」
エンゼル
「い、いえ…ご、ごめんなさい」
その様子を陰で見ていたセレス
セレス
「獣人族は認めた主以外に触られると激おこだぞ☆
誇り高いので子ども扱いが本能的に嫌いなのだ☆」
ナレル
「知っていたのなら止めて下さい!お嬢様!」
恐れるものである
しかし時には
その力を利用しようと
自ら近づく愚か者も存在する
そう、除外できないなら利用する
人間らしい愚かな考えだ
うまく取り入る事が出来た人間は
その力を自分の物かのように振る舞う
虎の威を借る狐とは
そのような人間のことを言う………
エンゼル
「つまりナレルさんはクズなんですよね?」
ぷぷぷと笑みを浮かべるエンゼルに
怒りを露にしながら答える
ナレル
「何を言う!私はそんなつもりはございません!」
エンゼル
「もともと人間のナレルさんはそう言う生物なんですよね?」
ナレル
「ふざけるな!私はお嬢様に仕え続け
そして認められて!今もこうして、お傍に置いてもらっているのです!」
セレス
「嫌なら別に好きな所に行ってもらってもいいぞ~?」
自室から顔をひょこっと出して
セレスがにっこりと言う
ナレル
「お嬢様!!こやつに言ってやってください!」
めんどくいと明らかに嫌そうな顔をして
自室に戻ろうとする
ナレル
「お嬢様?!」
くすくすとエンゼルが笑いながら
エンゼル
「やっぱりナレルさんが勝手にくっついてるだけじゃないですか?」
そんな事はないと
部屋に隠れている(?)セレスに助けを求める
エンゼル
「ご主人様は私に任せて、引退なされてください!
私は強いんです!」(どやぁ)
と胸を張るエンゼル
ナレル
「私は愚かな人間の手からお嬢様を一人で守った
言わば、お嬢様の騎士ですぞ!」
と胸を張り返すナレル
お菓子は欲しいけど
今、部屋を出ると巻き込まれるし
早くどっか行ってくれないかな?と
聞き耳を立てるセレス
エンゼル
「ふっふっふっ、牙も爪もない、体もないナレルさんでは
もうご主人様は守れませんよね?」
ナレル
「バカめ!肉体を持たないからこそ!
私には触れる事もできない!しかし!
私は自由に触れる事は出来るのだぞ!
この意味が…分かるよな?」
にやりと笑うナレルの右手に
噛みつくエンゼル
ガブゥ!
ナレル
「ちくしょうぉ!!」
嚙まれた右手を振りながら
部屋で声だけは聞いてると思われる
セレスに
ナレル
「お嬢様!この駄犬は噛み癖があります!
いずれ、お嬢様に牙を向けるかもしれませんよ?!」
エンゼル
「噛んで良い相手ぐらい分かります!!」
あまりにもうるさいので
しぶしぶ部屋から出てくるセレス
セレス
「はいはい、喧嘩するなら、よそでやってくださいね~」
とそのまま二人の前を通り過ぎて行こうとするセレスを
二人が両手を掴んで止める
ナレル
「おじょうさまぁ~」(涙)
エンゼル
「ごしゅじんしゃま~」(涙)
めんどくせぇ………が
話が進みそうもないので
話”だけ”聞いてあげる事にした
セレス
「それで、何を揉めてるんだ?」
簡単に言うと
人間だったナレルは力欲しさに
セレスに取り入り
そして力を貰って調子に乗ってる
弱い獣人の子犬が
強いセレスに愛嬌を振りまき
強い主人に飼ってもらえて調子に乗っている
虎の威を借る狐で
そんな奴より自分の方が優れて
セレスの役に立つと言う
そんな喧嘩である
セレス
「ふむふむ!なるほど!なるほどぉ~!」
エンゼル
「こんな人間は追い出して
私ならしっかりお守り出来ます!!
あいつ変態なので、ご主人様が危険です!」
ナレル
「いいや!この駄犬は所詮は野良犬!
いざ、危険な場面になれば、しっぽ巻いて逃げ出しますよ!
すぐ噛むし!」
セレス
「なるほど!なるほど!ふむふむ!」
そしてセレスは両手を組みながら
目を閉じて
セレス
「お互いの言い分はよぉ~くわかった!」
そして
少しの沈黙の後
セレス
「じゃ、夕飯のお買い物してくるから
仲直りしてるように!」※現在22:00
ナレル
「ちょっ…ちょっと!」と腕を掴むナレル
セレス
「さぁーて夕飯は何がいいかなぁ~?」
と吸血鬼のパワーでズイズイ歩くセレス
その状況に慌ててセレスの足にしがみつく
エンゼル
エンゼル
「もうそんな時間じゃないです!
コンビニしか開いてません!開いてません!」
ナレル
「お嬢様!普段は私が行っておりますゆえ!
買い出しは必要ありませんから!ありませんからぁ~!」
2人が本気で止めようとしても
まったく止められないセレス
少し二人を引きずった後
振り返り
セレスがふっと笑みを浮かべ
セレス
「誰が誰を守るんだ?私より
圧倒的に弱いお二人さん」
とにっこり笑う
その言葉にしょんぼりとする二人に
セレスは続けて言う
セレス
「お前らは私が認めてるんだ
ナレルはずっと私の面倒を見てきて
好物も、好きな物も知ってるだろ?」
ナレル
「はい…」
セレス
「それに、いざって時は
特技の憑依があるじゃないか
基本、目に見えなくて触れられないお前の憑依を
かわすのは難しい」
セレス
「時にはその力を全面に使い
私の役に立って欲しい!」
(限定アイテムを持ってる奴に憑依して
無理やり自分に売らせる
※タダではなく買うのはセレスの小さな優しさ)
ナレル
「はい!ありがとうございます!お嬢様!」
セレス
「そしてエンゼル………」
エンゼル
「はいっ…!」
セレス
「お前とはまだ日は浅い」
エンゼル
「…はい」
セレス
「しかし、お前は誇り高き獣人族!
その鋭い爪と牙に身体能力は先々
私の役に立つことは分かっている!」
エンゼル
「はいっ!!」
セレス
「そしてその忠実な姿勢!」
エンゼル
「はいっ!!!」(きりっ)
セレス
「しならかな尻尾!!」
エンゼル
「はいっっ!!」(ふりふり)
セレス
「可愛いなちくしょー!」
エンゼル
「はいっ!!…はいっ?」
セレス
「ごほん………お前も
ナレル同様に私には大切な戦士だ!
二人が争っていては意味がない!
共に私に尽くしてくれ…」
ナレル・エンゼル
「セレス様ぁーー!!!」(涙)
セレス
「うんうん!じゃあ私は仕事(ゲーム)がある
二人とも仲良く忠義を尽くしてくれ」
ナレル・エンゼル
「御意!マイ・ロード!!」
そう言い残すと
セレスお嬢様は歩いて行きました
やはりお嬢様は私を信頼し
頼ってくれていたのだ!!
それなのに、こんな
些細な事で
エンゼルと言い争いなど………
なんて恥ずかしい真似をしてしまったのだ!
ナレル
「エンゼル……」
エンゼル
「!!はいっ!」
ナレル
「先ほどは私が悪かった、許してくれ…」
エンゼル
「い、いえ…その…噛みついてごめんなさい…」
ナレル
「ふっ…これからは共にお嬢様を
お守りしよう…」
ナレルはそっと
エンゼルの頭を撫でる…
そして
撫でられたので
おもいっきりナレルの手を噛むエンゼル
ガブゥ!
ナレル
「なぜだぁ?!」
さらに噛みついたまま
顔を大きく左右に振るエンゼル
ナレル
「いたいっ!いたっ!と、取れる!!取れるって!!」
エンゼル
「ふぁんでは、らぁめって、おもふってふのに!ほめんなはい!」
(※噛んでは、ダメって、思ってるのに!ごめんなさい!)
ナレル
「わかったぁ!わかりましたから!!くち!!口を開けなさい!!
ぺっ!!ぺっ!して!!」
ピタッと、顔を止め
あが~っと口を大きく開ける
ナレル
「はぁっはぁっ…は、放してくれて
あ、ありがとう…」
エンゼル
「い、いえ…ご、ごめんなさい」
その様子を陰で見ていたセレス
セレス
「獣人族は認めた主以外に触られると激おこだぞ☆
誇り高いので子ども扱いが本能的に嫌いなのだ☆」
ナレル
「知っていたのなら止めて下さい!お嬢様!」
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