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私をOCに連れてって
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映画の出来は素晴らしい。その一言に限った。取りあえず作画がやばかったし、マジ控えめに言って神だった。製作陣に感謝するしかない。いやぁ、立花くんが誘ってくれて本当に良かったよ。
「今日は本当にありがとうね、立花くん」
「いや、こちらこそありがとう桃月さん」
そして、今現在、私達は喫茶店で、映画の感想やらを語り合っているところだ。
いやぁ、こういうの夢だったんだよねぇ。楽しい、すごく楽しい。あのシーンがよかった、あれは、いい伏線だった、やっぱりあのキャラはかっこいいよね。そんな会話が絶え間なく続く。
あぁ、本当に楽しい、幸せだ。でも、夏休みが明けたら、ゲームが始まったら、こんな事はきっとでしないんたろうなぁ。うむ、いと辛し!……いや、冗談じゃなくて、マジ辛いわぁ。仕方ないと言えば、仕方ないんだろうが……
「 あ、そう言えば桃月さんは、もう決めた?どこのオープンキャンパスに行くのか。」
暫く、映画の話をしていたが、それも人ひと段落付き、話題が変わる。
あー、そう言えばそんな課題があった気がする。現在私達は高校2年生、そろそろ進路を決めねばならない時期なのだ。一応私が通っているのは進学校。殆どの生徒は大学に進学するし、もちろん私もその予定。受験勉強は面倒いしやりたくないし、面倒だが、就活はもっとだるい。強いて言えば働きたくない、社会に出たくないのだ。前世、ブラック企業でこき使われた記憶は、若干トラウマなのである。働くくらいなら、大学に行った方がいい。と考えた末、進学を選んだ。理由が不純?いや、世の中そんなもんだろう?
まぁ、そんな事はどうでもいいか。兎にも角にもこの2年の夏、志望する大学、もしくは興味のある大学に行って来いと言う謎の課題がでた。はたして、こんな暑い中何が楽しくて行かなくてはいけないのかと担任に文句を言ったら怒られたのも記憶に新しい。そもそも、なんで真夏にオープンキャンパスをやるのだろうか。暑いじゃなか。全く!
まぁ、そもそも、刑務所送りになる私が、進路の事を真剣に考えても無駄な気がするが、課題なので仕方ないだろう。
「んー、何処に行こうかは考え中かな?」
一応、国立と翔真が通っている系列校に行こうかと考えている(翔真の通ってる系列校は学費が馬鹿高いが、行かないと煩いんだよな彼奴。思えば高校受験の時も最後までしつこく誘われた。一般家庭はな!公立で十分なんだよ!)
まぁ、行こうとは思ってるのに、正確な学部は決めてないんだよなぁ。理系の学部って言うと、理学部、工学部、農学部、医療系とかになるんだろうけど、どれもこれも、ピンとこないんだよねぇ。いや、そもそも刑務所送りの私がそんなことを考えても無駄なのかもなぁ。
「立花くんは?何処に行くの?」
私に負けず劣らず、頭のいい立花くんなら、きっと何処に行っても問題はないだろう。
「僕?僕は、一応ここから一番近い大学に行こうかなって。ちょうどやりたい事をやってるしね」
「へぇー、そうなんだ。えっと、何やりたいの?」
思えば、立花くんって何系の学部に進むんだろうか。一応私達は理系選択だから、理系の学部なんだろうけど、詳しくは知らないな。……友達なのに、ちょっとさみしい。
「あぁ、工学部に進もうかなって。………笑われるかもだけど、1/1サイズの某ロボットが作りたいなぁって思ってね」
「おぉ!!」
マジかぁ。それは、なんと言うか素晴らしい夢だなぁ。そうだよね、あれを作るのは我が国の夢といっても過言ではないよね。わかるわぁ。
「それは素敵な夢だねぇ。……私は夢とかないから、行きたい学部もないしさ、なんて言うか立花くんが羨ましいよ」
目の前のコーヒーにミルクを入れ、スプーンで、クルクルと回せばいい感じに渦巻いている。んー、何を私はぼやいてんだか。失敗したなぁ。変な空気になってしまったようなきがする。本当に何を言ってんだか。
「だったら一緒に行かない?桃月さん。」
「え?」
顔をあげれば、立花くんは優しく微笑んでいる。
「行きたい場所が決まってないなら、参考までに言ってみるのも1つの手だよ?」
「いや、でも……いいのかな。周りはそこに行きたがってるのに、私だけそんな理由で」
そもそも、大学に行きたい理由自体が不純なものなのに、行きづらいというか、なんというか。
「そんなこと気にしなくていいと思うよ。オープンキャンパスに行っても、その大学に必ず皆んなが行くってわけでもないし、そもそも参考にする為に行くんだ。だから、桃月さんが行っても別段可笑しくはないよ」
「そっか、そうなんだ」
別に、行ってもいいんだ。なら、参考までに、行ってみるのも1つの手なのかもしれない。それに、立花くんと一緒なら、安心だ。
「だったら行ってみようかな?……えっと、一緒に行ってくれますか?」
「うん、勿論だよ」
あぁ、やっぱり立花くんはいい人だ。
「今日は本当にありがとうね、立花くん」
「いや、こちらこそありがとう桃月さん」
そして、今現在、私達は喫茶店で、映画の感想やらを語り合っているところだ。
いやぁ、こういうの夢だったんだよねぇ。楽しい、すごく楽しい。あのシーンがよかった、あれは、いい伏線だった、やっぱりあのキャラはかっこいいよね。そんな会話が絶え間なく続く。
あぁ、本当に楽しい、幸せだ。でも、夏休みが明けたら、ゲームが始まったら、こんな事はきっとでしないんたろうなぁ。うむ、いと辛し!……いや、冗談じゃなくて、マジ辛いわぁ。仕方ないと言えば、仕方ないんだろうが……
「 あ、そう言えば桃月さんは、もう決めた?どこのオープンキャンパスに行くのか。」
暫く、映画の話をしていたが、それも人ひと段落付き、話題が変わる。
あー、そう言えばそんな課題があった気がする。現在私達は高校2年生、そろそろ進路を決めねばならない時期なのだ。一応私が通っているのは進学校。殆どの生徒は大学に進学するし、もちろん私もその予定。受験勉強は面倒いしやりたくないし、面倒だが、就活はもっとだるい。強いて言えば働きたくない、社会に出たくないのだ。前世、ブラック企業でこき使われた記憶は、若干トラウマなのである。働くくらいなら、大学に行った方がいい。と考えた末、進学を選んだ。理由が不純?いや、世の中そんなもんだろう?
まぁ、そんな事はどうでもいいか。兎にも角にもこの2年の夏、志望する大学、もしくは興味のある大学に行って来いと言う謎の課題がでた。はたして、こんな暑い中何が楽しくて行かなくてはいけないのかと担任に文句を言ったら怒られたのも記憶に新しい。そもそも、なんで真夏にオープンキャンパスをやるのだろうか。暑いじゃなか。全く!
まぁ、そもそも、刑務所送りになる私が、進路の事を真剣に考えても無駄な気がするが、課題なので仕方ないだろう。
「んー、何処に行こうかは考え中かな?」
一応、国立と翔真が通っている系列校に行こうかと考えている(翔真の通ってる系列校は学費が馬鹿高いが、行かないと煩いんだよな彼奴。思えば高校受験の時も最後までしつこく誘われた。一般家庭はな!公立で十分なんだよ!)
まぁ、行こうとは思ってるのに、正確な学部は決めてないんだよなぁ。理系の学部って言うと、理学部、工学部、農学部、医療系とかになるんだろうけど、どれもこれも、ピンとこないんだよねぇ。いや、そもそも刑務所送りの私がそんなことを考えても無駄なのかもなぁ。
「立花くんは?何処に行くの?」
私に負けず劣らず、頭のいい立花くんなら、きっと何処に行っても問題はないだろう。
「僕?僕は、一応ここから一番近い大学に行こうかなって。ちょうどやりたい事をやってるしね」
「へぇー、そうなんだ。えっと、何やりたいの?」
思えば、立花くんって何系の学部に進むんだろうか。一応私達は理系選択だから、理系の学部なんだろうけど、詳しくは知らないな。……友達なのに、ちょっとさみしい。
「あぁ、工学部に進もうかなって。………笑われるかもだけど、1/1サイズの某ロボットが作りたいなぁって思ってね」
「おぉ!!」
マジかぁ。それは、なんと言うか素晴らしい夢だなぁ。そうだよね、あれを作るのは我が国の夢といっても過言ではないよね。わかるわぁ。
「それは素敵な夢だねぇ。……私は夢とかないから、行きたい学部もないしさ、なんて言うか立花くんが羨ましいよ」
目の前のコーヒーにミルクを入れ、スプーンで、クルクルと回せばいい感じに渦巻いている。んー、何を私はぼやいてんだか。失敗したなぁ。変な空気になってしまったようなきがする。本当に何を言ってんだか。
「だったら一緒に行かない?桃月さん。」
「え?」
顔をあげれば、立花くんは優しく微笑んでいる。
「行きたい場所が決まってないなら、参考までに言ってみるのも1つの手だよ?」
「いや、でも……いいのかな。周りはそこに行きたがってるのに、私だけそんな理由で」
そもそも、大学に行きたい理由自体が不純なものなのに、行きづらいというか、なんというか。
「そんなこと気にしなくていいと思うよ。オープンキャンパスに行っても、その大学に必ず皆んなが行くってわけでもないし、そもそも参考にする為に行くんだ。だから、桃月さんが行っても別段可笑しくはないよ」
「そっか、そうなんだ」
別に、行ってもいいんだ。なら、参考までに、行ってみるのも1つの手なのかもしれない。それに、立花くんと一緒なら、安心だ。
「だったら行ってみようかな?……えっと、一緒に行ってくれますか?」
「うん、勿論だよ」
あぁ、やっぱり立花くんはいい人だ。
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