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216話
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「皆さん、凄いですね。私と比べることが失礼なくらいです。」
「いやいや、ハル君も十分凄かったよ!ね、ライ?」
「あぁ、そうだね。いくらハンデがあったとはいえ、騎士団相手にあそこまでできたら、十分すぎるよ。」
あれから私達は試合を観ていたが、皆さん実力があって、迫力ある試合ばかりだった。あの後、ウィルさんとレオさん、さらにライさんは順調に勝ち進んでいっていた。ガルムさんとアルトさん、ギルさんはシード枠で参加しており、勝ち進んできた相手すら、文字通り一瞬で型がついていた。
「それにしても、ガルムさんとアルトさん凄いね。一瞬で終わらせるなんてね。」
「ですね。私、動きを目で追えませんでした。アルトさんって、ガルムさんやギルさんの動きって見えるんですか?」
私はカズラさん達との会話の最中に当の本人であるアルトさんに尋ねてみた。
「ん?それは当然見えるとも。そうでなきゃ、相手にならんからな。ライ、君も見えるんじゃないか?」
今は私を膝に乗せているアルトさんはライさんに話を回す。
「えぇ、まぁ。少しですけどね。」
へぇ!ライさんも見えるんだ!私もいつか見えるようになるのかな……?
「ライも見えるんだ!凄いじゃない!」
「そ、そうか……。」
ふふっ、私と違って密着するのは慣れた様子だったけど、こうしてカズラさんに褒められると照れるんだ。
すると、丁度整備が終わったらしく、次の試合の人が呼ばれていた。
「次は、ライとウィルさんだって。ハル君には悪いけど、私はライを応援するね。」
「じゃあ、私はウィルさんを応援します。これでも私、冒険者業ではウィルさんとも同じパーティーですから。」
ふふふっとカズラさんと顔を見合わせて、なんだかおかしくて笑い合っていると、ウィルさんとライさんが移動を始める。
「それじゃあ、カズラ。行ってくるよ。」
「頑張ってね、ライ。」
「俺も行ってくるっす。」
「気をつけろよ、ウィル。」
「頑張ってください、ウィルさん。」
お互いに選手を送り出して試合の始まりを待つ。
あれ……?ガルムさん、何かウィルさんに耳打ちしている。アドバイスとかかな……?ふふっ、なんだかそれっぽい……!
「アルトさんはどっちが勝つと思いますか?」
私は腕の立つアルトさんなら、分かるのではないかと気になってきて、アルトさんの顔を見上げて聞いてみる。
「あー、そうだな……。まぁ、どっちが勝ってもおかしくないな。」
「そうなんですね。それじゃあ、試合から目が離せませんね。」
「フフッ……、そうだな。」
「あっ……!そろそろ始まるみたいですよ!」
カズラさんの声でパッと視線を戻すと、互いに向き合って定位置についているところだった。
どっちが勝っても嬉しいけど、カズラさんに宣言した通り、やっぱりウィルさんを応援しようかな。
「いやいや、ハル君も十分凄かったよ!ね、ライ?」
「あぁ、そうだね。いくらハンデがあったとはいえ、騎士団相手にあそこまでできたら、十分すぎるよ。」
あれから私達は試合を観ていたが、皆さん実力があって、迫力ある試合ばかりだった。あの後、ウィルさんとレオさん、さらにライさんは順調に勝ち進んでいっていた。ガルムさんとアルトさん、ギルさんはシード枠で参加しており、勝ち進んできた相手すら、文字通り一瞬で型がついていた。
「それにしても、ガルムさんとアルトさん凄いね。一瞬で終わらせるなんてね。」
「ですね。私、動きを目で追えませんでした。アルトさんって、ガルムさんやギルさんの動きって見えるんですか?」
私はカズラさん達との会話の最中に当の本人であるアルトさんに尋ねてみた。
「ん?それは当然見えるとも。そうでなきゃ、相手にならんからな。ライ、君も見えるんじゃないか?」
今は私を膝に乗せているアルトさんはライさんに話を回す。
「えぇ、まぁ。少しですけどね。」
へぇ!ライさんも見えるんだ!私もいつか見えるようになるのかな……?
「ライも見えるんだ!凄いじゃない!」
「そ、そうか……。」
ふふっ、私と違って密着するのは慣れた様子だったけど、こうしてカズラさんに褒められると照れるんだ。
すると、丁度整備が終わったらしく、次の試合の人が呼ばれていた。
「次は、ライとウィルさんだって。ハル君には悪いけど、私はライを応援するね。」
「じゃあ、私はウィルさんを応援します。これでも私、冒険者業ではウィルさんとも同じパーティーですから。」
ふふふっとカズラさんと顔を見合わせて、なんだかおかしくて笑い合っていると、ウィルさんとライさんが移動を始める。
「それじゃあ、カズラ。行ってくるよ。」
「頑張ってね、ライ。」
「俺も行ってくるっす。」
「気をつけろよ、ウィル。」
「頑張ってください、ウィルさん。」
お互いに選手を送り出して試合の始まりを待つ。
あれ……?ガルムさん、何かウィルさんに耳打ちしている。アドバイスとかかな……?ふふっ、なんだかそれっぽい……!
「アルトさんはどっちが勝つと思いますか?」
私は腕の立つアルトさんなら、分かるのではないかと気になってきて、アルトさんの顔を見上げて聞いてみる。
「あー、そうだな……。まぁ、どっちが勝ってもおかしくないな。」
「そうなんですね。それじゃあ、試合から目が離せませんね。」
「フフッ……、そうだな。」
「あっ……!そろそろ始まるみたいですよ!」
カズラさんの声でパッと視線を戻すと、互いに向き合って定位置についているところだった。
どっちが勝っても嬉しいけど、カズラさんに宣言した通り、やっぱりウィルさんを応援しようかな。
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