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222話
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「フフッ……。ハルのおにぎり、楽しみだな。」
「それは良かったです。」
味については、ウォルトさんにもシータさんにも美味しいとお墨付きをもらえたから、大丈夫なはず……!
「アッシュさん達が持ってきてくれている間に先にとってしまおうか。」
「そうですね。その方が良さそうですね。そうだ、アッシュさんやローランさんにも渡したいので、一緒に取ってくれるとありがたいです。」
「分かった。なら、その分は俺が持つことにしよう。アルトは、俺たちの分を持ってくれ。」
「ハル君、私もアッシュさん達に渡す時、ついて行っていいかな?」
「もちろん、良いですよ。一緒に行きましょう。」
そうしておにぎりを取っていると、ローランさん達が戻ってきた。アッシュさんは相変わらず、魔法でフヨフヨ浮かせて運んでいる。それを置くのを確認し、カズラさんと一緒にアッシュさん達の元へと向かう。もちろん、それぞれの夫も渡す分を持ってくれているため、ついてきていた。
「アッシュさん、ローランさん。」
「おぉ、ハル君にカズラ君。どうしたんじゃ?」
「あの、アッシュさん達の分を持ってきたので、良ければ受け取って欲しくて……。」
「これは嬉しいのぅ。もちろん、ありがたくいただくとしよう。」
「ありがとう、ハル君、カズラさん。」
アッシュさんとローランさんはそれぞれ受け取ってくれた。そして、私は後ろに下がっているロイさんにも声をかける。
「ロイさんにも、どうぞ。」
「えっ……!?自分にもくださるのですか……!?」
「もちろんです。受け取ってください。」
「私のもどうぞ、もらってください。」
「すみません、ありがとうございます!」
これでここにいる3人には渡すことができた。あとは、ギルさんとオズさんにも渡したいな。
「ローラン、ギルは何処にいるんだ?」
「団長かい?団長は多分あっちにいると思うよ。よかったら俺が持っていこうか?」
「いや、ハルは直接渡したいそうだから、遠慮しておこう。」
「フォッフォッ、なんて良い子じゃ。それじゃあ、引き留めておくのも悪いのぅ。儂らのことは気にせず行ってきなさい。」
私達は礼を言って、ローランさんに言われた方向へ向かうとあっという間にギルさんは見つかった。大きな声のため、目立っていたのだ。
「ん?ガルムとアルト達じゃないか!あー……、今すぐ戦ってくれるってわけじゃなさそうだな……。」
「すみません、これを直接渡したくて。ご迷惑でなければ、受け取ってください。」
「おっ!さっきローランが言っていたやつだな?俺にもくれるとは嬉しいじゃねぇか。ありがとな。」
「あの!私のも良ければ、どうぞ。」
「そっちは、ライの奥さんだな?もちろん、受け取ろう。」
良かった……、受け取ってくれた。
「それで、オズの姿が見えないんだが……、何処にいるんだ?」
さっきはアルトさんが聞いていたため、今度はガルムさんがギルさんに聞いてくれていた。
「あー……、それがだな……。あいつは今、救護室にいるんだよ。そこにレオ、だったか?お前さんのパーティーにいる犬獣人。そいつも一緒にいる。」
「そうか、ありがとう。」
「それしても、すげぇな!弓使いなのに、オズと良い勝負していたし何より、あの威力!いやー、ガルム達のパーティーにいるだけはあるな!」
「フッ、それはレオに伝えておこう。じゃあ、俺達はもう行くぞ。」
「おう!試合、楽しみにしているからな!」
そうして私達はギルさんと別れ、救護室に向かうのだった。
「それは良かったです。」
味については、ウォルトさんにもシータさんにも美味しいとお墨付きをもらえたから、大丈夫なはず……!
「アッシュさん達が持ってきてくれている間に先にとってしまおうか。」
「そうですね。その方が良さそうですね。そうだ、アッシュさんやローランさんにも渡したいので、一緒に取ってくれるとありがたいです。」
「分かった。なら、その分は俺が持つことにしよう。アルトは、俺たちの分を持ってくれ。」
「ハル君、私もアッシュさん達に渡す時、ついて行っていいかな?」
「もちろん、良いですよ。一緒に行きましょう。」
そうしておにぎりを取っていると、ローランさん達が戻ってきた。アッシュさんは相変わらず、魔法でフヨフヨ浮かせて運んでいる。それを置くのを確認し、カズラさんと一緒にアッシュさん達の元へと向かう。もちろん、それぞれの夫も渡す分を持ってくれているため、ついてきていた。
「アッシュさん、ローランさん。」
「おぉ、ハル君にカズラ君。どうしたんじゃ?」
「あの、アッシュさん達の分を持ってきたので、良ければ受け取って欲しくて……。」
「これは嬉しいのぅ。もちろん、ありがたくいただくとしよう。」
「ありがとう、ハル君、カズラさん。」
アッシュさんとローランさんはそれぞれ受け取ってくれた。そして、私は後ろに下がっているロイさんにも声をかける。
「ロイさんにも、どうぞ。」
「えっ……!?自分にもくださるのですか……!?」
「もちろんです。受け取ってください。」
「私のもどうぞ、もらってください。」
「すみません、ありがとうございます!」
これでここにいる3人には渡すことができた。あとは、ギルさんとオズさんにも渡したいな。
「ローラン、ギルは何処にいるんだ?」
「団長かい?団長は多分あっちにいると思うよ。よかったら俺が持っていこうか?」
「いや、ハルは直接渡したいそうだから、遠慮しておこう。」
「フォッフォッ、なんて良い子じゃ。それじゃあ、引き留めておくのも悪いのぅ。儂らのことは気にせず行ってきなさい。」
私達は礼を言って、ローランさんに言われた方向へ向かうとあっという間にギルさんは見つかった。大きな声のため、目立っていたのだ。
「ん?ガルムとアルト達じゃないか!あー……、今すぐ戦ってくれるってわけじゃなさそうだな……。」
「すみません、これを直接渡したくて。ご迷惑でなければ、受け取ってください。」
「おっ!さっきローランが言っていたやつだな?俺にもくれるとは嬉しいじゃねぇか。ありがとな。」
「あの!私のも良ければ、どうぞ。」
「そっちは、ライの奥さんだな?もちろん、受け取ろう。」
良かった……、受け取ってくれた。
「それで、オズの姿が見えないんだが……、何処にいるんだ?」
さっきはアルトさんが聞いていたため、今度はガルムさんがギルさんに聞いてくれていた。
「あー……、それがだな……。あいつは今、救護室にいるんだよ。そこにレオ、だったか?お前さんのパーティーにいる犬獣人。そいつも一緒にいる。」
「そうか、ありがとう。」
「それしても、すげぇな!弓使いなのに、オズと良い勝負していたし何より、あの威力!いやー、ガルム達のパーティーにいるだけはあるな!」
「フッ、それはレオに伝えておこう。じゃあ、俺達はもう行くぞ。」
「おう!試合、楽しみにしているからな!」
そうして私達はギルさんと別れ、救護室に向かうのだった。
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