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223話
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救護室に入ると何やら話し声が聞こえてくる。会話の内容までは分からなかったが、段々近づいていくにつれて、声の主がレオさんとオズさんであることに気がつく。
「じゃあ、僕はオズさんの分の昼食を持ってきますね。」
「いや、いいですよ。これくらい、本当に何でもないですから。しかも、こうなってしまったのは避けられなかった私の未熟さゆえですから。」
「邪魔するぞ。」
私はいつ入るのか、ガルムさんとアルトさんにタイミングを任せていると、ガルムさんが先に入っていった。
「あれ、ガルム?それにアルトさんやハル君、カズラさん達まで……!一体どうしたんだい?」
「何、ハルがオズに直接、昼食を渡したいそうでな。ここにいるとギルから教えてもらってきたんだ。」
「おっと……、レオさんではなく私に用でしたか。昼食でしたか?では、ありがたくいただきましょう。」
「は、はい……!どうぞ……!お口に合えばいいのですが……。」
「なんと……!ハルさんの手作りでしたか……!これは、大切に食べないといけませんね。」
良かった……。オズさんも受け取ってくれた……。
「良かったら、私のもどうぞ。」
「ライの奥さんですね?わざわざありがとうございます。」
オズさんは手当を受けたであろう左をかばうように、カズラさんのものも受け取った。
地面をも砕くレオさんの矢を、剣を挟んだとはいえ、直撃したのだから怪我をしたのは分かるけど、どのくらいなのだろう……?
「あの、怪我の具合はどうなんですか?」
「あぁ、心配なさらないで大丈夫ですよ。ただの骨折ですから。きちんとケアをして、しばらく安静にすれば治りますよ。」
「骨折って、全然大丈夫じゃないじゃないですか……!ということは、今日の試合は……。」
「団長には出ない方がいいと言われてしまいました。ですが、ガルムさんやアルトさんと戦う機会なんてそうないですから、無理にでも出るつもりです。」
そんな……。あっ!だったら、私の血を飲んでもらえばいいんじゃないかな!この体質のことがバレてしまうかもだけど……でも、オズさんのことを治したい……!人の役に立ちたい……!
「ハル、何か変なことを考えていないかい?」
「えっ……?そ、そんなことは……ない、です、よ……?」
「バレバレだぞ?言っておくが、ダメだからな?」
「そ、そんな……!が、ガルムさん……!」
私は一縷の望みにすがってガルムさんの顔を見上げる。
「うっ……。そ、そんな顔しても、アルトの言う通りダメなものはダメだ。」
やっぱり……。だったら、レオさんは……!
「こうなってしまった元凶を作った者としては、どうも言えないかな……。ごめんね。」
この場にいるカズラさんとライさんにはこの体質のことは知らないから、頼り様がないし……。
「カズラ、なんだか事情がありそうだし、俺たちは先に戻ろうか。」
「そうかな……?まぁ、ライが言うならそうなのかもね。じゃあ、ガルムさん達、お先に戻りますね。」
「あぁ、なんだかすまないな。」
そう言ってカズラさん達は気を利かせて先に戻ってくれた。これなら、込み入ったことも話せそうだ。
「お願いです、ガルムさん、アルトさん。私も皆さんのお役に立ちたいんです……!」
「そうは言ってもな……。」
うぅ……、やっぱり渋るよね……。
「では、どうしたら許してくれますか……?」
「……そうきたか。ガルム、どうする?」
「ふむ……。あまり許したくはないが……。じゃあ、今度一日、デートに付き合ってくれる引き換えにどうだ?」
「まぁ、それならいいか……。」
やった……!でも、一日デートに付き合うだけでいいのかな……?
「ただし、無理をしないこと。いいかい?」
「はい……!」
こうしてガルムさんとアルトさんからの許しを得てオズさんを治療できることになった。ただ、目の前で血を出すのはオズさんにこの体質のことを誤魔化せないため、ガルムさんとアルトさんの3人しかいない部屋で血を用意することになった。
「じゃあ、僕はオズさんの分の昼食を持ってきますね。」
「いや、いいですよ。これくらい、本当に何でもないですから。しかも、こうなってしまったのは避けられなかった私の未熟さゆえですから。」
「邪魔するぞ。」
私はいつ入るのか、ガルムさんとアルトさんにタイミングを任せていると、ガルムさんが先に入っていった。
「あれ、ガルム?それにアルトさんやハル君、カズラさん達まで……!一体どうしたんだい?」
「何、ハルがオズに直接、昼食を渡したいそうでな。ここにいるとギルから教えてもらってきたんだ。」
「おっと……、レオさんではなく私に用でしたか。昼食でしたか?では、ありがたくいただきましょう。」
「は、はい……!どうぞ……!お口に合えばいいのですが……。」
「なんと……!ハルさんの手作りでしたか……!これは、大切に食べないといけませんね。」
良かった……。オズさんも受け取ってくれた……。
「良かったら、私のもどうぞ。」
「ライの奥さんですね?わざわざありがとうございます。」
オズさんは手当を受けたであろう左をかばうように、カズラさんのものも受け取った。
地面をも砕くレオさんの矢を、剣を挟んだとはいえ、直撃したのだから怪我をしたのは分かるけど、どのくらいなのだろう……?
「あの、怪我の具合はどうなんですか?」
「あぁ、心配なさらないで大丈夫ですよ。ただの骨折ですから。きちんとケアをして、しばらく安静にすれば治りますよ。」
「骨折って、全然大丈夫じゃないじゃないですか……!ということは、今日の試合は……。」
「団長には出ない方がいいと言われてしまいました。ですが、ガルムさんやアルトさんと戦う機会なんてそうないですから、無理にでも出るつもりです。」
そんな……。あっ!だったら、私の血を飲んでもらえばいいんじゃないかな!この体質のことがバレてしまうかもだけど……でも、オズさんのことを治したい……!人の役に立ちたい……!
「ハル、何か変なことを考えていないかい?」
「えっ……?そ、そんなことは……ない、です、よ……?」
「バレバレだぞ?言っておくが、ダメだからな?」
「そ、そんな……!が、ガルムさん……!」
私は一縷の望みにすがってガルムさんの顔を見上げる。
「うっ……。そ、そんな顔しても、アルトの言う通りダメなものはダメだ。」
やっぱり……。だったら、レオさんは……!
「こうなってしまった元凶を作った者としては、どうも言えないかな……。ごめんね。」
この場にいるカズラさんとライさんにはこの体質のことは知らないから、頼り様がないし……。
「カズラ、なんだか事情がありそうだし、俺たちは先に戻ろうか。」
「そうかな……?まぁ、ライが言うならそうなのかもね。じゃあ、ガルムさん達、お先に戻りますね。」
「あぁ、なんだかすまないな。」
そう言ってカズラさん達は気を利かせて先に戻ってくれた。これなら、込み入ったことも話せそうだ。
「お願いです、ガルムさん、アルトさん。私も皆さんのお役に立ちたいんです……!」
「そうは言ってもな……。」
うぅ……、やっぱり渋るよね……。
「では、どうしたら許してくれますか……?」
「……そうきたか。ガルム、どうする?」
「ふむ……。あまり許したくはないが……。じゃあ、今度一日、デートに付き合ってくれる引き換えにどうだ?」
「まぁ、それならいいか……。」
やった……!でも、一日デートに付き合うだけでいいのかな……?
「ただし、無理をしないこと。いいかい?」
「はい……!」
こうしてガルムさんとアルトさんからの許しを得てオズさんを治療できることになった。ただ、目の前で血を出すのはオズさんにこの体質のことを誤魔化せないため、ガルムさんとアルトさんの3人しかいない部屋で血を用意することになった。
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