ルピナスは恋を知る

葉月庵

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249話

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龍人さんが帰ったあと、私は素直に今の疑問をお二人に聞くことにした。

「あの……、龍人さんのさっきの質問ってなんだったんでしょう……?」

「さぁな。俺達にもよく分からんな。まぁ、気にしなくて良いだろう。」

「ガルムの言う通りだな。それより、明日こそデートに行かないか?疲れも溜まっているだろうし、温泉巡りとかも良いと思うんだが。」

「良いアイデアだな。ハルはどうだ?別でやりたいこととかあれば、そちらを優先しよう。」

「えっと……、私としては良いですが、お二人はいいんですか?お二人とも依頼やお仕事とか……、」

私がお二人の顔をうかがいながら問うと、アルトさんはベッドに座っている私の横に座りながら答えた。

「俺は逆に休むよう言われているから大丈夫だろう。俺がいなくとも、ホルンが回してくれているだろうしな。」

「俺はまぁ……、うん……。きっと大丈夫だろう。」

あれ……?これ、大丈夫じゃないやつでは……?

「が、ガルムさん……?」

「いや、まぁ、匿名の依頼が入っていなければ大丈夫だ。」

「ガルム、最後にそれをこなしたのはいつだ?」

アルトさんはギルドマスターで、匿名の依頼がどの頻度で入ってくるのか分かっているため、聞いたのだろう。ガルムさんは分かりやすいくらい耳をペショッと垂らして目線を逸らす。

「……一週間くらい前だ。」

「てことは、十中八九入っているだろうな……。」

すると、突如耳をピンと立てて、ベッドから立ち上がる。

「なら、今から行ってくるとしよう。うん、それがいい。」

「ま、待ってください……!流石にガルムさんでも夜の活動は危険ですよ……!」

「しかしだな……、」

「また今度にしましょう?なんなら、明日の依頼、私もご一緒しますし……!丁度アッシュさんから私でもできるサポートを教えていただきましたし……!あっ、でも無理にとは言いません……!」

私からの提案にガルムさんは顎に手を当てて考え始めた。

「ふむ……、いつもよりレオを後ろに下げてハルと一緒にいてもらえば、安全か……。分かった、ハルの言う通りにしよう。だが、デートは今度必ずするからな?」

「はい、もちろんです……!」

「それは俺も是非約束してほしいことだな。さて、そろそろ夕食ができる頃合いだな。俺はウォルト達の手伝いに行くとしよう。」

「俺も行こう。人手が多いことに越したことはないだろう。」

「では、私も行きます……!」

こうして明日の予定を決めた私達は、ウォルトさん達のお手伝いをしにいった。丁度後少しということだったので、盛り付けなどやらせてもらい、出来立ての料理に舌鼓を打つのであった。
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