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248話
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ん……、柔らかくて温かい。もう少し、このままがいいな……。ん……?
その感覚に違和感を感じ、ゆるりと瞼を開ける。すると、私はガルムさんの胸にすがりついていた。当然のようにガルムさんは私を抱きしめている。
「えっ……!?あっ……、うっ……、」
「ん?ハル、目が覚めたか……!」
「本当か……!ハル、大丈夫かい……?」
段々頬が赤くなっていく中、ふと何故私が寝ていたのか疑問に思い始めると冷静になっていく。お二人がこんなに心配そうにしているのが関係しているかもしれない。
「あの……、なんで私は寝ていたんでしょう……?王城に行った所までは覚えているんですけど……、」
「覚えていないのかい?あぁ、いや、無理に思い出そうとしなくていい。」
私が思い出そうと虚空を見つめ始めると、アルトさんはそれを止めてきた。
うん……、やっぱり思い出せない……。王城に行ってからの記憶がすっぽりと抜けている。
そんな私にガルムさんがその後のことを教えてくれる。
「ハルは王城で王に会った後、倒れてしまったんだ。昨日の疲れがたたったのだろう。」
「そうなんですね……。」
「さて、ハルも起きたことだし、アイツを呼んでこよう。ガルム、ハルの身なりを少し整えておいてくれ。」
「あぁ、任せてくれ。」
アイツ……?誰だろう……?
アルトさんが部屋から出るのを見送りながらお二人の言う"アイツ"が誰なのか気になり始めた。そんな私にガルムさんは水を渡してくれ、その時になって自分が喉が渇いていることに気づく。
「さて、じゃあ服を整えよう。ハル、こっちを向いてくれるか?」
「は、はい。ありがとうございます。」
ガルムさんは向かい合って服を整え始めてくれたのだが、何処か笑いをこらえているように見えた。
も、もしかして、思ったよりも着崩れているとか……!?
「あ、あの、ガルムさん?」
「あぁ、すまない。ククッ……、いや、何。改めてハルの無事を確認して、寝ている時の行動を思うとな?可愛くて仕方がないんだ。許してくれ。」
「が、ガルムさん……!」
「ククッ……、すまない。そう言えば、ハルはもふもふとしたものが好きみたいだな?手触りを確かめるような触り方だったしな。」
確かに、言われてみればそうだ。お二人の耳はもふもふしている。もちろん、胸なども耳には及ばないけどもふもふしている。まぁ、多分だけど、毛布も含めてそういうものに触れることがなかったからだろう。でも、これはわざわざ言う必要はないかな。お二人の前で悲劇ぶるのは、心労を増やしてしまいそうで……。
そう思っていると、アルトさんが誰かを連れて戻ってきた。
「連れてきたぞ。」
「おぉ。アルト、ありがとう。」
お二人の声に反応して扉の方を見ると、アルトさんの後ろから現れた人物に思わず声をあげてしまう。
「えっ……!?龍人さん……!?」
そう、現れたのは王様の隣にいた龍人さんだった。
な、なんで……!?も、もしかして、気づかないうちに王城内で粗相をやらかしてしまったとか……?
「そう慌てるな。一つ質問に答えてくれたらすぐに帰る。」
「は、はい……!私に答えられることなら……!」
一体どんなことを聞かれるのか分からなくて、異様に緊張してしまう。ガルムさんとアルトさんが龍人さんに鋭い視線を送っていることにも気づかないくらいに。
「お前、自分の両親と会いたいか?」
「えっと……、会いたく、ないです。それも二度と会いたくないくらい……。」
最後のは余計だったかな……?で、でも、あの人達と会うなんて絶対に嫌!
「そうか。では、俺は帰る。また来てもらう時は馬車と護衛を送る。いつでも良いように心づもりをしておけ。」
えっ、本当にこれだけなの?一体今ので何が分かるのだろう……?
扉の外にはウォルトさんが待機しており、龍人さんを外まで送り届けるみたいだ。そうして、部屋には私達三人だけになった。
その感覚に違和感を感じ、ゆるりと瞼を開ける。すると、私はガルムさんの胸にすがりついていた。当然のようにガルムさんは私を抱きしめている。
「えっ……!?あっ……、うっ……、」
「ん?ハル、目が覚めたか……!」
「本当か……!ハル、大丈夫かい……?」
段々頬が赤くなっていく中、ふと何故私が寝ていたのか疑問に思い始めると冷静になっていく。お二人がこんなに心配そうにしているのが関係しているかもしれない。
「あの……、なんで私は寝ていたんでしょう……?王城に行った所までは覚えているんですけど……、」
「覚えていないのかい?あぁ、いや、無理に思い出そうとしなくていい。」
私が思い出そうと虚空を見つめ始めると、アルトさんはそれを止めてきた。
うん……、やっぱり思い出せない……。王城に行ってからの記憶がすっぽりと抜けている。
そんな私にガルムさんがその後のことを教えてくれる。
「ハルは王城で王に会った後、倒れてしまったんだ。昨日の疲れがたたったのだろう。」
「そうなんですね……。」
「さて、ハルも起きたことだし、アイツを呼んでこよう。ガルム、ハルの身なりを少し整えておいてくれ。」
「あぁ、任せてくれ。」
アイツ……?誰だろう……?
アルトさんが部屋から出るのを見送りながらお二人の言う"アイツ"が誰なのか気になり始めた。そんな私にガルムさんは水を渡してくれ、その時になって自分が喉が渇いていることに気づく。
「さて、じゃあ服を整えよう。ハル、こっちを向いてくれるか?」
「は、はい。ありがとうございます。」
ガルムさんは向かい合って服を整え始めてくれたのだが、何処か笑いをこらえているように見えた。
も、もしかして、思ったよりも着崩れているとか……!?
「あ、あの、ガルムさん?」
「あぁ、すまない。ククッ……、いや、何。改めてハルの無事を確認して、寝ている時の行動を思うとな?可愛くて仕方がないんだ。許してくれ。」
「が、ガルムさん……!」
「ククッ……、すまない。そう言えば、ハルはもふもふとしたものが好きみたいだな?手触りを確かめるような触り方だったしな。」
確かに、言われてみればそうだ。お二人の耳はもふもふしている。もちろん、胸なども耳には及ばないけどもふもふしている。まぁ、多分だけど、毛布も含めてそういうものに触れることがなかったからだろう。でも、これはわざわざ言う必要はないかな。お二人の前で悲劇ぶるのは、心労を増やしてしまいそうで……。
そう思っていると、アルトさんが誰かを連れて戻ってきた。
「連れてきたぞ。」
「おぉ。アルト、ありがとう。」
お二人の声に反応して扉の方を見ると、アルトさんの後ろから現れた人物に思わず声をあげてしまう。
「えっ……!?龍人さん……!?」
そう、現れたのは王様の隣にいた龍人さんだった。
な、なんで……!?も、もしかして、気づかないうちに王城内で粗相をやらかしてしまったとか……?
「そう慌てるな。一つ質問に答えてくれたらすぐに帰る。」
「は、はい……!私に答えられることなら……!」
一体どんなことを聞かれるのか分からなくて、異様に緊張してしまう。ガルムさんとアルトさんが龍人さんに鋭い視線を送っていることにも気づかないくらいに。
「お前、自分の両親と会いたいか?」
「えっと……、会いたく、ないです。それも二度と会いたくないくらい……。」
最後のは余計だったかな……?で、でも、あの人達と会うなんて絶対に嫌!
「そうか。では、俺は帰る。また来てもらう時は馬車と護衛を送る。いつでも良いように心づもりをしておけ。」
えっ、本当にこれだけなの?一体今ので何が分かるのだろう……?
扉の外にはウォルトさんが待機しており、龍人さんを外まで送り届けるみたいだ。そうして、部屋には私達三人だけになった。
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