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268話
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夕餉を作ることを楽しみに部屋で待っていると、シータさんから比較的早い時間から呼ばれた。シータさん曰く、休憩を挟みながらやるならば、この時間からならアルトさんやガルムさんが帰ってくる時間に間に合うのだそう。そうして始まった料理はシータさんと休憩を挟みながら作り終えることができた。
「出来上がりましたね。流石ハル様です。想定より早く終わりました。」
「いえいえ、シータさんが手伝ってくれたおかげです。」
「では、私が後片付けをしておくので、ハル様はお部屋に戻ってお休みになってください。そのうちアルト様とガルム様がお帰りになるでしょう。」
「はい。では、お願いします。」
「えぇ、お任せください。」
本当は私も後片付けを手伝いたかったのだが、それはダメだとシータさんから言われてしまったので、大人しく部屋に戻ることにしたのだった。
♢♢♢♢♢♢♢♢
ガルムさんとアルトさんが帰ってきたことで、迎えた夕ご飯の時間。料理を運び、各々席に座る。私の席は交代制のため、今日はガルムさんの膝の上だ。すると、最後の一品を持ったシータさんがそれを配膳しながら話を切り出す。
「今日の夕食はハル様がお作りになったんですよ。」
「何……?ハルが働こうとしていたら止めるように言ったが?」
私が作ったという所にガルムさんとアルトさんが反応する。なんだかアルトさんがの声が少し低くなった気がして、慌てて止めに入る。
「ま、待ってください……!私がお願いしたんです……!」
「ハル。今日俺達が出かける前に約束しただろう?」
「ガルムさん……。で、ですが……、」
「ハル、分かってくれ。俺達はハルのことも、お腹の子供も大切なんだ。悪阻の中、無理なんてしてほしくないんだ。」
ど、どうしよう……。このままだとお二人に流されてしまいそう……。
私がシータさんの方へ視線で助けを求めると、頷いてからこちらに一歩前へきてくれる。
「アルト様、ガルム様。一つよろしいでしょうか。」
「シータか。言ってみてくれ。」
「では……。アルト様、ガルム様。ハル様が心配なのは分かります。ですが、行動の何もかもを制限してしまえば、ハル様にとってはストレスになりかねません。」
「ストレス、か……。」
「確かに、ハルの性格を考えればそうかもしれんが……、しかしだな……、」
「それに、料理であれば掃除ほど体に負担はかかりませんし、調理中は私もついておりますので、異変があればすぐに対応ができます。合間に休憩を入れてもらっているので、無理をすることもないでしょう。」
「そ、そうです、シータさんの言う通りです……!それに、お二人に私の手料理、食べて欲しいです……。お願いします……!」
私はお願いするために、体の向きをかえてガルムさんの顔をみながら懇願する。すると、ガルムさんは何故か頬を赤らめる。
「うっ……、その顔は反則だろう……。分かった。無理をしないという約束でなら、いいだろう。」
「俺もそれなら、まぁ……。ハルの手料理は食べたいしな……。」
「……!ありがとうございます……!」
こうして正式にお二人から料理をしてもいいという許しを得ることができた。ただ、これはシータさんからも言われたが、夕餉の支度のみという制限付きだが、それだけでもありがたかった。
「出来上がりましたね。流石ハル様です。想定より早く終わりました。」
「いえいえ、シータさんが手伝ってくれたおかげです。」
「では、私が後片付けをしておくので、ハル様はお部屋に戻ってお休みになってください。そのうちアルト様とガルム様がお帰りになるでしょう。」
「はい。では、お願いします。」
「えぇ、お任せください。」
本当は私も後片付けを手伝いたかったのだが、それはダメだとシータさんから言われてしまったので、大人しく部屋に戻ることにしたのだった。
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ガルムさんとアルトさんが帰ってきたことで、迎えた夕ご飯の時間。料理を運び、各々席に座る。私の席は交代制のため、今日はガルムさんの膝の上だ。すると、最後の一品を持ったシータさんがそれを配膳しながら話を切り出す。
「今日の夕食はハル様がお作りになったんですよ。」
「何……?ハルが働こうとしていたら止めるように言ったが?」
私が作ったという所にガルムさんとアルトさんが反応する。なんだかアルトさんがの声が少し低くなった気がして、慌てて止めに入る。
「ま、待ってください……!私がお願いしたんです……!」
「ハル。今日俺達が出かける前に約束しただろう?」
「ガルムさん……。で、ですが……、」
「ハル、分かってくれ。俺達はハルのことも、お腹の子供も大切なんだ。悪阻の中、無理なんてしてほしくないんだ。」
ど、どうしよう……。このままだとお二人に流されてしまいそう……。
私がシータさんの方へ視線で助けを求めると、頷いてからこちらに一歩前へきてくれる。
「アルト様、ガルム様。一つよろしいでしょうか。」
「シータか。言ってみてくれ。」
「では……。アルト様、ガルム様。ハル様が心配なのは分かります。ですが、行動の何もかもを制限してしまえば、ハル様にとってはストレスになりかねません。」
「ストレス、か……。」
「確かに、ハルの性格を考えればそうかもしれんが……、しかしだな……、」
「それに、料理であれば掃除ほど体に負担はかかりませんし、調理中は私もついておりますので、異変があればすぐに対応ができます。合間に休憩を入れてもらっているので、無理をすることもないでしょう。」
「そ、そうです、シータさんの言う通りです……!それに、お二人に私の手料理、食べて欲しいです……。お願いします……!」
私はお願いするために、体の向きをかえてガルムさんの顔をみながら懇願する。すると、ガルムさんは何故か頬を赤らめる。
「うっ……、その顔は反則だろう……。分かった。無理をしないという約束でなら、いいだろう。」
「俺もそれなら、まぁ……。ハルの手料理は食べたいしな……。」
「……!ありがとうございます……!」
こうして正式にお二人から料理をしてもいいという許しを得ることができた。ただ、これはシータさんからも言われたが、夕餉の支度のみという制限付きだが、それだけでもありがたかった。
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