308 / 318
308話
しおりを挟む
ウォルトさんやソラさん達も合流して一通り家の中を見ていった所で、申し訳なさそうにソラさんが口を開く。
「こんな新築同然の家に僕達が入ってしまって本当に良かったんでしょうか……?」
「あぁ、構わないとも。ソラとレイがしばらく過ごす部屋も用意したから、今から見てくるといい。その間に俺達は自分達の部屋を見てくる。ウォルト、ソラ達の案内を頼めるか。」
「そんな、部屋まで用意していただくなんて、本当に申し訳ないです。ですが、ありがとうございます……!」
「さ、ソラ様、レイ様。こちら、ご案内します。」
「すみません、よろしくお願いします。レイ、行くよ。ガルムさんとアルトさん、それにハルさん。改めてありがとうございます。」
ソラさんがそう言って頭を下げると、レイさんも促されるまま頭を下げた。そしてウォルトさんについていったのを見届けてから私達も自分達の新しい部屋へと向かった。
「ここだな。真ん中がハル、その左隣がアルトで右隣が俺だな。さ、ハル。開けてみてくれ。最初に入るのはその部屋の持ち主の特権だからな。」
「わ、分かりました。では、開けますね。」
ガルムさんに促されるまま真ん中の扉を開けていく。私は思わず、思ったままの感想を言葉にしてしまう。
「な、なんか、広くないですか……?」
「それは当然だろう。なにせ、ハルの部屋だからな。一番広くて当然だろう。それに、基本俺達もここで過ごすからな。」
「安心してくれ。ハルが一人になりたい時には自分達の部屋へと戻るさ。最低限の家具はあるからな。」
「そ、そうなんですね……。」
そ、それにしたって、広くない……?以前のアルトさんの部屋で過ごしていた時も個人的には広すぎなくらいだったのに、それの1.5倍はありそうな広さだ。
私が新しい部屋を見回していると、アルトさんが私をベッドへと誘導する。
「さ、馬車での移動で疲れたろう。ハルは座っておいてくれるかい?……とは言ったけど、ハルは荷解きを手伝うと言うのだろう?」
「はい……!勿論です……!」
「分かった。じゃあハルは、俺達のバッグから荷物を取り出していってくれるかい?この魔石を持ちながらであれば、ハルの魔力でも取り出せるだろう。」
そうして私はアルトさんから魔石を受け取る。バッグの中には沢山荷物が詰まっていて重さがそれなりにあるため、ベッドへ一旦置いてもらった。
こうして始まった荷解きは、役割分担して行ったおかげで思いのほか早く終わったのだった。
「こんな新築同然の家に僕達が入ってしまって本当に良かったんでしょうか……?」
「あぁ、構わないとも。ソラとレイがしばらく過ごす部屋も用意したから、今から見てくるといい。その間に俺達は自分達の部屋を見てくる。ウォルト、ソラ達の案内を頼めるか。」
「そんな、部屋まで用意していただくなんて、本当に申し訳ないです。ですが、ありがとうございます……!」
「さ、ソラ様、レイ様。こちら、ご案内します。」
「すみません、よろしくお願いします。レイ、行くよ。ガルムさんとアルトさん、それにハルさん。改めてありがとうございます。」
ソラさんがそう言って頭を下げると、レイさんも促されるまま頭を下げた。そしてウォルトさんについていったのを見届けてから私達も自分達の新しい部屋へと向かった。
「ここだな。真ん中がハル、その左隣がアルトで右隣が俺だな。さ、ハル。開けてみてくれ。最初に入るのはその部屋の持ち主の特権だからな。」
「わ、分かりました。では、開けますね。」
ガルムさんに促されるまま真ん中の扉を開けていく。私は思わず、思ったままの感想を言葉にしてしまう。
「な、なんか、広くないですか……?」
「それは当然だろう。なにせ、ハルの部屋だからな。一番広くて当然だろう。それに、基本俺達もここで過ごすからな。」
「安心してくれ。ハルが一人になりたい時には自分達の部屋へと戻るさ。最低限の家具はあるからな。」
「そ、そうなんですね……。」
そ、それにしたって、広くない……?以前のアルトさんの部屋で過ごしていた時も個人的には広すぎなくらいだったのに、それの1.5倍はありそうな広さだ。
私が新しい部屋を見回していると、アルトさんが私をベッドへと誘導する。
「さ、馬車での移動で疲れたろう。ハルは座っておいてくれるかい?……とは言ったけど、ハルは荷解きを手伝うと言うのだろう?」
「はい……!勿論です……!」
「分かった。じゃあハルは、俺達のバッグから荷物を取り出していってくれるかい?この魔石を持ちながらであれば、ハルの魔力でも取り出せるだろう。」
そうして私はアルトさんから魔石を受け取る。バッグの中には沢山荷物が詰まっていて重さがそれなりにあるため、ベッドへ一旦置いてもらった。
こうして始まった荷解きは、役割分担して行ったおかげで思いのほか早く終わったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、
隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。
しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです…
オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が
なかたのでした。
本当の花嫁じゃない。
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
S級エスパーは今日も不機嫌
ノルジャン
BL
低級ガイドの成瀬暖は、S級エスパーの篠原蓮司に嫌われている。少しでも篠原の役に立ちたいと、ガイディングしようとするが拒否される日々。ある日、所属しているギルドから解雇させられそうになり、焦った成瀬はなんとか自分の級を上げようとする。
劣等アルファは最強王子から逃げられない
東
BL
リュシアン・ティレルはアルファだが、オメガのフェロモンに気持ち悪くなる欠陥品のアルファ。そのことを周囲に隠しながら生活しているため、異母弟のオメガであるライモントに手ひどい態度をとってしまい、世間からの評判は悪い。
ある日、気分の悪さに逃げ込んだ先で、ひとりの王子につかまる・・・という話です。
【本編完結】落ちた先の異世界で番と言われてもわかりません
ミミナガ
BL
この世界では落ち人(おちびと)と呼ばれる異世界人がたまに現れるが、特に珍しくもない存在だった。
14歳のイオは家族が留守中に高熱を出してそのまま永眠し、気が付くとこの世界に転生していた。そして冒険者ギルドのギルドマスターに拾われ生活する術を教わった。
それから5年、Cランク冒険者として採取を専門に細々と生計を立てていた。
ある日Sランク冒険者のオオカミ獣人と出会い、猛アピールをされる。その上自分のことを「番」だと言うのだが、人族であるイオには番の感覚がわからないので戸惑うばかり。
使命も役割もチートもない異世界転生で健気に生きていく自己肯定感低めの真面目な青年と、甘やかしてくれるハイスペック年上オオカミ獣人の話です。
ベッタベタの王道異世界転生BLを目指しました。
本編完結。番外編は不定期更新です。R-15は保険。
コメント欄に関しまして、ネタバレ配慮は特にしていませんのでネタバレ厳禁の方はご注意下さい。
神獣様の森にて。
しゅ
BL
どこ、ここ.......?
俺は橋本 俊。
残業終わり、会社のエレベーターに乗ったはずだった。
そう。そのはずである。
いつもの日常から、急に非日常になり、日常に変わる、そんなお話。
7話完結。完結後、別のペアの話を更新致します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる