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318話
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よし……、これで話し合いはできそうな感じかな……?
私は何とかガルムさんとアルトさんに溜飲を下げてもらえたため、安堵していた。王子様との対話は私がやると言ったため、心を落ち着かせる。すると、私からきり出す前に王子様から話しだした。
「それで、改めて言おう。我の番になってくれないか。」
「貴様……!やはり反省していないではないか……!」
ギリリと音が聞こえてきそうなほどガルムさんは歯を食いしばり、王子様に食ってかかる。アルトさんも行動にはしなかったものの、目つきは鋭い。私はまたも手を引いてガルムさんに怒りを抑えてもらう。それでも怒りは収まらないのか、王子様を睨んだままだった。
「あの……、一つ確認させてください。王子様、構いませんか?」
「ふむ……、よかろう。話してみろ。」
「では……、私を番にしようとしているのは、王様から言われたとおっしゃっていましたよね……?」
「うむ……、たしかに言ったが。」
「そのことなのですが、王様はそのような時代錯誤なことは言っていないとのことです。」
「何……!?そのようなことはない……!我はたしかに……!」
やっぱり、嘘なんかつくわけないよね。じゃあ考えられるのはガルムさんやアルトさんが言っていた通り……、
「お言葉ですが、本当に王様に直接言われたのですか?誰かから伝え聞いた、とか……。」
「む……?確かに母上から聞いたことだが……、いやまさか、母上に限ってそんな……、」
「王様が話していたことは俺達も聞きました。王子様が話されたことも鑑みて、その懸念が正しいかと。」
「だったら我は、父上の許しを得るにはどうしたら……!」
そう言って王子様は頭を抱え、目を見開いた。いつも何処か大きな態度だったため、こんなに取り乱すなんて、相当なショックだったのだろう。
「あの……、それについてもなんですが……、王様は王子様が思うほど非道な方ではないと思いますよ。」
「お前に何が分かる……!そうだな、お前は周りに恵まれているからそんなことを言えるのだ!のうのうと生きてきたお前には分からないだろうな!」
「っ……!」
まさかそこまで追い詰められているとは思っておらず固まってしまう。それとほぼ同時に両側からお二人が飛び出した。それと、何かが王子との間に入ってくる。
「貴様……!今の発言を取り消せ!」
「お前はハルの何を知っている!」
そうお二人は怒れない私に代わってこめかみに血管が浮き出るほど怒ってくれている。その事実がたまらなく嬉しいが、今はそれどころではない。間に入ってきたのはニルさんで、一触即発でとても危険な状態だった。
「お二人とも、もう大丈夫です……!お二人が代わりに怒ってくれただけで私は十分ですから……!」
「いや、番を馬鹿にされて黙っているなどできるか……!」
「本当に、大丈夫ですから……!お二人に何かあったら、私……!」
そこまで言うと、お二人はハッとして握りしめた拳を下ろしてくれた。
私は何とかガルムさんとアルトさんに溜飲を下げてもらえたため、安堵していた。王子様との対話は私がやると言ったため、心を落ち着かせる。すると、私からきり出す前に王子様から話しだした。
「それで、改めて言おう。我の番になってくれないか。」
「貴様……!やはり反省していないではないか……!」
ギリリと音が聞こえてきそうなほどガルムさんは歯を食いしばり、王子様に食ってかかる。アルトさんも行動にはしなかったものの、目つきは鋭い。私はまたも手を引いてガルムさんに怒りを抑えてもらう。それでも怒りは収まらないのか、王子様を睨んだままだった。
「あの……、一つ確認させてください。王子様、構いませんか?」
「ふむ……、よかろう。話してみろ。」
「では……、私を番にしようとしているのは、王様から言われたとおっしゃっていましたよね……?」
「うむ……、たしかに言ったが。」
「そのことなのですが、王様はそのような時代錯誤なことは言っていないとのことです。」
「何……!?そのようなことはない……!我はたしかに……!」
やっぱり、嘘なんかつくわけないよね。じゃあ考えられるのはガルムさんやアルトさんが言っていた通り……、
「お言葉ですが、本当に王様に直接言われたのですか?誰かから伝え聞いた、とか……。」
「む……?確かに母上から聞いたことだが……、いやまさか、母上に限ってそんな……、」
「王様が話していたことは俺達も聞きました。王子様が話されたことも鑑みて、その懸念が正しいかと。」
「だったら我は、父上の許しを得るにはどうしたら……!」
そう言って王子様は頭を抱え、目を見開いた。いつも何処か大きな態度だったため、こんなに取り乱すなんて、相当なショックだったのだろう。
「あの……、それについてもなんですが……、王様は王子様が思うほど非道な方ではないと思いますよ。」
「お前に何が分かる……!そうだな、お前は周りに恵まれているからそんなことを言えるのだ!のうのうと生きてきたお前には分からないだろうな!」
「っ……!」
まさかそこまで追い詰められているとは思っておらず固まってしまう。それとほぼ同時に両側からお二人が飛び出した。それと、何かが王子との間に入ってくる。
「貴様……!今の発言を取り消せ!」
「お前はハルの何を知っている!」
そうお二人は怒れない私に代わってこめかみに血管が浮き出るほど怒ってくれている。その事実がたまらなく嬉しいが、今はそれどころではない。間に入ってきたのはニルさんで、一触即発でとても危険な状態だった。
「お二人とも、もう大丈夫です……!お二人が代わりに怒ってくれただけで私は十分ですから……!」
「いや、番を馬鹿にされて黙っているなどできるか……!」
「本当に、大丈夫ですから……!お二人に何かあったら、私……!」
そこまで言うと、お二人はハッとして握りしめた拳を下ろしてくれた。
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