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317話
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以前と同じ部屋に案内され、この奥に王子様がいるとニルさんが言う。またも私一人で向かわせようとするのをアルトさんが止める。
「まて、前回あんなことがあったんだ。俺達も同行させてもらおう。でないと、面会は許さない。」
「……確認してこよう。」
すると、ニルさんは私達を置いて先に王子様の待つ部屋に入っていく。しばらくして扉の向こうから呼びがかかる。
「おい、入れ。お前達も入っていい。」
「だ、そうですよ……?いきましょう?ね、ガルムさん、アルトさん。」
明らかに扉を睨んでいたお二人に声をかければ、私に対してはいつもの優しい顔を見せてくれた。
「そうだな、行こうか。今回は俺達がついている。手出しなんてさせん。安心してくれ。」
「レイは……、一緒に行くか。相手は王子だからな、おじさんなどと失礼な言動はしないようにな?」
「うん、分かった。僕、良い子にしてるね。」
うん……、王子様に対して、万が一にでもおじさんなんて、言ったらマズイもんね……。ガルムさんが忠告してくれて、良かった……。
そうして私達は王子様の待つ部屋の中へと入る。そこで王子様は奥のソファに座って待っていた。私達が入ってきたことに気づくと、何故か目を丸くしていた。
「ん……?なんだ、その龍人の子は……!そんな短期間に出産も済ませてそこまで育て上げるなんてありえんだろう。」
「あっ、えと、色々ありまして……。この子は私達の新しい家族になりました。」
「ふむ……、お前は色々な縁を持っているのだな……。まぁ、いい。立ち話もなんだ。座るといい。」
私達はその王子様の言葉に甘えて王子様の向かいのソファに座らせてもらった。その間に、最後に王子様と王様との間に感じた違和感を整理した。
王子様は、王様から私を番にするよう言われたと。だけど、王様はそんなこと言ったことはない。つまり、どちらかが嘘をついているか、もしくは2人の間に誰か策を張っている人がいるか。
私としては後者だと思っているけど、果たして……。
そう思考を巡らせながら座ると、一呼吸置いた後、アルトさんがいきなり話しを切り出す。
「さて、話しを始める前に謝ってもらえませんか。いくら王子様と言えど、人の番を犯そうとするなぞ、言語道断。」
「ふむ……、それはすまなかった。我も父上から言われていたため、少々焦っていた。悪かったと思っている。」
「……それは、本当に悪いと思っている人の態度でしょうか?」
「が、ガルムさん……!王子様も謝ってくださいましたし、私はもう気にしていませんから……!」
険悪な雰囲気が漂い始めてしまい、このままでは聞きたいことも聞けなくなってしまうと、私はお二人をなだめる。
「ハルがそう言うなら、まぁ……。」
よ、良かった……。
チラリとアルトさんの方を見ると、何とか溜飲を下げていた。
「まて、前回あんなことがあったんだ。俺達も同行させてもらおう。でないと、面会は許さない。」
「……確認してこよう。」
すると、ニルさんは私達を置いて先に王子様の待つ部屋に入っていく。しばらくして扉の向こうから呼びがかかる。
「おい、入れ。お前達も入っていい。」
「だ、そうですよ……?いきましょう?ね、ガルムさん、アルトさん。」
明らかに扉を睨んでいたお二人に声をかければ、私に対してはいつもの優しい顔を見せてくれた。
「そうだな、行こうか。今回は俺達がついている。手出しなんてさせん。安心してくれ。」
「レイは……、一緒に行くか。相手は王子だからな、おじさんなどと失礼な言動はしないようにな?」
「うん、分かった。僕、良い子にしてるね。」
うん……、王子様に対して、万が一にでもおじさんなんて、言ったらマズイもんね……。ガルムさんが忠告してくれて、良かった……。
そうして私達は王子様の待つ部屋の中へと入る。そこで王子様は奥のソファに座って待っていた。私達が入ってきたことに気づくと、何故か目を丸くしていた。
「ん……?なんだ、その龍人の子は……!そんな短期間に出産も済ませてそこまで育て上げるなんてありえんだろう。」
「あっ、えと、色々ありまして……。この子は私達の新しい家族になりました。」
「ふむ……、お前は色々な縁を持っているのだな……。まぁ、いい。立ち話もなんだ。座るといい。」
私達はその王子様の言葉に甘えて王子様の向かいのソファに座らせてもらった。その間に、最後に王子様と王様との間に感じた違和感を整理した。
王子様は、王様から私を番にするよう言われたと。だけど、王様はそんなこと言ったことはない。つまり、どちらかが嘘をついているか、もしくは2人の間に誰か策を張っている人がいるか。
私としては後者だと思っているけど、果たして……。
そう思考を巡らせながら座ると、一呼吸置いた後、アルトさんがいきなり話しを切り出す。
「さて、話しを始める前に謝ってもらえませんか。いくら王子様と言えど、人の番を犯そうとするなぞ、言語道断。」
「ふむ……、それはすまなかった。我も父上から言われていたため、少々焦っていた。悪かったと思っている。」
「……それは、本当に悪いと思っている人の態度でしょうか?」
「が、ガルムさん……!王子様も謝ってくださいましたし、私はもう気にしていませんから……!」
険悪な雰囲気が漂い始めてしまい、このままでは聞きたいことも聞けなくなってしまうと、私はお二人をなだめる。
「ハルがそう言うなら、まぁ……。」
よ、良かった……。
チラリとアルトさんの方を見ると、何とか溜飲を下げていた。
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