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空間が歪む感触に気付いて、スッと眼を細めた。
「セイ様?っあ、粗忽者が…。管理不行届で申し訳ありません」
察したライが、いち早く詫びを入れてくる。
ライトも倣うように頭を下げるが、アルフレッド達は怪訝な顔をしてる。
とは言っても、気配に敏感な彼らも判れば「何やってる」という苦情を呑み込む他ない。
既に上司と同僚が謝罪しているのに、言い立てても意味がない。
それに、未だに深々と頭を下げている相手に、追い討ちを掛けるほど悪趣味でもない。
変な言い方だが、謝った者勝ちだなと他人事のように思う。
赦さない限り頭を上げないつもりかと、なじりたくなるほど微動だにしない。
当人が現れてもないのに、ご苦労なことだ。
だが、禁足地に許可なく転移すれば、罰せられる。
故に、到着前に許可が欲しいのだ。
色々と言いたいこともあるが、報告待ちだった事を考慮して「許可する」と宣言する。
同時に、二人にも頭を上げるよう促す。
完全にホッとできないと、肩が力んでいるのが見て取れる。
ライトは顔が強張ったままだ。
ことの重大性が、よく解っているだけに恐怖が抜けてない。
元凶が漸く着くようで、歪みが大きくなった。
トンっと軽やかに現れたが、出た先が緑雲宮と知らなかっただけに、ギョッとして一瞬飛び上がっていた。
どうやら、転移先をライかライトにしていたようだ。
危ない指定をしたものだ。先程の騒動も相まって、同情する気が起きない。
全員から非難の目を向けられ、ひゃっと奇声が漏れている。
仰天しながらも、素早く状況を理解したようで、私の元へサッと跪き即頭して来た。
「許可なく立入りましたご無礼をお許し下さい」
深々と下げた頭を、更に下げる様にして赦しを乞う。
完璧な礼儀作法ともいえ、こんな状況下で変に感心してしまう。
「ライカ頭を上げなさい。許可は一応ライが取ったが、転移先を人物に指定するの危険だと理解した方がいい。ライトも肝を潰すほど気を揉んでいた」
許可を得ていた事にホッとしていたから、釘を刺しておいた。
ライカは、ライト達の様子に目を見張って、また此方を見上げてくる。
憔悴しているライトに驚きを隠せないで、理由を知りたいようだ。
「ライカ、許可なく転移した場合は罰せられるが、上司や同僚も、罰の対象になるのは知っているか?」
「え?何で?関係ないでしょう?」
「先ず、ライとライトは、ライカに転移能力があるのを知っている。そして、ライカからの報告を待っていた。結果、自分達の下へ転移する可能性を知っていて放置したことになる。実際には、転移の可能性を考慮してなかったが、禁足地故にその言い分は通らない」
「そうなると、ライは管理不行届で罰せられる。ライトも知っていた時点で、共犯と見做され罰せられる可能性がある。何か質問はあるか?」
ライカの反応を観て、一度区切った。
段々と青ざめて、涙目になっている。
今や、茫然と座り込んでいるのに近い。
アルフレッドに指示を出して、椅子に座らせてお茶を手渡した。
「セイ様?っあ、粗忽者が…。管理不行届で申し訳ありません」
察したライが、いち早く詫びを入れてくる。
ライトも倣うように頭を下げるが、アルフレッド達は怪訝な顔をしてる。
とは言っても、気配に敏感な彼らも判れば「何やってる」という苦情を呑み込む他ない。
既に上司と同僚が謝罪しているのに、言い立てても意味がない。
それに、未だに深々と頭を下げている相手に、追い討ちを掛けるほど悪趣味でもない。
変な言い方だが、謝った者勝ちだなと他人事のように思う。
赦さない限り頭を上げないつもりかと、なじりたくなるほど微動だにしない。
当人が現れてもないのに、ご苦労なことだ。
だが、禁足地に許可なく転移すれば、罰せられる。
故に、到着前に許可が欲しいのだ。
色々と言いたいこともあるが、報告待ちだった事を考慮して「許可する」と宣言する。
同時に、二人にも頭を上げるよう促す。
完全にホッとできないと、肩が力んでいるのが見て取れる。
ライトは顔が強張ったままだ。
ことの重大性が、よく解っているだけに恐怖が抜けてない。
元凶が漸く着くようで、歪みが大きくなった。
トンっと軽やかに現れたが、出た先が緑雲宮と知らなかっただけに、ギョッとして一瞬飛び上がっていた。
どうやら、転移先をライかライトにしていたようだ。
危ない指定をしたものだ。先程の騒動も相まって、同情する気が起きない。
全員から非難の目を向けられ、ひゃっと奇声が漏れている。
仰天しながらも、素早く状況を理解したようで、私の元へサッと跪き即頭して来た。
「許可なく立入りましたご無礼をお許し下さい」
深々と下げた頭を、更に下げる様にして赦しを乞う。
完璧な礼儀作法ともいえ、こんな状況下で変に感心してしまう。
「ライカ頭を上げなさい。許可は一応ライが取ったが、転移先を人物に指定するの危険だと理解した方がいい。ライトも肝を潰すほど気を揉んでいた」
許可を得ていた事にホッとしていたから、釘を刺しておいた。
ライカは、ライト達の様子に目を見張って、また此方を見上げてくる。
憔悴しているライトに驚きを隠せないで、理由を知りたいようだ。
「ライカ、許可なく転移した場合は罰せられるが、上司や同僚も、罰の対象になるのは知っているか?」
「え?何で?関係ないでしょう?」
「先ず、ライとライトは、ライカに転移能力があるのを知っている。そして、ライカからの報告を待っていた。結果、自分達の下へ転移する可能性を知っていて放置したことになる。実際には、転移の可能性を考慮してなかったが、禁足地故にその言い分は通らない」
「そうなると、ライは管理不行届で罰せられる。ライトも知っていた時点で、共犯と見做され罰せられる可能性がある。何か質問はあるか?」
ライカの反応を観て、一度区切った。
段々と青ざめて、涙目になっている。
今や、茫然と座り込んでいるのに近い。
アルフレッドに指示を出して、椅子に座らせてお茶を手渡した。
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