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「それで話を聞き出すのも無理なんだね。因みに里帰りした子は?」
「あ、それは見当がつかないんですね。休暇終了前に戻りました」
妙に嬉しそうに報告してくる。
「そう。念の為に訊くけど、いつもより早くなかったか?」
「もう。本当はご存知なのでわと疑いたくなります。その通りですよ。会って2、3日後には帰ったそうです。親御さんが、散々愚痴を零してました」
こちらを伺うような目で見てくる。
ここまで疑われると、逆にやましい事でも有るのかと突っ込みたい。
「その言い方だと、相手は一応貴族なのか?」
「はい。名ばかりのっと注釈が付きますがね。…さっきから、妙に身分に拘ってませんか?」
探るような嫌な視線だが、収穫もあった。
どうやら、詳しい事は把握してない事だけは確かなようだ。
「誰に…は訊くまでもないか。何を言われたかは知らないが、私は学園には関与してない。腹の探り合いは不毛なだけだ」
「どういう…。確かに無意味ですね。本当に無関係ですか?」
やはり、実家が問題だったようだ。
名が上がっていたのなら、義弟が何かしでかしたのか。
「誓って無関係だが、一体どういう事だ?」
「まあ、可笑しいとは思いましたけどね。セイ様の領民ならば、全て自分の配下だとか何とか言われているようですよ」
顔が引き攣るが、表情筋は今はどうでもいい。
義兄の話より実態は最悪のようだ。
「それは、生徒会に所属している義弟だろう。全く親が親なら子も子だな」
げんなりしながら零せば、目を瞬かせている。
「親とは…公爵夫人でしょうか?確かにバザーに関与してますが、黒幕っていう程でもなかったかと」
「ああ。まあ、それはもうどうでもいい。義弟も精々、トカゲの尻尾程度だろう?」
「…そうですね。黒幕にしては、暗愚。あっ失礼を」
失言と慌てるが、首を振って制する。
そう、どこをどう見ても聡明と言えないのだ。
そんな人間が、学園を牛耳るのは無理だ。
「あれは、操り易い人形なだけだ。黒幕はわざわざ目立つ真似をしない」
「そうかも知れませんが、今回はそれはどうでもいいんです。それよりも、どうすればいいかの方が大切です」
そう言われて我に帰る。
学園の改善が、念頭にあるだけ引き摺られるのだ。
入学を躊躇する理由が判明したが、どう説得するかが本来の目的だった。
「悪い。だが、どういう話をしたかは不明なんだな。関係は元々良好だったのか?」
「歳が近いせいか、よく一緒に遊んでましたよ。ただ…仲が本当に良いかは疑問です」
「その様子だと、貴族の子の方が横柄だったのか?」
顔を顰めた様子で判断して尋ねれば、不審そうに見てくる。
「そうです。鼻持ちがならない子で、何度か本気で怒ろうかと思案する位には可愛げのない子です」
「成程ね。序でに、頭もアリサが面倒をみた方が良いだろう?」
目をパチクリさせている。想定外の質問だったようだ。
「はあ。確かに良いとは思いますよ。なにしろ、特待生に選ばれるくらいですから」
よく分からないようで、首を傾げている。
自分も当時、領内で上位だっただけに解らないようだ。
「あ、それは見当がつかないんですね。休暇終了前に戻りました」
妙に嬉しそうに報告してくる。
「そう。念の為に訊くけど、いつもより早くなかったか?」
「もう。本当はご存知なのでわと疑いたくなります。その通りですよ。会って2、3日後には帰ったそうです。親御さんが、散々愚痴を零してました」
こちらを伺うような目で見てくる。
ここまで疑われると、逆にやましい事でも有るのかと突っ込みたい。
「その言い方だと、相手は一応貴族なのか?」
「はい。名ばかりのっと注釈が付きますがね。…さっきから、妙に身分に拘ってませんか?」
探るような嫌な視線だが、収穫もあった。
どうやら、詳しい事は把握してない事だけは確かなようだ。
「誰に…は訊くまでもないか。何を言われたかは知らないが、私は学園には関与してない。腹の探り合いは不毛なだけだ」
「どういう…。確かに無意味ですね。本当に無関係ですか?」
やはり、実家が問題だったようだ。
名が上がっていたのなら、義弟が何かしでかしたのか。
「誓って無関係だが、一体どういう事だ?」
「まあ、可笑しいとは思いましたけどね。セイ様の領民ならば、全て自分の配下だとか何とか言われているようですよ」
顔が引き攣るが、表情筋は今はどうでもいい。
義兄の話より実態は最悪のようだ。
「それは、生徒会に所属している義弟だろう。全く親が親なら子も子だな」
げんなりしながら零せば、目を瞬かせている。
「親とは…公爵夫人でしょうか?確かにバザーに関与してますが、黒幕っていう程でもなかったかと」
「ああ。まあ、それはもうどうでもいい。義弟も精々、トカゲの尻尾程度だろう?」
「…そうですね。黒幕にしては、暗愚。あっ失礼を」
失言と慌てるが、首を振って制する。
そう、どこをどう見ても聡明と言えないのだ。
そんな人間が、学園を牛耳るのは無理だ。
「あれは、操り易い人形なだけだ。黒幕はわざわざ目立つ真似をしない」
「そうかも知れませんが、今回はそれはどうでもいいんです。それよりも、どうすればいいかの方が大切です」
そう言われて我に帰る。
学園の改善が、念頭にあるだけ引き摺られるのだ。
入学を躊躇する理由が判明したが、どう説得するかが本来の目的だった。
「悪い。だが、どういう話をしたかは不明なんだな。関係は元々良好だったのか?」
「歳が近いせいか、よく一緒に遊んでましたよ。ただ…仲が本当に良いかは疑問です」
「その様子だと、貴族の子の方が横柄だったのか?」
顔を顰めた様子で判断して尋ねれば、不審そうに見てくる。
「そうです。鼻持ちがならない子で、何度か本気で怒ろうかと思案する位には可愛げのない子です」
「成程ね。序でに、頭もアリサが面倒をみた方が良いだろう?」
目をパチクリさせている。想定外の質問だったようだ。
「はあ。確かに良いとは思いますよ。なにしろ、特待生に選ばれるくらいですから」
よく分からないようで、首を傾げている。
自分も当時、領内で上位だっただけに解らないようだ。
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