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「あの、もう少しお聞きしても?」
「構わないけど、余計に混乱するだけでは?」
この辺で辞めておいたらどうだ、と匂わせたのだが、妙に意固地になっているのか、聞く耳を持たない。
「それは、後でじっくり思案します。果物は、酸味の強いものでしょうか?」
「そに辺は、品種によると思うが…程々かな。柑橘系は、チョコには合うが単体は、さほど好きではないし、甘すぎるパイナップルも少し苦手だな」
「使い方次第ということですね。そうすると…過剰な酸味、甘味が駄目という認識で良いのでしょうか?」
次第に、聞くコツを掴んだような問いになっている。
此方としては、聞かれて改めて認識している状態だった。
「そのようだ。どうも、自分のことほど不明確で、グレンには面倒をかける」
「滅相もございません。こうして質問させて頂けるだけで、充分破格なことです」
詫びれば、目を白黒させて否定され、アルフレッドには内密に、と懇願された。
本来ならば、グレンの問いは邪道のようで、間違いなく叱責されるそうだ。
グレンの説明に、成程っと妙に納得してしまう。
なにしろ、今までアルフレッドからは、確認された事もないのだ。
「アルフには、なぜか筒抜けみたいだけどな…」
「それは…全く私の不徳の致すところで、観察力の差です」
思わず漏らした言葉に、グレンが身を縮こませ、釈明してきた。
凝視された記憶はないから、それとなく観察していたという事だろう。
「グレンは、護衛騎士であって、侍従ではないのだから問題ないと思うがな」
「長年お仕えして、好みすら分からないのは、あんまりだと思われないのですか?」
「それこそ、護衛中に何を考えていた、とならないか?気が逸れていないと、把握できない事だ」
グレンの言い分に、本分から逸れてどうする、と呆れてしまう。
誰かに言われたにしても、真に受ける方がどうかしている。
思わず眉を顰めてしまうが、別にグレンに対して怒った訳でもない。
しかし、過剰反応のように、ピクンと直立不動になってしまっていた。
「それは…確かにそうなんですが、こうして会話する機会もある状況ですから、私の落ち度ではないかと…」
「誰かに言われたのか?私にしてみれば、アルフを比較対象にするのが、そもそも間違いだと言いたいがな」
どう考えても、アルフレッドを意識した結果のような感じで、無理がある設定だ。
執事兼侍従の職務なら、グレンの言い分も理解できるが、専任の護衛騎士に、同じ事を求める方が、どうかしている。
「構わないけど、余計に混乱するだけでは?」
この辺で辞めておいたらどうだ、と匂わせたのだが、妙に意固地になっているのか、聞く耳を持たない。
「それは、後でじっくり思案します。果物は、酸味の強いものでしょうか?」
「そに辺は、品種によると思うが…程々かな。柑橘系は、チョコには合うが単体は、さほど好きではないし、甘すぎるパイナップルも少し苦手だな」
「使い方次第ということですね。そうすると…過剰な酸味、甘味が駄目という認識で良いのでしょうか?」
次第に、聞くコツを掴んだような問いになっている。
此方としては、聞かれて改めて認識している状態だった。
「そのようだ。どうも、自分のことほど不明確で、グレンには面倒をかける」
「滅相もございません。こうして質問させて頂けるだけで、充分破格なことです」
詫びれば、目を白黒させて否定され、アルフレッドには内密に、と懇願された。
本来ならば、グレンの問いは邪道のようで、間違いなく叱責されるそうだ。
グレンの説明に、成程っと妙に納得してしまう。
なにしろ、今までアルフレッドからは、確認された事もないのだ。
「アルフには、なぜか筒抜けみたいだけどな…」
「それは…全く私の不徳の致すところで、観察力の差です」
思わず漏らした言葉に、グレンが身を縮こませ、釈明してきた。
凝視された記憶はないから、それとなく観察していたという事だろう。
「グレンは、護衛騎士であって、侍従ではないのだから問題ないと思うがな」
「長年お仕えして、好みすら分からないのは、あんまりだと思われないのですか?」
「それこそ、護衛中に何を考えていた、とならないか?気が逸れていないと、把握できない事だ」
グレンの言い分に、本分から逸れてどうする、と呆れてしまう。
誰かに言われたにしても、真に受ける方がどうかしている。
思わず眉を顰めてしまうが、別にグレンに対して怒った訳でもない。
しかし、過剰反応のように、ピクンと直立不動になってしまっていた。
「それは…確かにそうなんですが、こうして会話する機会もある状況ですから、私の落ち度ではないかと…」
「誰かに言われたのか?私にしてみれば、アルフを比較対象にするのが、そもそも間違いだと言いたいがな」
どう考えても、アルフレッドを意識した結果のような感じで、無理がある設定だ。
執事兼侍従の職務なら、グレンの言い分も理解できるが、専任の護衛騎士に、同じ事を求める方が、どうかしている。
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