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1. 砂漠の女王①
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砂漠の女王は、暑さに強い。
雨が降らなくても、日差しが強くても、木がなかなか生えていなくても、それが普通だと思っている。
砂漠の女王は砂漠の中の小さな砂のお城に住んでいる。
使用人が2人いて、砂漠の女王の話をいつも聞いてあげている。
「雨が降らないのは?私のせい?そんなわけないわよね?日差しが強いのは?私のせい?そんなわけないわよね?木がどこにも生えていないのは?私のせい?そんなわけないわよね?」
『砂漠の女王様、その通りでございます』
砂漠の女王は、砂漠を見守るだけ。
使用人は、砂漠の女王様を見守るだけ。
それが変わることはない。
変わることはないはずだった。
雨が降らなくても、日差しが強くても、木がなかなか生えていなくても、それが普通だと思っている。
砂漠の女王は砂漠の中の小さな砂のお城に住んでいる。
使用人が2人いて、砂漠の女王の話をいつも聞いてあげている。
「雨が降らないのは?私のせい?そんなわけないわよね?日差しが強いのは?私のせい?そんなわけないわよね?木がどこにも生えていないのは?私のせい?そんなわけないわよね?」
『砂漠の女王様、その通りでございます』
砂漠の女王は、砂漠を見守るだけ。
使用人は、砂漠の女王様を見守るだけ。
それが変わることはない。
変わることはないはずだった。
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