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ちゃぼ茶のショートショート 「ゾンビの生きる道」
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突然あいつらが現れてからもう1週間。
俺も当然あいつらから逃げて、逃げて、逃げ続けていだがついに昨日捕まってしまった。
俺はゾンビになった。
不思議とゾンビになっても意識はあり、人間を見ると襲いたくなる。
また、驚いたことにゾンビ社会にも階級がある。
人間を襲ってゾンビにした人数が多いほど出世して偉くなる。出世して給料が多くもらえるのって?
いやお金はもらえない。
じゃ何のためにかというと、それはゾンビ自体の存在が危ういということだ。
実は今、日本には我々ゾンビだけでなくミイラ、魔女、狼男、吸血鬼…などなど多くのお化けが存在する。
当然、のろまで弱い俺たちゾンビは他のお化けには頭が上がらない。歯向かうなんてもってのほかだ。すぐに殺される。
日本は壊滅したも同然だった。
先日俺はついに最終勧告された。今月までに少なくとも1人を襲えなければ狼男に差し出す生贄の1人にならなければと。
元々人間時代もひ弱な俺は実はまだ1人も襲えていない…。
しかし、困ったことがある。それは人間の数。最近は人間の方が少なくなってきてしまっているのだ。ゾンビたちは血眼になって探している。
そして現在、期限の最終日夜中11時。
天気は悪くないが雲も多く、たまにみえる満月がとても綺麗だ。
「あーあ明日には餌になっているのか…」
俺の人生…いやいやもう人ではないが、2回目の人生(ゾンビ生)も終わり…落ち込んでいる時
暗闇に見えたのは人影!
やっぱり神様は見ていてくれた!興奮しながら、逃げられないようにゆっくり近く。
そして勢いよく噛み付こうとした…が俺はふと
「人間だよな…?」
そう、真っ暗の中勢いだけで襲ってもし他のお化けなら…
危ない危ない即刻餌にされる。もう腐ってしまっている目を細めて見ると…
「よし!」
包帯もない。ほうきも持ってない。毛むくじゃらでもなければマントもしてない。
もう一度神様に感謝してから俺は襲いかかった。
そして今初めて襲えた相手の顔を満月が照らしてくれた時
俺は驚いた
「どのみち餌になるやん…」
襲った人間にはさっきまで無かった大きな耳と体に生えたふさふさな毛が見えたからだ。
俺も当然あいつらから逃げて、逃げて、逃げ続けていだがついに昨日捕まってしまった。
俺はゾンビになった。
不思議とゾンビになっても意識はあり、人間を見ると襲いたくなる。
また、驚いたことにゾンビ社会にも階級がある。
人間を襲ってゾンビにした人数が多いほど出世して偉くなる。出世して給料が多くもらえるのって?
いやお金はもらえない。
じゃ何のためにかというと、それはゾンビ自体の存在が危ういということだ。
実は今、日本には我々ゾンビだけでなくミイラ、魔女、狼男、吸血鬼…などなど多くのお化けが存在する。
当然、のろまで弱い俺たちゾンビは他のお化けには頭が上がらない。歯向かうなんてもってのほかだ。すぐに殺される。
日本は壊滅したも同然だった。
先日俺はついに最終勧告された。今月までに少なくとも1人を襲えなければ狼男に差し出す生贄の1人にならなければと。
元々人間時代もひ弱な俺は実はまだ1人も襲えていない…。
しかし、困ったことがある。それは人間の数。最近は人間の方が少なくなってきてしまっているのだ。ゾンビたちは血眼になって探している。
そして現在、期限の最終日夜中11時。
天気は悪くないが雲も多く、たまにみえる満月がとても綺麗だ。
「あーあ明日には餌になっているのか…」
俺の人生…いやいやもう人ではないが、2回目の人生(ゾンビ生)も終わり…落ち込んでいる時
暗闇に見えたのは人影!
やっぱり神様は見ていてくれた!興奮しながら、逃げられないようにゆっくり近く。
そして勢いよく噛み付こうとした…が俺はふと
「人間だよな…?」
そう、真っ暗の中勢いだけで襲ってもし他のお化けなら…
危ない危ない即刻餌にされる。もう腐ってしまっている目を細めて見ると…
「よし!」
包帯もない。ほうきも持ってない。毛むくじゃらでもなければマントもしてない。
もう一度神様に感謝してから俺は襲いかかった。
そして今初めて襲えた相手の顔を満月が照らしてくれた時
俺は驚いた
「どのみち餌になるやん…」
襲った人間にはさっきまで無かった大きな耳と体に生えたふさふさな毛が見えたからだ。
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