10000累計ポイント突破!ちゃぼ茶のショートショート まとめ 【週に一本目指してます】

ちゃぼ茶

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ちゃぼ茶のショートショート 「合わせ鏡」

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~最近この辺りで神隠しが起きるらしいよ」

「はぁー?別に気にならないよ」

「俺のじいちゃんが小学生の時、同級生が神隠しにあったって」

「今日はマジでダメ…妹の誕生日だからさ」

「またかよ~妹何歳だっけ?」

「3歳、可愛いよ笑」

「あれそんなに離れてたっけ?」

「だってまだ小学校も行ってないんだぜ、そりゃー小さいよ」

「お兄さんたち!ちょっと見てってよ」

ボロボロの服を着たおじいさんが手招きしていた

「なんか面白そうだな見ていこうぜ」

「さとし、おい待てよ。なんか気味が悪いしやめ…」

「いいから周早く行くぞ。すげーアンティークって言うのか?」

「君たち今いくつだい?」

「俺たち今年で…」

「周!この手鏡妹にプレゼントしろよ」

「えーまだおしゃれには早いだろう」

「お兄さん達流石だね!これは外国のいいやつだよ」

やめろ

「え!?」

「どうしたんだよ周、おじいさんこれって何年前くらいのやつ?」

「実は私にもわからないくらい古いんだよ。少なくとも70年は経ってるね。」

「おじいさんは何歳なの??」

「私は…80歳だよ」

「そんなには見えないね…」

「この手鏡なんか変だぞ、奥が見えない…」

やめろ

「だからなんだよ!?」

「はぁ?周どうしたんだよ」

「お兄さん達その鏡見ちゃったね…もう戻れない…」

「はぁ?もう帰ろうさとし…」

「おぅ…なんかこの感じ…」

「やっと思い出したかい?君たち、手鏡を見たのは何回目…?」

「「え……」」


「君たちはまた同じだよ…また最初から…さぁもう

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