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――蝶 butterfly――
普通の容姿をした両親から得意な外見で生まれ、蜘蛛の食人衝動を誘発するフェロモンを放っている。恵まれた容姿を持っていることや蜘蛛に襲われることからそう呼ばれることとなった。
弱いように見えるが、四種類の中では最も数が多いため、自衛団などを組織する者たちもおり、蝶専用の学校施設も存在する。
――蛾 Moth――
蝶のように人を魅了する外見を持ち、蝶と同じで蜘蛛の食人衝動を誘発するフェロモンを放っている。蜘蛛にとって蛾の体は猛毒で食べると死に至らしめる。
致死量には多少の個体差があるが、猛毒なことには変わりがない。蜘蛛以外が食べても無毒。
それ以外は普通の人間と変わらない。自覚のある者とない者がいる。
蝶よりは個体数が少なく、蜘蛛よりもかなり多い。
《蛾の毒について》
蛾の蜘蛛に対する「毒」は、実際のところ蜘蛛が蛾の体液や皮膚や肉などに含まれるタンパク質に過剰反応することでアナフィラキシーショックを起こしていると近年の研究で明らかになっている。
蛾を食べて死んだ蜘蛛の死体を調べても、既存の毒は勿論何らかの死因となるような物質は検出されない。蜘蛛以外にとっては蛾の肉はただの人肉であり、蝶や蜂、一般人が食べても死ぬことはない。
――蜘蛛 Spyder――
蝶を捕らえて食べる者。蛾も食べる。勿論蛾を食べたら死ぬ。蝶や蛾を見ると食人衝動に襲われる。また、性別に関係なく蜂の卵床にされることがある。
それ以外は普通人間と変わらない。自覚はある者とない者がいる。蝶を食べることへの抵抗や考えもそれぞれ。
・蝶はごちそうという位置づけであり、食べなくても死ぬことはない。
・本能を抑える抑制剤が存在する。
《余談》
卵を産み付けられた蜘蛛は蜂に自我を保ったまま肉体だけ支配される。例えば、心から嫌だと思っていても蝶を食べることを拒否出来なくなる。
ただし、蜂が「言いなり」にしないという選択をすることも出来る。つまり出産を待たずに解放されることもある。
出産が終わった蜘蛛は、蜂の言いなりから解放される。ただ、体力を消耗しているので、逃げ切れずにそのまま新しい卵を産み付けられることもある。体力を消耗した蜘蛛がまた妊娠・出産に耐え得るかは別ではあるが。
――蜂 Wasp――
蜘蛛に卵を産み付け、卵床にして繁殖する。
卵のため、蜘蛛に蝶を食べさせようとする。
卵を産み付けた蜘蛛を言いなりにすることが出来る。卵を分泌する腺がある以外、普通の人間と変わらない。必ず自覚があり、数もBMSWの中で最も少ない。SNSでよく見かける自称蜂の殆どがフェイクである。
通常の生殖方法ではほとんどが不妊、その為繁殖欲も強いが、必要性を感じていない時は蜘蛛を見るなり襲うようなことはない。
《余談》
蜂だけが直系の子孫を遺すことが出来る。
蜂の体液は、蜘蛛や蝶や蛾の麻酔や媚薬になる。
《子供》
基本的に寄生主である蜂に似るが、食べさせた蝶の特徴も引き継ぐことが多い。
《卵床》
蜘蛛はその性別を問わず、蜂に卵を産み付けられて蜂の子を身籠もる。蜂はその性別を問わず、蜘蛛に卵を産み付けて子孫を作らせる。
卵を産み付ける方法は、キスから性交、自分の血を飲ませるまで様々。粘膜(体内)への接触と蜂の産み付ける意思が鍵となる。卵は蜂の分泌腺から放出され、蜘蛛の身体に送られる。その際蜂は少し快感を覚える。蜘蛛は卵を産み付けられることそれ自体に特に何の感覚も覚えない。
一度に産み付ける卵の数は1~数個。受胎の確率は8割程。産み付けられた卵はほとんどの場合蜘蛛の腹部に着床し、そこで卵は6ヶ月~1年程かけて成長する。
卵を産み付けた場所が腹部に近いほど妊娠期間は短くなる。ごく稀に蜂の産みつけ方や卵の潜り込み方によっては、腹部ではなく背中や脇腹の大きな腫瘍のような宿り方もある。その場合は栄養が行き届き難くて妊娠期間が長くなったり流産したりすることが増える。ちなみに、蜂が自身で産みつけ箇所を指定することは出来ない。
蜘蛛が妊娠したかどうかは蜂にはフェロモンで分かり、蜘蛛自身には吐き気、腹部の膨らみ等の徴候が現れる。通常の妊娠とは異なる為、妊娠検査薬等は効果がない。
多くは腹を食い破ることなく、肛門等から体外に出てくる。女の蜘蛛の場合は膣から出てくることもある。帝王切開も行われる。胎児の多くは羊膜に包まれて体外に出てくる。
普通の容姿をした両親から得意な外見で生まれ、蜘蛛の食人衝動を誘発するフェロモンを放っている。恵まれた容姿を持っていることや蜘蛛に襲われることからそう呼ばれることとなった。
弱いように見えるが、四種類の中では最も数が多いため、自衛団などを組織する者たちもおり、蝶専用の学校施設も存在する。
――蛾 Moth――
蝶のように人を魅了する外見を持ち、蝶と同じで蜘蛛の食人衝動を誘発するフェロモンを放っている。蜘蛛にとって蛾の体は猛毒で食べると死に至らしめる。
致死量には多少の個体差があるが、猛毒なことには変わりがない。蜘蛛以外が食べても無毒。
それ以外は普通の人間と変わらない。自覚のある者とない者がいる。
蝶よりは個体数が少なく、蜘蛛よりもかなり多い。
《蛾の毒について》
蛾の蜘蛛に対する「毒」は、実際のところ蜘蛛が蛾の体液や皮膚や肉などに含まれるタンパク質に過剰反応することでアナフィラキシーショックを起こしていると近年の研究で明らかになっている。
蛾を食べて死んだ蜘蛛の死体を調べても、既存の毒は勿論何らかの死因となるような物質は検出されない。蜘蛛以外にとっては蛾の肉はただの人肉であり、蝶や蜂、一般人が食べても死ぬことはない。
――蜘蛛 Spyder――
蝶を捕らえて食べる者。蛾も食べる。勿論蛾を食べたら死ぬ。蝶や蛾を見ると食人衝動に襲われる。また、性別に関係なく蜂の卵床にされることがある。
それ以外は普通人間と変わらない。自覚はある者とない者がいる。蝶を食べることへの抵抗や考えもそれぞれ。
・蝶はごちそうという位置づけであり、食べなくても死ぬことはない。
・本能を抑える抑制剤が存在する。
《余談》
卵を産み付けられた蜘蛛は蜂に自我を保ったまま肉体だけ支配される。例えば、心から嫌だと思っていても蝶を食べることを拒否出来なくなる。
ただし、蜂が「言いなり」にしないという選択をすることも出来る。つまり出産を待たずに解放されることもある。
出産が終わった蜘蛛は、蜂の言いなりから解放される。ただ、体力を消耗しているので、逃げ切れずにそのまま新しい卵を産み付けられることもある。体力を消耗した蜘蛛がまた妊娠・出産に耐え得るかは別ではあるが。
――蜂 Wasp――
蜘蛛に卵を産み付け、卵床にして繁殖する。
卵のため、蜘蛛に蝶を食べさせようとする。
卵を産み付けた蜘蛛を言いなりにすることが出来る。卵を分泌する腺がある以外、普通の人間と変わらない。必ず自覚があり、数もBMSWの中で最も少ない。SNSでよく見かける自称蜂の殆どがフェイクである。
通常の生殖方法ではほとんどが不妊、その為繁殖欲も強いが、必要性を感じていない時は蜘蛛を見るなり襲うようなことはない。
《余談》
蜂だけが直系の子孫を遺すことが出来る。
蜂の体液は、蜘蛛や蝶や蛾の麻酔や媚薬になる。
《子供》
基本的に寄生主である蜂に似るが、食べさせた蝶の特徴も引き継ぐことが多い。
《卵床》
蜘蛛はその性別を問わず、蜂に卵を産み付けられて蜂の子を身籠もる。蜂はその性別を問わず、蜘蛛に卵を産み付けて子孫を作らせる。
卵を産み付ける方法は、キスから性交、自分の血を飲ませるまで様々。粘膜(体内)への接触と蜂の産み付ける意思が鍵となる。卵は蜂の分泌腺から放出され、蜘蛛の身体に送られる。その際蜂は少し快感を覚える。蜘蛛は卵を産み付けられることそれ自体に特に何の感覚も覚えない。
一度に産み付ける卵の数は1~数個。受胎の確率は8割程。産み付けられた卵はほとんどの場合蜘蛛の腹部に着床し、そこで卵は6ヶ月~1年程かけて成長する。
卵を産み付けた場所が腹部に近いほど妊娠期間は短くなる。ごく稀に蜂の産みつけ方や卵の潜り込み方によっては、腹部ではなく背中や脇腹の大きな腫瘍のような宿り方もある。その場合は栄養が行き届き難くて妊娠期間が長くなったり流産したりすることが増える。ちなみに、蜂が自身で産みつけ箇所を指定することは出来ない。
蜘蛛が妊娠したかどうかは蜂にはフェロモンで分かり、蜘蛛自身には吐き気、腹部の膨らみ等の徴候が現れる。通常の妊娠とは異なる為、妊娠検査薬等は効果がない。
多くは腹を食い破ることなく、肛門等から体外に出てくる。女の蜘蛛の場合は膣から出てくることもある。帝王切開も行われる。胎児の多くは羊膜に包まれて体外に出てくる。
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