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俺と遅刻と僕の受難
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俺は今ラグジュアリーショップに来ている。
……いや、今の性別なら緊張なんかする必要はないはず。
ただ昨日まで男だったから、なんとなく気恥ずかしいというかなんというか……。
待て待て、この店の前で恥ずかしそうにモジモジしてる方が怪しくないか?怪しいよな?
「よし、男に二言はないって言うしちゃっちゃと入ってサッと買おう。」
――――――――――――――――――――――――――
玄関のドアを開けてソファーに倒れ込む。
それくらい疲れた、なんか気疲れした。
勢いで入ったはいいものの、どれをどうすればいいのか全く分からず四苦八苦してしまった。
結局店員さん(もちろん女性)に捕まるし、胸のサイズが分からないって答えたら更衣室に入れられて上半身裸にさせられた上で胸のサイズ測られるし……。いや、感謝はしてる、感謝はしてるよ?それとこの恥ずかしさは別問題と言いますかなんと言いますか……。
時間を見るともう12時だ。あぁ、時間過ぎるの早いよなー。
「……ん?」
もう一度時計を見ると、変わらず12時。
昨日の記憶が思い出される。
『明日、土曜日の昼にいつもの駅前で集合だからな!』
つまり……?
「……遅刻じゃねーか!?ヤベえ、絶対必要になるからって買いすぎたか!?というか恥ずかしさを押し殺すのに必死で時間かけすぎた!?」
ヒデは集合時間に遅れると怒るのだ、俺に対してのみだが。
他のやつには静かに睨みつける程度なんだけど、俺の場合正座させられてガミガミと怒るからな。その労力を他人にも向けろよ、俺だけにすんな、と言いたい。
とりあえずブラとパンツを装着、そしてレディースの服も装着。髪は、暑いからとりあえず適当に縛っとく!ヘアゴム……ないじゃん!?縛れないのかよ、クソ暑いのに。
あー、とりあえず服を着ただけだが準備終わり!
今回は何故か父さんから貰ったお金が余ってるからな、サイフも持っていって。あとスマホだな。
あ、一応ヒデに一言断っておこう。
『ヒデ、すまん!遅れる!』
『いや、それより昼飯はどうするの?』
『なぜ今聞く!?』
『皐月が家で食べるなら、僕もそうするからだけど?遅れたことにならないでしょ?』
確かにそうだな、食べてからなら1時からとかでも集まれるもんな。冷蔵庫をチラッと見て、俺は溜息を吐いて返信した。
『神提案だな、それ!だが残念ながら家に食材はない!』
『威張ってるスタンプ付きで送られても、反応に困るんだけど?じゃあサツキはあとで説教だね。』
『今回はやむを得ない事情があるんだから、許せ!』
『やむを得ない事情とは。』
『見りゃ分かる!』
そう返信してから、スマホをポケットに突っ込んだ。
よし、走るか!
――――――――――――――――――――――――――
「やむを得ない事情……?(ボソッ)」
僕はいつもの奥恋駅前で、待ち人のRINEでの言葉を呟いた。
皐月は待ち合わせに意味なく遅れるやつじゃないから、なにかあるのは分かっていたけど……やむを得ない事情ってなんだろう?
今日はいつもの二人の仲を取り持つための話し合いだから、いつもあの二人が優先順位1位の皐月が遅れるなんて想像もできなかった。
「とりあえず目立つところにでも座っておこうかな。(ボソッ)」
そう小さく呟いて、ネイバーマート奥恋駅前支店に入りイートインスペースで時間を潰すことにした。
……よく考えたらまったく目立つところじゃないけど、別にいいよね。
「……居る場所はRINEしておこう。(ボソッ)」
暫くすると、一人の女の子が息を切らせながら走ってきた。
白銀色をした肩の下までの長さのストレートに、吐息の漏れる唇とほんのりと紅潮している頬。
そんな少女は息を整えると、キョロキョロと辺りを見渡した。誰かを探しているようだ。
そして少女は連絡を取ろうとスマホを取り出し、そこで相手が先に居場所を連絡していたのか、またキョロキョロとしていた。
そして何故かこっちに向かってくる。
「……!?」
ここに待ち人が居るのかと周りを見渡してみると、このイートインスペースには僕しか居なかった。なんで?
いや、それよりあの子の待ち人ここに居ないじゃん、入れ違いになってるんじゃないの?
そうやって若干混乱気味だった僕に、女の子は声をかけた。
「ヒデ、遅れてすまん!」
「………?」
声は鈴が鳴るような綺麗な声だが、口調がどこか男っぽい。というか……ヒデ?遅れて?この子何言ってるの?
僕が固まっていると、女の子は不思議そうな顔でこちらを見たあと、何を理解したのかスマホを取り出した。
僕のスマホに着信が来て、ズボンの中で震えた。
恐る恐るそれを取り出しその画面を見ると、皐月から連絡が来ていた。
『目の前の女の子、俺だからな?』
「………えっ?(ボソッ)」
「おーおー、驚いてる驚いてる。」
「皐月は男で、でも目の前にいる女の子は皐月で、皐月は……。」
僕は頭を抱えた。あのチビなだけのフツメンがこんな美少女に?いや、生物学的にありえるの?でも皐月は男だったわけだし。いや、でも皐月自身が自分で女の子って言っちゃってるし。
そんな風に混乱してる僕の頭に、軽くチョップがお見舞いされた。
「落ち着け、バカヒデ。」
「落ち着けるわけないだろ!?皐月が皐月ちゃんになるとか、誰が想像できるか!?」
「ちゃん付けをやめろと何度も……というか喋れてるって事は、本能的には俺だって認識してんじゃねーか。」
「なんで本人が落ち着いてるの!?普通もっと取り乱すでしょ!?」
「いやー、それよりもアイツ等をくっつける方が優先だろ?」
そうだった……。皐月はこういうやつだった……。さっき自分でそう言ったのに、もう忘れてたよ……。
皐月はあの二人が最優先なんだ、自分の身に何が起きようと、あの二人に心配をかけないようにして、あの二人に幸せになってほしいんだ。
自分の幸せより、あの二人の幸せを求める。
それが遠野皐月という人物なんだ。
僕がそれを再認識して遠い目をしていると、皐月に手を握られた。
「ほら!さっさと行こうぜ!いつものところでいいよな?」
「え、うん。うん?」
「返事は一回でいいっての!」
「あ、はい。」
いつものところというのは、ここから歩いて十分ほどのところにあるカフェのことだ。
校外で話し合いをするときは、いつもそこで寛ぎながら話すんだ。
皐月は無類の甘い物好きで、最近は食べてないけど、数ヶ月前まではそこでケーキとカフェラテを頼んで食べながら話していた。僕は大概ブラックコーヒーなんだけど、最近皐月の目が獲物を狙う目になっていたので怖くて控えている。「あの目はどういう意図だったの?」って聞いても、「そんな目、してたか?」と言ってあしらわれてしまう。その後小声で何か言ってるっぽかったけど、聞こえなかったので気のせいだと思うんだよね。
「今日は金を持ってきたからな!久しぶりにケーキ食うぞー!」
「あ、お金持ってきたんだ。じゃあ僕も久しぶりにコーヒー飲もうかな。」
「よーし、早く行こうぜ!」
スキップしそうなくらい楽しそうにしている皐月を見るに、相当我慢していたのだろう。お小遣いでも減らされたんだろうか?
いや、待て。皐月の両親って元々皐月にお小遣いをそんな渡してなかった気が……。500円くらいだったっけ?
「皐月って前はお小遣い何円だったっけ?」
「んーと、最後に貰った小遣いは300円だったな。」
「300!?い、今は……?」
「え?んー、小遣いは0だな!」
「嘘でしょ!?」
「嘘じゃないって。それよりも、ほら!足止まってるぞ!」
0、0だって?高校生にその仕打ちはあんまりじゃなかろうか?え、それなのに今日は貯金切り崩してまでケーキ食べるの?大丈夫なの?
「なあ……」
皐月のその声で僕は我に返った。あ、僕の足止まってるから声をかけてくれたのかな?だったらお礼を……。
「大丈夫か?」
顔を下げて考え事をしていたからだろうか?
皐月は僕の前に立ち、僕の顔を覗くように上目遣いでこちらを見ていた。なんか後ろに手をやってるし、なにその可愛い行動!?
僕は赤くなっているであろう顔を背け、返事をした。
「だ、大丈夫だよ。ちょっと考え事してただけだから。ほら、早く行こう?今日は僕が奢るよ。」
「えっ!?マジで!やったー!」
「あ、程々で止めてね?本当に止めてよ!?」
「分かってるってー。」
皐月はカフェに着くまでずっとニコニコしていた。どうやら僕が赤くなっていたのには、気付いてないらしい。
「助かった……。(ボソッ)」
「ん?なにか言ったか?」
「いや、なんでもないよ。」
「あっそ。」
……いや、今の性別なら緊張なんかする必要はないはず。
ただ昨日まで男だったから、なんとなく気恥ずかしいというかなんというか……。
待て待て、この店の前で恥ずかしそうにモジモジしてる方が怪しくないか?怪しいよな?
「よし、男に二言はないって言うしちゃっちゃと入ってサッと買おう。」
――――――――――――――――――――――――――
玄関のドアを開けてソファーに倒れ込む。
それくらい疲れた、なんか気疲れした。
勢いで入ったはいいものの、どれをどうすればいいのか全く分からず四苦八苦してしまった。
結局店員さん(もちろん女性)に捕まるし、胸のサイズが分からないって答えたら更衣室に入れられて上半身裸にさせられた上で胸のサイズ測られるし……。いや、感謝はしてる、感謝はしてるよ?それとこの恥ずかしさは別問題と言いますかなんと言いますか……。
時間を見るともう12時だ。あぁ、時間過ぎるの早いよなー。
「……ん?」
もう一度時計を見ると、変わらず12時。
昨日の記憶が思い出される。
『明日、土曜日の昼にいつもの駅前で集合だからな!』
つまり……?
「……遅刻じゃねーか!?ヤベえ、絶対必要になるからって買いすぎたか!?というか恥ずかしさを押し殺すのに必死で時間かけすぎた!?」
ヒデは集合時間に遅れると怒るのだ、俺に対してのみだが。
他のやつには静かに睨みつける程度なんだけど、俺の場合正座させられてガミガミと怒るからな。その労力を他人にも向けろよ、俺だけにすんな、と言いたい。
とりあえずブラとパンツを装着、そしてレディースの服も装着。髪は、暑いからとりあえず適当に縛っとく!ヘアゴム……ないじゃん!?縛れないのかよ、クソ暑いのに。
あー、とりあえず服を着ただけだが準備終わり!
今回は何故か父さんから貰ったお金が余ってるからな、サイフも持っていって。あとスマホだな。
あ、一応ヒデに一言断っておこう。
『ヒデ、すまん!遅れる!』
『いや、それより昼飯はどうするの?』
『なぜ今聞く!?』
『皐月が家で食べるなら、僕もそうするからだけど?遅れたことにならないでしょ?』
確かにそうだな、食べてからなら1時からとかでも集まれるもんな。冷蔵庫をチラッと見て、俺は溜息を吐いて返信した。
『神提案だな、それ!だが残念ながら家に食材はない!』
『威張ってるスタンプ付きで送られても、反応に困るんだけど?じゃあサツキはあとで説教だね。』
『今回はやむを得ない事情があるんだから、許せ!』
『やむを得ない事情とは。』
『見りゃ分かる!』
そう返信してから、スマホをポケットに突っ込んだ。
よし、走るか!
――――――――――――――――――――――――――
「やむを得ない事情……?(ボソッ)」
僕はいつもの奥恋駅前で、待ち人のRINEでの言葉を呟いた。
皐月は待ち合わせに意味なく遅れるやつじゃないから、なにかあるのは分かっていたけど……やむを得ない事情ってなんだろう?
今日はいつもの二人の仲を取り持つための話し合いだから、いつもあの二人が優先順位1位の皐月が遅れるなんて想像もできなかった。
「とりあえず目立つところにでも座っておこうかな。(ボソッ)」
そう小さく呟いて、ネイバーマート奥恋駅前支店に入りイートインスペースで時間を潰すことにした。
……よく考えたらまったく目立つところじゃないけど、別にいいよね。
「……居る場所はRINEしておこう。(ボソッ)」
暫くすると、一人の女の子が息を切らせながら走ってきた。
白銀色をした肩の下までの長さのストレートに、吐息の漏れる唇とほんのりと紅潮している頬。
そんな少女は息を整えると、キョロキョロと辺りを見渡した。誰かを探しているようだ。
そして少女は連絡を取ろうとスマホを取り出し、そこで相手が先に居場所を連絡していたのか、またキョロキョロとしていた。
そして何故かこっちに向かってくる。
「……!?」
ここに待ち人が居るのかと周りを見渡してみると、このイートインスペースには僕しか居なかった。なんで?
いや、それよりあの子の待ち人ここに居ないじゃん、入れ違いになってるんじゃないの?
そうやって若干混乱気味だった僕に、女の子は声をかけた。
「ヒデ、遅れてすまん!」
「………?」
声は鈴が鳴るような綺麗な声だが、口調がどこか男っぽい。というか……ヒデ?遅れて?この子何言ってるの?
僕が固まっていると、女の子は不思議そうな顔でこちらを見たあと、何を理解したのかスマホを取り出した。
僕のスマホに着信が来て、ズボンの中で震えた。
恐る恐るそれを取り出しその画面を見ると、皐月から連絡が来ていた。
『目の前の女の子、俺だからな?』
「………えっ?(ボソッ)」
「おーおー、驚いてる驚いてる。」
「皐月は男で、でも目の前にいる女の子は皐月で、皐月は……。」
僕は頭を抱えた。あのチビなだけのフツメンがこんな美少女に?いや、生物学的にありえるの?でも皐月は男だったわけだし。いや、でも皐月自身が自分で女の子って言っちゃってるし。
そんな風に混乱してる僕の頭に、軽くチョップがお見舞いされた。
「落ち着け、バカヒデ。」
「落ち着けるわけないだろ!?皐月が皐月ちゃんになるとか、誰が想像できるか!?」
「ちゃん付けをやめろと何度も……というか喋れてるって事は、本能的には俺だって認識してんじゃねーか。」
「なんで本人が落ち着いてるの!?普通もっと取り乱すでしょ!?」
「いやー、それよりもアイツ等をくっつける方が優先だろ?」
そうだった……。皐月はこういうやつだった……。さっき自分でそう言ったのに、もう忘れてたよ……。
皐月はあの二人が最優先なんだ、自分の身に何が起きようと、あの二人に心配をかけないようにして、あの二人に幸せになってほしいんだ。
自分の幸せより、あの二人の幸せを求める。
それが遠野皐月という人物なんだ。
僕がそれを再認識して遠い目をしていると、皐月に手を握られた。
「ほら!さっさと行こうぜ!いつものところでいいよな?」
「え、うん。うん?」
「返事は一回でいいっての!」
「あ、はい。」
いつものところというのは、ここから歩いて十分ほどのところにあるカフェのことだ。
校外で話し合いをするときは、いつもそこで寛ぎながら話すんだ。
皐月は無類の甘い物好きで、最近は食べてないけど、数ヶ月前まではそこでケーキとカフェラテを頼んで食べながら話していた。僕は大概ブラックコーヒーなんだけど、最近皐月の目が獲物を狙う目になっていたので怖くて控えている。「あの目はどういう意図だったの?」って聞いても、「そんな目、してたか?」と言ってあしらわれてしまう。その後小声で何か言ってるっぽかったけど、聞こえなかったので気のせいだと思うんだよね。
「今日は金を持ってきたからな!久しぶりにケーキ食うぞー!」
「あ、お金持ってきたんだ。じゃあ僕も久しぶりにコーヒー飲もうかな。」
「よーし、早く行こうぜ!」
スキップしそうなくらい楽しそうにしている皐月を見るに、相当我慢していたのだろう。お小遣いでも減らされたんだろうか?
いや、待て。皐月の両親って元々皐月にお小遣いをそんな渡してなかった気が……。500円くらいだったっけ?
「皐月って前はお小遣い何円だったっけ?」
「んーと、最後に貰った小遣いは300円だったな。」
「300!?い、今は……?」
「え?んー、小遣いは0だな!」
「嘘でしょ!?」
「嘘じゃないって。それよりも、ほら!足止まってるぞ!」
0、0だって?高校生にその仕打ちはあんまりじゃなかろうか?え、それなのに今日は貯金切り崩してまでケーキ食べるの?大丈夫なの?
「なあ……」
皐月のその声で僕は我に返った。あ、僕の足止まってるから声をかけてくれたのかな?だったらお礼を……。
「大丈夫か?」
顔を下げて考え事をしていたからだろうか?
皐月は僕の前に立ち、僕の顔を覗くように上目遣いでこちらを見ていた。なんか後ろに手をやってるし、なにその可愛い行動!?
僕は赤くなっているであろう顔を背け、返事をした。
「だ、大丈夫だよ。ちょっと考え事してただけだから。ほら、早く行こう?今日は僕が奢るよ。」
「えっ!?マジで!やったー!」
「あ、程々で止めてね?本当に止めてよ!?」
「分かってるってー。」
皐月はカフェに着くまでずっとニコニコしていた。どうやら僕が赤くなっていたのには、気付いてないらしい。
「助かった……。(ボソッ)」
「ん?なにか言ったか?」
「いや、なんでもないよ。」
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