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レベル99 淫神カナミ 非処女 催淫の鎧 堕落のヒール 鈍く光るイヤリング 奴隷の烙印 ステ:精液中毒 状態異常:淫欲の赤髪 金0JEM
交錯する魔王城編②「生き様と死に様」
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「どうやら、これが王の間へと続く扉のようね。さすが、最後の関門だけあって重厚なつくりをしているじゃない」
通常であれば、王の間の扉は専用の鍵を見つけてこないと開けられない段取りになっている。
しかもその鍵の場所が、城の地下に広がる迷宮の先のそのまた奥の牢の一室。
まさにラストダンジョンならではの心折設計であるが、淫神と言うチート能力を得ているカナミの鍵の開け方はこうだ。
「淫欲の炎よ! 扉もろとも焼き尽くせ!!」
詠唱と共に生成された炎の刃が扉の中心に突き刺さり、激しく爆発。
ドォン! ゴガッ! ガラガラガラ……!
もうもうと立ち上る黒煙と、舞い上がる瘴気。
それらが落ち着きを見せた頃、目の前にはものの見事にだだっ広い空間が広がっていた。
「きゃははっ♪ あっけないわねー。これで警備のつもり? じゃ、遠慮なく入らせてもらうわよ」
土足で……と言う表現も少しおかしいかもしれないが、あるべき工程をすっ飛ばし容赦なく扉をぶっ壊してズカズカと侵入するカナミの姿は、見方によってはとんだ悪者に映る。
いくらそれが必要悪であったとしても、だ。
(でも、相手はこの世界の諸悪の根源である魔王。迷うことなんてないんだ。今は、カナミの行動こそが正義……)
胸を張る彼女と隣り合って歩く妄想をしている俺もまた、正義の一員なのだ――。
◇◆◇
パチパチパチ……。
果てしなく長い回廊をどれくらい進んだときだろうか。
静けさ漂う間内に、集中していないと聴こえないくらいの小さな柏手の音が響いてくる。
「……?」
目を凝らすと、玉座に収まる何者かの姿が見えた。
闇に溶け込むような黒のローブと黒のフードをかぶり、血で染まったような真っ赤で分厚い辞典と魔力溢れる漆黒の杖を持った、どこか見覚えのある容姿……。
「おめでとうございます。よくここまでたどり着けましたね。私のことを覚えていますか?」
そうだ、こいつは――。
「パペック……?」
「覚えて頂いていたとは光栄です」
パペックは玉座からスッと立ち上がり、優雅に西洋のお辞儀……ボウ・アンド・スクレープをして見せた。
「どうしてアンタがここに」
「どうして? それはですね。このトリニティ・ワールド・オンラインは、もともと私が作り出した世界だからですよ」
「なんですって!?」
「MMORPGは一般的に、仮想のキャラクターを現実の自分が操作し、あたかも自らが冒険をしているような気分に浸るもの。筋書、筋道、攻略もいわばセオリー通りに進んでいくのが定説です」
「……」
「しかし、ある時私はそんな日々に飽き飽きしていました。そこで考えついたものが、マヨイビトと言う設定……」
無作為に選ばれたユーザーをオンラインゲームの中に招待し、実際に冒険をしてもらうものだ、とパペックは続けた。
「私の思惑は大成功! 皆、筋書のない、素晴らしい生き様を見せてくれました」
あるものは、魔物と討ち死にして死亡。
あるものは、娼婦として性の悦びに目覚め、一生を日の当たらない場所で暮らす決意をし。
あるものは、宗教にハマり身も心も滅ぼし。
あるものは、地下牢で性奴隷として死ぬまで飼われ。
またあるものは、疫病神の一部として取り込まれる――。
そんな、ドラマのような生き様を。
「生き様って、ふざけてるの!?」
「そしてカナミ、あなたはずいぶんと変わったようですね。初めて会ったときの頼りない顔とはまるで正反対。よほど、多くの経験を積んできたのでしょう」
「気安く言わないで! あたしが今までどんな気持ちで――」
「まぁまぁ落ち着いて下さい。ときに、ザザリアーク教会で複数の男からいっぺんにすべての穴を犯されて、どうでしたか?」
「ッ!? い、いきなり何を……」
「森の奥深くで、ゾンビのような病弱な男たちからボロ雑巾のようにマワされて、いかがでしたか?」
「や、やめて!」
「孕神の触手によって、身体の隅から隅まで余すことなく開拓されて、どんな気分でしたか?」
「ど、どうしてそんなことまで――」
「知っているのかって? くくくっ。それは、あなたの行動をずっと見ていたからですよ。そのイヤリングを通してね」
「……っっ!」
カナミの耳で鈍く光るイヤリング。
これをくれたのって、たしか……。
「マチルダを覚えていますか?」
「あのメデオラの洋裁店で働いていた……」
「彼女もまた、マヨイビトのひとり。そして、私の忠実な奴隷なのですよ」
「そ、そんな!」
「トリニティ・ワールド・オンラインの世界に取り込まれ、自暴自棄になるマヨイビトも少なくありません。しかし、あなたは最初の処女喪失イベントをクリアし、監視イヤリングを得る資格を得たのです」
「つまり、ぜんぶアンタが仕組んだ――」
「いかにも。その後に出会った、ベルーガ、リボーン、カインとのやり取りも、私にとってはとても興味深い研究材料となりました。ありがとうございます」
「お礼を言われる筋合いなんてないわ! それに研究って……ヒトのことを何だと思ってるのよ、このクソヤロウ!!」
「おお、怖っ。眉間にしわを寄せては、せっかくの可愛い顔も台無しですよ」
「うるさいうるさいうるさい! 殺す、諸悪の根源である魔王パペック! お前を殺す!」
カナミの形相が変わり、背にまとうようにして淫欲の炎が燃え上がる。
「穏やかじゃないですね。とは言え、レベルがカンストしているあなたとまともにやり合うとなると、さすがにこちらも無傷とはいきません」
「安心して。苦しまないよう、一瞬でカタをつけてあげるから」
「そうだ。ひとつ交渉をしましょう」
「交渉……?」
「カナミ。あなたの目的は、元の世界に帰ることでしたよね」
「え、ええ」
「ここから左手に、扉があるのが見えますか? あそこは私の書斎となっています」
「で?」
「書斎の宝箱には、空間転移魔法の巻物が入っています。それを差し上げますよ」
「空間転移魔法!? たしかにそれは、あたしがずっと探し求めていたもの……」
「自らの手を煩わせることなく、目的を達成できる。どうです? 悪い話じゃないでしょう?」
「そうね。悪い話じゃないわね。分かったわ」
「ご納得いただき、感謝します。では……」
「アンタ、何か勘違いしてない? どうせならアンタを殺して、ついでに魔法も貰ってあげるって意味よ!!」
薙ぎ払ったカナミの手とうから放たれた火の玉は、まるで意思を持っているかのようにパペックへと向かっていく。
「はっ!」
しかし、三分の二ほど飛んだところでパペックは漆黒の杖を振り、火球を両断する形でいとも簡単に消滅させてしまった。
「くくくっ。交渉決裂ですか」
「そのようね」
「ではしかたない。私も、少し本気を出させてもらうとしますか」
「本気? マトモにやってあたしに敵うと思ってるわけ?」
「身体的能力では、たしかにあなたには太刀打ちできないかもしれません。ですが、精神面ではどうでしょう?」
「なにをごちゃごちゃと――ハッ!?」
フードの下で口角を上げ、パペックは懐から手のひらサイズの何かを取り出した。
「それ、あたしのスマホ!! どうしてアンタが……!」
「これもマチルダの仕業です。着替えに夢中で、貴重品がなくなっていることにその場で気付かなかったあなたにも問題がありますが」
「か、返しなさいよ!」
「返せと言われて、返すバカがいるとでも? 興味本位で中身を拝見させて頂きましたが、どうやら仲の良い男性との思い出がたくさん詰まっているようですねぇ」
「な、中を見たの!? 最低っ!!」
「特に、今もモニター越しに見ている、タクヤと言う男性との記録が多い。ねぇ、そうでしょうタクヤくん?」
『ッッ!?』
カナミの方を向いていたパペックの顔が、突如俺へと向けられる。
目線そのものはフードで隠れて窺えないが、言葉にできない恐怖が俺を凍り付かせる。
「タクヤくん。あなたは彼女のことが好きなんですか?」
『えっ?』
このとき、カナミと俺はまったくの同じ表情をして驚き、同じようにゴクリと喉を鳴らした。
『す、好きだよ。今まで照れくさくて言えなかったけどさ』
「タクヤ。本当……?」
『ああ』
「嬉しい。あたし、その言葉ずっと待ってたんだよ?」
『ごめん』
「ううん。あたしの方こそ。本当はあたしの方から言えればよかったんだけどさ……」
性格や容姿が変わっても、このときだけは当時のカナミを彷彿とさせる健気で優しい笑みを見せる彼女に、俺は心から安堵した――のも束の間。
「お楽しみのところ恐縮ですが……」
「ちょっと。邪魔しないでよ!」
「そういうわけにもいきません。一見相思相愛とも思える、あなたとタクヤくんとの間に認識のズレが生じていますからね。しっかりと指摘はしておかないと」
「ズレ? なにワケの分からないことを」
「タクヤくんの言う好きとはカナミ、あなたが他人から犯されているのを見ることが好き、なのですよ」
『っっ!』
「これを見て頂けますか」
赤い辞典が中央から開かれれば、間内には目も眩むような発光が起こる。
「きゃっ!? な、なにっ……」
「もう大丈夫ですよ。ほら、目を開けて自分の頭上をご覧なさい」
「ッ! こ、これは……」
通常であれば、王の間の扉は専用の鍵を見つけてこないと開けられない段取りになっている。
しかもその鍵の場所が、城の地下に広がる迷宮の先のそのまた奥の牢の一室。
まさにラストダンジョンならではの心折設計であるが、淫神と言うチート能力を得ているカナミの鍵の開け方はこうだ。
「淫欲の炎よ! 扉もろとも焼き尽くせ!!」
詠唱と共に生成された炎の刃が扉の中心に突き刺さり、激しく爆発。
ドォン! ゴガッ! ガラガラガラ……!
もうもうと立ち上る黒煙と、舞い上がる瘴気。
それらが落ち着きを見せた頃、目の前にはものの見事にだだっ広い空間が広がっていた。
「きゃははっ♪ あっけないわねー。これで警備のつもり? じゃ、遠慮なく入らせてもらうわよ」
土足で……と言う表現も少しおかしいかもしれないが、あるべき工程をすっ飛ばし容赦なく扉をぶっ壊してズカズカと侵入するカナミの姿は、見方によってはとんだ悪者に映る。
いくらそれが必要悪であったとしても、だ。
(でも、相手はこの世界の諸悪の根源である魔王。迷うことなんてないんだ。今は、カナミの行動こそが正義……)
胸を張る彼女と隣り合って歩く妄想をしている俺もまた、正義の一員なのだ――。
◇◆◇
パチパチパチ……。
果てしなく長い回廊をどれくらい進んだときだろうか。
静けさ漂う間内に、集中していないと聴こえないくらいの小さな柏手の音が響いてくる。
「……?」
目を凝らすと、玉座に収まる何者かの姿が見えた。
闇に溶け込むような黒のローブと黒のフードをかぶり、血で染まったような真っ赤で分厚い辞典と魔力溢れる漆黒の杖を持った、どこか見覚えのある容姿……。
「おめでとうございます。よくここまでたどり着けましたね。私のことを覚えていますか?」
そうだ、こいつは――。
「パペック……?」
「覚えて頂いていたとは光栄です」
パペックは玉座からスッと立ち上がり、優雅に西洋のお辞儀……ボウ・アンド・スクレープをして見せた。
「どうしてアンタがここに」
「どうして? それはですね。このトリニティ・ワールド・オンラインは、もともと私が作り出した世界だからですよ」
「なんですって!?」
「MMORPGは一般的に、仮想のキャラクターを現実の自分が操作し、あたかも自らが冒険をしているような気分に浸るもの。筋書、筋道、攻略もいわばセオリー通りに進んでいくのが定説です」
「……」
「しかし、ある時私はそんな日々に飽き飽きしていました。そこで考えついたものが、マヨイビトと言う設定……」
無作為に選ばれたユーザーをオンラインゲームの中に招待し、実際に冒険をしてもらうものだ、とパペックは続けた。
「私の思惑は大成功! 皆、筋書のない、素晴らしい生き様を見せてくれました」
あるものは、魔物と討ち死にして死亡。
あるものは、娼婦として性の悦びに目覚め、一生を日の当たらない場所で暮らす決意をし。
あるものは、宗教にハマり身も心も滅ぼし。
あるものは、地下牢で性奴隷として死ぬまで飼われ。
またあるものは、疫病神の一部として取り込まれる――。
そんな、ドラマのような生き様を。
「生き様って、ふざけてるの!?」
「そしてカナミ、あなたはずいぶんと変わったようですね。初めて会ったときの頼りない顔とはまるで正反対。よほど、多くの経験を積んできたのでしょう」
「気安く言わないで! あたしが今までどんな気持ちで――」
「まぁまぁ落ち着いて下さい。ときに、ザザリアーク教会で複数の男からいっぺんにすべての穴を犯されて、どうでしたか?」
「ッ!? い、いきなり何を……」
「森の奥深くで、ゾンビのような病弱な男たちからボロ雑巾のようにマワされて、いかがでしたか?」
「や、やめて!」
「孕神の触手によって、身体の隅から隅まで余すことなく開拓されて、どんな気分でしたか?」
「ど、どうしてそんなことまで――」
「知っているのかって? くくくっ。それは、あなたの行動をずっと見ていたからですよ。そのイヤリングを通してね」
「……っっ!」
カナミの耳で鈍く光るイヤリング。
これをくれたのって、たしか……。
「マチルダを覚えていますか?」
「あのメデオラの洋裁店で働いていた……」
「彼女もまた、マヨイビトのひとり。そして、私の忠実な奴隷なのですよ」
「そ、そんな!」
「トリニティ・ワールド・オンラインの世界に取り込まれ、自暴自棄になるマヨイビトも少なくありません。しかし、あなたは最初の処女喪失イベントをクリアし、監視イヤリングを得る資格を得たのです」
「つまり、ぜんぶアンタが仕組んだ――」
「いかにも。その後に出会った、ベルーガ、リボーン、カインとのやり取りも、私にとってはとても興味深い研究材料となりました。ありがとうございます」
「お礼を言われる筋合いなんてないわ! それに研究って……ヒトのことを何だと思ってるのよ、このクソヤロウ!!」
「おお、怖っ。眉間にしわを寄せては、せっかくの可愛い顔も台無しですよ」
「うるさいうるさいうるさい! 殺す、諸悪の根源である魔王パペック! お前を殺す!」
カナミの形相が変わり、背にまとうようにして淫欲の炎が燃え上がる。
「穏やかじゃないですね。とは言え、レベルがカンストしているあなたとまともにやり合うとなると、さすがにこちらも無傷とはいきません」
「安心して。苦しまないよう、一瞬でカタをつけてあげるから」
「そうだ。ひとつ交渉をしましょう」
「交渉……?」
「カナミ。あなたの目的は、元の世界に帰ることでしたよね」
「え、ええ」
「ここから左手に、扉があるのが見えますか? あそこは私の書斎となっています」
「で?」
「書斎の宝箱には、空間転移魔法の巻物が入っています。それを差し上げますよ」
「空間転移魔法!? たしかにそれは、あたしがずっと探し求めていたもの……」
「自らの手を煩わせることなく、目的を達成できる。どうです? 悪い話じゃないでしょう?」
「そうね。悪い話じゃないわね。分かったわ」
「ご納得いただき、感謝します。では……」
「アンタ、何か勘違いしてない? どうせならアンタを殺して、ついでに魔法も貰ってあげるって意味よ!!」
薙ぎ払ったカナミの手とうから放たれた火の玉は、まるで意思を持っているかのようにパペックへと向かっていく。
「はっ!」
しかし、三分の二ほど飛んだところでパペックは漆黒の杖を振り、火球を両断する形でいとも簡単に消滅させてしまった。
「くくくっ。交渉決裂ですか」
「そのようね」
「ではしかたない。私も、少し本気を出させてもらうとしますか」
「本気? マトモにやってあたしに敵うと思ってるわけ?」
「身体的能力では、たしかにあなたには太刀打ちできないかもしれません。ですが、精神面ではどうでしょう?」
「なにをごちゃごちゃと――ハッ!?」
フードの下で口角を上げ、パペックは懐から手のひらサイズの何かを取り出した。
「それ、あたしのスマホ!! どうしてアンタが……!」
「これもマチルダの仕業です。着替えに夢中で、貴重品がなくなっていることにその場で気付かなかったあなたにも問題がありますが」
「か、返しなさいよ!」
「返せと言われて、返すバカがいるとでも? 興味本位で中身を拝見させて頂きましたが、どうやら仲の良い男性との思い出がたくさん詰まっているようですねぇ」
「な、中を見たの!? 最低っ!!」
「特に、今もモニター越しに見ている、タクヤと言う男性との記録が多い。ねぇ、そうでしょうタクヤくん?」
『ッッ!?』
カナミの方を向いていたパペックの顔が、突如俺へと向けられる。
目線そのものはフードで隠れて窺えないが、言葉にできない恐怖が俺を凍り付かせる。
「タクヤくん。あなたは彼女のことが好きなんですか?」
『えっ?』
このとき、カナミと俺はまったくの同じ表情をして驚き、同じようにゴクリと喉を鳴らした。
『す、好きだよ。今まで照れくさくて言えなかったけどさ』
「タクヤ。本当……?」
『ああ』
「嬉しい。あたし、その言葉ずっと待ってたんだよ?」
『ごめん』
「ううん。あたしの方こそ。本当はあたしの方から言えればよかったんだけどさ……」
性格や容姿が変わっても、このときだけは当時のカナミを彷彿とさせる健気で優しい笑みを見せる彼女に、俺は心から安堵した――のも束の間。
「お楽しみのところ恐縮ですが……」
「ちょっと。邪魔しないでよ!」
「そういうわけにもいきません。一見相思相愛とも思える、あなたとタクヤくんとの間に認識のズレが生じていますからね。しっかりと指摘はしておかないと」
「ズレ? なにワケの分からないことを」
「タクヤくんの言う好きとはカナミ、あなたが他人から犯されているのを見ることが好き、なのですよ」
『っっ!』
「これを見て頂けますか」
赤い辞典が中央から開かれれば、間内には目も眩むような発光が起こる。
「きゃっ!? な、なにっ……」
「もう大丈夫ですよ。ほら、目を開けて自分の頭上をご覧なさい」
「ッ! こ、これは……」
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