41 / 183
銀世界
しおりを挟む
先程の興奮が冷めやらぬまま、俺たちはそのままのテンションで96層を進むことにした。
いやぁこの子たちのテンションが高くてかわいくて......俺は幸せでございます。
めっちゃ周りに氷や炎を浮かべてキラッキラさせながら進んでいるのを見て、俺はだらしない顔になっている自信がある。
この階層からはオーソドックスな洞窟タイプ。
迷路みたいにはなっていない。分かれ道があっても宝箱がその先にある程度。RPGで洞窟攻略してる気分になっている。
比較的楽だけど、出てくるモンスターが無駄にデカい。
まぁそんなモンスターでも即撃ち殺すウチの子なんですが。
きっとこの即殺されてるモンスターでも、人里に現れてしまったら阿鼻叫喚の地獄絵図になるくらいの強さなんだろう。きっと多分。
そしてこの階層の宝箱からは、全く使えない装備品類ではなくポーション類が出てくるようになった。まぁ俺には効かないんだろうけど、最高級品がポコポコ沸いてくる。
でもやっぱこの世界にはエリクサーっぽいのはあるみたいなんだよね。
「人の手で作れるポーションでは最上級」って鑑定さんに書いてあったし。
そんな発見をしつつ、危なげなく先へと進んでいく。
楽しそうなウチの子たちの歩みを止めるものはいないのです。いてはならないのです。
そんなこんなで階段前に着いたけど、このエリアからは階段守りボスがいるんだね。
ガオーてしてるグリフォンらしき動物が氷の塊を浴びて終了。一切の躊躇もなく、あんこが圧殺した。
哀れなグリフォンらしきヤツはドロップ品のしっぽを残して消えてった。
この階層からはめいっぱいエリアを使わせるので時間がかかった......
そろそろいい時間なので今日はこれで終わりにする。
ダンジョンの壁を壊して直進しようとしてみたところ、エリアが作りかわってしまい無駄な時間を過ごしてしまった......ほんと底意地が悪い。
そして夕飯時になった......
俺は今、どうしても自分の欲求が抑えられない......
ここまで頑張ってきたから今日くらい......いいよね?俺ここまでずっと頑張ってきたし、こっち来てから一回も食べてないもん。
一度この症状が出てきてしまったらもう諦めるしかない......ある意味で禁断症状に似ている。
アレは嫌いな人以外は、この欲求には抗えないと思うの。
そう、俺はにんにくがガッツリ効いたジャンクな物を食べたいんです!!
今の気分は、ガッツリにんにくを効かせたこってり味噌ラーメンが食べたいのだ。
豚骨醤油でもいいんだけど、今は味噌ラーメンが食べたい。
あの子たちに臭いって嫌われたくないから、今まで我慢してきたんだけど......もうだめ。食いたい......
ブレスケアの有名なアレと、お口クチュクチュの液体を召喚して戦に挑む準備ができた。
ここまでやって避けられたのなら、今日は諦めて一人寂しい夜を過ごす覚悟である。
カップラーメンタイプのお花の名前の味噌ラーメンにお湯を注ぎ、表示時間一分前に液体スープを入れ、表示時間まで待つ。麺がスープを吸っておいしくなるんだよね。カップラーメンでしかやらないけど。
これは五分のタイプなので四分経ったら投入する。
そしてチューブより生じゃコノヤロウ!という事で、生にんにくをすりおろして待機。ネギチャーシューも召喚しスタンバっておく。
手がにんにくスメルに包まれているが名誉の負傷だ。
そしてお供には白飯。これで完璧......
ウチの子たちのご飯は既に与えてある。後は孤独に......そして自由になる。
時は満ちた......いざ参らん!
濃厚な味噌ラーメンに、ネギチャーシューの辛味とコクが追加され、そこへにんにくの旨味とスメルが合わさる。
完璧だよね......涙が出ちゃう......
ㅤこれは涙?泣いているのは私?
懐かしい、美味しい......
麺を食べ終えたら、最後は背徳のラーメンライス。
炭水化物とノーガードの殴り合いじゃ!
食べ終えたら最後に一服。
これだよこれ。こういうのでいいんだよ。
ついにやっちまったぜ......という若干の後悔と溢れる出る満足感。
たまににんにくDAYをやろう。明日からまた頑張ろうと思えるほどに活力が湧いてくる。
とりあえずブレスケアをして......あんことピノちゃんに近づいてみる......そーっと。
ピノちゃんは気にならないみたい......よかった。
ㅤ手のにんにくスメルはわざと消してない。口臭いって言われるより、手が臭いって言われた方がまだギリギリ致命傷で済むから。
さぁ次は、本丸のあんこでございます......
......心臓が痛い。ここが分水嶺だ。
ここでダメだったら、多分明日も触れ合う事はない。
十万負けの最中、お父さんが降臨。
そしてお父さん図柄が揃ってからのレバオン時のドキドキ感に似ている。
名前を呼んで両手を広げて待機......ダメならあの子に急ブレーキがかかる。
そのまま飛び込んで来てくれた......
ぼくはにんにくを食べてもいいんだ!
にんにくの臭いは気にならないそうだ。
ただ、腐った臭いは嫌らしいので、きっと納豆はNGだろう。
外国人に日本人は気が狂ってるとまで言わしめるもんなアレ。
月イチでにんにくガッツリ食べよう。
その日はそこで終了。あぁ、俺はとても幸せだ。
◇◇◇
次の日には臭いが残っていなかったので安心した。自分では気付いていないだけかもしれないけど。
とりあえず臭い消しにと牛乳を飲み、その後歯磨きとブレスケアをしっかりしたので、もう平気だと思い込む。
冒険してる感が全くなかったダンジョン攻略も、多分あと残るは4階層。
だと思う......違ったら心折れるかもしれないけど、終わりが見えてきたと今は思っておく。
本日は2階層くらい進みたいので急ごうか。今日はお嬢様とピノちゃんは俺に装備されてのスタート。
このエリアも最初は楽しかったけど、だいぶ面倒くさいなと感じる......とにかく時間がかかる。
変わらぬ景色に同じ事の繰り返し......そしてわらわらと沸いてくるモンスター共。
肉体的にも精神的にも追い込むねぇ......コレ作ったヤツ性格狂っているぞ。
余計な事をせずに、サクサク正解ルートのみを選んで進む。
このエリアの宝箱は全部ポーションなのか?ポーションしか出ない......
サクサク進んで行けたので、三時間程経った所でそろそろ階段に着く。
まだ試していなかったノーマルな身体能力で戦ってみたいと思い、この階層の階段ボスで試してみようと決意。
危なくなったら魔法に頼るけど。
手を出さないでねとお願いし、階段を守る鬼らしきヤツと向き合う。
素の力でやりあうなら人型の方がやりやすいからこれは僥倖。
無意識に発動していたと思う強化も切り、ヤツと対峙する。顔は怖いが他に恐怖は感じない。
攻めてこないから、とりあえずこっちから仕掛けて殴ってみる。
弾けた。
ごめんなさい。
素の身体能力でも全く問題なかったですね。
......うん。これがわかっただけでもよかったよ。
さぁ次の階層に行こうね。見守ってくれてありがとう。ステータスとかでパワーとか確認出来たらよく確認するんだけどね......
ちゃんと数値で能力値を示して欲しい。
97層はこれでおしまい。今日中に98層を終えれそうなので、予定に支障は無さそうで一安心。
残った鬼の角を回収し、次の階層へ。
進んだ。えぇ、進みましたよ。
でもね......なんだこれ.........
ゴォォォォォォ......ビュォォォォォ......
という状況です......はい。一面の銀世界が広がっております。
なんでここで異常気象なのでしょうか......猛吹雪ですよ。
ピノちゃんはローブの内ポケットに避難。凄い速さで入っていった。
あんこは楽しそうに雪の上を走っている。
コタツでみかんとせんべい、緑茶とドテラを完備で拝みたい光景。
このままボケっとしてても仕方ないので、雪原に一歩踏み出してみたら沈んだ。
このブーツは滑ることはないけど、ふかふかの雪の上は歩けない模様......
よし。一旦避難して考えよう!と後ろを振り向いたら階段がない。
このエリアからは一方通行なんですね。ほんと性格悪いなここの主は!!
どうしようもないのでちっこいカマクラを作成し、お嬢様にカマクラの大きめなサイズを作ってくださいと頼んだ。
人が5人くらい寛げる、想定よりも大きいカマクラが完成したので、速攻で中へと避難し、七輪と炭を喚んで暖を取る事に。
ローブ内は快適だけど、はみ出てる部分がやばい。
こうなってしまったら、もうアラクネさんを呼んで装備を整えなきゃあかん。
その前に体を暖めておかなきゃ.....
とりあえず風呂に入ろう。末端が痛いくてヤバい......
いやぁこの子たちのテンションが高くてかわいくて......俺は幸せでございます。
めっちゃ周りに氷や炎を浮かべてキラッキラさせながら進んでいるのを見て、俺はだらしない顔になっている自信がある。
この階層からはオーソドックスな洞窟タイプ。
迷路みたいにはなっていない。分かれ道があっても宝箱がその先にある程度。RPGで洞窟攻略してる気分になっている。
比較的楽だけど、出てくるモンスターが無駄にデカい。
まぁそんなモンスターでも即撃ち殺すウチの子なんですが。
きっとこの即殺されてるモンスターでも、人里に現れてしまったら阿鼻叫喚の地獄絵図になるくらいの強さなんだろう。きっと多分。
そしてこの階層の宝箱からは、全く使えない装備品類ではなくポーション類が出てくるようになった。まぁ俺には効かないんだろうけど、最高級品がポコポコ沸いてくる。
でもやっぱこの世界にはエリクサーっぽいのはあるみたいなんだよね。
「人の手で作れるポーションでは最上級」って鑑定さんに書いてあったし。
そんな発見をしつつ、危なげなく先へと進んでいく。
楽しそうなウチの子たちの歩みを止めるものはいないのです。いてはならないのです。
そんなこんなで階段前に着いたけど、このエリアからは階段守りボスがいるんだね。
ガオーてしてるグリフォンらしき動物が氷の塊を浴びて終了。一切の躊躇もなく、あんこが圧殺した。
哀れなグリフォンらしきヤツはドロップ品のしっぽを残して消えてった。
この階層からはめいっぱいエリアを使わせるので時間がかかった......
そろそろいい時間なので今日はこれで終わりにする。
ダンジョンの壁を壊して直進しようとしてみたところ、エリアが作りかわってしまい無駄な時間を過ごしてしまった......ほんと底意地が悪い。
そして夕飯時になった......
俺は今、どうしても自分の欲求が抑えられない......
ここまで頑張ってきたから今日くらい......いいよね?俺ここまでずっと頑張ってきたし、こっち来てから一回も食べてないもん。
一度この症状が出てきてしまったらもう諦めるしかない......ある意味で禁断症状に似ている。
アレは嫌いな人以外は、この欲求には抗えないと思うの。
そう、俺はにんにくがガッツリ効いたジャンクな物を食べたいんです!!
今の気分は、ガッツリにんにくを効かせたこってり味噌ラーメンが食べたいのだ。
豚骨醤油でもいいんだけど、今は味噌ラーメンが食べたい。
あの子たちに臭いって嫌われたくないから、今まで我慢してきたんだけど......もうだめ。食いたい......
ブレスケアの有名なアレと、お口クチュクチュの液体を召喚して戦に挑む準備ができた。
ここまでやって避けられたのなら、今日は諦めて一人寂しい夜を過ごす覚悟である。
カップラーメンタイプのお花の名前の味噌ラーメンにお湯を注ぎ、表示時間一分前に液体スープを入れ、表示時間まで待つ。麺がスープを吸っておいしくなるんだよね。カップラーメンでしかやらないけど。
これは五分のタイプなので四分経ったら投入する。
そしてチューブより生じゃコノヤロウ!という事で、生にんにくをすりおろして待機。ネギチャーシューも召喚しスタンバっておく。
手がにんにくスメルに包まれているが名誉の負傷だ。
そしてお供には白飯。これで完璧......
ウチの子たちのご飯は既に与えてある。後は孤独に......そして自由になる。
時は満ちた......いざ参らん!
濃厚な味噌ラーメンに、ネギチャーシューの辛味とコクが追加され、そこへにんにくの旨味とスメルが合わさる。
完璧だよね......涙が出ちゃう......
ㅤこれは涙?泣いているのは私?
懐かしい、美味しい......
麺を食べ終えたら、最後は背徳のラーメンライス。
炭水化物とノーガードの殴り合いじゃ!
食べ終えたら最後に一服。
これだよこれ。こういうのでいいんだよ。
ついにやっちまったぜ......という若干の後悔と溢れる出る満足感。
たまににんにくDAYをやろう。明日からまた頑張ろうと思えるほどに活力が湧いてくる。
とりあえずブレスケアをして......あんことピノちゃんに近づいてみる......そーっと。
ピノちゃんは気にならないみたい......よかった。
ㅤ手のにんにくスメルはわざと消してない。口臭いって言われるより、手が臭いって言われた方がまだギリギリ致命傷で済むから。
さぁ次は、本丸のあんこでございます......
......心臓が痛い。ここが分水嶺だ。
ここでダメだったら、多分明日も触れ合う事はない。
十万負けの最中、お父さんが降臨。
そしてお父さん図柄が揃ってからのレバオン時のドキドキ感に似ている。
名前を呼んで両手を広げて待機......ダメならあの子に急ブレーキがかかる。
そのまま飛び込んで来てくれた......
ぼくはにんにくを食べてもいいんだ!
にんにくの臭いは気にならないそうだ。
ただ、腐った臭いは嫌らしいので、きっと納豆はNGだろう。
外国人に日本人は気が狂ってるとまで言わしめるもんなアレ。
月イチでにんにくガッツリ食べよう。
その日はそこで終了。あぁ、俺はとても幸せだ。
◇◇◇
次の日には臭いが残っていなかったので安心した。自分では気付いていないだけかもしれないけど。
とりあえず臭い消しにと牛乳を飲み、その後歯磨きとブレスケアをしっかりしたので、もう平気だと思い込む。
冒険してる感が全くなかったダンジョン攻略も、多分あと残るは4階層。
だと思う......違ったら心折れるかもしれないけど、終わりが見えてきたと今は思っておく。
本日は2階層くらい進みたいので急ごうか。今日はお嬢様とピノちゃんは俺に装備されてのスタート。
このエリアも最初は楽しかったけど、だいぶ面倒くさいなと感じる......とにかく時間がかかる。
変わらぬ景色に同じ事の繰り返し......そしてわらわらと沸いてくるモンスター共。
肉体的にも精神的にも追い込むねぇ......コレ作ったヤツ性格狂っているぞ。
余計な事をせずに、サクサク正解ルートのみを選んで進む。
このエリアの宝箱は全部ポーションなのか?ポーションしか出ない......
サクサク進んで行けたので、三時間程経った所でそろそろ階段に着く。
まだ試していなかったノーマルな身体能力で戦ってみたいと思い、この階層の階段ボスで試してみようと決意。
危なくなったら魔法に頼るけど。
手を出さないでねとお願いし、階段を守る鬼らしきヤツと向き合う。
素の力でやりあうなら人型の方がやりやすいからこれは僥倖。
無意識に発動していたと思う強化も切り、ヤツと対峙する。顔は怖いが他に恐怖は感じない。
攻めてこないから、とりあえずこっちから仕掛けて殴ってみる。
弾けた。
ごめんなさい。
素の身体能力でも全く問題なかったですね。
......うん。これがわかっただけでもよかったよ。
さぁ次の階層に行こうね。見守ってくれてありがとう。ステータスとかでパワーとか確認出来たらよく確認するんだけどね......
ちゃんと数値で能力値を示して欲しい。
97層はこれでおしまい。今日中に98層を終えれそうなので、予定に支障は無さそうで一安心。
残った鬼の角を回収し、次の階層へ。
進んだ。えぇ、進みましたよ。
でもね......なんだこれ.........
ゴォォォォォォ......ビュォォォォォ......
という状況です......はい。一面の銀世界が広がっております。
なんでここで異常気象なのでしょうか......猛吹雪ですよ。
ピノちゃんはローブの内ポケットに避難。凄い速さで入っていった。
あんこは楽しそうに雪の上を走っている。
コタツでみかんとせんべい、緑茶とドテラを完備で拝みたい光景。
このままボケっとしてても仕方ないので、雪原に一歩踏み出してみたら沈んだ。
このブーツは滑ることはないけど、ふかふかの雪の上は歩けない模様......
よし。一旦避難して考えよう!と後ろを振り向いたら階段がない。
このエリアからは一方通行なんですね。ほんと性格悪いなここの主は!!
どうしようもないのでちっこいカマクラを作成し、お嬢様にカマクラの大きめなサイズを作ってくださいと頼んだ。
人が5人くらい寛げる、想定よりも大きいカマクラが完成したので、速攻で中へと避難し、七輪と炭を喚んで暖を取る事に。
ローブ内は快適だけど、はみ出てる部分がやばい。
こうなってしまったら、もうアラクネさんを呼んで装備を整えなきゃあかん。
その前に体を暖めておかなきゃ.....
とりあえず風呂に入ろう。末端が痛いくてヤバい......
25
あなたにおすすめの小説
うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。
かの
ファンタジー
孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。
ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!
にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
そう、ノエールは転生者だったのだ。
そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる