異世界転移したけど、果物食い続けてたら無敵になってた

甘党羊

文字の大きさ
50 / 183

オフ1

しおりを挟む
 今日はピノちゃんの初めてのお外という事と、ダンジョンでも頑張ってくれたお嬢様の為に、丸一日遊びに使うことを決めた。


 その事を伝えたところ、速攻であんこが大型犬サイズになり、ピノちゃんを頭に乗せてスタンバっている。

 しっぽはふりふりでお座りしながら。


 めっちゃウキウキでしっぽふりふりしているので、あまりの可愛さに目が幸せだ。
 ピノちゃんもお外に興奮してソワソワしてる珍しい光景。



 ダンジョンで鍛えた俺らの脚力を使えば、来るまでに一日掛かった王都からここまでの距離も一時間くらい。
 なので、王都から程よく離れた場所にある川の近くに行くことに決める。

 大まかな方向だけを伝えて、一緒に走り始める。

 三十分程度で目的の川まで到着した。

 先を走るあんこが、俺に追いつかれる度にスピードアップするのを繰り返していたから当然っちゃ当然だけど、想定よりも早く着いた。

 到着してすぐに、あんことピノちゃんは川の方へ突撃していったので、俺はパラソルを設置して、ローチェアとテーブルを置く。

 そして海パンに着替え、薄手のパーカーを羽織った。川辺で遊ぶ気満々のスタイルにモデルチェンジ。


 俺が準備したり設置してる間に、お嬢様は穴を何個もほりほりしていた。
 なんで俺は即パラソル設置なんて選択をしてしまったんだっっ!!


 見逃した分を後で眺めて補う為に写真をパシャリパシャリ。

 あんこの掘った穴の中でだらけてるピノちゃんも可愛いからパシャリ。

 俺のアルバムが潤っていきます。ありがとうございます......ありがとうございます!!


 俺の準備が終わった事に気付くと、駆け寄ってきて飛びついてくるあんこが可愛い。

 抱っこして思いっきりわしゃわしゃ。そしてわしゃわしゃしながら川に飛び込んだ。



 やっぱりこの子は水が好きみたい。楽しそうに水遊びをしている。
 俺と一緒に水へダイブしたのが楽しかったみたいで、もう1回!とせがんでくる姿に癒される。

 ただ思ったより川が深くてびっくりした。水深を調べてからやるべきだったわ。


 高めに跳躍して飛び込んでも大丈夫そうな深さだったので、俺は調子に乗ってみる。

 あんこを抱っこしたまま高く跳んでから、回転したり捻りを加えながら落下するスタイルに切り替える。


 今やった飛び込みがお気に召したみたいで、今度は1人でやってみたいから上に投げて!とおねだりされてしまった。

 ケガしないかな?大丈夫かな?と、ちょっと心配になりつつも、おねだりされてしまったからにはやらない訳にはいかない。


 さっき跳んだ時と同じくらいの高さへドキドキしながら放る。投げられる前のお嬢様は、それはもう全力でウキウキしてました。


 投げられてテンション高いお嬢様。

 お座りしているような体勢のまま体をクルクル回転させてキレイに着水する。そしてドヤ顔で犬かきをしながら戻ってきた。


 なんて可愛い生き物なのでしょうかこの子は......ブルブルして水を飛ばしてから、もう1回!今度はもっと高く!とねだられるので素直に従った。


 空中での姿勢がいつもお座りの状態だったのは、あの子のこだわりなのかね?
 すげぇ可愛いから全然問題ないんだけど。


 その後三回放り投げたら満足したらしく、俺に抱っこをせがんできた。今日は触れ合いの時間が多くて幸せです。

 優しく抱きしめ、なでなでしながら一度ピノちゃんの元へと戻る。


 穴にフィットしているピノちゃんに、一緒に水辺に来ないか誘いをかけてみるが、この穴のフィット感がかなりイイ感じらしく、まだここにいるとの事。


 それなら仕方ないな。



 ジャストフィットするポジションを見つけてしまったら、動きたくなくなる気持ちは痛いほど理解できるもの。
 出勤前にだらけてる時とか異様にベストポジションが発見できてたなぁ......


 ピノちゃんが穴を満喫しているので、まだ二人だけの時間を過ごせるようだ。
 今度はビーチバレーもどきをやろう。


 糸で地面に線を引き、ちょっとだけ糸でネットを張る。高さは中型犬サイズが隠れるくらいの高さ。


 ビーチボールを召喚し、膨らましたのを軽くポンポンと手の上で跳ねさせてからお嬢様に向けて投げる。


 どうすればいいのか、その動きだけで理解出来た賢いあんこちゃん。


 見事なヘディングで俺にボールをリターン。それをまた軽く打ち返し、ポンポンと玉遊びを続けていく。

 そのまま単純なやりとりが続くと思いきや、フェイントを織り交ぜたりして仕掛けてくる。


 ヘディングと見せかけて、急に体を捻りしっぽでスパイクを繰り出してきたり、見事な肉球ジャブで打ち返したりと多彩な攻撃をしてくる。

 ビーチボールなので威力は全然無いが、俺だけに破壊力抜群の攻撃を仕掛けてくるのでポイントを取られてしまう。
 まぁポイントとかカウントしてないけど。

 悔しい......とは全く思わず、顔を緩めながら遊び続けた。

 結果?惨敗だよ。当たり前じゃん。


 しばらくビーチボール遊びを続けて満足したらしく、今度は普通のボールを要求してきた。次はキャッチボールをご所望ですか。

 という事で、今度は最初の草原以来やっていなかったボール投げをすることに。



 ふふふふふふ。
 あの頃の俺とはひと味もふた味も違う。今はダイ〇ョーブ博士イベントを2回成功させた選手みたいなもんだ。
 きっとNPBやMLBも真っ青な変化球や剛速球を投げてやるぜ!!

 変なことを考えていたけど、お嬢様がワクワクした目でこちらを見つめながら待機していらっしゃるので、これ以上待たせてはいけない。


 ピッチャーシアン......第一球振りかぶって......投げましたッッ。


 レーザービームのように発射された第一球に俺はびっくりしたけど、あんこはそれを確認してから飛び出していった。
 硬球でやったらもっと綺麗な球筋になるだろう。


 あんこは剛速球に見事に追いつき、華麗に空中キャッチを決めるナイスプレー。うーん熱盛っ!!

 どう?すごいでしょ!とドヤりながらボールを俺に渡してきて、第二球が投げられるのを待つお嬢様を撫で回す。

 早く投げて!と叱られたので二投目を放る。

 今度はスライダーを投げてみた。まるでパ〇プロのスライダーのように途中から直角に横変化。驚異の切れ味の金特持ちだな俺。

 ていうか縫い目なんて無くても、球の回転だけで曲げられる異世界クオリティな俺の身体能力。


 初めて見る変化球に面食らっていたが、見事な反応で方向転換をキめ、しっかりキャッチして戻ってきた。

 びっくりだよ。

 何あの動きは......初見で対応されるとは思わなかったし、あんな変化球投げれた俺にもびっくりしている。

 落ちる球を投げたら、ノーバンキャッチ至上主義のお嬢様に悲しい思いさせるのでやらないでおく。


 でもチェンジアップだけは面白そうなので次に投げてみよう。

 そして三投目......見事な腕の振りから繰り出されるチェンジアップ。
 飛び出していったあんこが、ボールが前に無い事に慌てていて凄い可愛い。

 こっちをチラッと見てボールを確認。さすがにもう遅いだろうと思っていたが、本気を出したあんこは凄かったっす。

 弾丸のようにボールまで飛んでいきキャッチした。

 そしてキャッチした勢いそのまま、俺に向かってロケット頭突き。

 直線上にいた俺が悪いな。という事で甘んじて受ける。まぁね......勢いがやばくて吹っ飛んだ。

 そのまま押し倒されて、大型犬サイズに変化したお嬢様にぺろぺろと顔面を舐め回される。ご褒美ありがとうございます!
 犬が顔を、特に口を舐めるのは愛情表現ですよね。無抵抗で受け止めるのは常識ですよ。


 アレはズルい!ダメ!と言われて反省。
 完全な初見殺しだもんねアレ。申し訳ございません。

 謝罪の意味を込めて撫でくりまわし、ピノちゃんの元へ戻っていった。


 ピノちゃんが収まっている穴の方へ戻っていくと、穴から顔をピョコッと出して迎えてくれた。

 もういいのか聞いたら、満足した!と誇らしげに言い放ったマイペースなピノちゃん。


 それはよかったと撫でてあげると、嬉しそうに目を細めて撫でられていた。愛らしさにキュンキュンしたのは言うまでもない。


 俺はお腹がすいてきたのでご飯にするけど、君たちはどうする?と聞いたら、一緒に遊んでくる!と言われたのでぼっち飯確定。



 行ってらっしゃいと見送り、ご飯の準備を始める。寂しい。
 こういったシチュエーションの時、何を食おうかな?と普段の俺なら迷う。しかし今日は既に決めてあるのだ。

 焼きそばが食いたかったんです。ものすごく。

 という訳で、巨大な鉄板と誰もが知っているであろうオリエンタルな水産の焼きそばの麺を大量に召喚。


 鉄板を熱している間に野菜をカット。

 鉄板が温まったらキャベツ、人参、玉ねぎ、豚コマを油で炒め、野菜の上に麺を大量に投入。
 水をかけてから蓋をして、しばらく蒸し焼きにする。

 後は大量の粉と少しの醤油をかけて、全力で混ぜるだけだ。

 大量に用意しておけば食いたくなった時に食えるので、こういった機会に作っておく。
 調味料で味変すれば飽きることも無いし。

 粉末ソースの絡んだ麺が焼けてきて、香ばしい匂いという名の暴力が俺を襲う。

 空腹時にやるもんじゃなかったわ......何かしらを軽く腹にいれとくべきだった。


 鉄板で調理する系の飯はなんでこんなに暴力的なのだろうか......特に醤油やソースの焦げる匂い。

 お好み焼きやたこ焼きも食べたくなってきた。ステーキと共にガーリックバターライスも食いたい。あぁ......腹が減った。

 さて、そろそろいい頃合だろう。

 鰹節と青のりをかけ、からしマヨを添えていざ実食。
 久しぶりに食べた出来たてアツアツの焼きそばは、懐かしくてとても美味しかった。


 久しぶりの焼きそばを食べて満足したので、遊んでいるあの子たちを見てみる。



 川の比較的浅い所で遊んでいるようだ。
 あんこが水流を操作して小さい流れるプールみたいにしている所を、気持ちよさそうにぷかぷか浮いて流れているピノちゃん。それを慈しむように見てるあんこ。


 俺も一緒になってぷかぷかしたいと乱入しそうになるが、あんこがピノちゃんの為にやっているので保護者モードで静観する。

 しっかりお姉ちゃんして、妹?を楽しませているのを嬉しく思う。
 ピノちゃんはハートマークを浮かべて感情を表現していて楽しそう。

 あー......やっぱ俺はこんな時間が好きだわ。いっぱい楽しんでね。


 このまま好きにさせておいても問題は無いと判断したので、俺は前に捕獲して食べたロックフィッシュを集めに向かう事にした。

 あの魚美味しかったし、あんこも珍しく好んで食べていたからある程度の数を確保しておこうと思う。俺個人としても焼き魚食べたいし。

 という事だから楽しみにしててね!ピノちゃんは魚に食いつくかわからないけど。
しおりを挟む
感想 60

あなたにおすすめの小説

うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。

かの
ファンタジー
 孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。  ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。 間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。 多分不具合だとおもう。 召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。 そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます ◇ 四巻が販売されました! 今日から四巻の範囲がレンタルとなります 書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます 追加場面もあります よろしくお願いします! 一応191話で終わりとなります 最後まで見ていただきありがとうございました コミカライズもスタートしています 毎月最初の金曜日に更新です お楽しみください!

猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める

遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】 猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。 そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。 まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。

『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?

釈 余白(しやく)
ファンタジー
 毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。  その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。  最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。 連載時、HOT 1位ありがとうございました! その他、多数投稿しています。 こちらもよろしくお願いします! https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!

にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。 そう、ノエールは転生者だったのだ。 そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。

神の加護を受けて異世界に

モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。 その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。 そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。

アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~

うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」  これしかないと思った!   自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。  奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。  得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。  直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。  このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。  そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。  アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。  助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。

処理中です...