154 / 183
女王様
しおりを挟む
団体さんがこちらへやってきた。
......うん、色んな動物がいるね。
モフみが足りずに禁断症状が出ている俺だけど、ここで自我を失って暴走するのは悪手だとわかる。そしてあんまりこのモブモフらにはソソられない。
猫科が多く、猫科以外の他の生物までこちらを警戒しまくっている姿勢なのも、自制できている要因なんだと思うけど。
でもなー......完全についでだけど、せっかく解放してあげようと思って来ているのに、ここまであからさまな態度を取られると、やる気無くすなー。コイツらは望んで奴隷という立場に甘んじているように見えてきちゃって、こいつらが今後どうなってもよくなってきたなー。
......はぁ、やる事やって早く帰ろう。
俺は、敵意を剥き出しにしてくる相手だろうが誰彼構わず助けちゃうような聖人ではない。警戒心から来る威嚇以外をしてきたヤツは、帰り際にどうにかして処分するとしようかな。
そんな奴隷達の内訳は......
ヒョウとかチーターみたいな猫科が三十匹程、コレらはもう完全放置。俺を威嚇してるし、喋れないだろうしどうでもいい。
トラとかライオンみたいなタイプが二十匹程、知性が感じられず、げっそりしていている。最初はガチ威嚇していたが、今は俺が解体していたトカゲ肉を血走った目で見ている。コイツら可愛くない。
そして厳つい狼タイプが二十匹程、コイツらも威嚇してきてるからどうでもいい。どうせコイツらも、じゃれていると見せかけて首を狙ってくるんでしょ。放置安定。
ここまではまぁ前座ですよ。ここからがメインだ。初めて見る魔族や亜人種。
オーガみたいな鬼が三体。
全員生きるのを諦めたような目をしている。ツノは小ぶり。ゴリマッチョが二体に細マッチョが一体。
エルフっぽいのが五体。
完全に無になっている。美形なんだろうけど、どいつもこいつも人形みたいで気持ち悪い。女はちっぱい。
そしてラミアかナーガみたいなの。
下半身が蛇で、上半身がかなり魔物寄りの亜人っぽい姿をしているのが二体。子どもっぽい姿で怯えている。ラミアはもっと人寄りな気がするから、一旦ナーガとしておこうか。
最後にキメラっぽいのがいた。
コウモリっぽい羽と馬の下半身に加え、鹿だと思われる上半身。角が立派。
何だこれは。トカゲより強そうなのに、何故捕まっていたんだろうか......ヤツはおめめが見た目にそぐわない可愛さだった。キラッキラしていてやばい。
「お前らの境遇とかはどうでもいいからサクサク行こう。えー、俺と会話ができるヤツは俺の右側に。トカゲと俺の両方と会話ができるヤツは俺の左側にきてくれ。
俺が気に食わないヤツや、協力したくないヤツは俺に攻撃してくればいい。俺を無事倒す事ができれば自由、負ければ死......わかりやすくていいだろ」
俺の言葉の前半に反応したのはキメラとナーガ。後半に反応したのは猫科のほとんどと、狼全員にエルフ全員。威嚇してきたヤツの処分もついでに行えて一石二鳥の案だ。よく思いついたぞ俺!
言われた言葉に素直に従い、俺の横まで移動したキメラとナーガには待機しててと伝え、俺に立ち向かおうとしている愚か者共と対峙する。
「ついでに死にたいと思っている奴も出てきていいよ。そちらは苦痛を感じる事無く、一瞬で殺してあげるから」
付け足した言葉に反応したのはオーガと猫科の残り。
結局俺は異世界にきても猫科には好かれないんだなと理解した。もうやだ。
いくらモフいのが好きだとしても、全てを愛するなんて芸当......俺には無理だ。
話せばわかる、誠意を持って対応すれば~なんて事は幻想。動物相手だと一度嫌われたら次のチャンスなんて来ない。そこで試合終了なんだよ。
「さぁどっからでも掛かっておいで」
ㅤいつでも飛びかかれるような体勢を取る動物達と、動物を盾にしながら作戦会議をしているエルフ共が見える。
ㅤさぁて......どうやって対処しようかな。実験に付き合って貰うのがいいのかな?
ここで一撃でも食らってしまえば、きっと獣臭により遊んでいた事がバレてしまう。
帰る日を遅らせればバレないだろうけど、それは俺が耐えられない。
あぁ......魔王ごっこして遊んでいた頃が懐かしいわぁ。最近の俺、ガチで魔王と言われてもおかしくない働きをしている気がする......
なんか悲しくなってきた。
よし、さっき使った鞭攻撃が結構良かったからまた使っちゃおうかな......ついでに名前でも付けちゃうか。
どうせなら最高に巫山戯た技名にしちゃおうかな。HAHAHA!!
「......よし、決まった。マゾ豚共よ、覚悟しろ【愚かな豚を打つ闇鞭】」
おふざけ全開な名前の割りに、発動した瞬間に結構な魔力が使われる。そしてガチめなヤバさを感じたので、ナーガとキメラを隔離。運び屋をしてくれたトカゲは......別に気を使う必要は無いか。
明確なイメージが出来たからだろうか......
俺の発動させた闇鞭は、想定以上のアップデートが成されていた。
まず鞭の種類が増えた。多種多様の鞭が縦横無尽に振るわれている。
ここまではまだいい。ここまではいいんだ。
ただ、鞭じゃないヤバいモンが発現したのが頂けない。
......うん。鞭が乱舞する技だと思っていたのに、どうしてこうなった......
はーい。皆さんSM嬢を想像してくだーい。
そう問い掛ければ、十人中九人はこんな格好を思い浮かべるんだろうなーって姿の女王様が俺の背後に現れたの。
髪の毛はメデューサと同じく蛇で、肌は青白くてオーラがやばい。
鑑定しても何も見えないから、ナニかやべーのを召喚してしまったって訳ではないっぽいのが不幸中の幸い。
魔力が具現化したモノとでも言えばいいのか......まぁもう出来ちゃったのはどうにもならない。
「後はお任せします」
そう言い残して部屋の隅に移動する。
この時点で歯向かってきたヤツはガクブルしている。
俺もガクブルしている。
部屋の隅へ移動しながら、死を望んでいたヤツらだけは吸引してあげた。
残ったヤツらはどうにでもなーれ★
大人しく部屋の隅に座り、ヤツらの様子を観察していたら動きがあった。
不意にニタァって女王様が笑ったと思った瞬間、先頭に居たライオンの頭が弾けた。一拍遅れて風切り音と破裂音が二つ。
「お、音を置き去りにしている......」
思わずモブみたいな解説をしちゃった。
いやぁ......鞭のスピードが早すぎじゃないっすかね......
一度振るった事で力の入れ加減を確認出来たのか、二度目に振るった鞭は相手の表皮を裂く程度に留めていた。
楽しそうにしながらジワジワと相手の肌を削っていく女王様。
......これは放っておいてもよさそうだね。
俺の予定が終わるまで、ブタの調教を楽しんでいてください。
『ラァァァァァー♪』
思っていた事が伝わったらしく、ラ〇エルさんみたいな声を発し、上機嫌で鞭打ちを楽しむ女王。思っただけで伝わるとか怖い。
俺はその光景を後目に、隔離したヤツらの元へと向かっていった。
◇◇◇
隔離空間に入ると、ビクッとしやがったトカゲとナーガ。
キメラは......なんと言うか読めない相手。何考えてんだろう。
オドオドしすぎて可哀想だからナーガは無視してキメラに話し掛ける。
「確認なんだけど言葉は話せるんだよな?」
『ハ、イ』
カタコトで話すのに慣れてなさそうだけどしっかりわかるからオーケー。口が動いていないけど、何故か耳に声が届いている。
「じゃあそこでグルグル巻きになっているトカゲから、俺の聖域に手を出そうとした理由を聞き出してほしい。よろしくね」
『ワカ、リマタ』
キメラがトカゲに向かっていったので、今度はナーガに向き合う。
「そんなに怯えなくてもいい。君たちは喋れるんだよな?」
二人で寄り添い、小刻みに震えながらも俺の方をしっかり見ながら頷いたナーガ。
「別に危害を加えようとしてるわけじゃない。一度喋ってみてくれないかな?」
『私たちが、憎くないんですか?』
綺麗な声でビビった。
それと、憎いってなんだ?
「憎いとか言われてもわからない。人間となんか確執があったりするのか?」
『過去、魔族と人族が争い、双方大打撃を受けました。それ以降、人族は、魔族を見ると、「憎い」「敵だ」「殺せ」と、狂ったように叫びながら、大人数で、私達に襲いかかってきました』
過去の争いをいつまでも根に持って、魔族を狩っていたんだろう。
合言葉は「憎い」「敵だ」「殺せ」......きっと狂国が主導したんだろうなぁ。
「過去の戦って何年くらい前に起きた事なのかな?」
『正確な事はわかりませんが、五百年以上も、前の事です』
人間はもう誰も覚えてないね。それっぽい事は書物とかには残っていた気がするけど、誰も気にしていなかったな。
「そっかぁ......それで君たちは他のヤツらに比べて結構綺麗だけど、いつ頃トカゲに捕まったの?」
『五ヶ月くらい、前に、人間に襲われて、それから必死に、山の中に逃げて、この子と暮らしていたんですけど......一ヶ月前くらいに、ドラゴンに見つかって......』
......襲ったの狂国だろうなぁ。
......そして、俺を偵察した帰りのトカゲに見つけちゃったんだろうなぁ......
「俺が協力してほしいと思った事をやってくれたら自由にしてあげるから」
どっちも巻き込まれただけだけど、俺も関係のあった事なので、この子らはしっかり自由にしてあげようと思う。ごめんね。
......うん、色んな動物がいるね。
モフみが足りずに禁断症状が出ている俺だけど、ここで自我を失って暴走するのは悪手だとわかる。そしてあんまりこのモブモフらにはソソられない。
猫科が多く、猫科以外の他の生物までこちらを警戒しまくっている姿勢なのも、自制できている要因なんだと思うけど。
でもなー......完全についでだけど、せっかく解放してあげようと思って来ているのに、ここまであからさまな態度を取られると、やる気無くすなー。コイツらは望んで奴隷という立場に甘んじているように見えてきちゃって、こいつらが今後どうなってもよくなってきたなー。
......はぁ、やる事やって早く帰ろう。
俺は、敵意を剥き出しにしてくる相手だろうが誰彼構わず助けちゃうような聖人ではない。警戒心から来る威嚇以外をしてきたヤツは、帰り際にどうにかして処分するとしようかな。
そんな奴隷達の内訳は......
ヒョウとかチーターみたいな猫科が三十匹程、コレらはもう完全放置。俺を威嚇してるし、喋れないだろうしどうでもいい。
トラとかライオンみたいなタイプが二十匹程、知性が感じられず、げっそりしていている。最初はガチ威嚇していたが、今は俺が解体していたトカゲ肉を血走った目で見ている。コイツら可愛くない。
そして厳つい狼タイプが二十匹程、コイツらも威嚇してきてるからどうでもいい。どうせコイツらも、じゃれていると見せかけて首を狙ってくるんでしょ。放置安定。
ここまではまぁ前座ですよ。ここからがメインだ。初めて見る魔族や亜人種。
オーガみたいな鬼が三体。
全員生きるのを諦めたような目をしている。ツノは小ぶり。ゴリマッチョが二体に細マッチョが一体。
エルフっぽいのが五体。
完全に無になっている。美形なんだろうけど、どいつもこいつも人形みたいで気持ち悪い。女はちっぱい。
そしてラミアかナーガみたいなの。
下半身が蛇で、上半身がかなり魔物寄りの亜人っぽい姿をしているのが二体。子どもっぽい姿で怯えている。ラミアはもっと人寄りな気がするから、一旦ナーガとしておこうか。
最後にキメラっぽいのがいた。
コウモリっぽい羽と馬の下半身に加え、鹿だと思われる上半身。角が立派。
何だこれは。トカゲより強そうなのに、何故捕まっていたんだろうか......ヤツはおめめが見た目にそぐわない可愛さだった。キラッキラしていてやばい。
「お前らの境遇とかはどうでもいいからサクサク行こう。えー、俺と会話ができるヤツは俺の右側に。トカゲと俺の両方と会話ができるヤツは俺の左側にきてくれ。
俺が気に食わないヤツや、協力したくないヤツは俺に攻撃してくればいい。俺を無事倒す事ができれば自由、負ければ死......わかりやすくていいだろ」
俺の言葉の前半に反応したのはキメラとナーガ。後半に反応したのは猫科のほとんどと、狼全員にエルフ全員。威嚇してきたヤツの処分もついでに行えて一石二鳥の案だ。よく思いついたぞ俺!
言われた言葉に素直に従い、俺の横まで移動したキメラとナーガには待機しててと伝え、俺に立ち向かおうとしている愚か者共と対峙する。
「ついでに死にたいと思っている奴も出てきていいよ。そちらは苦痛を感じる事無く、一瞬で殺してあげるから」
付け足した言葉に反応したのはオーガと猫科の残り。
結局俺は異世界にきても猫科には好かれないんだなと理解した。もうやだ。
いくらモフいのが好きだとしても、全てを愛するなんて芸当......俺には無理だ。
話せばわかる、誠意を持って対応すれば~なんて事は幻想。動物相手だと一度嫌われたら次のチャンスなんて来ない。そこで試合終了なんだよ。
「さぁどっからでも掛かっておいで」
ㅤいつでも飛びかかれるような体勢を取る動物達と、動物を盾にしながら作戦会議をしているエルフ共が見える。
ㅤさぁて......どうやって対処しようかな。実験に付き合って貰うのがいいのかな?
ここで一撃でも食らってしまえば、きっと獣臭により遊んでいた事がバレてしまう。
帰る日を遅らせればバレないだろうけど、それは俺が耐えられない。
あぁ......魔王ごっこして遊んでいた頃が懐かしいわぁ。最近の俺、ガチで魔王と言われてもおかしくない働きをしている気がする......
なんか悲しくなってきた。
よし、さっき使った鞭攻撃が結構良かったからまた使っちゃおうかな......ついでに名前でも付けちゃうか。
どうせなら最高に巫山戯た技名にしちゃおうかな。HAHAHA!!
「......よし、決まった。マゾ豚共よ、覚悟しろ【愚かな豚を打つ闇鞭】」
おふざけ全開な名前の割りに、発動した瞬間に結構な魔力が使われる。そしてガチめなヤバさを感じたので、ナーガとキメラを隔離。運び屋をしてくれたトカゲは......別に気を使う必要は無いか。
明確なイメージが出来たからだろうか......
俺の発動させた闇鞭は、想定以上のアップデートが成されていた。
まず鞭の種類が増えた。多種多様の鞭が縦横無尽に振るわれている。
ここまではまだいい。ここまではいいんだ。
ただ、鞭じゃないヤバいモンが発現したのが頂けない。
......うん。鞭が乱舞する技だと思っていたのに、どうしてこうなった......
はーい。皆さんSM嬢を想像してくだーい。
そう問い掛ければ、十人中九人はこんな格好を思い浮かべるんだろうなーって姿の女王様が俺の背後に現れたの。
髪の毛はメデューサと同じく蛇で、肌は青白くてオーラがやばい。
鑑定しても何も見えないから、ナニかやべーのを召喚してしまったって訳ではないっぽいのが不幸中の幸い。
魔力が具現化したモノとでも言えばいいのか......まぁもう出来ちゃったのはどうにもならない。
「後はお任せします」
そう言い残して部屋の隅に移動する。
この時点で歯向かってきたヤツはガクブルしている。
俺もガクブルしている。
部屋の隅へ移動しながら、死を望んでいたヤツらだけは吸引してあげた。
残ったヤツらはどうにでもなーれ★
大人しく部屋の隅に座り、ヤツらの様子を観察していたら動きがあった。
不意にニタァって女王様が笑ったと思った瞬間、先頭に居たライオンの頭が弾けた。一拍遅れて風切り音と破裂音が二つ。
「お、音を置き去りにしている......」
思わずモブみたいな解説をしちゃった。
いやぁ......鞭のスピードが早すぎじゃないっすかね......
一度振るった事で力の入れ加減を確認出来たのか、二度目に振るった鞭は相手の表皮を裂く程度に留めていた。
楽しそうにしながらジワジワと相手の肌を削っていく女王様。
......これは放っておいてもよさそうだね。
俺の予定が終わるまで、ブタの調教を楽しんでいてください。
『ラァァァァァー♪』
思っていた事が伝わったらしく、ラ〇エルさんみたいな声を発し、上機嫌で鞭打ちを楽しむ女王。思っただけで伝わるとか怖い。
俺はその光景を後目に、隔離したヤツらの元へと向かっていった。
◇◇◇
隔離空間に入ると、ビクッとしやがったトカゲとナーガ。
キメラは......なんと言うか読めない相手。何考えてんだろう。
オドオドしすぎて可哀想だからナーガは無視してキメラに話し掛ける。
「確認なんだけど言葉は話せるんだよな?」
『ハ、イ』
カタコトで話すのに慣れてなさそうだけどしっかりわかるからオーケー。口が動いていないけど、何故か耳に声が届いている。
「じゃあそこでグルグル巻きになっているトカゲから、俺の聖域に手を出そうとした理由を聞き出してほしい。よろしくね」
『ワカ、リマタ』
キメラがトカゲに向かっていったので、今度はナーガに向き合う。
「そんなに怯えなくてもいい。君たちは喋れるんだよな?」
二人で寄り添い、小刻みに震えながらも俺の方をしっかり見ながら頷いたナーガ。
「別に危害を加えようとしてるわけじゃない。一度喋ってみてくれないかな?」
『私たちが、憎くないんですか?』
綺麗な声でビビった。
それと、憎いってなんだ?
「憎いとか言われてもわからない。人間となんか確執があったりするのか?」
『過去、魔族と人族が争い、双方大打撃を受けました。それ以降、人族は、魔族を見ると、「憎い」「敵だ」「殺せ」と、狂ったように叫びながら、大人数で、私達に襲いかかってきました』
過去の争いをいつまでも根に持って、魔族を狩っていたんだろう。
合言葉は「憎い」「敵だ」「殺せ」......きっと狂国が主導したんだろうなぁ。
「過去の戦って何年くらい前に起きた事なのかな?」
『正確な事はわかりませんが、五百年以上も、前の事です』
人間はもう誰も覚えてないね。それっぽい事は書物とかには残っていた気がするけど、誰も気にしていなかったな。
「そっかぁ......それで君たちは他のヤツらに比べて結構綺麗だけど、いつ頃トカゲに捕まったの?」
『五ヶ月くらい、前に、人間に襲われて、それから必死に、山の中に逃げて、この子と暮らしていたんですけど......一ヶ月前くらいに、ドラゴンに見つかって......』
......襲ったの狂国だろうなぁ。
......そして、俺を偵察した帰りのトカゲに見つけちゃったんだろうなぁ......
「俺が協力してほしいと思った事をやってくれたら自由にしてあげるから」
どっちも巻き込まれただけだけど、俺も関係のあった事なので、この子らはしっかり自由にしてあげようと思う。ごめんね。
10
あなたにおすすめの小説
うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。
かの
ファンタジー
孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。
ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!
にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
そう、ノエールは転生者だったのだ。
そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる