蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(BL)

桜花(sakura)

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涼やかな風.美しき優しい華(花)たちへ19

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  ベッドに、横たえられて。二人に、まじまじと寝顔を見られてるの視線で感じる。ずっと狸寝入りをしている訳にもいかないから

 覚悟を決めて目を開けるとさ

 言葉は無くても

『さぁ、風センセ? 何でも聞きますので、俺に(オイラ)に、何でも話して下さい』

 って言う感じが……


 イヤ、俺が、人に聞いて貰わないと、立って居られなくて、聞いて欲しくて


 自ら話し始めたのかも知れない……

 まずは父親の事から

 風「……で、 母と父に望まれて生まれて来たのだと。嬉しいと思う傍から、その為に、色々な人の人生を俺が変えてしまったんじゃないかとか……」

 英士「風センセ…… 誰もそんなこと思う訳ないじゃないですか」

 風「うん。父……校長先生にも、同じ事言われた…… 父親といつか会う時は……ベタな、感動的な感じが良いな…… とか思ってたのに…… 自分で道を見つけて歩きだした。って思ってた…… 母親の働き易い環境に……俺をの思い。父も、俺を息子と認識してからは守ってくれてた。恵まれた環境に置かれたり、苦しい時、逃げる癖があって……必ず悪い方向へ向かうのに……」

 涼也side

 風センセね。スーていう表現じゃない 。ダーって、音が聞こえてきそうな……涙を、止どめる事無く、流し続けているの

 その涙の理由が、本当に辛くて……悲しい涙だったんだ……

 風「俺が、無理させたんだ…… いずれは、結婚するだろうな。っていう付き合いを始めたばっかりだったのに……俺の我が儘から…… 俺に、大切な二つの 花を授けてくれた。美優花。 初めから、体調も思わしく無くて……妊娠した時からずっと『お腹痛い』って言い続けてたのに……俺が何もしてあげなかったから……2か月前、 本来ならば、来年の1月が予定日だったのに……母子ともに危険な状態になって。帝王切開で……美優花は、俺に『風優花《ふうか》』『涼優花《りょうか》』という大切な命を授けてくれたと同時に…… 」

 英士side

 風センセが、ネックレスの先に、指輪を付けていたのは、知っているんだ

 結婚してるんだ……って。チクリと胸の痛みは感じてた……

 涼也.英士

 けど、心から、風センセが幸せになら、仕方ないよね。って思ってたんだ

 なのに

 風「二人とも、500グラムちょっとでさ。本当に小っちゃな ……けど、すごく可愛くて。 保育器で、一生懸命頑張って。俺が声掛けるとバタバタって手足動かして……長女の風優花は、3日間、次女の涼優花は、7日間頑張って生きたんだ…… 美優花……風優花……涼優花……ゴメンな……」

 涼也.英士 《風センセ……》





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