48 / 66
8
しおりを挟む
快楽の余韻が残る体を互いに洗いあう。
「こら、ちゃんと洗いな。風呂の中では、もうしないからな」
艶かしい手付きで俺の胸の粒を洗ってくる直人の手を叩くと、しゅんと項垂れてしまった。
先程までの妖艶な雄の面影が消えて、庇護欲を擽ってくる愛らしい姿に頬が弛む。
「ベッドでなら、もう一回やってもいいから」
「一回だけ?」
上目遣いで俺の様子を窺う直人の瞳が欲情に染まっていく。
それを見てゴクリと喉が鳴るが、昼間に先生として無垢な直人の世話をするためには無理は出来ない、と劣情に流されそうになるのを先生という理性が止める。
「あぁ、一回だけだ。いっぱいやり過ぎると先生が動けなくなっちまうからな。今日は特別に二回挿れさせてやるけど、これからは一日一回にしよう」
むうっと口をへの字に曲げて不満そうに俺を見る直人。
何度も繋がりたいほど俺との交わりが気持ちよく、俺が欲しいという印に胸がキュルンと甘く締め付けられる。
「先生がうごけなくなっちゃうのはやだから、一回でがまんする。でも、毎日していい?」
「よし、いい子だ。先生もナオくんとしたいから毎日しような」
「やったぁ!」
ニコニコ笑顔になった直人の体を洗っていき、シャワーを掛け合って泡を流していく。
「ナオくんは、先に湯船に浸かっていてくれ」
直人が浸かる湯船に腹の中のモノを溢すのが躊躇われたので、掻き出してから入ろうと思い声を掛ける。
「先生といっしょに入りたい」
「先生もすぐに入るから、ちょっと待っててくれな」
寂しそうに擦り寄ってくる直人の洗い立ての髪を撫で、優しく諭す。
渋々湯船に浸かった直人に背を向け、後ろに指を入れて掻き出していく。
トロリと指に絡まる、直人が俺を愛して満足してくれた証に、ずっと体内で大切に包んでおきたかったと寂しさを覚える。
だが、腹痛になって大切な直人の世話を出来なくなったら元も子もないので、留めておきたい気持ちを抑えて全て掻き出していく。
掻き出し終えて、ずっと背中に感じていた熱い視線に振り返ると、やはり欲情に濡れた瞳で俺を凝視している直人がいた。
シャワーで太股に付いた愛された証を洗い流して湯船に入ると、待ちくたびれたと言わんばかりに直人が抱き締めてきた。
「先生、さっきのなに?」
俺の後処理を見たせいでか硬くなってしまっているモノを、脇腹に押し当てて尋ねてくる。
「ナオくんの出したモノを出してたんだ。ずっと入れたままにしておくと腹が痛くなっちまうから出したらやらなきゃいけないんだ」
「先生が痛い痛いするのやだ」
直人の大きな掌が、労るように俺の腹を撫でてくる。
「ちゃんと出したから痛くないよ。心配してくれて、ありがとうな」
腹を撫でてくれている掌に手を重ねて笑い掛けると、直人は安心したように息を吐いた。
湯船でゆっくり体を温めてから、ベッドに向かった。
ほんの数歩の距離なのに酷く遠くに感じられたベッドまで辿り着くと、俺を抱き締めた直人が大切な宝物を扱うように優しくベッド寝かせてくた。
見上げるその顔はとても幸せそうに微笑んでいて、俺も温かくて幸せな気分で包まれていく。
落とされるキスも、肌を這う唇も、触れる掌も、全てが優しく温もりに満ちていて、愛しさで涙が溢れそうになる。
「先生、いい?」
「あぁ、おいで」
直人がゆっくりと中に挿ってきて、こういうのを愛の営みと言うんだな、と心が温まる交わりに酔いしれていく。
「あぁっ……ナオ……ナオ……」
「先生! 先生!」
二人で追う快楽は二倍にも三倍にも膨らんで、こんなにも気持ちいいものになるのかと実感しながら、熱を弾けさせていく。
「先生、大好き」
力の抜けた体でベッドに埋まって快楽の余韻に浸っている俺の額に、直人が優しいキスを落としてくる。
体も心も満たされて、心地好い疲労感でうつらうつらしていると、さっきまで己の分身が挿っていた場所に指を挿し込んできた直人。
「もう、駄目だぞ」
「先生が、おなか痛くならないようにするの」
催促かと思った指の動きは俺を気遣ってのものだと分かり、力を抜いて直人に身を任せる。
トロリと液体が流れ落ちるのを感じながら、心地好い眠りに包まれていった。
「こら、ちゃんと洗いな。風呂の中では、もうしないからな」
艶かしい手付きで俺の胸の粒を洗ってくる直人の手を叩くと、しゅんと項垂れてしまった。
先程までの妖艶な雄の面影が消えて、庇護欲を擽ってくる愛らしい姿に頬が弛む。
「ベッドでなら、もう一回やってもいいから」
「一回だけ?」
上目遣いで俺の様子を窺う直人の瞳が欲情に染まっていく。
それを見てゴクリと喉が鳴るが、昼間に先生として無垢な直人の世話をするためには無理は出来ない、と劣情に流されそうになるのを先生という理性が止める。
「あぁ、一回だけだ。いっぱいやり過ぎると先生が動けなくなっちまうからな。今日は特別に二回挿れさせてやるけど、これからは一日一回にしよう」
むうっと口をへの字に曲げて不満そうに俺を見る直人。
何度も繋がりたいほど俺との交わりが気持ちよく、俺が欲しいという印に胸がキュルンと甘く締め付けられる。
「先生がうごけなくなっちゃうのはやだから、一回でがまんする。でも、毎日していい?」
「よし、いい子だ。先生もナオくんとしたいから毎日しような」
「やったぁ!」
ニコニコ笑顔になった直人の体を洗っていき、シャワーを掛け合って泡を流していく。
「ナオくんは、先に湯船に浸かっていてくれ」
直人が浸かる湯船に腹の中のモノを溢すのが躊躇われたので、掻き出してから入ろうと思い声を掛ける。
「先生といっしょに入りたい」
「先生もすぐに入るから、ちょっと待っててくれな」
寂しそうに擦り寄ってくる直人の洗い立ての髪を撫で、優しく諭す。
渋々湯船に浸かった直人に背を向け、後ろに指を入れて掻き出していく。
トロリと指に絡まる、直人が俺を愛して満足してくれた証に、ずっと体内で大切に包んでおきたかったと寂しさを覚える。
だが、腹痛になって大切な直人の世話を出来なくなったら元も子もないので、留めておきたい気持ちを抑えて全て掻き出していく。
掻き出し終えて、ずっと背中に感じていた熱い視線に振り返ると、やはり欲情に濡れた瞳で俺を凝視している直人がいた。
シャワーで太股に付いた愛された証を洗い流して湯船に入ると、待ちくたびれたと言わんばかりに直人が抱き締めてきた。
「先生、さっきのなに?」
俺の後処理を見たせいでか硬くなってしまっているモノを、脇腹に押し当てて尋ねてくる。
「ナオくんの出したモノを出してたんだ。ずっと入れたままにしておくと腹が痛くなっちまうから出したらやらなきゃいけないんだ」
「先生が痛い痛いするのやだ」
直人の大きな掌が、労るように俺の腹を撫でてくる。
「ちゃんと出したから痛くないよ。心配してくれて、ありがとうな」
腹を撫でてくれている掌に手を重ねて笑い掛けると、直人は安心したように息を吐いた。
湯船でゆっくり体を温めてから、ベッドに向かった。
ほんの数歩の距離なのに酷く遠くに感じられたベッドまで辿り着くと、俺を抱き締めた直人が大切な宝物を扱うように優しくベッド寝かせてくた。
見上げるその顔はとても幸せそうに微笑んでいて、俺も温かくて幸せな気分で包まれていく。
落とされるキスも、肌を這う唇も、触れる掌も、全てが優しく温もりに満ちていて、愛しさで涙が溢れそうになる。
「先生、いい?」
「あぁ、おいで」
直人がゆっくりと中に挿ってきて、こういうのを愛の営みと言うんだな、と心が温まる交わりに酔いしれていく。
「あぁっ……ナオ……ナオ……」
「先生! 先生!」
二人で追う快楽は二倍にも三倍にも膨らんで、こんなにも気持ちいいものになるのかと実感しながら、熱を弾けさせていく。
「先生、大好き」
力の抜けた体でベッドに埋まって快楽の余韻に浸っている俺の額に、直人が優しいキスを落としてくる。
体も心も満たされて、心地好い疲労感でうつらうつらしていると、さっきまで己の分身が挿っていた場所に指を挿し込んできた直人。
「もう、駄目だぞ」
「先生が、おなか痛くならないようにするの」
催促かと思った指の動きは俺を気遣ってのものだと分かり、力を抜いて直人に身を任せる。
トロリと液体が流れ落ちるのを感じながら、心地好い眠りに包まれていった。
0
あなたにおすすめの小説
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*不定期連載です。
消えない思い
樹木緑
BL
オメガバース:僕には忘れられない夏がある。彼が好きだった。ただ、ただ、彼が好きだった。
高校3年生 矢野浩二 α
高校3年生 佐々木裕也 α
高校1年生 赤城要 Ω
赤城要は運命の番である両親に憧れ、両親が出会った高校に入学します。
自分も両親の様に運命の番が欲しいと思っています。
そして高校の入学式で出会った矢野浩二に、淡い感情を抱き始めるようになります。
でもあるきっかけを基に、佐々木裕也と出会います。
彼こそが要の探し続けた運命の番だったのです。
そして3人の運命が絡み合って、それぞれが、それぞれの選択をしていくと言うお話です。
僕の恋人は、超イケメン!!
八乙女 忍
BL
僕は、普通の高校2年生。そんな僕にある日恋人ができた!それは超イケメンのモテモテ男子、あまりにもモテるため女の子に嫌気をさして、偽者の恋人同士になってほしいとお願いされる。最初は、嘘から始まった恋人ごっこがだんだん本気になっていく。お互いに本気になっていくが・・・二人とも、どうすれば良いのかわからない。この後、僕たちはどうなって行くのかな?
【完結】気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件
白井のわ
BL
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。
最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。
いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。
【完結・BL】胃袋と掴まれただけでなく、心も身体も掴まれそうなんだが!?【弁当屋×サラリーマン】
彩華
BL
俺の名前は水野圭。年は25。
自慢じゃないが、年齢=彼女いない歴。まだ魔法使いになるまでには、余裕がある年。人並の人生を歩んでいるが、これといった楽しみが無い。ただ食べることは好きなので、せめて夕食くらいは……と美味しい弁当を買ったりしているつもりだが!(結局弁当なのかというのは、お愛嬌ということで)
だがそんなある日。いつものスーパーで弁当を買えなかった俺はワンチャンいつもと違う店に寄ってみたが……────。
凄い! 美味そうな弁当が並んでいる!
凄い! 店員もイケメン!
と、実は穴場? な店を見つけたわけで。
(今度からこの店で弁当を買おう)
浮かれていた俺は、夕飯は美味い弁当を食べれてハッピ~! な日々。店員さんにも顔を覚えられ、名前を聞かれ……?
「胃袋掴みたいなぁ」
その一言が、どんな意味があったなんて、俺は知る由もなかった。
******
そんな感じの健全なBLを緩く、短く出来ればいいなと思っています
お気軽にコメント頂けると嬉しいです
■表紙お借りしました
【完結】※セーブポイントに入って一汁三菜の夕飯を頂いた勇者くんは体力が全回復します。
きのこいもむし
BL
ある日突然セーブポイントになってしまった自宅のクローゼットからダンジョン攻略中の勇者くんが出てきたので、一汁三菜の夕飯を作って一緒に食べようねみたいなお料理BLです。
自炊に目覚めた独身フリーターのアラサー男子(27)が、セーブポイントの中に入ると体力が全回復するタイプの勇者くん(19)を餌付けしてそれを肴に旨い酒を飲むだけの逆異世界転移もの。
食いしん坊わんこのローグライク系勇者×料理好きのセーブポイント系平凡受けの超ほんわかした感じの話です。
はじまりの朝
さくら乃
BL
子どもの頃は仲が良かった幼なじみ。
ある出来事をきっかけに離れてしまう。
中学は別の学校へ、そして、高校で再会するが、あの頃の彼とはいろいろ違いすぎて……。
これから始まる恋物語の、それは、“はじまりの朝”。
✳『番外編〜はじまりの裏側で』
『はじまりの朝』はナナ目線。しかし、その裏側では他キャラもいろいろ思っているはず。そんな彼ら目線のエピソード。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる