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新たなる刺客
新たなる刺客②
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「あ、どうも……こんにちわ……」
元気のない挨拶を行っているのは、わたくしこと赤城 飛翔でございます。
……それでは、おさらいコーナーにいきますか……
前回は彼がストーカーに告白される……まさかの新キャラ登場でしたね。いや、題名からバレバレでしたかね……
「それでは、彼が告白された場面からですね、どうぞ……」
……作者から大人しくしてろ!と言われましたが、これはこれで大丈夫なのでしょうかね~?
「なぁ~……さっきのは、俺が悪いけど君の話をよく聞かずに返事をしただけで俺は君と付き合う気はないよ……」
「なにもきこえませ~ん!あなたはさっきわたしの告白を聞いて『わかった』って言った。それでいいじゃないですか~!べ、別に彼女がいる訳じゃないんだし……」
「……(どうしよう……もうこの子にも俺が二重人格者で助けたのはエセ大魔王の方って教えた方がいいのかな……)」
「なにか、よくないこと考えてません?」
「な、なにも考えてません!」
俺は青葉さん(ストーカー)に告白をされたのだが……この子を助けてあげたのは俺じゃなくてエセ大魔王なので、丁寧に断りを入れて雛田さんとの作戦会議に向かっているのだが……青葉さんはずっと付きまとってくる。(……この子人の話聞かないしなぁ……このままだとファミレスに着いちゃうなぁ……)
俺は先程から告白を受ける気はない!と何度も説明しているのだが、青葉さんは俺が適当に言ってしまった『はいはい、わかった』を告白オッケーだと思い込んで、一向に話を聞いてくれないし離れないしで俺はある意味ピンチに陥っていた。(……もうすぐ、ファミレスにつくしなぁ……どうしよ?……そうだ!雛田さんに助けてもらおう!)
俺は雛田さんに助けてもらうべく、中々離れない青葉さんと一緒にファミレスに向かうのだった……
「ふ~ん……それで、赤城君はわたしを怒らせたいのかなぁ……?」
雛田さんが笑顔で、暗にどうして作戦会議に知らない子つれてきてるのかなぁ?と言ってくる。(……雛田さん!その笑顔は怖いです……)
「そうじゃなくて、助けてよ~!確かに……告白に対して適当に答えてしまったのは悪かったけど……その後ちゃんと丁寧に断ったのに……」
俺はそう言いながらチラッと俺の腕に抱きついている青葉さんを見た。すると、自分のことが話題に挙がっていることに気づいたのか青葉さんが……
「わたしが困っているところを颯爽と現れて……助けてくれて……しかも何も言わずに去っていく……格好よすぎですよ!……これはもう運命ですよね!」
大人しそうな見た目に似合わず、雛田さんにそう熱弁していた。
「赤城君……もう諦めて付き合えば……?」
雛田さんは若干青葉さんに引きながらそう言った。
「わたしたちもう付き合ってますよ?」
青葉さんがややこしいことを言う。
「いやいや、青葉さん?だから付き合わないって!」
「またまたぁ~」
「赤城君~?」
少し修羅場がかっていた……
(……仕方ないこのままじゃあらちが明かないから青葉さんにも話すか……)俺がそう思い、雛田さんに視線を送ると、雛田さんは仕方ないといった様子で頷いてくれた。
「青葉さん……真面目な話なんだけどいい?」
「はい?何ですかダーリン?」
……雛田さんが睨んでる気がするけど気のせいだよな……いや、メッチャ睨んできてるわ!
「ダーリンはやめてくれ!……もういいや、それで青葉さん、実は俺……二重人格者なんだ……」
俺は青葉さんに打ち明けた。
「え?わたし知ってますよ」
「だよな……驚くよな。けど、落ち着いて聞いてくれ、つまり……君を助けたのは俺じゃなくて……」
俺は、青葉さんに説明しようとしたのだが……(……あれ?今青葉さん何て言った?)
「「ええぇぇ~~~!!!」」
俺と雛田さんは叫んでいた。
どうやら青葉さんは俺が二重人格者だと言うことを知っていて告白したようだ……本当どうしよう……
元気のない挨拶を行っているのは、わたくしこと赤城 飛翔でございます。
……それでは、おさらいコーナーにいきますか……
前回は彼がストーカーに告白される……まさかの新キャラ登場でしたね。いや、題名からバレバレでしたかね……
「それでは、彼が告白された場面からですね、どうぞ……」
……作者から大人しくしてろ!と言われましたが、これはこれで大丈夫なのでしょうかね~?
「なぁ~……さっきのは、俺が悪いけど君の話をよく聞かずに返事をしただけで俺は君と付き合う気はないよ……」
「なにもきこえませ~ん!あなたはさっきわたしの告白を聞いて『わかった』って言った。それでいいじゃないですか~!べ、別に彼女がいる訳じゃないんだし……」
「……(どうしよう……もうこの子にも俺が二重人格者で助けたのはエセ大魔王の方って教えた方がいいのかな……)」
「なにか、よくないこと考えてません?」
「な、なにも考えてません!」
俺は青葉さん(ストーカー)に告白をされたのだが……この子を助けてあげたのは俺じゃなくてエセ大魔王なので、丁寧に断りを入れて雛田さんとの作戦会議に向かっているのだが……青葉さんはずっと付きまとってくる。(……この子人の話聞かないしなぁ……このままだとファミレスに着いちゃうなぁ……)
俺は先程から告白を受ける気はない!と何度も説明しているのだが、青葉さんは俺が適当に言ってしまった『はいはい、わかった』を告白オッケーだと思い込んで、一向に話を聞いてくれないし離れないしで俺はある意味ピンチに陥っていた。(……もうすぐ、ファミレスにつくしなぁ……どうしよ?……そうだ!雛田さんに助けてもらおう!)
俺は雛田さんに助けてもらうべく、中々離れない青葉さんと一緒にファミレスに向かうのだった……
「ふ~ん……それで、赤城君はわたしを怒らせたいのかなぁ……?」
雛田さんが笑顔で、暗にどうして作戦会議に知らない子つれてきてるのかなぁ?と言ってくる。(……雛田さん!その笑顔は怖いです……)
「そうじゃなくて、助けてよ~!確かに……告白に対して適当に答えてしまったのは悪かったけど……その後ちゃんと丁寧に断ったのに……」
俺はそう言いながらチラッと俺の腕に抱きついている青葉さんを見た。すると、自分のことが話題に挙がっていることに気づいたのか青葉さんが……
「わたしが困っているところを颯爽と現れて……助けてくれて……しかも何も言わずに去っていく……格好よすぎですよ!……これはもう運命ですよね!」
大人しそうな見た目に似合わず、雛田さんにそう熱弁していた。
「赤城君……もう諦めて付き合えば……?」
雛田さんは若干青葉さんに引きながらそう言った。
「わたしたちもう付き合ってますよ?」
青葉さんがややこしいことを言う。
「いやいや、青葉さん?だから付き合わないって!」
「またまたぁ~」
「赤城君~?」
少し修羅場がかっていた……
(……仕方ないこのままじゃあらちが明かないから青葉さんにも話すか……)俺がそう思い、雛田さんに視線を送ると、雛田さんは仕方ないといった様子で頷いてくれた。
「青葉さん……真面目な話なんだけどいい?」
「はい?何ですかダーリン?」
……雛田さんが睨んでる気がするけど気のせいだよな……いや、メッチャ睨んできてるわ!
「ダーリンはやめてくれ!……もういいや、それで青葉さん、実は俺……二重人格者なんだ……」
俺は青葉さんに打ち明けた。
「え?わたし知ってますよ」
「だよな……驚くよな。けど、落ち着いて聞いてくれ、つまり……君を助けたのは俺じゃなくて……」
俺は、青葉さんに説明しようとしたのだが……(……あれ?今青葉さん何て言った?)
「「ええぇぇ~~~!!!」」
俺と雛田さんは叫んでいた。
どうやら青葉さんは俺が二重人格者だと言うことを知っていて告白したようだ……本当どうしよう……
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