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新たなる刺客
新たなる刺客③
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「全速前進!全速前進!全速……おっと……お恥ずかしいところをお見せしてしまいましたね……安心してください!わたくしですよ!」
……とまあ、某社長のようなことを言っていたのは、もちろん!わたくしこと赤城 飛翔でございます。
いやぁ……デュエルが待ち遠しいですねぇ……あれ?反応がいまいちですね~……もしかしてこれが世代のちがい……!?
そんなことはさておき!早いとこおさらいコーナーにいきましょう!
え?今日は元気ですね。だって?それはそうですよ!作者からもう自由にやってくれ……と言われまして、今回から好き勝手できるんですから!
と言う訳で、前回のお話はストーカーの告白を断りたい!と言う訳のわからない話でしたね……彼の物語はこれからどうなるのやら……
「それでは、引き続き彼が告白をどうにかして断る場面からですかね……それにしても彼は色んな人に秘密のことバレすぎでは?……どうぞ!」
「と言う訳で、大魔王さんに色々教えてもらったわけです!」
青葉さんはどうして俺が二重人格者と言うことを知っていたのか説明してくれた。
どうやらストーカー被害に困っていたのはエセ大魔王も同じようで青葉さんから逃れるために、自分が二重人格者だと言うことを説明していたらしいのだが、青葉さんは全く気にしなかった様で今日、告白をしたらしい。(本当、見た目は大人しそうなのにメチャクチャスゴいなこの子……)
「青葉さん!その……もう一回考え直してみたら?赤城君と大魔王さんは別人なんだから……告白するにしても大魔王さんの方にするとか……ね?」
雛田さんも慌てて青葉さんを説得してくれる(……雛田さん!ありがとう……そんなに必死になって説得してくれるなんて!)
俺が少し感動していると、
「わたしは大魔王さんも好きですけど、赤城君のこともその……好きですよ!」
青葉さんが衝撃発言をしていた。
「な!……でも、青葉さんはそんなに赤城君と親しくしてた訳じゃないでしょ?だから……大魔王さんはまだわかるけど……赤城君のことを好きになることはないんじゃない……?」
雛田さんはめげずに説得してくれる(……本当ありがたい……俺には青葉さんの説得無理そうだもん……がんばれ!雛田さん!)
「そうですね~……大魔王さんに惹かれた理由はわたしを格好よく助けてくれたのが大きいですけど、赤城君に惹かれた理由は……何て言ったらいいんだろう……う~ん……」
やはり、青葉さんは俺を好きになった理由を言えずに悩んでいた。
「とりあえず、一旦赤城君への告白は保留にして大魔王さんに改めて告白してみたら?一応赤城君は告白を断ってる訳だし……」
「そ、そうだな……俺もその方がいいと思うぞ」
雛田さんは青葉さんが悩んでいるのをチャンスと見たのかそう言った。
俺も雛田さんの意見に乗っかることにした。すると、
「わかりました!言います!……その……赤城君を好きになった理由は大魔王さんみたいにハッキリしたものは、無いんですけど……その……ぶっちゃけわたしストーカーみたいなことしてたじゃないですか?」
「「(あぁ~……もうストーカーって認めるのね……)」」
「あれ?お二人とも何だか引いてません?……まあいいや!それでですね……赤城君はわたしを捕まえた後……驚いてはいましたけど、わたしを軽蔑したりせずに普通に話してくれるし、それにストーカーはダメってちゃんと注意してくれたし……ここに来る途中でもわたしの将来を心配してくれたり飲み物を買ってくれて、何て言うか真剣に向き合ってくれてると言いますか……そういうところを好き……じゃダメですか?」
(……不覚にも今の青葉さんの言葉には少しときめいてしまった)
「そ……そんなの……うっ……」
雛田さんはなにやら呟いて意気消沈している……
……意外にも青葉さんは本気で俺のことを好きなようだ。けど……
「青葉さんの気持ちはわかった……けど、やっぱり俺は青葉さんとは付き合えないよ……」
「どうして?」
青葉さんが真面目な顔になって聞いてくる。
「その……確かに青葉さんは可愛いし、試しに付き合うってのもあるかもしれないけど……俺はあんまりそういうの好きじゃないし……何より俺はまだ、青葉さんのことよく知らないから……ごめんけど、青葉さんの告白を受ける訳にはいかない……」
俺は青葉さんと目を合わせてそう言った。
「そうですか……」
青葉さんはそう言って席を立ち……
「それなら……これからわたしのことを好きになってもらえるように頑張るので……わたしのこと……ちゃんと見ててくださいね!」
最後にそう言い残してファミレスから出ていった。
青葉さんがファミレスから出て少したった頃……
「青葉さん……いい子だったね……」
雛田さんはどこか遠くを見つめながらそう言った。
「そうだな……」
「それじゃあ、わたしも今日は帰るよ!そろそろ夜になるからね」
「本当だ!それじゃあ作戦会議はまた明日だな」
そして、俺たちもファミレスを出た。
ファミレスを出た後、雛田さんを送っているとそろそろ分かれ道というところで、雛田さんが話しかけてきた。
「ここまででいいよ……赤城君ありがとう!それじゃあ……バイバイ!」
「おう……じゃあな~」
そして、俺も家に帰ろうとすると後ろから……
「……わたしも頑張るから!ちゃんとみててよね!」
雛田さんは少し顔を赤くしながらそう言って走って行った。
「おお~!明日からも頑張ろうぜ~!」
俺は昴と仲直りのことだと思ったのでそう言った。
「もう!……(本当赤城君は鈍感だなぁ)……そんなんじゃあ一生彼女できないぞ~!」
何故か雛田さんにディスられた……
こうして、何とかストーカー問題を解決して新しい友達?青葉さんが出来た。
(……みんな頑張るみたいだし……俺も早いとこ昴と雛田さんを仲直りさせるために明日から頑張ろう!)
……とまあ、某社長のようなことを言っていたのは、もちろん!わたくしこと赤城 飛翔でございます。
いやぁ……デュエルが待ち遠しいですねぇ……あれ?反応がいまいちですね~……もしかしてこれが世代のちがい……!?
そんなことはさておき!早いとこおさらいコーナーにいきましょう!
え?今日は元気ですね。だって?それはそうですよ!作者からもう自由にやってくれ……と言われまして、今回から好き勝手できるんですから!
と言う訳で、前回のお話はストーカーの告白を断りたい!と言う訳のわからない話でしたね……彼の物語はこれからどうなるのやら……
「それでは、引き続き彼が告白をどうにかして断る場面からですかね……それにしても彼は色んな人に秘密のことバレすぎでは?……どうぞ!」
「と言う訳で、大魔王さんに色々教えてもらったわけです!」
青葉さんはどうして俺が二重人格者と言うことを知っていたのか説明してくれた。
どうやらストーカー被害に困っていたのはエセ大魔王も同じようで青葉さんから逃れるために、自分が二重人格者だと言うことを説明していたらしいのだが、青葉さんは全く気にしなかった様で今日、告白をしたらしい。(本当、見た目は大人しそうなのにメチャクチャスゴいなこの子……)
「青葉さん!その……もう一回考え直してみたら?赤城君と大魔王さんは別人なんだから……告白するにしても大魔王さんの方にするとか……ね?」
雛田さんも慌てて青葉さんを説得してくれる(……雛田さん!ありがとう……そんなに必死になって説得してくれるなんて!)
俺が少し感動していると、
「わたしは大魔王さんも好きですけど、赤城君のこともその……好きですよ!」
青葉さんが衝撃発言をしていた。
「な!……でも、青葉さんはそんなに赤城君と親しくしてた訳じゃないでしょ?だから……大魔王さんはまだわかるけど……赤城君のことを好きになることはないんじゃない……?」
雛田さんはめげずに説得してくれる(……本当ありがたい……俺には青葉さんの説得無理そうだもん……がんばれ!雛田さん!)
「そうですね~……大魔王さんに惹かれた理由はわたしを格好よく助けてくれたのが大きいですけど、赤城君に惹かれた理由は……何て言ったらいいんだろう……う~ん……」
やはり、青葉さんは俺を好きになった理由を言えずに悩んでいた。
「とりあえず、一旦赤城君への告白は保留にして大魔王さんに改めて告白してみたら?一応赤城君は告白を断ってる訳だし……」
「そ、そうだな……俺もその方がいいと思うぞ」
雛田さんは青葉さんが悩んでいるのをチャンスと見たのかそう言った。
俺も雛田さんの意見に乗っかることにした。すると、
「わかりました!言います!……その……赤城君を好きになった理由は大魔王さんみたいにハッキリしたものは、無いんですけど……その……ぶっちゃけわたしストーカーみたいなことしてたじゃないですか?」
「「(あぁ~……もうストーカーって認めるのね……)」」
「あれ?お二人とも何だか引いてません?……まあいいや!それでですね……赤城君はわたしを捕まえた後……驚いてはいましたけど、わたしを軽蔑したりせずに普通に話してくれるし、それにストーカーはダメってちゃんと注意してくれたし……ここに来る途中でもわたしの将来を心配してくれたり飲み物を買ってくれて、何て言うか真剣に向き合ってくれてると言いますか……そういうところを好き……じゃダメですか?」
(……不覚にも今の青葉さんの言葉には少しときめいてしまった)
「そ……そんなの……うっ……」
雛田さんはなにやら呟いて意気消沈している……
……意外にも青葉さんは本気で俺のことを好きなようだ。けど……
「青葉さんの気持ちはわかった……けど、やっぱり俺は青葉さんとは付き合えないよ……」
「どうして?」
青葉さんが真面目な顔になって聞いてくる。
「その……確かに青葉さんは可愛いし、試しに付き合うってのもあるかもしれないけど……俺はあんまりそういうの好きじゃないし……何より俺はまだ、青葉さんのことよく知らないから……ごめんけど、青葉さんの告白を受ける訳にはいかない……」
俺は青葉さんと目を合わせてそう言った。
「そうですか……」
青葉さんはそう言って席を立ち……
「それなら……これからわたしのことを好きになってもらえるように頑張るので……わたしのこと……ちゃんと見ててくださいね!」
最後にそう言い残してファミレスから出ていった。
青葉さんがファミレスから出て少したった頃……
「青葉さん……いい子だったね……」
雛田さんはどこか遠くを見つめながらそう言った。
「そうだな……」
「それじゃあ、わたしも今日は帰るよ!そろそろ夜になるからね」
「本当だ!それじゃあ作戦会議はまた明日だな」
そして、俺たちもファミレスを出た。
ファミレスを出た後、雛田さんを送っているとそろそろ分かれ道というところで、雛田さんが話しかけてきた。
「ここまででいいよ……赤城君ありがとう!それじゃあ……バイバイ!」
「おう……じゃあな~」
そして、俺も家に帰ろうとすると後ろから……
「……わたしも頑張るから!ちゃんとみててよね!」
雛田さんは少し顔を赤くしながらそう言って走って行った。
「おお~!明日からも頑張ろうぜ~!」
俺は昴と仲直りのことだと思ったのでそう言った。
「もう!……(本当赤城君は鈍感だなぁ)……そんなんじゃあ一生彼女できないぞ~!」
何故か雛田さんにディスられた……
こうして、何とかストーカー問題を解決して新しい友達?青葉さんが出来た。
(……みんな頑張るみたいだし……俺も早いとこ昴と雛田さんを仲直りさせるために明日から頑張ろう!)
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